王都の花街を行き来するディアンは、中下級の娼館に避妊薬や性病治療薬などをメインに商売している薬師兼錬金術師。時には娼館からの伝手や贔屓筋からの声掛けで国にも魔法薬を卸すこともある。
それなりに収入もあるのだが、義弟で弟子のアドニスの背中
に刻まれた奴隷紋を消すために莫大な資金を貯める為に日々を過ごしていた。
そんな折、得意先の娼館で暴漢と大立ち回りをしている王国の英雄ライサンダーと出会う。
一方的な邂逅だったが、英雄とは名ばかりの女好きでちゃらんぽらんクズのライサンダーに、彼女の何が気に入ったのか何かとまとわりつかれることになってしまう。
一見、年若いだけで腕のいいごく平凡な薬師であるディアンだったが、彼女には他人に知られたくない秘密が合って、アドニス以外の他人を寄せ付けたくないというのに、アドニスの持つ昏い過去を逆手にとられて脅迫されライサンダーの愛人になることに!?
差別と虐待、裏切りなど、生き疲れて怠惰に生きるクズい男と、哀しみや痛みを知った上で今手にあるものを必死に守り愛することで前向きに生きる女の恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 06:00:00
214982文字
会話率:45%
魔導師マルスは秘密裏に王命を受けて、花街で花を売る(フリ)をしていた。フッと視線を感じ、目線をむけると騎士団の第ニ副団長とバッチリ目が合ってしまう。
王命を知られる訳にもいかず…
王宮内で見た事はあるが接点もない。自分の事は分からないだろう
とマルスはシラをきろうとするが、副団長は「お前の花を買ってやろう、マルス=トルマトン」と声をかけてきたーーーえ?俺だってバレてる?
※[アルファポリス]様にも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 00:00:00
41830文字
会話率:54%
花街の水揚げを待たずにとある裕福な家の当主・正親に身請けされた主人公・千鶴は、連れて行かれた屋敷で異人風の風貌をした美しい男に出会う。気狂いで隔離されているというその男は、弟の将来を邪魔する存在として千鶴を煩わしく思い、彼に魅了された彼女に
ある提案をする。一度は拒絶した千鶴だが、男に惹かれる気持ちは止められず、千鶴に異常な執着を抱く正親もまた二人の仲を怪しむようになり……。身請けから始まるインモラルな泥沼三角関係。
※全編にわたって差別用語など。複数プレイはありませんが主人公は夫以外の男性とも関係を持ちます。
文体練習用習作。やまなしおちなしいみなしです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 23:42:22
11629文字
会話率:39%
次期勇者と目される魔法剣士攻め×下位魔法師に擬態してる淫魔受け
討伐されないように魔族だと隠してるけど、種族的にお腹は空くわけで。こっそり宿から抜け出して精気を吸いに行くところを「どこ行くんだ?そっちは花街の方向だろ。」「俺も戦闘後に張って
るんだ。ちょうどいいな」と捕まってしまう話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 08:00:00
2521文字
会話率:16%
※この小説はえっちシーンにハート喘ぎ・濁音喘ぎ・淫語・オノマトペ多様しています。男性向けの下品なエロに耐性のない方はご注意下さい※
私は『出来損ないの役立たず』だ。
唯一の取り柄は外見だけ。
でも、それでいい思いをしたことなんて一度も無い。
ある日、私は魔界の女性の悪魔に召喚されて、花街の娼館に売られた。それでも私は悲観しなかった。何故なら、ここでなら私は『役立たず』じゃなくなると思ったからだ。
あるとき、長身強面の、けれどどこか品のある悪魔の男性が客としてやってきた。
彼は私と会話をするだけで、他の客のように手は出してこなかった。
穏やかな優しい時間。
それが終わるのが名残惜しくて、去る彼の袖を思わず引いてしまったとき、あるものが落ちた。
――それは、人間界で不動の人気を誇るサンレオのキャラクター、キディちゃんのキーホルダーだった。
◇
