病院でほとんど寝たきりになるほどの大病を患い、入院していた僕。最初は友達がお見舞いに来てくれていたものの、友達に彼女ができたのをきっかけに来る頻度が減っていった。このまま一人寂しく死ぬのか、とメンタルが沈んでいたある日、ほとんどしゃべったこ
ともないクラスメイトの嘉子(かこ)がお見舞いに来る。そして中出しセックスで子作りしたい、とささやいてきた。なんでも、僕のことを始めてみた時、相性抜群で逃してはいけないと直感したらしく……。流されるようにして、僕たちは一晩かけて一回の絶頂を味わい尽くすスローセックスに励むことになるのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 21:00:00
11170文字
会話率:83%
僕は死にました。長い闘病生活も虚しく、この世を去ることになりました。たとえずっとベッドの上で、時間の大半をゲームに費やした人生だったとしても、たった一つの後悔以外には、何の未練もありません。
ただ……僕にとって、その未練はどうしても晴ら
したいものでした。
「……ゲームに費やした時間を取り戻したい! その十分の一でもいいから、もっと生きたかった!」
もう少し時間があれば、僕の描いた空想を漫画や小説にできた、僕の……生きた証が残せたというのに、人生は無情にも終了してしまいました。
別にゲーム自体が無益だと考えているわけじゃないです。動けない身体の代わりに、空想上だけでも運動することだってできたのですから。
でも……僕はただゲームをプレイしただけ、漫画や小説を読んでいただけ、じっと画面を観ていただけで、何も生み出してきませんでした。
『――ならば、取引をしませんか?』
薄れゆく意識の中、僕に話し掛けてくる『声』がありました。
(あなたは誰ですか?)
そう問い掛ける僕に、その無機質な『声』はただ、『神でも仏でも悪魔でも、好きに呼んで下さい』と返してきました。
『――あなたを過去へと飛ばします。あなたがゲームで培った『もの』、その全てと共に』
それが最初、どういうことなのかは分かりませんでした。しかしその『声』に、僕は藁にも縋る思いで答えました。
(お願いします……)
と。
『――分かりました。では目的の為に、よろしくお願いいたします』
そして消えゆく意識の中、僕はふと、その『声』に尋ねました。
(ところで……僕は何をすればいいのでしょうか?)
『――あなたに果たして欲しい目的はただ一つ……』
その『声』を最期に、僕は過去へと飛び立ちました。
『――どんな手段を用いても構いません。世界の未来の為に……映画上映中にスマホを点けたら死罪となる法案を、絶対に可決させて下さいっ!』
この時、一生をベッドの上で過ごした僕には……映画館が『未知の施設』から『化け物の巣』という認識に変わりました。
R15版
同時掲載『アルファポリス様』
同時掲載『カクヨム様』
『この物語はフィクションであり、登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在するものとは一切関係ありません。また、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-08 21:00:00
43280文字
会話率:40%
転職を繰り返す直樹が離職したと同時に妻(温子)の乳がんが発覚する。保険金まであてにする直樹はこのときばかりと小説を書き進める。乳がんとの闘病に一喜一憂する温子の姿に直樹は右往左往しながら接する。手術後すぐに職場復帰して気丈に振舞う温子だが、
やはり病魔は暗い影を落としていた。そんな夫婦の闘病生活。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 13:03:57
30258文字
会話率:44%
父が亡くなった。命日にそう唱えてしまう私の覚書です。※死、葬式、闘病生活、がNGの方は回避してください。
最終更新:2022-07-30 01:36:57
2874文字
会話率:0%
闘病の末、天寿を全うした腐女子 (32)。時空の狭間で出会ったのは美しい女神さまだった。
「この女神さま腐ったにおいがするんですけど?!」
腐女神を自称する女神さまの手によって腐女子にもってこいの世界に転生させられてー……?!
女神さ
まから託された使命は時々のBL雑談と……♂をいぢめること?!!
強引な転生の果てに腐女子として再び異なる世界で歩み始める!!
