人々は皆、天から「第二の性」を与えられる――
虫(インゼクト)、樹液(ハルツ)、真菌(ピルツ)、ノーマル。
そして、彼らは与えられた性に抗うことはできない。
ハルツに分化したあの日、樹トワは全てを失った。
家族も、自由も、そして名前も
……平穏な日々と共に全て奪われ、代わりに「一条トワ」という名前だけが与えられた。
とある理由で訪れた「虫籠」と呼ばれる研究施設で、彼は美しい青年と出会った。
「タテハ」と名乗るその青年の歳不相応な無垢であどけない笑顔。その笑顔はどこか懐かしく、トワの失った「大切なあの子」を思い起こさせた。
初めて会ったのに……
知らないはずなのに……
だけど何故か彼の笑顔に惹かれてしまう。
彼と自分は交わるべきではないのに……
匣庭に囚われた青年と全てを奪われた少年
交わるはずのなかった二人の視線が重なった時、止まっていた時間がゆっくりと動き始める。
☆毎週月曜日更新予定!
⚠️この作品には以下のような描写を含む章があります
・施設での隔離・監禁描写
・一部、性的・精神的な搾取を連想させる表現(曖昧に処理/直接描写なし)
・未成年時代の心的外傷/自己嫌悪に関する内省
いずれもフィクションであり、必要以上にセンシティブな描写は避けていますが、苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 01:32:52
3629文字
会話率:32%
(あらすじ)
■■疑念と狂気が交錯する、記憶喪失BLサスペンス■■
目が覚めると、そこは精神病院の閉鎖病棟だった。
すべての記憶を失っていた私は、主治医の〝先生〟から、
自分が自殺未遂を起こし、二ヶ月間昏睡状態だったことを知らされる。
自
分の記憶と向き合うため、私は病棟の外へと足を踏み出す。
だが、そこで出会う者たちは、皆どこか奇妙だった。
曖昧なことしか語らない主治医・〝先生〟。
無表情な看護師・〝笑い犬〟。
支離滅裂な言動を繰り返す男・〝さかさま〟。
そして──最も危険とされる隣の房の男、〝王様〟。
「会いたかった」と優しく触れてくる彼の言葉に、
私はなぜか心を揺さぶられてしまう。
だが彼は、暴力と錯乱を繰り返す“狂人の王”だった。
一体、誰を信じればいいのか。
私はなぜ、自殺しようとしたのか。
そして──〝王様〟とは何者なのか。
閉ざされた病棟の中で、過去と真実を追い求める、記憶喪失BLサスペンス。
(基本方針)
・未成年の性描写は無し
・合意のない性行為描写は無し
※物語の都合上どうしても入ってしまう場合は
事前にワーニングを出させていただきます。
(その他)
「郁嵐(いくらん)」という名義で
ブロマンス風の和風歴史ファンタジー小説も書いてます!
