仕事から帰ってくるとまた小物の配置が変わっている。私はもう限界かもしれない。そんな時に唯一心配してくれたのは憧れの尊敬する上司だった。
最終更新:2017-09-22 13:54:43
5356文字
会話率:68%
2017年8月。一人の死刑囚の刑が執行された。宿角玲那(すくすみれいな)。享年、二十六歳と十ヶ月。
僕は彼女のことをつい最近までよく知らなかった。ただ小学校の頃に同級生だったというだけだ。彼女が犯した罪は殺人および殺人未遂。最終的に四人を
殺し三人に重傷を負わせた。その三人は、いまだに後遺症で苦しめられているという。事件は彼女が二十一歳の時に起きた。それから何年も裁判をして、一昨年、死刑判決が確定してようやく執行されたという流れだ。
彼女が死刑になったのは、そういう法律がある以上は仕方ないと僕も思う。四人もの人間を殺したんだから当然なのかもしれない。
ただ、それでも僕の胸には引っかかるものがある。彼女がこんな結末を迎えずに済んだかもしれない『if』がどこかにあったんじゃないかと……。
筆者注
【胸糞注意】この物語に分かりやすい救いはありません。主人公の宿角玲那は徹底的に不幸なままこの世を去ります。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-22 00:32:36
115903文字
会話率:23%
全くタイプの違う二人が偶然に出会った。いや、必然だったのかもしれない。
一人は画家の青年、もう一人は男娼の少年。
恋人を失った辛い過去を持つ青年の心は、少年によって次第に開かれていく。
少年にも虐待という辛い過去があったが、ひた向きに、
明るく生きていく少年に青年は魅かれていく。
しかし恋人を忘れてはならないという気持ちと、少年に魅かれていく気持ちがぶつかり合い葛藤する。
純愛ボーイズラブストーリーです。
https://medibang.com/creatorsでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-12 12:00:03
59828文字
会話率:27%
見合い相手と顔を合わせた陽(よう)蘭珠(らんじゅ)は、不意に前世の記憶を思い出した。
ここは、前世で愛読していたライトノベルの世界だ。
しかも目の前にいるのは前世で一番推していたキャラ、劉(りゅう)景炎(けいえん)!
それはともかく、私
、モブキャラ扱いで、途中フェードアウトしてましたよね?
目の前にいる夫予定の彼は、作中死亡してましたよね?
たしかに彼の死は作中屈指の名シーン。涙なくして読むことはできなかったけれど、そんな未来困るのですが。
幸い、物語が始まるまであと十年の余裕がある。
運命を変えることもできるかもしれない。
剣を磨き、書を学び、そして情報を集める術を身につける。生き残りをかけて全力であがいてみようか。
すべては、彼との未来のために。
嫁いでみれば、想像以上に大事にされて彼への想いは大きくなるばかり。
だからこそ、最悪の未来は回避しなければ。
――掴め、その手で未来を。
小説家になろうに掲載中の作品を改稿し、R18シーンを追加した作品です。
2017年11月、フェアリーキスより「最愛キャラ(死亡フラグ付)の嫁になれたので命かけて守ります」と改題、書籍化されました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-03 17:52:54
166833文字
会話率:36%
キナコと名付けた兎族の獣人はドジだった。
本人に自分がドジだという自覚がないので上手くいかないことに首をかしげている。
その姿がかわいいので見守るだけで手助けしないのは性格が悪いのかもしれない。
とはいえ、ガラスの壁に追突して「鼻がまた低
くなった」と落ち込む姿はかわいい。
王家の遠縁エリート人間(メカメカ国)×不器用、顔面平凡獣人(モフモフ国)
徐々に執着度が上がるじわじわヤンデレ攻めとそれにまったく気づかないドジっこ平凡うさぎ受け。
溺愛ヤンデレ攻めですが溺愛成分多めなのでヤンデレが分かりにくい可能性があります。
攻め好きで攻めの役に立ちたがる受けの健気さにヤンデレ沼に沈む攻めの話が正しいかもしれない。
※獣人は男でも人間の子供を妊娠出産できます。
うさぎは特に安産なので作中で妊娠表現があるかどうかに関わらず男性妊娠について触れます。
