少数精鋭の兵士たちが集まる軍事基地、クレフ。
厳しい訓練が続けられる男の世界に、給仕係としてやってきた美少女リリアンをめぐる、恋と友情の物語。若き指揮官デーナは当初リリアンに厳しくあたるが、そこには理由があるようで……。
傷ついた心と、す
れ違う恋の行方。
【全年齢向け個人サイトで過去に連載していた作品の、改稿版になります】
*文章のアラを直す程度で、内容は全年齢版とほぼ変わりません。朝チュンだった場面に大人シーンを追加する程度なので、官能小説ではありません。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 19:35:30
382416文字
会話率:37%
氷のように冷たい彼が、恋に破れたマージュの新しい婚約者となった。冷徹なビジネスマン。幼い頃から知っているのに、ただの一度もマージュに興味を示したことのない疎遠なひと。これは愛のない結婚になるはずだった……。しかし、春の雪どけのように、彼の氷
の仮面がゆっくりととけていく時、マージュの愛も花ひらいていく。産業革命時代をモデルにした、英国風ロマンス。(アルファポリス様にも転載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-10 06:35:00
75024文字
会話率:28%
繁栄とともに理不尽な犠牲を量産してきた人類の文明は、ついにカミサマの怒りに触れ、人々もろとも海の底へ沈められた。
不思議なことに、生存を許されたのは引きこもり少女たちのみ。
水没世界において、彼女たちは海陸両生の『海鮮娘』として転生さ
せられ、シャチ、ウナギ、クラゲなど、各々の海棲生物の能力をも付与されていた。
世界崩壊から数年。海鮮娘たちは、男女の営みと企業の支配により肥大してきた滅亡前の世界を『旧人類の悪しき文明』などと嘲笑、彼女ら独自のディストピアを築き上げていた。
独自の繁殖能力を得た海鮮娘たちにとって、セックスは娯楽の一つとなり、彼女らは女同士の悦楽に耽溺してもいた。
だが一人のシャチ娘は知ることになる……生き残った男たちが性欲モンスター化し、少女たちを弄んでいる現実を。
さらに旧人類の生き残りたちは、かつての悪しき文明を奪還することをも目論んでいるという。
シャチ娘は、ヤツメウナギの特性を持ったギャルや、クラゲの能力を有するメンヘラ少女を仲間に、旧人類との戦いを開始。
三人の仲が百合色の三角関係へと発展するなか、彼女たちの戦いは、カミサマの真意をも探る冒険と化してゆく。
なぜ、引きこもり少女たちだけが生き残ったのか。
なぜ、世界を滅ぼすことが決定されたのか。
戦いの終わりに彼女たちが掘り当てたのは、残酷極まりない真実だった。
カミサマは云う。「私、気づいちゃったんだ。『みんなが傷つかない社会』なんて、『みんなが自殺する世界』への第一歩なんだって。だから滅んでもらうことにしたの」
──Information──
▲序盤は世界観設定の説明だらけなので、まず“ep.5 引きこもりギャルは銃撃戦が御上手!?”からお読みいただいても構いません。その辺りから小説の基本的なノリが確立され、物語が動き出しますゆえ。
▲この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
▲『_』『ヤツメ穴』『.』など、何曲かの“界隈曲”に対するリスペクトが含まれますが、特定の曲の世界を舞台にした物語ではなく、世界観やキャラクターにオマージュ要素が含まれるだけなので、オリジナル作品としています(というかこの▲を黄色に染めて中にビックリマーク書きたい)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 22:48:02
22291文字
会話率:22%
王立アカデミーの生徒であるセラフィンは、800年前この地を収めていた大王の記憶がある。
……とはいっても、時代も身分も違う。今生はしがない男爵家の次男だ。剣をペンに持ち替えて、日々勉学に励む真面目な学生なのだが、かつての側近に似た王弟殿下エ
ヴァレインがなんだかんだと絡んでくる。
吾輩、今生は静かに生きたいのだ!