ぜひお越し下さいませ〜
https://mypage.syosetu.com/2318984/ 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 22:40:00
83258文字
会話率:33%
「怒り」の感情を覚えた少年はその感情を持て余しながら流れていく。
その先にあるのは生存と復讐。やがてそれすらも曖昧になっていく。
何にもすがれなくなった少年は、孤独のまま時を過ごしていく。
そして孤独の中で「怒り」だけが研ぎ澄まされていく。
破滅と寄り添う小さな希望。彼はどちらを掴み取れるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 22:30:05
18962文字
会話率:12%
「名前はあの日なくしてしまった。」
恋人に裏切られ、知らない男の前に差し出されたあの日。
美咲は、自分という存在が音を立てて崩れていくのを感じた。
「名前なんてものは、記録にしか残らない」
誰かがそう言った。
記録からも、誰かの心から
も、
すり抜けてしまった美咲は、いったいどこへ向かうのだろうか。
人間の輪郭が曖昧になっていく物語。
ゆっくりと沈んでいくあの夜から、語りはじめます。
※ 直接的な表現は避けますが、暴力的な表現、官能的な表現が含まれます。
直接的な性交渉を含むシーンを、ノクターンノベルズにて別編として掲載していきます。
興味を持っていただけたら、そちらもお楽しみください。
https://ncode.syosetu.com/n5242kr/
2日に1話程度の更新を予定しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 17:40:00
15109文字
会話率:17%
小さな町の「がらくた屋」。
放課後、少女はいつものようにカウンター奥のソファに座り、店主のおじさんの背中を眺めている。
家に帰っても誰もいない。学校でも素顔を見せられない。
本当の自分の居場所は、この静かな店と、おじさんのそばだけ――
「
帰れ」とぶっきらぼうに言うおじさん。
それでも少女は、曖昧な笑顔でその言葉を聞き流す。
コーヒーの湯気が消えるまで、もう少しだけここにいたい。
おじさんの背中の温もり、がらくた屋の優しい静けさ。
何も言葉にできないまま、ただ離れがたい想いだけが胸にあふれていく。
「おじさんがいなくなったら、私は本当にひとりぼっちになってしまう」
そんな不安を抱えながら、
少女は今日も、そっとおじさんのそばに寄り添う――
たったひとつの“居場所”をめぐる、ふたりの静かな放課後。
これは、「私」と「おじさん」と「コーヒー」だけの、ささやかで愛おしい物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 23:00:00
10503文字
会話率:15%
タイトルの通りです。
色気ほとばしる穏やかな攻(7歳)×曖昧な知識の乙女ゲームの悪役に転生したのんびり図太い受(2歳)のまったりな出会い。
ゆっくり更新
他サイトでも発表しています。
執筆優先のためコメントへのお返事は停止しています。
最終更新:2025-06-30 11:55:08
119919文字
会話率:34%
街コンで出会ったその男は、目も合わせず、世界で一番不幸そうな顔をしていた。ぽつりと「親に勝手に籍、入れられると思う」と呟いた彼の目には、冗談にできない、本気の絶望がにじんでいた。
「逃げなよ」と言った。
返ってきたのは、「でも……」という
曖昧な言葉。
抵抗の意思すら奪われた人間の、それが限界だった。
「じゃあ、うち来なよ。私がなんとかするから」
ただの勢いだった。でも、本気だった。 それくらい見ていられなかった。 助けずにいられなかった。その日はどうしようもなく、むしゃくしゃしていたから。
真っ直ぐ努力家女子大生(21)×自己肯定感ゼロ毒親育ち社会人(25)。
これはふたりの「再生の物語」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 17:03:46
17909文字
会話率:40%
名札を落とした男、名を問う女、そして“探しもの”を始めたはずの「僕」。
──だがそのすべてが、誰かの“代わり”だったとしたら?