顔だけが取り柄と言われ続けた出来損ないの女の子が、強面だけど優しくてかわいいものが大好きな大悪魔に買われて飼われてしあわせになるお話。※pixivにも同タイトルのものを掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 10:30:45
20893文字
会話率:42%
皇帝が収める桜花帝国では、皇帝を癒す桜姫(おうき)を目指す花女(はなめ)たちが花街で切磋琢磨し、人々をマッサージや香り、或いは性サービスで癒し尊敬をされる職業とされている。田舎から良い花女となるために出て来た夜花(よばな)は花序(かじょ)四
位という新人でありながら、穂積(ほづみ)という常連客を得、彼に淡い気持ちを抱いていた。控えめな性格の夜花に穂積は宮廷に上がるための桜姫試験を受ける事を提案し、そこから夜花の生活、思いが徐々に変わってゆく。だが宮廷の役人だと言っていた穂積は自身の話をなかなかしてくれず、不安を抱える夜花。そんなうちにも桜姫試験は迫り――。
※この作品はpixivさま、アルファポリスさまにも掲載しています。
※2019/05/10こっそり挿絵つき始めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-09 17:57:25
108010文字
会話率:41%
国一番の花街の小さな店で働くルーティは、その界隈では有名な女であった。
この国では珍しい、黒髪黒目と言うこともあったが、『どんな堅物でも、たちまち虜にしてしまう歌姫』や『花街一の美姫』、『リュートの名手』など。彼女は小さい店では惜しいほど、
人気のある娼婦だ。そんな、美しく、魅力的な彼女に惚れる客も多く、まさに男を惑わせる女だった。物語の中なら『大淫婦』と呼ばれ、疎まれる悪女となっていただろう。
しかし…どんな相手でもその気にさせてしまう魔性の歌姫は、恋をしたことがなかった。
獣人とのトラウマにより、愛されたいと願いながらも諦めていたルーティが、女嫌いと噂の獣人騎士リアンに愛され、絆されていく、よくある番ものの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 18:00:00
33798文字
会話率:15%
ある日、貴族の令息であるリリアは思った。
この平穏な日々を崩してしまいたいのだ、と。
自分を殺め、彼がたどり着いた先は独特な風習が残る
花街だった…!
○○ × 少しだけ浮世離れした元貴族の娼夫
※ 男性の妊娠描写やそれを仄めかす表現が
あります
※ 受けが娼夫なので攻め以外との性的な描写が含まれます
(第一話に受けのイメージイラストを載せています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 20:00:00
19388文字
会話率:20%
「今夜ここに来た、あの男には決して心を許さないで。もし惹かれてしまったら、きっと二度ともう元には戻れなくなるから」
遊郭の遊女、雛菊が出会ったのは、先輩遊女たちがそう危惧する冷徹な眼差しをした術師、斎。
雛菊は言葉少なで不愛想な斎に最初は戸
惑うものの、時折垣間見せる強さと不器用な優しさに惹かれていく。
逢瀬を重ねるごとに、互いに心を通わせあい、切ない恋に落ちていくふたり。
しかし「また必ずここへ来る」そう言い残しながらも、斎の来訪は途絶え、その身を案じながら待ち続けた雛菊の前に再び現れた斎は、返り血を浴びた凄惨な姿で深淵の闇を映し出すようなうつろな眼差しをしていた。
己の全てを犠牲にして捨て身で化け物を狩り続ける過酷な宿命を負った術師である斎。
その苦しみの一端を知った雛菊は心を痛めながら斎を優しく包み込むように受け止める。
一方、 治らない病におかされた雛菊の身体には、刻一刻と迫る逃れられぬ死期が近づいていた。
自ら死を望みながらも生き続けることを課せられた術師と、生きて叶えたいささやかな願いを叶えた美しい少女の、四季折々に咲く百花繚乱の麗しい花々と共に綴る大正時代風ロマンティック純愛ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 19:37:21
62129文字