スパダリ王弟殿下(エヴァレイン)✕元大王でしがない男爵令息(セラフィン)
※アルファポリスで公開された作品を重複掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 21:00:00
57041文字
会話率:32%
俺は終わった人間だ。仕事も、健康も、恋人も、そして小説への熱意もすべて失った。あとは一人寂しく死ぬだけだ。──なのに、美亜を殴ってから何かが変わった。何が変わったのかはわからない。だが、もっと悪い方向に変わったことだけはわかる。
これは小
説。
ここは小説。
ここは世界で一番自由な場所。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 13:38:19
59960文字
会話率:43%
関根菜由(せきねなゆ)は親友の新井千早希(あらいちさき)から頼みごとをされていた。菜由の前カノの鳥海結華(とりうみゆいか)はマゾヒストだったのだが、その結華が体験していた被虐性感への好奇心をおさえられないというのだ。
菜由は三人のこんがらが
った関係性を思い起こし、内心あることを期しつつ千早希の体験調教をひき受けることに決める。
///
こいつ女女に女がからむやつ書きすぎじゃない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 16:00:00
18236文字
会話率:43%
秦蜜麟(はたみつり)は戦々兢々としていた。蜜麟自身は親友と思っている強すぎるタチふたりに求愛されている――のは数年前から変わらないことなのだが、態度をあいまいにしていたらその片方である矢萩晶(やはぎあきら)が「次会ったら落とす」と言いはじめ
てしまったのだ。
それに応じてもうひとりの中瀬日和(なかせひより)もやる気をあらわにし……
///
勝手に戦え! vs. 勝ったほうが我々の敵になるだけです
///
この文章はpixivにも「蜜麟は共用嫁まんこ」というタイトルで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 20:00:00
21958文字
会話率:54%
ファイアランス王国 王家グランヴィ家。
殺し屋が治めるこの国に嫁ぐことになったサーシャ・オリヴェスイーク。
彼女の夫となるのは王弟の次男 シナブル・グランヴィという生真面目な男だった。
実はサーシャ、数年前に一度シナブルの姿を見たことがあ
った。その時に一目惚れをしていた男との縁談が持ち上がった時、彼女は喜んでこの殺し屋大国に嫁ぐことを決めた。
しかしシナブルが密かに思いを寄せるのは、国王の娘で第二の姫 アンナリリアン・F・グランヴィだった。
密やかに愛を交える二人には、何やら深くて複雑な理由があるようで──?
「そんなの、知ったことではないわよ!!」
シナブルに愛されたくて、愛したくて嫁いだサーシャにしてみれば、この二人の関係は想定外。どうすれば夫が自分だけを見つめてくれるのか……あの手この手で夫の心を掴もうと、アンナリリアンを追いやろうと奔走する!
※(★)はR18描写有りです
※挿絵はAIを使用しております
※作者同一の「英雄と呼ばれた破壊者の創るこの世界で」「華々の乱舞」シリーズのスピンオフですが、こちら単独でも楽しめる作品です
シリーズの時系列は「華々の乱舞(前半)」→「ヒメサマノヒメゴト1」→「華々の乱舞(後半)(未公開)」→「ヒメサマノヒメゴト2」→本作→「英雄と呼ばれた破壊者の創るこの世界で」です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 21:10:00
68470文字
会話率:71%
敵国の王太子軍に奇襲を仕掛け、城と領地を守り抜いたアミラ王国の若きオルデン女公オルフィニナ。
ところが、時同じくして遠く離れた王都が陥落。オルフィニナは臣下と領民の安全を条件に城を開け、自ら敵の王太子ルキウス・アストルの捕虜となる。
「
君をめちゃくちゃにしてやりたい」
屈辱を味わわされたルキウスは美しい貌に悪魔のような笑みを浮かべ、ある密約を持ちかけた。
それは、二人の婚姻により和平を結び、互いの政敵を排除するというもの。
目的のためと言いながらオルフィニナに激しく執着するルキウス。
ふたつの王国のためにルキウスのものになったオルフィニナ。