出張先で終点駅まで乗り過ごした「僕」は、見知らぬ町の公園で“名札を探す男”と出会う。
名の読めないそれは、誰の
ものかもわからない。けれど男は言う──「ここ、よく落ちてるんです」。
やがて女が現れ、僕も名札を拾い、“誰か”を思い出し始める。
だが会話はすれ違い、名前は曖昧に、過去と現在は歪んでいく。
そして気づけば、“探されていたのは自分”なのかもしれないという違和感が全身を包む。
記憶と名を失った人間たちが集うその公園は、現実か死後か、それすら定かでない。
やがて終幕、名札を拾い上げる者が現れる──
胸に輝く銀の名札には「死人管理局」の文字。
命と記憶を失った者が“自分”を探す物語。
でも、名を返されたとき、あなたは本当に「あなた」でいられるだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 09:17:58
5057文字
会話率:24%
ASMR収録を仕事にしている彼女。
ある夜、彼女は「今日は君に“体験”してほしい」と、俺をヘッドホンとアイマスクで封じた。
音だけの世界に沈みながら、聞こえてきたのは――彼女の、快楽と拒絶が入り混じる声だった。
それは“演技”か、それとも
――“本当に、誰かにされていた”音だったのか。
聞こえる声が、快感の境界を壊していく。耳だけが生きている、その夜の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 21:00:00
4376文字
会話率:37%
2章目まで読んでもらえたら、きっと何かが伝わると思います。
第1章は静かな始まりです。
でも、2章目から少しずつ、歪みが見えてきます。
学校では、優しいはずの“彼女たち”が、僕らを縛り付ける。
痛みも、涙も、絶望すら──すべてが
“約束”の一部だった。
言葉は、ときに人を縛る。
伝えた側がそのつもりでなくても、受け取った側が信じれば、それだけで“約束”になる。
「大丈夫だよ」
「信じてる」
「また明日」
そんな曖昧な言葉に、誰かがすがりつき、誰かが縛られていく。
誰かに見てほしかった。
誰かに認めてほしかった。
その想いが、ほんの少し形を違えて現れただけだった。
優しさが残酷に変わるとき、そこには確かに“やさしい”笑顔があった。
微笑みながら近づき、当たり前のように隣にいて、
ただ“そうあるべきだ”と信じていた。
僕らは気づいていなかった。
優しさが檻に変わる瞬間を。
その檻が、もう二度と開くことのないものだということも。
ただ静かに、穏やかに、確かに何かが狂っていく。
逃げられないものほど、優しく手のひらに乗せられるから。
ここにあるのは、ただの暴力ではない。
誰もが“壊れ”、誰もが“壊す”運命にある、歪んだ約束の檻(やくそくのおり)。
これは、やさしさと約束を信じた、少年と少女たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:00:00
28240文字
会話率:25%
夫が出張で不在の間、数年ぶりに訪れた甥と、静かな二人きりの生活が始まった。
最初は何気ない日常だったはずが、視線や距離感の変化に戸惑い、やがて“女性として見られている”ことに幸子は気づかされていく。
優しさと曖昧な罪悪感のなかで、彼の気持ち
に応えてしまった私は、少しずつ理性を手放していく──これは、夫に言えない数日間の記録。
人妻/寝取られ/NTR/女性視点折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 05:00:00
9034文字
会話率:24%
「最低な男の話をしてもいい?」
──親友である葛城純がそう呟いた瞬間、胸の奥に不安が落ちた。
地味で線の細い純は、昔からどこか放っておけない存在だ。けれど近ごろ彼は、誰かと付き合っているらしい。相手の素性を問えば、曖昧な笑みと共に話を濁
される。それでも構わない──純が笑っているなら、それで良い。そう思おうとした。
ある日、喫茶店の扉を開けて現れた男──彫刻のように整った顔立ち、狂気すら隠しきれぬ瞳、その男が「兄」を名乗った時、俺の中で何かが崩れ落ちた。
義兄という名の束縛者、親友として純を見つめ続けてきた俺、誰が最初に理性を手放すのか。三人の男たちの歪な関係は静かに狂い始める。
平凡受けに翻弄される二人の男視点(美形攻め)の話です
※無理矢理の性描写を含みます、ご注意ください。
葛城純(かつらぎじゅん)二十五歳 平凡な会社員
葛城侑里(かつらぎゆうり)三十歳 妖艶な美男 俳優 純の義兄
近藤二葉(こんどうふたば)二十五歳 自営業の野性的な美形 純と高校で同じ陸上部だった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:02:51
15742文字
会話率:37%
