生まれながらに並外れて強く『力の王』と持て囃される一方で、一部からは『酒池肉林王』だなんて皮肉を叩かれる程に女好きの、小さな宝島カプリコルノの国王フラヴィオ・マストランジェロは、32歳の誕生日パラータ(パレード)の際に、とある貴族の玄関先に
立っている見知らぬ少女を見つける。
パラータのために着飾った華やかな民衆の中で、少女はひとりボロボロの衣類を纏い、栗色の髪は散切りで、服の上からでも分かる骸骨のようだと分かる身体に、死んだ魚のような目をしていた。
それはまるで、一昔前までカプリコルノ国に存在していた『奴隷』の姿だった。
しかし、どんなに薄汚れていようが、みすぼらしかろうが、その繊細な顔立ちは酒池肉林王の碧眼には隠し切れない――
「あれは、笑顔を失ったアンジェラ(天使)だ」
そんな国王の寵愛する『天使』の第7番目に選ばれた元奴隷少女が、忠誠に生きた約10年間の物語。
恋愛(21話頃から突入)と『忠誠』のお話ですが、国造りとか戦闘とかそっち系もあります。元奴隷少女も戦います。使用人としての仕事もします。お金も稼ぎます。何でもします。
尚、奴隷少女は成り上がりです。恋愛モードに入ってからは溺愛。
コメディもありますが、そこそこ硬派なハイファンタジーです。性描写・残虐描写あり。
男性向きのものと比べると性描写がソフトだと思うのでムーンライトで。
33話あたりから、別に『番外編』の連載も始めます。
アルファポリスさんで完結済みです。こっちにも早いとこUPします(完了しました)。ちなみにアルファポリスさんではR15で出しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 12:07:08
1306824文字
会話率:43%
※全15話完結済み!ぼちぼち番外編を投稿中。
フェリ・デールは、ムンデ国の軍師だった。
屈強な肉体と、濃い色彩が好まれるムンデ国において、青白い肌も、淡く薄い麦わら色の髪も、不気味に光る黄色い瞳も、全てが忌諱され、長らく暴虐の中にいた。
大
国グランカリス帝国との戦において、大敗を喫したムンデ国は、フェリに自国の被害も罪過も転嫁し、戦の首謀者としてグランカリス帝国に差し出した。
フェリを待ち受けていたのは、帝国の覇王と謳われる紅の獅子ジグムント・ヴァン・グランカリス。
自国で虐げられてきたフェリの行いを、最も理解し、認めてくれたのは、皮肉にも敵国の最高権力者だった………。
フェリ自身も知らない己の秘密、覇王ジグムントの想いとは………。
※最後はハッピーエンドです。
※肌の色や、髪、瞳の色を描写する表現がありますが、特定の色彩を中傷する意図はありません。ご不快になられる方は、お控えください。
※途中残虐、グロテスクな表現あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 21:47:58
105211文字
会話率:29%
「渚にて」という映画をご存じでしょうか。核戦争後の世界が描かれています。
舞台はオーストラリア。放射能汚染によって北半球が死滅し、いよいよ南半球にも放射性降下物が迫る中、人々は残り少ない人生を謳歌しています。しかし、死の恐怖は確実に近づいて
きて…。
その映画のラスト、打ち捨てられた横断幕が画面に現れます。そこには、「まだ時間はある」という皮肉な文字が書かれていました。
後で後悔しても遅いのです。
でも、今ならまだ、間に合います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 20:00:00
2054文字
会話率:31%
「渚にて」という映画をご存じでしょうか。核戦争後の世界が描かれています。
舞台はオーストラリア。放射能汚染によって北半球が死滅し、いよいよ南半球にも放射性降下物が迫る中、人々は残り少ない人生を謳歌しています。しかし、死の恐怖は確実に近づいて
きて…。
その映画のラスト、打ち捨てられた横断幕が画面に現れます。そこには、「まだ時間はある」という皮肉な文字が書かれていました。
後で後悔しても遅いのです。
でも、今ならまだ、間に合います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 17:00:00
2054文字
会話率:31%
カーク・ダグラスさんを偲んで……。
最終更新:2020-02-08 00:00:00
928文字
会話率:20%