会話率:20%
父親に虐待されて育った私は花街に売られて儚く命を散らす。
そんな前世の夢を見る私(今給黎琴音)は、人見知りの男嫌いだ。
そんな私が恋した男子は、額に傷のある厳つい顔をした筋肉達磨(小鳥尚武)。
前世は不幸ばかりだったけれど、現世では彼と幸せ
になるお話。
完結済み
カクヨムで先行
R18を足したバージョンです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-10 08:00:00
123571文字
会話率:45%
昭和49年、弘明は学生最後の年を長崎の歓楽街思案橋で迎えていた。かつて女郎屋が並んでいた花街、橋の袂で行こか戻ろか、懐を思いながら悩むのはいつの時代も変わらず、男は酒と女を求めて橋を渡る。そんな街へ引っ越した弘明、4年になったものの卒業は定
かではない。思案橋で夜のバイトに精を出す。華やかな夜の世界の裏を見て、弘明がキャバレーの歌手と出会ったのは、春雨が降る深夜の思案橋横丁。世知辛い世の中、酒と女に溺れる大人を疎み華やかな女を追う弘明、いったいどこへ行こうとするのか。
(この作品はエブリスタ・アルファポリスに掲載していますが、少し違う本編バージョンです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 22:44:36
86393文字
会話率:27%
京都に住む21才のフリータがバイト先で出会った定年過ぎのお爺さんに触発されて、どこにでもいそうなならず者から夜の帝王に成り上がる京都を舞台にしたアルコール物語。
近代京都の歴史や京都の花街を紐解いていくフィクションストーリー。
失恋をもとに
新たな恋が実っていく主人公の成長。
夜の世界の汚い部分やアルコールの怖さ、大人の事情をピックアップ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 20:54:44
9235文字
会話率:33%
帝都、花街。そこで傾国と評される遊女を母として生まれた少女。生育環境にも屈せず、天真爛漫に育っていた少女は……
なんの因果か、十数年後、《戦闘狂》と呼ばれ敵味方関係なく恐れられる鉄面皮の軍人となっていた。
選択肢のない定められた未来を捻
じ曲げてまで少女が渇望し唯一、望んだものは…………たった一人のしがない《男娼》だった。
ファンタジーな世界で、ヤンデレ♀(クーデレを目指していたのによく見たらヤンデレ風味ならぬ病んでるナニカになっていました(汗))とスレた男娼♂が紡ぐ恋物語。スッキリとした読み心地のラブコメを目指しています!←言うだけタダなので…必ずしもそうなるとは限りません(笑)
身分差、年齢差あり。18禁なお話には※を添付。ストーリー上、ヒーロー×ヒロインの絡みよりも先にヒーローがモブに…されているお話があります。
残酷、暴力描写はR指定並みに出てくることを前提に苦手な方は、お気を付けください。
ズブの素人が勢いだけで書き始めてしまった処女作です。生ぬるく菩薩の心で見守っていただけると助かります。
アルファポリスさんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 20:52:43
13732文字
会話率:35%
ある日、妖花街(ようかがい)を訪れた少年妖魔は、
妖艶な男娼妖魔を見つけ、それを買いたいとねだる。
そして、男娼妖魔の部屋に招かれた少年妖魔は、
男娼妖魔に快楽堕ちしていくことになる。
最終更新:2021-08-28 11:43:16
4214文字
会話率:28%
獅子と牡丹 ―ししとぼたんー
昭和十年代、花街のほとり。
変化朝顔の育種家・櫂(かい)は道に迷って途方に暮れていた。
困り果てていた櫂を、通りかかった大学生・哉(はじめ)が助ける。
美人で方向音痴な櫂と、まっすぐだけど恋愛には疎い哉が仲
良くなっていくお話です。
昭和初期というちょっとヒリついた時代感が好きで、当時の暮らしの手触りをBL風味で書いてみました。
R18は第十話、言葉責め…の、つもりです
それ以外はただひたすら主人公の二人が仲良くしたり葛藤したり…です。
おつきあいいただけたら、嬉しいです。