BLを楽しみながら逆ハーレム作り上げるラブファンタジー?です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 20:51:51
45111文字
会話率:11%
「定期的に射精をしないと、龍之助君の睾丸は爆発してしまいます」父親が他界してから、普通に生きていただけなのに謎の奇病に掛かってしまった藤宮龍之助。薬物療法は効かず、対処療法は治るまでの間、定期的に射精して精液を体外に出すしかない!? おどお
どとした大人しい長女・藤宮静江、活動的で陽に焼けた快活次女・藤宮亜花梨、豊満な胸を持ったおっとりした母親・藤宮優菜……龍之助が大好きな家族は、一人で頑張る龍之助の為に躰を張って射精を手伝う事に! 可愛い末っ子の為。そう思って手伝い始めた性行為だったが、いつまでも止まらない射精に、どんどんと姉達と母親の躰は無自覚に開発されてきて……。家族全員で立ち向かう愛しい末っ子の闘病性活。龍之助の――否、睾丸の運命や如何に! 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 20:00:00
133906文字
会話率:45%
売れない作家の夫(攻め)×元ヤ○ザの妻♂(受け)
【あらすじ】
少し昔の日本の下町で暮らす、作家志望の夫・征一郎(せいいちろう)と元ヤ○ザの妻♂の寛治(かんじ)の、夫婦生活十年くらいを描いた短編小説。
【登場人物】
加賀谷征一郎(攻
め)
大柄で磊落な売れない作家の夫。お坊ちゃん育ち。今は仕事が上手くいかず飲むわ打つわで自堕落に暮らしている。このままではいけないとわかっているものの、折り合いがつけられないでいる。
中谷寛治(受け)
小柄で鋭い刀のような美人妻♂。普段は貞淑で大人しいが、実は元ヤ○ザな札付き。口が悪く、キレるととても怖い。征一郎に心底惚れていて、彼の才能を信じている。
【注】この話は2019年に書いたものを手直ししたものです。出てくる肺病は労咳(結核)を想定しています。作中の症状は実際のものとは異なります。
労咳に感染した登場人物が闘病するシーン、喀血シーンが出てきますので、ご注意ください。
なお、登場人物は誰も亡くなりません。乗り越えます。どうか見守りつつ読んでいただけると嬉しいです
【注】時代錯誤な表現、考え方が出てきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 07:09:19
23994文字
会話率:50%
8年間、本社関連会社出向中の高野聖子には、本社に恋人ともセフレとも言えない関係の上司がいる。
こちらが願えばいつも必ず都合をつけてくれていたその人は、この秋から多忙を理由に会ってくれていない。
潮時を悟り、本社に会いに行った彼女に投げられた
言葉は残酷な程、予想通りのものだった。
36才バリキャリ×48才秘書室長
※キーワード確認を!
本編完結済み 後日談更新
あっちこっちから色んなキャラが闇鍋状態ですが本編だけで独立しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 23:00:00
50442文字
会話率:34%
主人公“更級 真白《さらしな ましろ》”は、長い闘病生活の末に最期の刻を迎えた。今際の際に聞いた“輪廻転生”の話から嘗て友人から借りた異世界転生モノの漫画の内容をふと思い出し『あんなファンタジー世界への転生ならば……』などと薄れ行く意識の中
で空想を膨らませていると、突然謎の声が頭に響いて……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-12 02:33:56
1694文字
会話率:10%
ごく一般的な家庭に生まれた主人公は美容師専門学校を経てアシスタントとして日々忙しく、いきいきとした生活を送っていた。もう少しでスタイリストにという矢先仕事中に倒れ重い病気にかかっていることを知る。数年の闘病の末彼女は手術中に帰らぬ人となって
しまう。
次に目が覚めた『彼』は殺風景な白い部屋にいた。鏡に映った姿はとびきりのイケメン。17歳ヤリチンとしての新たな人生が始まる。
対象は女性に留まらず老若男女を惑わせる彼の騒がしくも甘く淫らな性生活。
作者コメ「少し特殊な小説です。主人公が限りなく男の娘に近い存在であるという前提で成り立つストーリーです。ジャンルや型にはまらない人それぞれ様々なセックスなどをロマンチックに、淡白に短絡的に描いていけたらと思います。
どうか自由に楽しんでいただけたらと思います。」
⚠︎読みにくい文章、誤字脱字など定期的に直してます。ぜひたくさん読んでいただきたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 02:05:14
66695文字
会話率:57%
白波瀬圭、15歳、残る命の期限3ヶ月。闘病の中、初めて外泊許可をもらい、外に出たらなぜか異世界へ。彼は何のために召喚されたのか?命の刻限が迫る中、必死に生きる。
/自サイトが行き詰っているので、誤字訂正中。(※途中で更新停止予定…と書いてい