工学部で研究者を目指す朝木迅は、同期の武に誘われて初めて合コンに参加する。そこには同じ研究室の後輩・高梨も来ていた。同じ工学部のくせに、秀麗で飛び級まで目論んでいる高梨はあっさりと女の子たちの注目を奪ってしまう。そんな中、迅は一人の女の子と
連絡先を交換することに成功する。でもどうやったら彼女になってもらえるのかわからない!数学なら簡単に答えが出てくるのに!仕方なく高梨にアドバイスを求めるが、最初は皮肉ばかりで憎たらしかった高梨のことが、なぜか気になってしまって……
研究も恋も?優秀な後輩×恋愛偏差値ゼロの先輩。
恋愛に不得手な理系男子たちの、不器用な恋のお話。R18。
全40話程度を予定。不定期更新です。
※他サイトでも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 09:00:00
146314文字
会話率:51%
やさぐれ元傭兵×天然腹黒薬師。戦傷の後遺症で職を失った傭兵ガルに紹介された、楽で実入りの良い仕事。それは、国家が重要視するとある人物の監視と定期的な報告だった。気乗りはしなかったが、監視対象である薬師兼幻獣医ティーエの独特な空気にいつの間に
か呑まれ、なし崩し的に共同生活を始めてしまう。
ティーエを好意的に思い始めるほどに、ガルの心に募る監視任務の罪悪感と、彼の過去への関心。やがて明らかになる真実——全ては、魔法の月がもたらした皮肉な運命の悪戯だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 09:00:00
455410文字
会話率:34%
初めての相手は、初恋の人の妹で僕の義姪(いもうと)でした。
高校を出て地元の市役所に勤める僕の元に妹が忘れ物を渡しに来た。
「三ヶ月以内にお姉ちゃんに告白できなかったら、私と結婚して」
亡き兄の妻である彼女への気持ちに決着を付けるための【契
約】が今、ここに結ばれた。
【登場人物紹介】
四方田結弦(よもだ・ゆづる)……国谷(くにたに)市役所市民課主事、十八歳。
四方田愛(よもだ・あい)……都立砂泉(すないずみ)学園通信制過程、十×歳。続柄は結弦の義姪(ぎてつ)
四方田人美(よもだ・ひとみ)……アンジュベーカリー国谷勤務、三十歳。続柄は結弦の義姉(ぎし)。また、愛の養母(ようぼ)に当たるが、実際は腹違いの姉妹。
四方田司(よもだ・つかさ)……故人、享年二十四歳。結弦の兄。最終階級は巡査→警部補。
四方田夫妻……結弦が小さい頃に死別。オシドリ夫婦だった。
大叔父さん……弁護士。夫婦共々四方田家に全体的に甘いが、特に愛に甘い。
三上(みかみ)さん……国谷市役所市民課主任、二十八歳。皮肉屋だが、結弦のいい先輩。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-11 21:00:00
52496文字
会話率:45%
炎がすべてを飲み込んだあの日――祖国が、一族が、一夜で滅ぼされたあの日。
私はこの男に出会った――
それは血と炎と、人々の悲鳴が上がる戦場の中、敗戦国の皇太子として逃げ延びる最中の出会いだった。
彼と目が合った瞬間に、理解した。彼こそが己
の運命の半身だと。
けれど、それは何とも皮肉な出会いだった。彼は祖国を滅ぼした炎龍族の皇太子だったのだから――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-22 00:00:00
10000文字
会話率:16%
忘却の神に寵愛されたカナンは、神の力の影響によって誰からも忘れ去られた存在だった。
孤独を孤独とも知ることなく生きてきたカナンだったが、護衛騎士であるニクルスとの出逢いによって温もりと愛情を知る。
そして知る初めての恋と、その喜び。
けれど
もその幸福は残酷な程に呆気なく失われてしまう。
そんなカナンに悪魔は囁きかけるのだ。
「お前も幸せになりたくないか?」
と・・・。
神に縋る人。神に人生を翻弄される神子。神は戯れて、悪魔は世界を皮肉る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 12:34:56
51795文字
会話率:20%
ジョニー達との銃撃戦から逃げたブライアンはパヴァノファミリーへと移転する。しかしこれが皮肉な自分の最期を迎えるカウントダウンだとも知らず。
最終更新:2020-05-13 00:37:24
1369文字
会話率:36%
ある人狼に追われる、年経た吸血鬼ヴェルギル。傲慢で不遜ではあったけれど、〈協定〉の守護者である〈クラン〉に追われるほどの罪は犯していないはずだった。