◆fujossyからの転載です。
https://fujossy.jp/books/21405折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 17:00:00
25263文字
会話率:56%
「竜の祝福は二人をつがう」
竜六國は竜の加護で守られた国々。
その一つ、緑国バルドレントでは、二人の王子が十八を迎え、自分の騎士を決めることになる。
第一王子アレクシスは、お忍びで訪れた花街で、赤国からの旅人キサラギと運命的な出会いを果たす
。
紆余曲折の末に、二人が主と騎士の契約を結ぶまでの物語。
全26話+後日談
平和な国で、王子が運命的な初恋を、少しの冒険とわがままで成就させる話
キサラギ×アレクシス
18禁要素があります。性描写が無理な方は読まないでください。
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 00:24:15
157051文字
会話率:39%
〈鞭/蝋/放置/お散歩/4・5話はリバ注意!〉
小国の王子の騎士として生真面目に生きてきたアサドは、その気性を疎まれて「G」へと売られる羽目になった。敬愛する主君に捨てられた彼は、娼館の主人の玩具として売られることに。
「私はね、お前みたい
な人間が大嫌いだ」と嘲笑う主人の前で、アサドはただ犬のように這いつくばる。
〈櫻樹さま【指名オーダー】〉
外国かぶれの花街の経営者と元騎士のカップル。リバあります。
スピンオフ「ラット」〈媚薬/温泉浣腸/不美人受〉
色小屋の下働きの少年が、恋と生き方を見つけるまでのおはなし。舞台が花街でゲストにライハーネフ様とアサドが出るためここに置いていますが、メインゲストは「月のむすめ 次世代編」の王子の一人です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 20:00:00
155928文字
会話率:47%
南国パルシアの花街で、黒髪黒目黄色い肌のイスウィドは、落ち目の男娼をしていた。
変な夢を見たその晩、イスウィドは妓楼の宴会で美貌の竜人と出会う。
不愛想な竜人となりゆきでキスをして、イスウィドは彼に番と認定されてしまい困惑する話。
一途な童
貞竜人×流される男娼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-08 09:39:57
16960文字
会話率:34%
※登録は精査した上で女性向けですが、「男×男」「女×男」「男×女」「リバ(性行為における役割が入れ替わること)」といった性的な表現が存在します。いずれかが地雷の場合はお勧めしません。
※性的表現を含む回は話数の所に★をつけておきます。
シ
ャルル・クローデルは顔よし・運動よし・勉学よし・収入よしと文句の付け所がない美形だったが、赤毛狂いの異名をとる程度には赤毛が大好きである。そんなシャルルの趣味は赤毛の人間を買っては花街にあるアパートで鑑賞すること。なじみのアパートなので、管理人が赤毛の人間が人身売買されそうな場に出くわした場合は押さえてくれるくらいには、赤毛が好きで金払いのいい客である。
そんなシャルルはある日、管理人が買ってきた男が自らの理想そのものである赤毛を持っていたため、アパートの一室で男娼として働かせることにした。取らせる客は自分ひとり、契約が満了すれば男が出ていけるようにして。
だが、なんだか最近の雲行きは怪しいようで?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 20:00:00
81452文字
会話率:49%
異国から無理矢理連れて来られたパッゼは宮廷侍医の弟子として飼い殺しの身分になっていた。
それから数年、やっと宮廷を辞すことになったある晩、パッゼは謎の集団に拉致されてしまう。
彼を迎えたのはかつて友情を育んだ美少年ユハスという人物で、
立派な美丈夫に成長したユハスは<盗人の王>と呼ばれる盗賊団の頭領になっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 13:48:10
132414文字
会話率:37%