如月鬼堂は五十代半ばのSM小説家である。
SM小説を書く他その小説をAV化したものを監修。風俗営業の許可も取りファッション喫茶も経営する。
こんな如月鬼堂に思わぬ悦びが舞い込む。極上美人でスタイルの良いM女が儀姉妹と名乗って近付いて来
る。
珠洲と瀬里菜の二人は如月鬼堂のSM小説を愛読していた。それで知り合ったのである。二人同時に一夜で躰を繋ぎ養女として自分の家に迎えた。
SM嬢を育てAVに斡旋。育てるのはSMクラブと提携して自ら運営するSM愛好家サークルのイベントである。
SM愛好家サークルのイベントでは会員陶酔のSMパーティが行われる。
泣き喚く被虐者に会員らの加虐心は滾り絶頂に上り詰めて行く。
如月鬼堂は深夜インターネットアダルト放送局のニュース番組のコメンテーターも勤める。その発言はリベラル社会に不満な者に人気を得た。
だが現代社会に強く不満を持つ分子による連続拉致強姦事件が起きる。巧妙な手口で所在を掴ませない。
女性の身体を究極の部分まで公開。女の性の極致を晒す。最後は破壊して表社会を歩けないような動画を公開する。
この集団は一部如月鬼堂のSM愛好会に係わっていた。確証はないが館山弁護士の配慮で脱会させた。
だがいつまでも事件を重ねて社会を騒がせる。社会に不満を持つ他の分子の犯罪相談及び支援まで行う。
拉致強姦事件を真似た凶悪極まりない拉致SM拷問事件が連発した。
集団の一人は武器を製造する。また別の者達は遺体の完全処理も行う。
六人ともかなりの経済力があり表社会ではそれなりの地位もある。そして闇の収入で潤う。
この集団の後ろにはマネーロンダリングを大規模に代行する組織や戸籍を持たない者らを始めとした殺人、犯罪を手助けする組織が存在した。
この集団に助けられた模倣犯。それらがその都度次々に拉致SM拷問事件の類の事件を起こす。
その被害者は陰湿極まりない猥褻拷問を受けその動画を撮影された。最早SMの領域ではない。乳首を斬られ膣を焼かれ刺青、焼印。それが社会にメール添付でばら撒かれる。
さらに和歌山の倒産寸前のホテルが非合法のSM愛好会を開催して女性を飲酒運転の罠に嵌め身体を破壊する拷問を行う。
これらの事件は如月鬼堂らの愛好会やAVを脅かす存在と成っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 00:30:00
2082439文字
会話率:35%
女衒の國その二十に至る。遂に核戦争が起きてしまった。それは世界の九割以上を滅ぼしてしまう。
ロシア軍は停戦になったウクライナにまた侵攻した。中国は中華民国に侵攻する。
同じ日北朝鮮がアメリカに向けて数十発のミサイルを発射した。
それ
から数時間後に核ミサイルがアメリカ、ロシア、中国、インド、中東、EUを始め世界中を襲った。
生き残ったのは娼帝國のニューシティとその付属施設だけである。それらは核戦争前に娼国とR国、その隣国と日本に展開していた。
この部分だけが核戦争を予期して核防止ができていたのである。
娼帝國は核戦争後その国家体制を一新した。それは民主主義でも社会主義でもない。
娼帝國のニューシティに収容された者は働かなくても生活が保障される。
住む所はニューシティ内に提供されていた。食事はラウンジにてバイキングで提供される。
三十五歳以上は他に年金が支給される。必需品を買う程度のものだが生活には一切困らない。
三十五歳まで男性は軍事訓練を受ける。だが銃の使い方、ヘリの操縦、救護活動程度で楽である。これで僅かな給料が支給される。
実際の軍事、警察は総てAI化されロボットが行う。製造も建築も調理もロボットである。個人の有料の飲食店のみ人間が調理する。
農業、工業生産もロボットが行う。
女性は容姿スタイルでSABCDのランクに分けられABCは三十五歳まで献身婦を義務付けられる。献身婦とは躰を提供する。
ABは有料だがCはチケット制で國が支払う。
Sは女優、アナウンサーだが全裸は公開しなくてはならない。
Dは生む専門と成るが生むのは人工授精した他人の精子と卵子である。三十五歳以上は保母で収入も得られる。
制度に反対の者はニューシティを追い出されてしまう。ニューシティの外は核と中国軍等に破壊された人外魔境である。
中に残って抵抗した者は加重死刑囚となる。
この加重の部分がSM拷問で毎週テレビ放送される。また医療自習や軍人のSM的慰問に提供されてしまう。
さらにこの國から家族と言う制度が廃止されてしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 00:30:00
1707947文字
会話率:37%
抜けていた女衒の國その一から五を大幅修正して公開です。
二〇〇八年。
娼館島は仁川氏が女衒の父から受け継いだ売春の島である。
仁川氏の父は戦前に日本陸軍の侵略に乗じてアジアに進出した。外国人向けの娼館を営む当時の言葉で女衒である。
その当時は日本から女性を出稼ぎさせた。これがからゆきさんである。
終戦後からゆきさんは引き揚げたが仁川氏の父は島を護って売春を続ける。
亜細亜の大陸から少し離れて浮かぶ島。R国という弱小国家の領土だが仁川(にながわ)坤一という日本人の所有である。
R国は首相も役所も仁川氏の息が掛かっていた。
さらに日本の経済悪化に乗じて日本から借金を背負った女性をからゆきさんさせ海外進出した日本人向けハードコンパニオンとして提供を始める。
その一人として渡航した北嶋真紀子は娼館島に来て激しいSM拷問に堪えて蓄財して行く。
だが耐えられない拷問に遭う。それは高校生の時に痴漢と思って訴えた男性だった。
今の真紀子ならば痴漢とは考えない程度のことである。高校生の真紀子には周りやマスコミの唱える痴漢行為の情報に簡単に痴漢と決め付けてしまった。
無罪になったが村上は会社を退職したのである。
それから八年経つ。
此処では日本の風俗とは違ってその男性のプレイを拒否できない。借金を残して脱走か海に飛び込むしかない所に追い込まれてしまった。
売春国家に潜入した日本の婦人警官沼尾輪加子。官房長の命令は日本に入ってくる売春の撲滅だったが真の目的は他にあったのである。
輪加子は日本の警察官とばれ娼国に捕らえられてしまう。
躰を張って潜入した輪加子の運命は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 00:30:00
107831文字
会話率:35%
R国は亜細亜の開発途上国だが表面は民主化され経済も成長しつつある。
でもその実態は女衒の末裔が権力を握る女衒の國であった。日本のやくざを手先に借金を作らせた女を現代のからゆきさんとして渡航させる。
この国ではコンパニオンは昔の温泉芸者
並みのサービスをする。彼女らの仕事はハードコンパニオンと呼ばれ宴席でたくさんの客の前で究極のSMプレイを受ける。
日本ではありえないハードな仕事である。
客は娼国、R国に本社を置く日系企業である。
これを追って国際世論に訴えるべく女性フリージャーナリストが海外取材。鎖国のR国に潜入したがT市警察に射殺される。
これに怒り仇を討つべく仲間のジャーナリストと親友の婦警が調査にR国に入ったが、娼国から違法な海外献金に潤う日本の国会議員に密告されてしまう。
女の尊厳のために闘うフリージャーナリストの滝沢沙緒里、内山莉緒警部補は娼国、R国の権力者に拷問を受け女躰を女の奥まで蹂躙される。
女の奥に痒みを与える責めに堪えられずドリルバイブを受け入れ女の性の極致を晒す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 00:10:00
56616文字
会話率:38%