るがズルズル更新中)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-17 13:06:05
200496文字
会話率:25%
闘病生活実録メモです
主観が多大に入り交じっています
生々しい表現があります
最終更新:2019-08-14 02:15:49
1046文字
会話率:0%
ある春の雨の日、寺の住職である栄信は、叔父の未亡人小夜を部屋へ招き入れる。栄信の叔父である隆光は、若いころに妻と死別し、それ以来人との深い付き合いを避け生きてきた。晩年、癌の闘病の最中に教え子だった小夜と再婚するが、そのまま病で死んでしまっ
た。先妻と夫が眠る墓を目前に、生きる気力を失いかけていた小夜は、栄信に夫の死後心に残っていたわだかまりをぶつける。雨の音が響く和室で2人は――
短編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-29 13:55:36
8250文字
会話率:29%
家族と揉めて秋田から家出してきて、第二の母のようなマダムに出会い、フレンチレストランでギャルソンとして働いている和馬は、評価人K と呼ばれる存在を知らされる。
彼との出会いは、和馬の暮らしを大きく揺さぶる事になる。
秋田の方から頂いた情報
で出来上がった作品です。
改めて感謝いたします。
自サイトの物を加筆校正して投稿させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-22 18:00:00
50811文字
会話率:36%
女性の方が豊富な魔力を持ち、女尊男卑の価値観が浸透した世界。
少女のような少年ルルは、かつて病弱で死んでしまった転生者。
前世の大半を病院で生活していたルルは、病弱だった自分のように困っている人を救いたいと、回復のエキスパートである白魔
導士になる。
もちろん男性の白魔導士など珍しく、純粋な思いで治療をしてくれるルルは天使のようで……。
それに対し、ルルの性知識や恋愛観は人生を闘病に費やていたため満足な状態では無かった。
この物語は純粋無知で献身的な白魔導士の女難を描くお話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-16 01:00:00
13153文字
会話率:24%
二十一歳で、精神疾患を発病した「卓哉」の、四十三歳までの波乱万丈の悪戦苦闘を描いた衝撃的私小説。
この作品は、星空文庫さんにも掲載しております。
最終更新:2017-03-24 17:35:41
24163文字
会話率:13%
かの有名な文豪・夏目漱石の作品「夢十夜」と名前をかけた作品。
昼も夜も、夢か現実か区別がつかない奇妙な体験をする私のノンフィクション。
怖いもの、ホラーが苦手な方や心臓が弱い方などは閲覧注意。
また、他のサイト等にも重複投稿を検討中の作品で
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-03 16:37:04
3817文字
会話率:0%
近所にあった丘の上の大きな屋敷。高く延々に続く塀に囲まれた屋敷。幼少期の思い出の中で生きるボケた源さん。その源さんが"あの森には主様がいて、よくその傍で遊んだんだぁ"という言葉は、私をより一層その塀の向う側に行きたいと思
わせた。
そして今日、私は呪文の言葉を口ずさみ、塀の"向こう側"に足を踏み入れる──────。
屋敷の離れで闘病生活を送る美しい男と、その屋敷に忍び込んだ1人の少女。短い接点の先の結末は、悲恋のようでいて、夢の残存のようなものだった・・・。
へのへのもへじ《その壱》は、コメディ版のへのへのもへじ《その弐》に繋がる話でもあり、そうでもない話。所謂単体でも読めるお話だ。こちらのへのへのもへじ《その壱》は、現実世界のシリアスタイプ。笑いは一切ない。ラブコメディ好き異世界好きは、へのへのもへじ《その弐》をお奨めだ。どっちもありなら、どっちも読んでくれ★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-09 19:00:00
14542文字
会話率:40%
超能力(PSY)と完全ロストテクノロジーと、神の奇跡、様々なものがごちゃまぜの世界観。それらを駆使して敵集団を壊滅しようとしていたが、指示系統がバラバラで、そこへ現れた人物の力でなんとかまとまる。永久的にその人物をそばに招くには、あんまり好
きじゃない婚約者を呼び寄せなければならなかった。いつも頭が悪そうに笑っていて自分を好きだという婚約者である。顔も見たくないと思っていたのだが――……病気ネタが出てきます。性描写有りです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-09 08:40:34
186171文字
会話率:59%
私がこれまでの人生の中で経験したことを思い出しながら書いて見ました。恋愛小説でもあるし、闘病記でもあります。
最終更新:2016-05-13 23:06:35
9188文字
会話率:0%