都の騎士団長であるヤキム・ベルカは、永いあいだ北の森で眠りについていた魔物である。
自分を眠りにつかせた相手であるエルとは、ヤキムが魔物時代からの付き合いで友人と呼べる関係だった。今や魔術師の最高峰である魔術塔室長となっている彼は、昔とは名
前も変わってしまっているため過去のことは忘れたいのだろうと極力関わらないようにしている。
魔物時代からエルのことが好きだったヤキムは、エルのためなら何だってしてやれる。一人で永い眠りにつくことも、人に姿を変えて生きていくことも、エルを抱くことさえも。
『塔の上で会いましょう』に出てくる二人の上司のお話です。『塔の~』より少し前の時間軸です。そちらを読んでいなくても読めるかと思います。
魔物×魔術師ですがR18描写は人型の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 00:00:00
3431文字
会話率:15%
「孕ませていいんだね。朝までヤリまくって……この子を俺のモノにしていいんだね?」
「お前は選ばれたんだ。魔女の父親にな」
町外れの森には魔女が住んでいる。
もしも魔女を見てしまったら……。
生きて帰ることは叶わない。
町の子
供達はそう言われて育つ。
隠されるようにひっそりと森に住んでいたのは、豊満な身体つきをした見目麗しい黒髪の少女。
父親に連れられて少女と引き合わされた少年は、知らずうちに魔女である少女を孕ませる権利を得たと知り狼狽える。
始めは戸惑う少年だったが卑猥な少女の姿に欲望が膨れ上がり、少女の身体をしゃぶりつくし朝まで何十発も胎の中へと精を注いだ。
この日から、少年の生活は一遍した。
少年は今夜も魔女との夜を楽しみ、子を孕ませたいと、その事だけを考えるようになっていく。
やがて少年に思いを寄せる少女が、少年の変わり様を訝しみ、魔女の存在を知ってしまう。
ーー魔女の存在を知った女は魔女となる。
十数年ぶりに魔女となる儀式が行われる。
それは男達にとっては宴であり、少女にとっては地獄の始まりであった。
ハロウィンの夜に子供達は言う。
『甘い蜜を寄越せ! 白く染めてやるぞ!』
甘い蜜とは蜂蜜を使ったお菓子の事
白く染めるとはホワイトチョコレートの事。
けれどその言葉の本当の意味とは……。
※若干のNTRや近親相姦の描写が含まれます
※男尊女卑ぎみの世界観で女の子が酷い目に遭います
※女性蔑視や犯罪を助長させる意図は一切ありません
「AllNight HALLOWEEN 2021」企画参加作品です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 00:00:00
21632文字
会話率:26%
ここはキューブィという六面体の内部世界で、その世界はダルタニアと呼ばれていた。ダルタニアは、大きく分けると、地上世界、天上世界、そして地下世界に分かれていた。地上世界は1つしかなかったが、天上世界と地下世界は、何層にも折り重なっていて、その
世界には、それぞれ存在を許された魔人や魔獣が住んでいた。
ダルタニアには太陽が無く、空間そのものが発光していた。緩やかな光の中、生き物は共棲したり、争ったりしながら日々を生きていた。ダルタニアは、全能の神ゼビスが作った人類の住む世界と、同じように昼と夜に分かれていた。雨も定期的に降っていた。ここは閉ざされた空間であったので、流れ星や夜空に星を見ることは無かった。
地下世界には地上に向かって、何ヶ所か入口があり、そこから地上世界へと入ることが出来た。ダルタニアの地下世界は(ザンティア)と呼ばれていて、地下ではあったが、空間が発光しているので、暗くは無かった。地下世界の大地から頭上を見上げると、大空には大地が連なっていたので、ここは地下世界であると思い知らされていた。
地下世界の大地と、天上の大地とは何本もの、太い柱で繋がれており、その柱が地上の大地を、支えているように見えたが、実はそうでは無かった。何で天上の大地が、地下世界に落下してこないのか、それは誰にも分からなかった。(ザンティア)は、暗くはない地下世界であった。
この小説は「カクヨム」サイトにも内容を変更したモノを掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 19:34:28
65534文字
会話率:4%
山城 瑞稀(やましろみずき)は夢見るフリーター。「ギターがあれば生きていける!」と豪語するシンガソングライターの卵で、筋金入りの音楽ジャンキーだ。瑞稀はとある理由でふらっと海外へ旅行に出たものの、現地で超巨大な鳥の化け物に襲われる。助けてく
れたのは赤毛で赤い服を着た身長二メートル越えの男前。「よっしゃラッキー助かった!」と思わず言いたくなった瑞稀だが、何やら雲行きがおかしい。言葉も通じないし、周囲は見たこともない風景ばかり。そもそも、此処は何処なんだ?装備は相棒のアコースティックギターだけ、武器は路上で鍛えた体力とコミュ力。喧嘩上等!な負けん気とちょっぴりあざとい部分のある瑞稀が【獣混じり】と呼ばれる獣人いる世界で紡ぐラブコメディ…………になる予定。見切り発車です。※『人型至上主義』の世界観なのでケモケモはしません。耳も尻尾も生えてません。もふもふはしばらく出てこないので、悪しからず。タグは随時追加、修正します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 18:00:00