次第に暴かれる秘密が、ふたつの王国の命運を変えてゆく。――
密約で結ばれたふたりの、歪で未熟な愛のみちゆき。
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【作者註】
※性行為に於いてやや無理矢理な表現があります。
※作中の一部に暴力、出血などの痛々しい表現があります。
※クイン視点の番外編『騎士が忠誠を知る夜』を短編として別途掲載中。
※〖エブリスタ〗〖アルファポリス〗にて同一作品掲載中。内容に相違はありません。
【連作紹介】
作中に登場するルドヴァン公爵コルネール夫妻の物語『高嶺のスミレはオケアノスのたなごころ』掲載中。同作に少年時代のルキウスがほんの少しだけ登場します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 09:00:00
389811文字
会話率:43%
航海士のアルテミシアは、港で出会った風変わりな女王に剣の腕と語学力を見込まれ、通詞として雇われる。船を下りた彼女の下宿先として選ばれたのは、精悍な海神を思わせるサゲン・バルカ将軍の屋敷だった。
自由気儘な新参通詞のアルテミシアと、堅物の
海軍司令官サゲン。正反対の二人は互いに反発し合い、信頼関係もままならない。
ある日、そんな二人に海賊討伐の任務が課せられる。
言葉の通じぬ海賊との交渉役と司令官として合同作戦に出た二人は、危うい緊張感と戸惑いの中で次第に惹かれ合っていく。
そんな折、ある海賊を捕らえたことで思いもよらぬ事実が発覚し、周辺の国々をも巻き込む大事件に発展する。
そしてそれは、アルテミシアの過去に起きた悲劇と深く関わっていた。
気儘な航海士と堅物将軍。波乱に満ちたふたりの航海の行き着く先は。――
ヒストリカルロマンス・マルス大陸物語〈アルテミシアとサゲン篇〉
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【作者註】
※一部戦闘場面に於いて暴力、出血などの痛々しい表現があります。
※性暴力に関する描写があります。
※猟奇犯罪に関する描写があります。
※〖エブリスタ〗〖アルファポリス〗にて同一作品掲載中。内容に相違はありません。
【連作紹介】
作中に登場するルドヴァン公爵コルネール夫妻の物語『高嶺のスミレはオケアノスのたなごころ』掲載中。本作の五年前が舞台です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 09:00:00
762559文字
会話率:47%
戦災孤児のクロードは、物心つく前に高名な「賢者の学院」に拾われ、そこで育った。しかし彼は、異常に魔力が多いにも関わらず、全く魔法が使えるようにならない稀代の「魔法障害者」だった。そのせいで14歳で学院を退学させられてしまい、その後は施設で
暮らし、冒険者の剣士となった。
18歳になったクロードは所属していたパーティを脱退し、ソロプレイヤーとして旅に出る。そこになぜか、学院時代の旧友で優秀な魔導士であるイースが、学院を中退して追いかけてきた。イースと二人で旅をするうちに、クロードは自分が得体の知れない四足獣になる奇妙な夢を見るようになる。
やがて二人は、世界を守護する聖神官が一つの大陸と島を滅ぼした18年前の大事変の謎と、聖神官の後継である行方不明の「印つき」様を巡る争いに巻き込まれ──。
■全5章完結予定。
■キーワードご確認ください。
※受けに性別異端の設定があります。
※メインCP以外の登場人物に関連した要素も含まれます。
■注意:作中の一部に、性犯罪を想起させる表現、暴力的表現、人死、残酷な場面の描写、展開があります。
※わきまえのある大人の淑女向け長編ファンタジーです。
※ストーリー重視(たまに特殊エロタグで訪問される方がいるようなので……タグや注意書きは苦手な方むけの地雷避けです)。
※不定期更新中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 22:00:00
375443文字
会話率:31%
進退も極まった今、吐いた唾を飲み込む器用も無い私に出来る精一杯を眼前の少女に捧ぐ覚悟が定まっていた。
※本文 『傷心の手当てなら趣味の範疇だ』 より引用
最終更新:2024-11-30 22:25:00
