終わらない仕事、その日も残業で夜遅くまで働いていた柳平友知《ヤナギダイラトモカズ》は、突如胸の苦しみに襲われて、その場で倒れてしまう。死因は、心筋梗塞だった。
薄れゆく意識の中で目を覚ました友和は、子供の姿になっていた。見知らぬ世界の
はずなのに妙な既視感に襲われ、辺りを見回す。
鉄を打つ音、剣を腰に刺した冒険者。
そこは、自分の住んでいる日本ではないことは明らかだった。
「おぅトモじゃねぇか。今日はどうした?えらく遅いじゃねぇか。とっとと手伝え」
困惑する友知に続ける鉢巻とエプロン姿の男。
「おいトモ。両親が死んで辛いのはわかるが弟や妹を養うんだろ。そういうお前の熱い心に共感して、まだ16歳のお前を雇ってやったんだ。仕事しねぇなら追い出すぞ」
その言葉を聞いて渋々働く智和。
「おいトモ。お前どうしたんだ?まるで、武器や防具を触ったことがないみたいな顔しやがって、働いてもう1週間になるんだぞ。この武器と防具を王都エインヘリヤルに運ぶまでがお前の仕事だと言っただろう」
友和はこのエインヘリヤルという言葉に聞き覚えがあった。昔、熱中して遊んだRPGゲーム『ダークネスドラゴンズ』縮めてダクドラ。
ダクドラは今は全く珍しくないが当時は珍しく、オープニングから暗いダークファンタジーの世界だった。
簡単にいうとゲームのオープニングで一つの村がいきなり滅ぶのだ。
少年の見た目をしている人間が何処かから村に戻ってくる帰りに村を襲おうとしているリザードマンの部隊に遭遇する。
村に伝えに行こうとしたところを後ろからザックリと斬られて絶命する。
そして、目の前の男の話を聴きながら作られた剣が反射して映った友和の姿は、その子供の姿をしていた。
これはそんな友和が死亡フラグを折りつつ、生き残るために現代知識とゲーム知識をフル活用して、頑張る物語のはずが、、、どうやら転生者特有の俺に与えられた能力はそうもいかないようで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 22:00:00
308135文字
会話率:50%
若き戦術機パイロット、アル・マッケンターツはただ一人生き残っていた。
出撃しては敵を殺して生き残り、死にゆく仲間を見て生き残ってきた。
ある日彼は敵との戦闘中、とうとう撃墜されてしまう。そして、彼は無人の惑星に不時着する。
だが、それは彼だ
けではなく。
自らを撃墜した敵もまた、同じ無人の惑星に墜落したのであった。
未開の惑星に、敵対する国の人間が二人。早々に二人は遭遇。そして――――。
案外、仲良くサバイバル生活を送ろうとしていた。
※注意
エロは少ないです。
サバイバル知識の乏しい人間が書いております。また誤字などツッコミどころがありましたら、遠慮なくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 21:38:02
436883文字
会話率:41%
古代文明の遺跡を探索し、お宝を持ち帰って生計を立てている“探索者”リュイは、第七廃都と呼ばれる遺跡で卵型の魔導具を発見した。それは古代文明の冷凍睡眠装置で、400年以上の時を経ても奇跡的に稼働し続けていた。リュイが手を触れたことをきっかけに
、冷凍睡眠装置の扉が開き、中で眠っていた男が目を覚ます。驚くリュイを置いてけぼりにして、虚ろな目をした男はいきなり“自己紹介”を始めるのだった。
サイバーパンクとファンタジーとアジアンカオスの欲張りセットな長編作品です。
ベテラン探索者で男前な包容力のある攻め×裏社会で生きてきたオラオラ系美青年受けでお送りいたします。
拙作「家出貴族と堅物淫魔の旅日誌」の世界のすごく未来の話になっています。
直接の繋がりはありませんが、用語や世界観は一部共通しています。
ざっくり言うと、現代日本っぽい世界に、昔の文明の遺跡があったり、在来生物と呼ばれる魔物がうろついていたり、獣人や半精霊といった姿形が様々な人類が生活していたりする設定になっています。
その為色々と説明回も多く、BLするまで少し時間がかかりますがお読みいただければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 20:10:00