34361文字
会話率:34%
ボーイッシュな服装を好み、そんな自分を肯定して生きている朝霧真琴。興味本位で付き合い始めた彼氏にふられ、さらに相席した相手に水をぶっかけ、ハプニングから下半身を露出してしまうという運とツキの無さ。「なんで水溢しただけの私にコイツは精子溢して
んだよ!割りにあわねえ!」
そんな真琴が可愛くて仕方ない見た目爽やかな筋肉男・皐に言い寄られて果たして真琴はどうする?癖のあるまわりの人々に揉まれながら成るようになれ精神で生きていくアホな話、恋愛要素は薄いです。卑猥発言が多々あります、ご了承の上お読みください。不定期、遅筆。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 18:00:00
68919文字
会話率:38%
【こんなエロが書いてみたいに少しストーリーつけたような話です】同い年で学友で類友な彼等の性癖に、翻弄され付き合わされめちゃくちゃにされるけど愛されてる彼女達の話。基本的にはハッピーエンドです。
【一人目キャシー完】
親の借金によって娼館に
売られたキャシーは、客として訪れる幼馴染に日々翻弄される。
娼婦なのか恋人なのか良く分からず、無理な要求にも応えつつ迎えたある日、彼の態度が一変した。
彼からはもう逃げられない。そんなキャシーの物語。
※強制堕胎等の女性の尊厳が著しく貶められている箇所があります。
【二人目アリア完】
父親が決めた婚約者は、アリアが憧れていた先輩だった。
出会ったその日に初めてを奪われ、どんどん絡め取られて、彼の要求がおかしいことに全く気付けない。
彼なしじゃもう生きていけない。そんなアリアの物語。
【三人目ヴィヴィアンヌ完】
両親が急死し悲しむ暇もなく当主となったヴィヴィアンヌは、助言者を求めてとある夜会に参加し否が応にも雰囲気に呑まされ流されてしまう。
覚えていたのは彼の髪の色だけ。
彼だけしかもう選べない。そんなヴィヴィアンヌの物語。
【四人目ティリチェ完】
自身の家門のため後継者を望まれているティリチェは、周囲に黙って婚約者の許に押しかけた。
それなのに何だかその先に進まない? 彼の秘密、いったいそれは……。
彼しかもう欲しくない。そんなティリチェの物語。
【五人目 私 更新暫く無理】
幼い頃親に捨てられた私に名前は無い。月に一度、変な熱病に冒される私を組み敷いた彼は、私の事を「ヨゾラ」と呼んだ。
気を失っている内に、お世話になった村から連れ出されてしまった私は、本当の「私」を知る。
彼をもう拒めない。そんな私の物語。
※全てエロなので別途エロ記号等なし。
※投稿の度にキーワードを増やすのでそちらで地雷を確認してください。
※アルファポリス・pixivでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 23:00:00
191222文字
会話率:45%
冒険者家業を引退して、結婚しようとしたら逃げられたので、
また冒険者として生きていくことに決めました。
一応、ざまあ展開あり。
最終更新:2021-10-28 19:00:00
15329文字
会話率:39%
フリーターの上原みゆきは、バイトの帰りに事故に遭い死亡したっぽい。
気がつけば自身はゲームの世界に転生しており、最近良く聞くアレかぁなんて甘く考えていたら…
自分が転生したのが白雪姫を元に作られたRPGゲームのラスボス、主人公であり勇者の
白雪の継母である事を知った。
討伐されたくないみゆきは、白雪と距離を置きつつ城から脱け出してパンピーみゆきとして生きていこうと心に決めたのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 22:24:55
25868文字
会話率:23%
副題
〜勇者への転職希望なんて出してないです辞退させてくださ、そこをなんとかじゃない、イヤだって言って…ああクソ断れなかった…〜
副題の通りです。
法口勇(ノリグチイサム)は軽い希死念慮持ちだが人生可もなく不可もなし、と生きていた。
と
ころがある日、いきなり異世界へ飛ばされて勇者への転職を要請された。
無理だ嫌だと断ったが、押しに弱いことを見破られ、結果、魔坑(魔物が生まれ出る洞窟)の破壊やら魔物討伐やらに勤しむ生活が始まる。
不本意だが仕方ない。
だが、それだけではなかった。
護衛騎士のヒースに迫られる事態も発生し、俺の手に負えない。むしろ全て放り出して逃げたい。
逃げる俺、追いかけるヒース。
トップクラスの実力者相手に勝ち目はなかった。呆気なく捕まり、めくるめく官能の日々を送る羽目に…は、しないっ。
早期退職をして、ブラック社会ともヤンデレ化しそうな護衛ともおさらばだ!