ついに追い詰められたヴェルギルは、自分を殺そうとする人狼クヴァルドの美しさに見とれる。だが
、彼の望みはヴェルギルの死だった──
吸血鬼や人狼などの人外が人間と共存する異世界を舞台にした中世ヨーロッパ風ファンタジーBLです。
※毎週金曜更新予定
《登場人物》
ヴェルギル……吸血鬼。出自や年齢、全てが謎に包まれている。皮肉屋で傲慢。
クヴァルド……人狼。通称〈黄昏の狼〉。人外社会の秩序の守護者〈クラン〉の一員。
《用語》
ダイラ……物語の舞台。ドルスキア大陸に寄り添う島国。
ナドカ……人ならざるもの。人外。
〈協定〉……ノード。人外の秩序を守るための掟。
ヘカ……人外の守護神。月の女神。冥界の神。
デイナ……人間の守護神。太陽の神。
緑海……瘴気に閉ざされた海。
エイル……緑海の果てにある、全ての人外の生まれ故郷と呼ばれる伝説の島国。
イムラウ……緑海の果てにある、大昔に滅んだ島嶼国。
エルカン……放浪民。
※カクヨムでも掲載しています→https://kakuyomu.jp/works/1177354054893220699折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-29 00:00:00
184184文字
会話率:46%
どんな種族であれ
どんな民族であれ
どんな宗教を信仰していようとも
全てを平等に受け入れる 聖フェルベルシア帝国
原始の魔女 フロランシアによって創られたとされるその土地は
飢えに苦しむことも病に倒れることもなく、自由に人生を
真っ当することができる
この世界に生きる誰もが目指し憧れる国
楽園とも称されるその場所を
ある人々は溢れんばかり皮肉を込めてこう呼ぶ
愛憎と狂気の帝国と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-19 03:28:10
1148文字
会話率:16%
特殊な逆ハーレムの中で、主人公の煩悩が暴走する物語――
刻彩 瑞希(ときいろ みずき)、三十四歳はこのたび、めでたくバツ二となり、もう二度と恋愛をしないと心に誓い、修道女になることを決心する。
しかし、人生は自分の思い通りにはいか
ず、強い霊感を持つ彼女は、イケメン幽霊と出会ってしまう。聖女への道をさっそく挫折しそうになったが、自身を戒め、一人暮らしのアパートへ帰り、修道院への旅支度をしようとする。
だが、またしても運命とは皮肉なもので、現代の王子と言われている、一条財閥の御曹司にあと少しで家だというところで声をかけられ、彼の別荘へとリムジンに乗って行くこととなってしまう。
聖女になるつもりが、性奴隷になりそうな勢いだと、瑞希は勝手に想像していたが、屋敷に着くと、他にもイケメンがゾロゾロと出てきて、いよいよ冗談の域ではなくなりそうだった。
しかも、彼らの様子はどことなくおかしい。だが、それに輪をかけておかしいのは、瑞希の煩悩――エロ妄想癖であった。
*この作品は、カクヨム、エブリスタ、アクファポリスにも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-17 18:00:00
234087文字
会話率:41%
JRPGのような中世ファンタジーな異世界。
誰もが力を持つ世界で、グリードにはなんの力も与えられなかった。
おかげで王立神官学校で退学処分をうけ、冒険者にもなれず、それでも戦いの道を諦めきれない。
女神に見捨てられ、世間にも見捨てら
れた男、それがグリード。
力を求めるも、その先にあったのは、裏切り、絶望、絶え間ない凌辱。
グリードは拷問よりも酷い扱いを受け続け、そして地獄に落ちて惨めに絶命する。
そして突然はじまった二度目の人生。
皮肉にもようやく自由を手にしたが、しかしグリードは想像を絶する苦しみの中ですでに狂っていた。
「今度は絶対に殺されねぇ……どんな汚ねぇ手でも使ってやる。全員俺のために利用してやる。歯向かうやつは皆殺しにしてやるぜ……!」
悪魔にも女神の信徒にもなれなかった少年は、最強無双の心の壊れた怪物となった。
欲望のままに女たちを犯し利用し、腐りきった社会をぶち壊すと誓う。
それは世界を救うこと。
タイトルの後に★マークのついてるところがエロシーンありです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-14 03:19:39
44360文字
会話率:26%
初めまして、つぶつぶはいちゅうです
学生の頃から小説を書いていた私
このサイトを知ってからは、毎日執筆しています