235707文字
会話率:22%
妖魔との決戦から10年。
退魔師であった霧島 冴子は取り戻した日常を過ごしていた。
だが、それも表面上の話。
妖魔の生き残りは復讐の時を狙っていたのだった……。
強かった女性を触手でいじめる単発作品です。
最終更新:2025-02-15 01:24:22
3274文字
会話率:23%
遠い昔、魔王は勇者の手によって封印された。
しかし、生き残りの魔族は長い年月をかけて魔王復活を企んでいた。
そのため今だに人族と魔族の溝は深まるばかりであった。
ヘルトリーゼ帝国内のとある村の孤児院で育ったアラン・ブレイビルは幼い頃に村の
倉庫で高貴な魔族が密かに大人達によって犯される様子を見てしまう。
その光景に目を奪われ、自分もいつか気高き目をした女性を犯したいと思うようになる。
一方、親友のロウは人一倍責任感が強く、成人を迎える年に騎士団試験と共に勇者誕生の儀式に参加したところ聖剣を引き抜き勇者となる。
アランはロウの誘いで勇者パーティーに加わるが、村へ魔族幹部のミラモスが襲撃にやってくる。
この出会いが運命をおかしな方向に導いていく。
これは歪んだ性癖のアランが己の欲望を叶えようと翻弄する物語である。
※ギャグ多めのR18作品です。
毎週金曜日に更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 16:24:29
87682文字
会話率:30%
大学でギリシア神話を学んでいた帰り道でありえない想像をしている最中に、ありえない落雷を受けたと思ったら、次に目を覚ましたらギリシア神話でその雷を司るまさかのゼウスに転生していた!?
色々偏りの多い神話知識でも死亡フラグ量産マシーンなのが分か
るゼウスに転生したと悟った主人公は、前世の知識を元に神話と違って堅実な生き残りルートを目指していくが、それは思わぬ方向に…!?
作者は歴史が好きで色々な本やサイトを学んでおりますが、所詮は好みや向き不向きが強い一介のSS書きなので、反映させられなかったり、自分好みに作品へ反映させる可能性が高いのでご注意をお願いします。
ハーメルンの方でも投稿しており(https://syosetu.org/novel/357591/)、そちらの方でも応援して下されれば励みになりますので、時間が出来た時や出来たらでいいので、感想や評価付与にお気に入り登録などをよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 00:00:00
95175文字
会話率:55%
ここでは、傷つくか傷付けられるか。
生きるか死ぬかの二択だけ。
傷付けた者が悪だが、死んだ者も悪。
何があっても、生きている者こそが正義だ。
◆ ◆ ◆
訪れるかもしれない退廃的な未来のお話。
人工の約9割を男性が占める世界の中
で、チカラあるものは生き残り、チカラ無き者は淘汰される。
理不尽で出来た毎日を、思うがままに生きる青年らが、最愛のパートナーを手に入れるためのローファンタジー。
【この作品はpixivにも掲載しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 05:30:00
420418文字
会話率:19%
200年続いた混乱の時代。
ある名門一族の宗主たちが名乗りを上げ、仁華(都)を治めるため義兄弟の契りを交わしたのは17年前のことだった。
それから5年も満たない内に医療術士の鍾(チョン)家の一部の門弟が禁忌を犯したことがきっかけで、上(シャ
ン)家を筆頭に鍾家は討伐され、一族は破滅への道を辿ることとなった。
それから12年の月日が流れた頃。范明文という青年が
山で倒れていたある青年を助けることに。倒れていた青年は上一族の公子であったが、彼を助けた范明文という青年は過去の記憶をなくした鍾家の生き残りで、しかも助けられた上公子の想い人だったのだ。だが名前も姿も違っていた為、上公子は彼に気付くことはなかった。それでも二人は互いに惹かれ合い、やがて恋に落ちることに。
出会ってはならない二人の再会を機に、十数年前に起きた鍾家討伐の真相が明らかになっていく。そんな中、范明文が過去の記憶を取り戻すことに。その時二人の関係は……!?