多分そんな話になる予定です。予定は未定と言いますが、ハピエンは確定です。
※誤字脱字、誤表現などなど、気になったところをちょくちょく訂正すると思います。大筋は変わらないので、温かい目で見ていただけると嬉しいです※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 18:52:35
20495文字
会話率:30%
世にも稀な紫色の瞳を持つ美しいフィオナは、コルツ王国の末姫ながら、その美しすぎる瞳を神への捧げ物にしようとした父王の判断で魔法をかけられた。視界は奪われ、顔には醜い呪文が彫り込まれているという特異な容貌のまま、清廉質素な教会で静かな祈りの生
活を送っていたが、政略により隣接する大国ガルトの王子、竜騎士であるルカルネスの元へ嫁ぐことになり――。
架空の大陸、大国の王子と小国の姫。お互いに何かしらの劣等感を持ちつつも互いに認め合い、寄り添って生きていこうとするも、思いもよらぬところから横槍が入る……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 21:17:16
92805文字
会話率:32%
背後でギィィと閉まる扉。いきなり現れる過去の幻影。廊下へ進めば蝋燭がひとりでに灯り、背後から囁く声がする……追い込まれた令嬢が最奥の一室で見た人影は――!
「きゃぁぁぁ……あ?」
イケメンだった。あれ、こういう時ってもっとおどろおどろしい腐
乱死体とかじゃないの?
無理やり愛人にされかけて、股間を蹴飛ばして逃走してきた伯爵令嬢トレイシーは、有名な幽霊城に保護されることになった。骸骨だらけの死者達の中で唯一、顔が半分だけ髑髏という美丈夫と親交を深めていくトレイシーは、やがて様々な秘密を知っていき……?
花嫁ウェルカムな幽霊城の住人と、ずっと夜の世界で生きてきた孤独な青年による、溺愛嫁取り物語(のはず)なラブコメです。ホラーじゃなくってコメディだよ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 12:00:00
153402文字
会話率:51%
誰にも愛されない、誰も愛することはない。
そう思って生きてきた。
「私の番の香り」「嘘つきアルファの望んだオメガ」「全部、抱きしめる」に続き、まめ太郎4作目のオメガバースとなります。
世界観を引き継いでいるので、前作から読んだ方が分かりや
すいかとは思います。
(今作でもだけでも読めるように書いたつもりではありますが)
前作でオメガバ完結と言っていたのに続いてしまいました!!すみませんっ!!
今作でいよいよ本当に完結です。
最後まで見届けていただければ嬉しいです。
※この作品はアルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 12:00:00
188718文字
会話率:39%
変態豚野郎の45才が
タイムリープしながら夢を追わなかった後悔を
叶えて、挫折し、それでも、生きて必死になって今を
生き抜くコメディ小説!目指せ映像化!
最終更新:2021-10-24 07:37:27
401文字
会話率:23%
がけっぷち花屋の真己の最近の楽しみは、花の仕入れ後にモーニングを食べに行くカフェにいる、スーツ姿の男性を見ること。
そんな細やかな楽しみを支えに生きてきたのだが、誕生日プレゼントとして幼馴染がゲイ専門デートクラブ『スカーレット』からワンナイ
トの相手を派遣してきた。
なんと相手は密かに憧れていたスーツの男性だった!?
