神に料理を捧げることで、足りない神力を補ってもらう。それが「神様の料理番」という職業だ。
代々その職に就いている遠野一族の誠は、関東を統括する神から異世界への出向を頼まれる。食文化だけはほぼ忠実に再現した中世ヨーロッパ時代調の、剣と魔法のテ
ンプレ世界だと言うが、その世界の創造神であるルシリューリクへの心象は最悪に近い。
いざ降り立ってみると"約束"が違う。どこが大神殿だ、森の中じゃねぇか!と毒を吐く誠の姿は狐に戻っていて…?
更に出会った狼獣人のアレクセイは、最初から距離が近い。しかし、自身の出生や一族の秘密のことがあるので、恋なんてどうでもいい誠。
突き放したいのに、アレクセイの腕からは逃れられない。もしかして、これが番いというものなのか?
これは、パティシエである遠野誠がアレクセイを尻に敷きつつ、何やかんやスイーツを作って一攫千金を狙うのではなく、互いの心を狙うハートフルでソウルフルな旅日誌に近い物語である(意訳)。
アルファポリスさんでも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 20:03:40
545625文字
会話率:44%
俺は堂園オサム。ある日、二年ぶりに入ったラーメン屋で、俺は、どういうわけかインスタントラーメンを食べることになるのだが……。店主が亡くなったばかりというその店にいたのは、店主の弟である笹原アキラ。俺の元同級生だ。中三の冬に突然転校して消息
が知れなくなっていた彼は俺に、学生時代、愛人生活を送っていたと告白する。彼が突然転校した理由とは? 闘病中につき連載中止にします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-22 01:43:15
39932文字
会話率:42%