▼サイト先行公開/不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-03 00:00:00
27292文字
会話率:14%
誰が悪いとも言えないが、この三人が混在すると、社会は乱れてしまうらしい。
亞夫はカルラを溺愛している。
これも有名な話で、カルラは亞夫に拾われた孤児であり、亞夫の情夫だ。
師匠のカルラ贔屓は今に始まったことではないが、弟弟子たち
には評判が悪い。
自由気ままなカルラは一番弟子だというだけで咎めもなく、周囲と調和できなくても師匠に甘やかされている。
工房に漂う、重い空気の根幹はここだと思う。
次の問題がカルラとラゴラの反目だ。
二人はもはや口も利かない。
それは構わないが、ラゴラはカルラを憎悪している節がある。
長きにわたってカルラと亞夫の関係を見てきたラゴラは、憎悪に恨みが加わっている。
完璧な経営者の貌を持つ者だからこそ余計に負の力を増幅させるのかもしれない。
閉ざされた工房で繰り広げられる、弟子達とその師匠の、淫靡な関係と、彼らを取り巻く社会に寄り添う生と死を書いた「カルラシリーズ」第7話目。住み込み弟子の7番弟子、ジュダから見える、歪んだ工房の景色と本音。
再掲作品です。
この話は「爛壊書簡」(http://rankai.sakura.ne.jp/top.html)に掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-19 01:38:42
3854文字
会話率:0%
流行りきってはいないR-18要素のあるVRMMORPGに誘われたミキは、誘ってきた張本人親友のクレハとゲームのプレイを開始する。
ペアでなければプレイできないという独自システムは、なんとガチャ要素もある性交をするということが理由だった
。
女子同士だけれど、気がつけばミキはクレハに襲われて最後には卵を産むことになる。
ただ、ミキもまんざらではないのかもしれない。
※評判とかがよければ連載で書くかもしれません。
pixivにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-14 00:48:23
2876文字
会話率:48%
いつものように部屋に帰ると、またあの偏頭痛に襲われた。
ダメ・・・このまま意識を飛ばせばまた変な夢を見るかもしれない。
私は必死に意識を手放さないように抵抗を見せると、どこからか声が聞こえてきた。
(あまり抵抗しないほうがよろしいかと・・・
このままですとその場に取り残されてしまいますよ・・・)
その声に恐る恐る目を開けるとそこにはマーブル模様の歪んだ世界だった。
※ストーリー性は薄いです。
※以前短編で投稿しておりました俺様王子×私の続編・・?同じ世界のお話です。
※無理矢理の描写がございます、苦手な方はご注意下さい。
需要があったので続きを書いてみました、宜しくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-13 22:00:00
5961文字
会話率:35%
もしコンビニが異世界に降り立ったらどうなるだろうか?
屈強な冒険者達は、剣を構えて酒瓶と握り飯を買い求めるだろう。
商人達は騎士を雇ってお使いに行かせるかもしれない。
たとえ、それがダンジョンだったとしても。
最終更新:2017-07-31 06:15:12
5591文字
会話率:47%
二人は、幸せな恋人同士だった。
ある占い師に出会うまでは……。
占い師の忠告を聞いていれば、幸せなままいられたのかもしれない。
けれど、それは叶わぬ未来……。
狂乱の夜は突然にやってきて、二人を壊していく……。
※pixivとの同時投稿
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 00:14:41
12150文字
会話率:40%
この世界はこれからどう変わっていくのだろうか。
いつまでも現在の文明水準、人口、世界情勢……僕たちの当たり前の日常が変わらないという保証はない。
世の中では今の世界を当たり前に受けていれて生きている人もいれば、変化を望む声もある。
週末論、UMA、UFO、未知の深海生物……そういった類いのものを主張する人物の中には、世の中か、或いは自分の生活に未知の変化を欲する人も少なくないだろう。