謎のスーツイケメン×がけっぷち花屋
・不定期連載
・ハピエンもの
・R部分にはナンバリング横に※がついています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 22:00:00
17777文字
会話率:46%
立川七瀬は大学生の時に恋人に裏切られてから、一生独身と決めて生きてきた。そんな七瀬は女性問題が大変な副社長、霧山直樹の秘書として嫌々働き始めて、数々のトラブルに巻き込まれ、直樹のことを軽蔑していた。そんな七瀬があることをきっかけに副社長に追
いかけ回されるようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 20:00:00
86878文字
会話率:64%
触手へと転生してしまった元美少年の話し。触手の暮らしに戸惑いながらもいつしか触手として胸を張って生きていく。
冒険に意気揚々と出掛けたり。
捕まったり。
世界の平和に一役かったり。
触手としてのサガに振り回されたり。
揉めて仲直りしたり。
さらわれたり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 16:33:47
159220文字
会話率:38%
裏切り者の身辺を探っていたら、ミスした。俺はもうダメかもしれない。
せめて、一緒だった奴だけでも生きてほしい。
えっ、あいつに何を……やめ、やめ……いやどんどんやっちゃって?
えっ、俺も? くっ殺せ(性的な意味で)
最終更新:2020-04-25 23:36:59
4925文字
会話率:41%
四十歳童貞マコトは、亡くなった祖父の倉から、一冊の本を見つける。
魔導書グリモエロワール。
この世界で最後の、エロ魔導士となったマコトは、悪逆の限りを尽くす。
見た目だけは絶世の美少女に変身したマコト。しかし、少女たちを犯すためのペニスだけ
はそのままに。
性奴隷にした美少女達からは「お姉様」と呼ばれ、ご奉仕されるマコト。
触手化したペニスで、満員電車の女子高生に挿入したり。ペニステレポートで、授業中にクラスメイトの膣内にいきなりペニスを出現させ犯したり。美少女に精液依存症化させる精液を飲ませ、むりやり精飲奴隷にしたり……。これは、エロい魔法を身に着けた主人公が、ひたすら欲望のままに美少女たちを凌辱しながら生きていくだけのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-23 15:02:30
111845文字
会話率:23%
たった2人で生きていく少女の話
最終更新:2021-10-22 18:01:57
1114文字
会話率:95%
山田利津は生まれつき、世界のどこにも存在しない言葉、アルル語を喋ることができた。そしていつも、大切な何かを失くして見つからないような焦燥感を感じて生きていた。落ち着くことができるのは、唯一湖の側にいるときだけだった。人より直感が働いて曲がっ
たことが大嫌いな利津は誰かと交際に至ることもなく、このまま湖の側で生きて行くのだと漠然と思っていた。二十一歳の誕生日、いつものように湖の畔で過ごしていたリツは、水面に赤い宝石が浮かんでいるのを見つける。それを手に取った瞬間に巨大な渦に巻き込まれ、気付けばセント・アルル国の王城の泉に座り込んでいた。セント・アルルは地球上には存在しない異世界の国で、利津が生まれつき話せるアルル語を話していた。
※第22回角川ルビー小説大賞に応募して落選した作品です。
一生懸命書きましたので、多くの方に読んでもらえたら嬉しいです^^
既に完結していますので、完結まで止まることなく毎日更新されます。
エブリスタとカクヨムにも同時掲載させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 18:00:00
86718文字
会話率:41%
シンディア王国の王都にて。浴びた女性が漏れなく両性具有者になるという謎のガスが漏れだした事により女王シエル以下王国政府は多忙な日々を送っていた。一方、親も兄弟も無く仕事も無い日雇いなリゼは、重労働の日々を呪いつつも強く生きている。王都の外れ
で暮らす彼女は事件の事も知らずに通い詰めている銭湯に向かうのだが…その銭湯の看板娘、リンシャはガスの被害者だったようで―――。これは、底辺なリゼが数多くの人々にレイプされながら成り上がるお話。でも超気持ち良いから、オールオッケー♡ 2021/11/15ーーー作者よりお知らせ。現在かなり立て込んでおりまして、投稿再開の見込みはついておりません。11月中には投稿できると思うので許してください。また、12月以降はある程度安定して投稿出来ると思いますので乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-19 00:41:15
11517文字
会話率:46%