屈強な男達だけで構成されたパーティ『鋼の剣』に所属する魔導士の少年フウは、魔王軍軍団長討伐失敗を機にパーティを追放される。
――「使用者へ対する性欲を増大させる」効果を持つ強化魔法。
不屈の精神でフウへの性欲を耐え続けた男達は、その効果を曖
昧に説明するしかなかった・・・。
追放の直後、フウは一人の少女に励まされて気を持ち直す。
しかし、フウはゴブリンに襲われる少女を助けるために強化魔法を使ってしまう。
そして強化魔法によって発情した少女に抵抗できず、童貞を奪われてしまうのだった――。淡い恋心と共に。
本気の戦闘の後は、本気のセックスで。
色欲の冒険譚が、今始まる。
※主人公×ヒロインのみ(一部ヒロイン同士の絡みや、他人同士などはあり)。
2024/11/10 二章開始と同時にあらすじを少し修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 11:10:00
241836文字
会話率:40%
僕は男だ。だけど、誰かの目に映る僕は――たぶん、そうじゃない。
瑞樹は、美術大学に通う十八歳の男子学生。
なめらかな肌、整った横顔、引き締まった細身の体躯――
その佇まいは、見る者の記憶に静かに爪痕を残す。
寮母・沙月は、優しさの仮面をまと
いながら、瑞樹の羞恥をゆっくりと観察する。
無邪気な同室の少年・駿は、言葉の端々で、彼の「男であること」の輪郭を曖昧にしていく。
公共の空間で、ひとの視線に晒されるたびに、瑞樹は“見られること”の意味を知っていく。
何気ない日常の中で、羞恥と戸惑いが積み重なり、やがて心の奥に沈んだはずの何かが静かに目覚めていく。
――これは、恥ずかしさの中で息をする、美しい少年の物語。
観察され、導かれ、心を脱がされていくなかで、
彼は“自分の知らなかった自分”に、少しずつ侵されていく。
「僕は、見られていたいんじゃない……なのに、どうして……」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 17:27:28
489文字
会話率:0%
――君の存在は、称号になるのか。それとも、神話になるのか。
世界は《Cordia》によって書き換えられる。
人々の職業、適性、未来の進路までもが“称号”という言葉に変換され、
誰もが「自分の物語」を持てる時代になった。
それは、かつて賢
者が作り出した、言語による秩序。
神話を忘れ、勇者も魔王も過去の残骸となった現代の前提。
けれど、世界の奥には今も《Lexia》──概念そのものの言語が眠っている。
“殲滅者”としての勇者。
“守護者”としての魔王。
そして、彼らを人の言葉に書き換えようとした賢者。
その三位一体の物語は、数百年前に終わった──はずだった。
---
士官学校を中退し、辺境の街クロムヘルトで観光ガイドとして働くレイグ・ブレイジス。
彼の称号は『世界そうなめ』。
数値は規格外、才能は勇者級。
だがこの時代に、勇者など誰も必要としていなかった。
だから彼は“聖剣を抜かなかった”。
──なのに。
「吾輩はエクスカルロス! 走ってきたぞ! 抜けえええ!」
神話の聖剣が、勇者を探して自力で走ってきた。
---
一方。
サキュバスなのに男という矛盾の塊である少年・シグラは、
世界に忘れられた神話の“約束”を複数の称号として内包する特異存在。
その名は《Sigla》。
勇者と魔王を“概念”から“称号”へと変換するために賢者が生み出した、偏りの鍵。
称号では測れない者と、神話を拒否する者が出会うとき、
世界の言語層が揺れ始める。
---
かつて賢者は言った。
「神話に支配されるな。称号で未来を選べ」と。
けれど今、誰かが“神話を記述し直そう”としている。
神話を拒んだ勇者と、
名前の意味すら曖昧な魔王が、
この世界に“願い”を撃ち込むとき──
構文は壊れ、物語は再定義される。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 13:00:03
824文字
会話率:32%
世間で幻の宿として知られる旅館・牡丹。そこは実は強いオスがマゾメスを貪る遊郭であった。NG一切なしのチン媚びどすけべ女将を専用オナホールとして、アブノーマルでど変態なエッチを一晩中し続ける。
※セリフのみの文体にチャレンジしてみました。
最終更新:2025-05-02 18:30:00
37082文字
会話率:0%
気づいた時には、薄暗い路地にいた。
「みつけた」
茶色い髪をした少年ルークは、浮浪児の自分に駆け寄る。
「…僕を覚えてる?…ノア?」
ルークに拾われてルークの弟になるが、特殊体質の雌雄同体(ヘルマフロダイト)であることが判明し、母親
にクリスという名をつけられる。
優しいルークに懐いて、クリスはブラコンの弟となるが、実はルークは異常にクリスの体に執着していて……?