R-18指定作品になりますので、官能描写には★マークをつけます。軽めな描写は✩をつけます。
名門一族 三家
・医療術士、鍾天芳(チョン・チンファン)宗主が率いる鍾(チョン)家
・武道術士、上梓墨(シャン・ズーモウ)宗主が率いる上(シャン)家
・呪禁術士、楊黎玉(ヤン・リーイク)宗主が率いる楊(ヤン)家
☆主な登場人物
・鍾(チョン)家の生き残り→范明文(ファン・ミンエン)(偽名)
明るく何事も前向き。狩りが得意。狩りには弓矢を使う。子供の頃の記憶がない。
・明文が助けた青年、上家宗主の息子→思宸(ズーチェン)
真面目で曲がったことが嫌い。厳格な家で育ったせいでその性格はどこか捻じ曲がっている。
・明文の同居人→云奏(ウンシン)
身寄りのないミンエンの育て親。ミンエンにとって兄のような存在。謎に包まれていて、普段家にいることが少ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 07:47:22
331118文字
会話率:43%
◇あらすじ◇
ザウシュビーク王国の王族に仕えるエアルは、天翼の民(フリューゲル)のたった一人の生き残りである。数百年にわたり教育係として飛行訓練や魔法を王族の子どもたちに教えてきたエアルには、もう一つの仕事があった。それは十八歳になる王子に
夜の手ほどき――つまりセックスのやり方を教えるというもの。
生意気がゆえに、ずっと子ども扱いしていたローシュ王子が十八歳を迎えた夜。エアルはローシュと手ほどきという名のセックスをする。自分の居場所を確保するために与えられた仕事を淡々こなしてきたエアルだったが、ローシュとの行為の中に今までに感じたことのない快感を覚える。その後ローシュの気持ちが自分に向いていることを知るが、ローシュの想いに応えられないとエアルが断ったことで、二人の間には距離ができる。
それから二年後、成年王族となったローシュに改めてプロポーズされるエアルだったが――。
※受けが攻め以外のキャラクターと性的な行為をする描写がございます。苦手な方はご注意ください。
※この作品はエブリスタとアルファポリスにも掲載しています。
◇投稿時間◇
8月中旬より不定期連載
◇作者より◇
久しぶりの連載作品になります。よければ気長にお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 07:00:00
122362文字
会話率:32%
今から遥か500年ほど昔、かつてフランベルジュ王国という小さな小国が在った。
国土は小さいながらも魔法金属の産出する鉱山複数を有し、この国に住む民族は魔力の高い者が多く、中でも王家は高い魔力と戦略級の伝統魔法を持ち周辺諸国から国土を維持して
独立を貫いていた。
そんな小国にある貧農の長男として生まれたオウルが12歳の時、周辺諸国がフランベルジュ王国の鉱物資源を求め連合を組み侵略戦争が勃発、オウルは母と二人の妹を守る為、そして国から用意される支度金を目当てに志願兵として戦争に参加する。
オウルには生まれつき炎と嵐属性魔法の適性、それに百人に一人の確率で生まれ持っているというスキルを持っていた。
最初前世の記憶と現代日本での価値観から戦場で人を殺すことに苦悩するオウルだったが、長らく戦場で運よく生き残り続けた結果、18歳の頃には一人前と見なされる兵士にまでなった。
「いつまで戦争が続くんだろうな・・・・・・」
5年以上も戦場に身を置き続け、終わりの無い周辺諸国からの侵攻に晒され続けるフランベルジュ王国。
オウルは終わりの見えない戦争に精神を蝕まれて行くことを自覚しながら、それでも母と残してきた二人の妹たちの為、今日も敵兵を殺す仕事に取り掛かっていく。
人の焼ける臭いにも、戦場に漂う腐臭と汚物の匂いにもすっかり慣れた頃から、オウルの運命は祖国の運命と共に転換期を迎えていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 22:46:13
225321文字
会話率:42%
『凶界獣』(きょうかいじゅう)から世界を取り戻せ──!