では、そういった不鮮明な存在や出来事は、果たしてあり得るのだろうか。
あり得るかもしれない。でも、あり得ないかもしれない。どちらとも言える。
ただ、今後この世界が爆発的な変革に見舞われるとするならば。100%鮮明に近い不鮮明で、それもあと数十年の間に確実にやって来るであろう事変を唱えるならば。
それは1つしかない。シンギュラリティだ。
【※ご注意※】この作品は近未来、或いは現代を舞台として展開します。この作品は近い将来、シンギュラリティ(技術的特異点)により我々の生活が大きく一変した後の人類と、人工知能の関係を主軸として綴られます。
VRゲーム(MMORPGではない)、メカアクション、実在の兵器、巨大人型ロボット、SF、デスゲーム、SNS、出会い系、NTR、近親相姦、ハーレム、チート、殺人、戦闘、官能的描写、グロテスクなどの要素を含みます。これらに嫌悪感を示される方は、読むのを控えることをお勧めします。
また、多くの要素を含んでいる為に、戦闘やハーレム等一部の要素に期待しておられる読者様には気に入らない展開が多々続くこともあると思われます。何卒ご理解ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-10 08:38:26
272文字
会話率:34%
無数の可能性がある並行世界(パラレルワールド)が存在すると言われている白桜(はくおう)市。ここではある観察が行われていた。それはパラレルワールドごとでエッチをする相手は変わるのか否か。パラレルワールドとは、可能性の世界。その人が選択しなかっ
た選択を行った世界が存在するという事。であれば、エッチをする相手も選択によっては変わるのかもしれない。これはエッチに至る過程はすっ飛ばし、ただただエッチをする相手が変わるか否か、またはどんなエッチをしているのかに主眼を置いた観察記である。なお、対象は白桜市にある七つの高校に通う学生とする。
※この作品はエッチのみをする短編集です。ストーリーは全くないものと思ってください。
※また本番行為がない話もあります。
※不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-27 23:47:59
1274文字
会話率:0%
山奥に「大魔女」と呼ばれる老婆とその従者のジャンは二人で暮していた。ジャンは時折町に降りたりと、一見穏やかに過ごしていた。そこの王宮から派遣された騎士が現れて―――?
堅物騎士と秘密ばかり抱えた従者の青年との出会いが、人を、世界を、変える―
―――かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-27 13:35:49
10147文字
会話率:43%
タイトル通りに、勇者のオレが堅物な聖騎士様を、性的な方法で屈服させてしまった話。
オチ無し、山無し、基本的にエロのみ。
良くあるファンタジー作品の勇者が仲間達と共に魔王を倒しに行くというエピソードの中に、ぬるいBとLのエロを差し込んだだけ。
気が向いたら、続編を書くかもしれない。
ただひたすらに、エロスを求めた作品となっております。
前世の記憶があったり、転生を繰り返すという内容が含まれているので、苦手な方は自己責任にてブラウザバックです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 18:01:46
9116文字
会話率:12%
江守友和の冒険 第4話
NKSR党(日本国家再生労働党)は、実在している政治結社なのだよ。
本邦初の国家社会主義政党だ。
現在は、訳あって休眠中だけどね。
太っ腹の俺様がパロディを許可したんだ。
ロッカとは、古いつき
あいなもんでね。
秋口からは活動再開します。(秋口になったら、〝春先〟と書き直すかもしれないが。わははは。)
まあ誰が考えたってこの閉塞の時代だ。
政情不安こそ私の出番と心得ている。
だから政治家諸君、安心しちゃ駄目だよ。
キミタチがこのままの〝体たらく〟を続けた場合。
私は始動するかもしれない。
ふっふっふ。NKSR党首。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-27 16:31:57
33441文字
会話率:27%
私事で恐縮ですが、彼氏いない歴年齢、アラサー干物OL桜庭さくらに、本日ハイスペックイケメンエリート彼氏が出来ました!