騎士と魔法のすけべ異世界学園ファンタジー。ややシリアス。クリスの前世成人女性。記憶が曖昧。
※印は、背後注意の内容多めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 21:25:04
61105文字
会話率:39%
高校時代の恋愛を引き摺り続けている三国英凜は、人数合わせで参加した医者との合コンで高校の元カレ・雲雀侑生と再会する。十年ぶりに顔を合わせた懐かしさと居心地の良さから、英凜は侑生と曖昧な関係を始めてしまった。互いに恋愛感情があるのか分からない
まま、その関係が続いていくうちに、止まっていた過去が動き出す。
R18表現話には*があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 12:11:54
169371文字
会話率:55%
関係に名前をつけるとしたら幼なじみ。親友でも兄弟でもいいな。
そんな風に思っていたのは私だけ?
真夏の夜、いつものように過ごす部屋で、曖昧だった境界線が変わる。
ハル様主催の《熱帯夜、酒飲みに酒飲み捧げる企画》に参加させていただきました!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-31 23:19:50
6115文字
会話率:28%
目覚めると、俺は“女”になっていた。
名前は優。見知らぬ女・沙羅に「私の秘書よ」と囁かれ、スーツと下着を与えられ、快楽の“訓練”が始まる。
記憶は曖昧。男だった頃の感覚も徐々に薄れていき、
女の身体は沙羅の指先に震え、スティックひとつで悦
びに濡れてしまう。
これは夢か、それとも現実か。
鏡に映る女の顔を見つめるたび、“俺”という存在が少しずつ溶けていく――。
「快楽を刻まれた身体は、もう夢を現実にするのよ」
TS転生、性転換、女体化、調教、雌堕ち、スーツ女子。
女として悦ぶことを強いられながら、次第に“私”として愛されていく。
快楽と支配、そして曖昧な愛に溺れていく、秘書と雇い主の耽美な日々。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 21:47:12
60166文字
会話率:19%
目覚めたとき、俺の身体は“女”になっていた。
記憶は曖昧。名前も、過去も、自分が本当に男だったという確証すらない。
ただひとつ――目の前の美しい女・沙羅だけが、俺を知っていると言った。
「あなたは今日から、私の秘書。雌として、悦びを知って
もらうわ」
そう告げられたとき、すべてが始まった。
着せられたスーツ、濡れてゆく下着、与えられる快楽。
沙羅の指先ひとつで、“俺”だった自我が崩れてゆく。
そして、“私”として喘ぎ、果てるたびに、現実と夢の境界は溶けていく――。
これは、TS転生した秘書が、快楽と支配、そして愛の中で“自分”を見失っていく物語。
夢か、現か。女として悦ぶ身体に刻まれる真実とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 21:35:21
7829文字
会話率:26%
年上彼女の紅流といちゃいちゃ。年下同僚の春雛さんと浮気。恋人の見た夢が筒抜けにわかる紅流に、夢を介して春雛さんとの浮気がばれて、紅流は、消えてしまう。春雛さんとの浮気は、本気になって、大切な意味を持つはずの夢は、何の意味もない、単なる記憶の
排泄になる。紅流が夢に出てきてくれたらいいのにと、願うばかりの主人公。夢と現実、二つの層の境界が曖昧になる。描写はそこまで「濃く」ないですが、一応18禁。全13話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 09:00:00
31920文字
会話率:41%