突如出現した“ネビュラゲート”(Nゲート)を通じて異界から襲撃し人類から大陸を奪い、地球の頂点として君臨。
逃げおおせた人類の生き残りは隆起した島を拠点に、再起を図る。
対凶界獣用兵装
“魔装”で殲滅、奪還せよ──!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 00:22:14
6428文字
会話率:46%
生まれ故郷〈ブレンリッド星〉は滅ぼされた。
唯一の生き残りの俺は地球へと逃げ延び、母星で長年の研究していた未知のエネルギー<ジュエルストーン>を駆使した武装の開発に没頭する。
全ては母星を滅ぼした殺戮集団ジェノ・ブリークス
を倒す為。
だがそれは俺の支援をしてくれていた地球人、八重島快羅の裏切りにより、全てを失った。
それから16年の月日が経過。
地球人――研磨悠星として生まれ変わった俺の前に生まれ故郷の星を滅ぼしたジェノ・ブリークスが襲来。
殺戮の渦中に突如現れた装輝戦姫ビジュエール・セイント。
彼女達の活躍に地球は危機を免れる。
前世の研究が全て彼の成果として皆から讃えられる快羅。
それを目の当たりにした俺は心の奥底で燻っていた復讐の炎が再び燃え上がる。
今に見ていろ。
手元に残された僅かな力を駆使してお前を慕う装輝戦姫達を穢し、俺のモノにしてやる。
そう、これは復讐だ。
俺から全てを奪った快羅への、そして生まれ故郷の滅ぼしたジェノ・ブリークスへの復讐が今、開幕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 12:00:00
503734文字
会話率:40%
18禁RPGエロゲ『ダークエボリューション』。
このゲームは主人公の王子が勇者となり世界各地を巡って平和を目指すRPGエロゲだ。
そしてそのゲームに登場するアゼル・リオフォールという男がいた。
彼はとある小さな町の支配者で、町に住む人々に圧
政をする傍若無人な男だった。
税率を引き上げ人々の生活を苦しめ、町に住む女は次々に屋敷に連れ込んで毎晩のように犯し続けるという最低過ぎる男だった。
そして作中ではそんな最低なアゼルはゲーム序盤で主人公に倒されるモブ悪役なのであった。
……いや、ちょっと待ってくれよ。俺は何でそんなモブ悪役に転生してんだよ!?
*タイトルに☆があるものがエッチシーンです
(更新ペースは二日に一回です。また物語の都合上、登場するヒロインはほぼ全員が悲惨な目に遭ってしまっていますが、ちゃんと主人公が全員幸せにしますのでご安心してください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 18:00:00
74939文字
会話率:56%
繁栄とともに理不尽な犠牲を量産してきた人類の文明は、ついにカミサマの怒りに触れ、人々もろとも海の底へ沈められた。
不思議なことに、生存を許されたのは引きこもり少女たちのみ。
水没世界において、彼女たちは海陸両生の『海鮮娘』として転生さ
せられ、シャチ、ウナギ、クラゲなど、各々の海棲生物の能力をも付与されていた。
世界崩壊から数年。海鮮娘たちは、男女の営みと企業の支配により肥大してきた滅亡前の世界を『旧人類の悪しき文明』などと嘲笑、彼女ら独自のディストピアを築き上げていた。
独自の繁殖能力を得た海鮮娘たちにとって、セックスは娯楽の一つとなり、彼女らは女同士の悦楽に耽溺してもいた。
だが一人のシャチ娘は知ることになる……生き残った男たちが性欲モンスター化し、少女たちを弄んでいる現実を。
さらに旧人類の生き残りたちは、かつての悪しき文明を奪還することをも目論んでいるという。
シャチ娘は、ヤツメウナギの特性を持ったギャルや、クラゲの能力を有するメンヘラ少女を仲間に、旧人類との戦いを開始。
