2章目まで読んでもらえたら、きっと何かが伝わると思います。
第1章は静かな始まりです。
でも、2章目から少しずつ、歪みが見えてきます。
学校では、優しいはずの“彼女たち”が、僕らを縛り付ける。
痛みも、涙も、絶望すら──すべてが
“約束”の一部だった。
言葉は、ときに人を縛る。
伝えた側がそのつもりでなくても、受け取った側が信じれば、それだけで“約束”になる。
「大丈夫だよ」
「信じてる」
「また明日」
そんな曖昧な言葉に、誰かがすがりつき、誰かが縛られていく。
誰かに見てほしかった。
誰かに認めてほしかった。
その想いが、ほんの少し形を違えて現れただけだった。
優しさが残酷に変わるとき、そこには確かに“やさしい”笑顔があった。
微笑みながら近づき、当たり前のように隣にいて、
ただ“そうあるべきだ”と信じていた。
僕らは気づいていなかった。
優しさが檻に変わる瞬間を。
その檻が、もう二度と開くことのないものだということも。
ただ静かに、穏やかに、確かに何かが狂っていく。
逃げられないものほど、優しく手のひらに乗せられるから。
ここにあるのは、ただの暴力ではない。
誰もが“壊れ”、誰もが“壊す”運命にある、歪んだ約束の檻(やくそくのおり)。
これは、やさしさと約束を信じた、少年と少女たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:00:00
28552文字
会話率:24%
毎日19:00更新予定!
タイトルの通り、鬼の姉妹が戦って、負けて、愛してもらって、しあわせを手に入れる話です。
ツノ折るのって楽しいですよね……。
■成分表示
この作品には以下の要素が含まれます。予めご一読頂き、苦手な方はお控えいた
だきますと幸いです。
・モブの惨殺シーン
・ヒロインへの肉体的、精神的凌辱要素
・淫語、ハートマーク多めのセリフ
・主人公以外の男性とヒロインの性行為(相手はモブ、序章にのみ登場)
・抜きに使えない戦闘描写
・クズ主人公
・TSヒロイン(外伝にのみ登場)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 19:00:00
260097文字
会話率:36%
岩田潤、倉本雄高、瀬上杏奈。男二人、女一人の幼なじみ同士の関係は、潤と杏奈がつきあいはじめても変わることはなかったかに見えた。だが、潤の知らないところで雄高と杏奈は身体の関係を重ねていた。そこから壊れた関係が、新しく知り合った河合絵里を鍵と
して、徐々に復活してゆく。ただし、歪んだ方向に。果たして、誰が幸せになれるのだろうか。
暗いようで暗くない……かもしれない。残酷な描写ありは保険。
レイプ、凌辱シーンらしきものが出現するかもしれません。苦手な方は読むのを控えてください。
お気に召さない展開などもあるでしょうが、温かい目でラストまでお読みいただければ嬉しいです。
※2018/9/25~より連載していたものをいったん削除し、2019/5より再掲載をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-10 13:28:43
141492文字
会話率:37%