15387文字
会話率:58%
入学式で恋に落ちた長谷川くんが、美術室で美術部顧問の相田先生と体を重ねていた。相田先生は長谷川くんでは無い人と結婚をして、長谷川くんは私と結婚をした。相田先生が好きな長谷川くんと、長谷川くんが好きな相田先生。長谷川くんのことが好きな私は、間
違いなくこの三角関係の不純物だ。※①長谷川くんと相田先生がいたしているシーンおよびそれを見てしまうヒロインの描写があります。苦手な方は回れ右をお願いします。※②アルファポリス様にも同じタイトルで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 10:21:10
25297文字
会話率:29%
幼馴染みの悠吾(ゆうご)からベタベタされるのが嫌だと言われてしまった晃大(こうだい)は、隣のクラスのイケメン奏汰(かなた)に距離感を教わる事に…。
両片思いからの三角関係からの両想いでハッピーエンドです。R18シーンは無いです。
サクサク読
めますが設定の甘さは大目に見てください…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-30 06:00:00
6447文字
会話率:48%
「幼馴染みが屈折している」本編の展開とは異なりルイがヒカルではなく、レオを選び結ばれたパターンのお話です。
※社会人になったルイとヒカルとレオの三角関係の本編の話と混ざるとわかりにくくなるため独立させました。
※この作品はアルファポリスにも
投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 19:01:03
34974文字
会話率:48%
狼族のマイロは、ヤギ族が可愛くて大好きで、友人からは「変態」「いつか捕まるぞ」と呆れられている。
ヤギ族の友達が俺にも欲しいなあ……と思っていたある日、近所に黒ヤギのイトが引っ越してきた。
「俺は悪い狼じゃありません! どうか仲良くしてく
ださい!」と勇気を出してイトの家へ向かうマイロ。
怖がらせないよう爪は短く切った。なるべく綺麗な優しい声で話しかける。誰よりも仲良くなれますように。
おっとりしたヤギ獣人攻め×流され狼獣人受けです。
※食肉はありませんが、流血はあります。苦手な方は閲覧にご注意ください。
※この作品はアルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 17:32:51
26612文字
会話率:48%
幼馴染の”リュウタ”と”ミワ”が付き合い始めたことで、疎外感を感じる”マツリ”そんな彼が女の子になって、再び3人でいられるようになる。しかし彼らのすれ違いが解消されることはなかった。そんな彼らが気持ちを伝えて、エッチをするお話
最終更新:2024-11-28 19:40:00
10739文字
会話率:79%
高校からの友人、成島とルームシェアしている上村湊は緩やかに日々を過ごしていた。ある時、小学校の知り合いである木島が同じ大学だということを知り、木島の代わりに合コンに来てくれと頼まれる。仕方なく参加したものの、木島はやはり参加できたらしく、か
えって湊が具合が悪くなり介抱されてしまう。そこでなぜキスをされて__。
三角関係もどきです。
pixivにもあげています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 11:24:21
9658文字
会話率:55%
名家に生まれ、不自由なく育ちつつも「男が好き」という性的嗜好に悩む白田瑞姫。
彼の初恋であり今も思い続ける相手は、元お付きである糸島義隆だった。
想いを伝えられない瑞姫と、瑞姫には必要以上に接することのない義隆。
何の進展もない二人の間に現
れたのは、溝内央亮という男で……。
瑞姫の想い、義隆の想い、央亮の想い──交差する3つの想いはどう変化していくのか……。
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※ご注意※
こちらの作品は以前に掲載していた『鈍感生真面目男と恋人になるまでのロングプロセス』を登場人物などの名前他を変えて(一部そのままです)改稿し、掲載していくものです。内容が被る部分もありますが、さまざまに変化していきますので読んでいただけると嬉しいです。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 21:00:00