三人の仲が百合色の三角関係へと発展するなか、彼女たちの戦いは、カミサマの真意をも探る冒険と化してゆく。
なぜ、引きこもり少女たちだけが生き残ったのか。
なぜ、世界を滅ぼすことが決定されたのか。
戦いの終わりに彼女たちが掘り当てたのは、残酷極まりない真実だった。
カミサマは云う。「私、気づいちゃったんだ。『みんなが傷つかない社会』なんて、『みんなが自殺する世界』への第一歩なんだって。だから滅んでもらうことにしたの」
──Information──
▲序盤は世界観設定の説明だらけなので、まず“ep.5 引きこもりギャルは銃撃戦が御上手!?”からお読みいただいても構いません。その辺りから小説の基本的なノリが確立され、物語が動き出しますゆえ。
▲この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
▲『_』『ヤツメ穴』『.』など、何曲かの“界隈曲”に対するリスペクトが含まれますが、特定の曲の世界を舞台にした物語ではなく、世界観やキャラクターにオマージュ要素が含まれるだけなので、オリジナル作品としています(というかこの▲を黄色に染めて中にビックリマーク書きたい)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 22:48:02
22291文字
会話率:22%
同じ人物に殺され、四回目の死に戻りを経験したルチア。一回目は王太子妃になり、隣国との戦争で王太子の盾にされ隣国の将軍に刺された。二回目は、やはり王太子妃になって一回目の戦争は回避したものの、王太子がやらかしたせいで、理由は違えど隣国と戦争が
起こり、王太子の盾にされ同じ将軍に刺されて死亡した。三回目は、王太子の求婚を逃れたが、やはり王太子のやらかしで戦争が起こり、戦争から逃れようとしたところを偶然将軍の射った矢に当たり死亡。
毎回同じ人物に殺されるなら、その人物の懐に飛び込んでしまえば良いのでは?
四回目の生を受けたルチアは、生き残りを模索して隣国の将軍に釣り書を送った。
忌眼(覇気が溢れ出、人々に畏怖を与える特殊な瞳)を持つ強面将軍と、見た目は妖精のように愛らしいが中身は図太く大食漢の侯爵令嬢の恋愛物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 22:59:21
60737文字
会話率:52%
数年前、突如として『異能力』に目覚める人が発生し己の欲望の為に力を使い、数多の犯罪者集団が結成され、多くの人々が明日に恐怖し絶望する混沌の時代が訪れた。混乱する多くの善良な市民を守るため、己の正義に燃えた『異能力者』達はやがて個人から集団
になり、集団から組織になり多くの犯罪者集団を壊滅させていった。
彼らのおかげで世界は未だ、混乱はしつつもある程度の秩序を保つようになった。そんな中、能力を得たまだ純粋な少年や少女たちが『悪の道』に走らないようとある学園、『特別異能力者教育学園』通称『異能学園』が創設された。学園では、正義にあこがれる者や、犯罪者への復讐心に燃える者、社会や自分のためにまっとうに力を使うため、力の使い方を学び、学園でのランキングなどを通して日々しのぎを削っている。しかしその中で多くの犯罪者集団から生き残り、より強大な犯罪者組織となった者たちからのスパイや刺客たちが水面下でいまだに争いを続けているという噂が絶えずにいる。
このお話はそんな学園の中で正義や悪などの『組織』の思惑とは関係なく、己が欲望のためだけに『異能力』を使い続けるとある少年のお話である。
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基本的に主人公はクズで何でもします。能力はチートです。メインはエッチなので。
設定などのガバもあるとは思いますが、そこはノクターンなのでユルシテくれないかな...