初めての彼氏とのデートが終わり、家に帰ると愛猫のしらたま君(チンチラシルバー)が銀髪蒼目の美少年にクラスチェンジしていた。
――そして今、私は全裸の美少年に正座をさせられて「あの男はやめておけ!」「僕は認めないからな!さっさと別れろ!」と説教されている。目の前で揺れる白玉を凝視しながら私は思った。憧れの一ノ瀬先輩に告白されたり、しらたま君が人間になったり、今日は色々とおかしい。
もしかしたらモテなさすぎて夢でも見ているのかもしれない。
男を見る目のない飼い主の為に奮闘する飼い猫のハートウォーミングストーリー。さくらの事が本当は大好きで大好きで仕方のないしらたま君。果たしてしらたま君は、不倫常習犯の一ノ瀬をはじめとした駄目男達から彼女を守りきる事が出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-01 12:17:59
20999文字
会話率:37%
わたしは人食いドラゴン!
人が持ってる魔力というものを糧に生きている、すっごく強い生き物である。
だが、日々腹ペコである。
人間は魔力を持ってはいるものも、霞みたいな量しか持っていないのだ。
魔術師という職業をしている人間はいっ
ぱい持ってはいるものも、あまり人数がいない。食べ過ぎたら色々と問題になるだろう。討伐とかされちゃうかもしれない。
わたしは考えた。
どうすれば問題なく、効率よく魔力を摂取できるのか。
そこで見つけたのが、ひよっこ魔術師が学園から出てきてまず登録する冒険者ギルドに人間として紛れることだ。ひよっこが少し慣れてきた頃なら何人か消えてもあまり問題視されないだろう。
そしてその予想は当たり、すでにここでもう数年も安全に暮らしている。
そんなある日、わたしは一人の魔術師と出会う。
エロシーン→※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-23 14:05:13
9560文字
会話率:36%
君は人を食べた事があるだろうか?ないだろう。「ある」と答える者は居ないと信じたい。
ところで、これは人を食す『化け物』達のお話だ。食す事で命を繋ぎ生きてきたモノ達。どんな理由であれ、どんな事情であれ、奴らに目を付けられたものは帰ることは
出来ない。もしかしたら君も狙われているかも。もちろん私もかもしれない。
ああ、話が長くなってしまったね。さて最後に質問を一つ。
君は暗闇で食事をしたことはあるかい?
※この作品は「ハーメルン」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-11 05:00:00
1718文字
会話率:36%
幼いころの唯一、鮮明な記憶は、子ネコを拾ったこと、ただそれだけ。
いつ拾っただとか、いつ別れただとか、そんなことを覚えていないのに、拾ったというその事実と子ネコの容貌だけは鮮明に、覚えている。
その記憶と経験が、僕をニンゲンの中で異端たらし
めている要因なのかもしれない。
+++
この世界の力関係はシビアに種族とその血の濃さで決められている。
その中でも上に立つのが希少種であり、それは当然のことで自然の摂理のように世間に受け入れられる。彼らの力は政治、経済、司法。ありとあらゆる方面まで行き届き、下々のケモノが入る隙もない。
つまりは雲の上のそのまた上の存在。
それが希少種という存在。
希少種のその下に肉食系の種族。
肉食系のその下に草食系の種族。
そしてその種族の中での力関係を如実に表すのが、血の濃さ。
純血であれば強く、雑種であるほど弱い。そんな世界でのあるひとつの御話。
×××
擬人化です。ケモノとかニンゲンとか番とか、そんな設定です。
この話を書いてて思ったんですけど、自分はかなり設定厨なのではないかと。でもその設定をすべて文中に載せるだけの才能がなくて、歯がみしてます。
深夜テンションで書き始めて、途中で我に返って、そんでまた深夜テンションに戻りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-16 07:00:00
10501文字
会話率:24%
あなたの想像しうる事は現実に起こりうること。
知っているようで知らない、「超能力」。
どうやってその力に目覚めるのか。いつからそう呼ばれるようになったのか、「ソックス」とも呼ばれる、その多種多様な力のルーツは明らかになっていない。
地球
がどうやって生まれてどこに向かうのか、誰も知らないように。
ファッションのようにライフスタイルのごく一部みたくこの世界に溶け込むその力は、あなたの知らない真の世界に踏み込むための手がかりの1つなのかもしれない。
これはそう遠くない未来のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-15 09:18:39
1076文字
会話率:4%