この作品は男性、女性、どちらでも楽しんでいただけると思います
実の兄に恋してしまったナナ
嫉妬に狂い、傷心を抱え…
やがて、一人の誠実な男性に出会いますが、皮肉な出来事が二人を待っていました
是非最後まで読んでくださいね折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-14 17:07:53
43979文字
会話率:47%
俺のΩが番になってくれない。きっと俺がβなせいだ。
ヤンデレ執着攻めに何処にでも強制的に連れて行かれるα受け。
ある意味、両片思いラブラブ溺愛系(皮肉)。
不憫悲惨アルファ受け短編です。
タイトルやあらすじは誤字ではないです。
◆他サ
イト掲載済み
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オメガバース設定につき、
主人公がそうなるかはともかく男性妊娠出産がありえる世界。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-03 13:00:00
7756文字
会話率:15%
なんでもありのエッセイ集です
最終更新:2019-08-17 08:08:48
41825文字
会話率:12%
起きたら異世界トリップというありきたりな設定を瞬時に理解する、ちょっぴり皮肉屋で計算高いツンデレ高校生と無口な(普段は)騎士の、世界を救うまでの話。
救うまでにくっつくのか、くっつかないのか。
R18は予告なく入りますが、後半です。
最終更新:2019-07-18 17:56:13
4374文字
会話率:32%
《世界樹》の上に建設された新興国家カエターニア。
ルネ・オトテールは駐在武官としてカエターニアを訪れる。
そこで出会ったのは、《東の君》に仕える少女ユディテ。
お互いに利害関係にあるルネとユディテは、ぎこちないながらも交流を深めていくが、あ
る日突然起こった爆発事件に巻き込まれ――。
スチームパンク風味のファンタジー小説です。じれじれな上に甘めな展開はあんまりありません。
エロシーンは先の方です。
BL風味の表現があるかもしれませんが、そのものはありません。そこに期待していると肩透かしを食う程度だと思いますが、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 00:01:38
9784文字
会話率:38%
幼き日、父を奪った女性
少年は、この世で最も憎むべき女性に闘いを挑む
ため、男を目指した
しかし少年の稚拙な努力は、最も皮肉な結末を迎える
最終更新:2019-03-09 01:00:00
6920文字
会話率:0%
暗にカルラとの関係を責める、ラゴラは意地が悪い。
亞夫は彼の手を振り払おうとした。
しかし、彼の手はいっそうの強さで腕を締め上げてくる。
「さっきから何? カルラとのことは昔からじゃない。きみはぼくたちとずっと一緒だった。今さら遠回しに
皮肉を言ってどうしたいの」
「ずっと一緒ね。そうやって開き直るところは、あまり好きではありませんね」
「きみに好かれようと思って生きているわけじゃない。理解されようとも思っていないよ」
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」16話目。
弟子二人と背徳の関係を続ける、罪悪感にまみれる師匠の懊悩。
性描写を含みます。
再掲作品です。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-10 01:00:00
4800文字
会話率:27%
暗にカルラとの関係を責める、ラゴラは意地が悪い。
亞夫は彼の手を振り払おうとした。
しかし、彼の手はいっそうの強さで腕を締め上げてくる。
「さっきから何? カルラとのことは昔からじゃない。きみはぼくたちとずっと一緒だった。今さら遠回しに
皮肉を言ってどうしたいの」
「ずっと一緒ね。そうやって開き直るところは、あまり好きではありませんね」
「きみに好かれようと思って生きているわけじゃない。理解されようとも思っていないよ」
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」16話目。
弟子二人と背徳の関係を続ける、罪悪感にまみれる師匠の懊悩。
性描写を含みます。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-08 02:59:04
4800文字
会話率:27%