ここは初めての小説ということ言うことで何卒。
至らない点も多いと思いますが楽しんでいただけたら嬉しいです。
基本的に寝取られは趣味じゃないので出てきません。
寝取りは出てくると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 12:51:08
47663文字
会話率:32%
――愛が憎しみに変わったのはいつだったろう。
鬼の首領、王暁《ワンシャオ》は、幼馴染であり、かつて愛を誓った末に裏切られて離別した鄭貫明《テイグァンミン》と戦場で対峙して敗れた後、何者かが放った弓矢によって命を落とした――筈だった。
しかし
目が覚めると、後に王暁が鬼と化したきっかけとなる、とある事件が起きる少し前の過去に何故か戻っていた。
「暁暁?」
優しく愛称で名前を呼ぶ鄭貫明に、王暁は、――裏切られた結果になった過去を思い出して、最初は戸惑いと大きな怒りの感情を抱き、どうせならと、鄭貫明のことを散々利用してやるつもりで接するが、何やら王暁の経験した過去と、微妙にではあるものの状況が違っていることに気づく。
その上、やり直す過去の中で再度俯瞰して事実を見つめ直してみると、鄭貫明がまだ年若い少年でしかなく、言葉足らずの不器用な真面目堅物ゆえに、ただひたすらにから回ってしまっていただけであるということに思い至ってしまう。
――過去を変えられるかもしれない。いや、変えてみせる。
父や同郷の友、優しい姉。無念の内に亡くなっていった皆が生き残り、幸せになれる世界を目指し、王暁は決意を新たに若き日をやり直すことを決める。
※R18禁です。エロシーンには★が入ります。
※中華風異世界のオメガバースBLです。
※魔法は存在しませんが、内功という気の力で傷を治したりふっ飛ばしたりすることができます。
※ 乾元《アルファ》 、坤澤《オメガ》、中庸《ベータ》と作中では表記しています。
※過去編(やり直し前)はシリアスですが、本編にあたるやり直し後については大団円のハッピーエンドです。
※イラストは、ユタリ様です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 00:16:19
62691文字
会話率:25%
ミリアナ・ファウストは『呪われた魔女の末裔』と言われる一族の子爵令嬢だった。家族でひっそりと暮らしていたところ、奴隷の少年が倒れていたのを助ける。彼は竜神族の生き残りで、ツァハルトという名前だった。
次第に心を開いていくツァハルト。とうとう
ミリアナとツァハルトは想いを通じ合わせるが……ツァハルトが王の庶子だと判明し、二人は引き裂かれてしまう。ミリアナはそこでやっと前世を思い出す。彼は原作ゲームのヒーローで、自分はラスボスなのだということを……。結ばれない運命だったのだと思い、悲しみに暮れるミリアナ。しかし数年後、突然ミリアナは王宮に連れていかれる。そこでツァハルトに結婚してくれと言われ、そのまま番にされてしまう。
ラスボスのミリアナと、王子様のツァハルト。二人は本当に、無事に結ばれることができるのか……?
※R部分には☆マークをつけています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 19:00:00
66303文字
会話率:57%
乱世の嵐が吹き荒れる南アロセリア大陸。
小国アルバチア王国の美しき女王ミシェルは生き残りをかけ、梟雄が興したゴーン第二帝国へ同盟をもちかける。
歴史にはけして記されない、女王の孤独で淫らな戦いが始まる。
最終更新:2024-10-28 00:00:00
29841文字
会話率:46%
ラザー・メクレンブルクは、仲間達と天界へ悪神を討つべく天界へ繋がる塔を昇り勇者含む仲間陣営の大軍勢と共に、天界に赴いた。
主神をそそのかす悪神を天界から排除する為に――結果は人間を代表とする地上種族連合軍の大敗、全滅。
ラザーは只一人生
き残り、神に魂を善と悪に割断された。
善の魂は天界を選び、悪の魂は地上へ帰された。
示された試練を乗り越え、ラザーは人間に戻れるのか。
彼の復讐は成就するのか。
過去の自分と同じ名を。
忌み名を親から――兄弟の子孫から与えられ、勘当され、義理の両親の元、ラザーは戦闘に明け暮れる。
そして、数々の仲間を得て多くの国家の滅亡の危機を救い、英雄になっていく。
奇しくも前世と酷似した運命に翻弄されながらも、男は邁進した。
そして、魔王が出現し、人類と魔族。どちらが大地の覇者となるのか。大戦争が始まった――。
そのさなか、ラザーが素直に愛を告白できない女が水晶の中へ封印されてしまう。
魂が壊れるそうなほどむせび泣き、慟哭し、愛する女との別離。
助け出すためのマジックアイテム捜索をラザーは開始する。
数多の戦場を駆け抜け、最愛の女を水晶の呪いから助け出す。
彼は、自身を縛るモノ全てを振り解く。ラザーはこの時『初めて』気持ちを打ち明ける。
己の愛の心、そのままに――!
「俺は、お前が好きなんだ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-27 22:50:33
8409文字
会話率:24%