41702文字
会話率:35%
国王の愛妾である褐色肌の剣士サミュエルは、陛下の寵愛に対する疑念と剣士として生きられないことに悩んでいた。
そんなサミュエルを一目見た瞬間から気に入った隣国の王子エヴァンは、どうしても彼を手に入れたい衝動に駆られる。一方の国王クリフォードは
長らく愛妾の"火遊び"を黙認していたが隣国の王子が懸想していることに苛立ちを覚え──無理矢理から始まる三者三様の執着と葛藤の果て。(ハッピーエンドになる予定)
●主な登場人物●
国王の愛妾 サミュエル・ヒューム(褐色肌に黒髪、瞳だけ金/22歳)
表向きは、国王陛下であるクリフォードの護衛を務めている剣士。
その実態は国王の妾であり、城内で知らぬ者はいない。
物静かで役割に忠実な反面、陛下の寵愛には疑念を抱いている。
隣国の王子 エヴァン・オークス(白肌に金髪碧眼/26歳)
ラシュグリア王国の北に位置する隣国メルテオの第二王子。
初めてサミュエルを見た瞬間に気に入ってしまった。
表向きは穏便にことを済ませたい。
国王陛下 クリフォード・フィリップ・バーギン(金髪金目/42歳)
ラシュグリア王国の国王。
正妃はいるものの、サミュエルを愛妾として囲っている。
公人として感情を抑制しているが、サミュエルには密かな激情を抱いている。
●注記●
「*」印はR描写回(王子×妾、陛下×妾あり)
2024/11/4 無事に完結しましたー!!ありがとうございますっっ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 20:52:38
72511文字
会話率:23%
1941年、クリスマス直前のマドリード。
矢嶋志貴は、上官の梶公使と共に、一人の青年と面会していた。母国の運命を、少しでも悲劇から遠ざけるために、彼の協力が必要だったのだ。
国を跨いだ諜報網を持つ、有能だが危険な男──テオバルド・アルヴァ・
コルテス。しかし彼は、意外な人懐こさで志貴の心に入り込む。
「あんたにだけは、テオと呼ばれたい。……子供の頃の愛称だ、もう他に呼ぶ者もない」
陽気なラテンの色男の中に、時折垣間見える昏い情念と空虚な闇に強く惹かれる志貴と、付かず離れずの距離を保ちながらも愛を囁くテオバルド。
そして、幼馴染であり、年上の余裕と包容力で志貴を見守り甘やかす、駐在武官の衛藤一洋中佐。
「おいで志貴。──いつでもこうして、俺に甘えればいい」
2人から捧げられる強い情に戸惑いながらも、受け入れられずにいた志貴だったが、男たちの腕の中で、いつしか二人の想いに染められていく。
混迷を増す戦局の中、使命のために身動きが取れなくなっていく3人を、戦乱の大波が飲み込もうとしていた──。
◼️性描写のある章には、※を付記しています。
◼️濡れ場がかなり濃口ですので、苦手な方はご注意ください。
◼️他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 00:00:00
267870文字
会話率:37%
女子大生の美月は自分のもう一つの人格である朔来に恋をしていた。そして、彼女の友人である陽花は美月に対して親愛を超えた感情を抱いている一方、朔来のことを恋敵として疎んでいる。
では朔来の感情がどこに向かうのかと言えば――
最終更新:2024-10-30 21:13:53
17504文字
会話率:54%
ガールズラブの描写があります。三角関係/乳首責め/仄暗い
最終更新:2024-10-22 01:14:59
6967文字
会話率:60%
私は、不倫の罪をおかした上、病気の彼からお金をだまし取ったと会社に疑われて、退職に追い込まれた。
失意の中、偶然知り合った勤め先の社長の息子がすごくいい人で、自分のところの会社が私に酷いことをしたと思って、救いの手を差し伸べてくれた。
世間
知らずでお人好しの御曹司に取り入って、もう少しで玉の輿を狙えるところまで来たのに、彼を気に入る専務の奥さんに見つかって殺されかけた──。
(他のサイトにも置いています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 10:04:48
90321文字
会話率:55%