元伯爵令嬢のカサンドラは、伯爵位を返爵して平民になり学校教師として身を立てている。返爵したのは社交界デヴュー前のことだったので、特に騒がれることもなく、平穏な日常生活を送っていた。
最近のお気に入りは、学校敷地近くの山遊びだ。学校の喧騒を離
れ、高台からの眺めを愛でながら気ままで自由な時間を楽しんでいた。
そんなある日、お気に入りの特等席に、行き倒れの旅人がいた。放っておくわけにもいかず、親切心で昼食を分けてあげたのだが……
カサンドラは知らなかった、その眠っていた旅人が、執務を抜け出してきた自国の若き皇帝陛下であることを……
*アマゾナイトノベルズ様にて電子書籍化*
2019/1/31配信開始、イラストは、久郎 先生です♪
*2019/12 続編 ~皇帝陛下と第三補佐官と紺碧の湖~を投稿しました。
別連載の形となります。シリーズカテゴリーからどうぞ♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-10 04:00:00
244025文字
会話率:32%
大陸東の帝国タウバッハの皇帝は民族の純血を繋いでいくことを課せられた存在。その現皇太子エレウテリオは、自身の外遊中に勝手に皇太子妃候補を決められてしまう。しかし帰国後、婚約直前となってその候補に移民の子孫の恋人があることが判明。エレウテリオ
は報告の書類の中に、娘に姉がいることを知る。名前はグラシアナ。薬学を学ぶ学生で独身であるという。彼は空席となった皇太子妃の座を巡って諍いが起こることを嫌い、グラシアナを正妃に迎えたいと意思を示した。
「その若き皇帝は雇われ皇妃を溺愛する」に登場するタウバッハ皇太子エレウテリオの話ですが、単体でお読みいただけると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-24 06:00:00
95981文字
会話率:51%
カッシーラ帝国の新皇帝は八歳の男児アルフレート。摂政のクラウスは下級貴族の娘シュザンナを彼の皇妃に選ぶ。十五歳の彼女は年上の自分は愛されないであろうから、皇妃としては『雇って欲しい』と言い、クラウスはそれを受けた。八歳の男児と雇われ皇妃は暫
く楽しい毎日を過ごすが、ある出来事から引き離されることになる。九年後再会した皇帝夫妻の話。年上の皇妃を好きまくる皇帝と、幼い頃の皇帝とのギャップに戸惑う皇妃。打ち解けて後も。R18は予告なく。フェアリーキスさまより全2巻で書籍化されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-26 12:00:00
374623文字
会話率:53%
数十の部族を擁する北方民族の国カレヴァラは、南方で領土を広げつつある新興国ヴァルシュヴァイン帝国に対し、興亡を賭けた選択を迫られていた。背反か恭順かで各部族の意見が分かれる最中、突然、皇帝薨去の訃報がもたらされる。父皇帝を継いだ若干二十二
歳の世継ぎ、ジークハルト=レオン=ヴァルシュヴァインは、戴冠後わずか二年で様々な国政改革を成し得て、これまで帝国がカレヴァラに向けていた圧制的な姿勢を一転させ、ついには友好の証として長の娘を娶りたいと宣言した。皇帝の思惑が測れない中、カレヴァラの全部族を束ねる長は両国の平和のため、「娘を皇帝へ嫁がせる」という難しい決断を下す。それは銀の瞳の乙女イル=エオルフの運命を定める重い決断だった。――強大な帝国を統べる若き皇帝と、精霊に愛される娘の愛の物語、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-11 20:53:02
109506文字
会話率:34%
嘗ての王朝・賢。その李王家の血と天女の血を引いて生まれた深窓の姫君・李銀蓮。銀髪に青い瞳の美しい容姿を持つ銀蓮だが実は男。争いを避ける為、女として育った。そんな銀蓮を聚王朝、若き皇帝・龍靖が見初めた。男だと理解っても、龍靖に散らされ淫らに
されていく躯。
陰謀が暗躍する皇城で、妃として龍靖を受け入れ始める銀蓮だが――
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2016/01/18 加筆及び修正。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-18 16:51:21
18473文字
会話率:56%
ルン国の若き皇帝とその寵姫の夜伽話です。夜毎の寵姫から向けられる喧嘩(?)もなんのその。妃が愛しすぎてちょっと変質的な皇帝になってしまいました…。閨の部分を濃い目でお送りしようと思っておりますのでご注意ください(-_-;)
最終更新:2011-10-11 23:39:36
1146文字
会話率:23%