ミラベル・フィーネ・ヴァイパァは侯爵家の一人娘。厳格で優しい父と一人娘の私を溺愛する母がいる帝国の宰相として国を支える歴史ある一族で幸せな家族だった。
8歳の時母が亡くなった。悲しんでいると父は継母クリスティーナと義理の妹クラリスがやってき
たことで彼女の状況は変わる。
優しかった父は厳しくなり、ミラベルに優しい従者は辞めさせられた。ミラベルは屋敷で一人ぼっちで過ごすが、10歳の時に出来た婚約者だけが優しく外の世界を見せてくれた。
母の形見は祖父母が預かってくれたため無事だったが、当てが外れた継母はミラベルに暴言をぶつける。
継母は周囲にミラベルが我儘が酷い、妹にも暴力を振うと周りの人に嘘をついた。彼女の周りの人は悪役令嬢と言うようになり彼女は孤立する。神殿で能力検査が行われると、ミラベルは魔女、クラリスは聖女と言われる。クラリスは優しい聖女だと言われ、表面上では仲良くするふりを強要してきた。
辛く苦しいが我慢した。学校卒業の時、婚約破棄され修道院送りになったはずだった。
他国の魔法学校に奨学生として入学し、卒業後貴重な薬を作れるのでミラベルは生活に困らず、大金を手に入れることが出来た。一方その頃、侯爵家は領地の災害や病気で衰退の一途をたどっていた。
そこに手荷物を持ったミラベルが戻ってくる。
領民たちは彼女の活躍の話を他国から流される噂で聞いていた。国王陛下からも今までのことを謝罪され、また侯爵家に戻ってきた。
恐れる表情をしたクラリスは、その晩ミラベルと共に一緒の布団に入って話をした。仲が良い義理の姉妹に思える瞬間だった。
「凄く、嬉しい。あなたに頼りにされて。」
「ごめんなさい。私、ミラベルに酷いことしちゃって」
泣きながら謝るクラリスにミラベルは話しかけた
「交尾最後にしたのいつ?」
「あなたの婚約者と一回しかしてない、それ以来してない…」
「その時処女だった?」
クラリスが頷くと熱い吐息を耳元に感じた
「やっぱりね…クラリスの処女まんこ気持ちよかったよ。久しぶりに味合わせて欲しいな」
これが一回目の人生だった。2人に愛されたい
母が生きていて人生のやり直しを提案された時魔法でやり直しをすることになる。
目覚めると思春期に生えていたふたなりおちんちんはすでに生えていて…。
本編はおしっこ、おむつ、妊娠、ふたなりがある鬼畜で溺愛なラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 15:47:45
32466文字
会話率:38%
芸は売っても体は売らない……糸菊の芸者としての矜持を支えているのは、身体に巻き付けられた帯。それを解くのは部屋に戻ってきた時だけと固く決めている糸菊と、芸者に着物を着つける男衆、芳蔵との帯を巡る恋(?)の話。
短編ですが、ヒロインSideと
ヒーローSideの二部構成です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-28 20:59:16
9450文字
会話率:27%
「婚約を破棄する」
敬愛していた婚約者に言われたクリスティアン。
側近としてお仕えするつもりだったのにΩだと発覚しての婚約。
側で支えようと思っていたからこその絶望。
だが、その時。
ずっと嫌われていると思っていたかつて仲の良
かった従兄弟であり、義理の弟が庇ったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 21:00:00
4683文字
会話率:39%
いきなり知らない世界に召喚されて、碌に説明されずに旅に出された柘植尚人。一人で心細い自分をずっと支えてくれたのは聖剣だけだった。
最終更新:2021-05-16 21:00:00
3101文字
会話率:27%
『ザイダーンの姫』と呼ばれる、名門ザイダーン家現当主、モルジアナ。才色兼備の女性当主として名高い彼女は、実は影武者に支えられた、落ちこぼれ姫だった。彼女の教育を依頼された、王宮文官フランツは、着任早々、手荒い歓迎を受ける。果たしてフランツ
は、無事任務を完了できるのか。そして、ザイダーンの姫が抱えるさらなる秘密とは。
無邪気なお嬢様と、やさぐれた家庭教師の恋物語です。
*直接の表現はありませんが、虐待を匂わせる記述があります。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 15:53:58
17162文字
会話率:47%
生徒会長として、勉強、運動などいろんなことを人一倍努力をして頑張り続けた私、中川結衣。 そんな中、副会長として私を支えてきた友達の今島愛梨が家にやってきて、愛梨はそこでsm物の雑誌と自分を縛る用の縄を見つけてしまい、それをおきに愛梨の命令に
従わないといけないはずだったが、その命令が過激さを増す中、快楽に溺れていく...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-11 22:22:09
1514文字
会話率:64%
生徒会長として、勉強、運動などいろんなことを人一倍努力をして頑張り続けた私、中川結衣。 そんな中、副会長として私を支えてきた友達の今島愛梨が家にやってきて、愛梨はそこでsm物の雑誌と自分を縛る用の縄を見つけてしまい、それをおきに愛梨の命令に
従わないといけないはずだったが、その命令が過激さを増す中、快楽に溺れていく...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-11 21:23:38
413文字
会話率:60%
遥かな昔、神と人と妖(アヤカシ)とが混じり合って生きていた頃の話…。
人間の住まう辺境の地で「扇狐」と呼ばれる妖艶で、残忍な妖に率いられた無法者達の集団が、悪行の限りを尽くしていた。
そんな妖と無法者達を討伐するため、都から遣わされた、
戦いを司る女神「朔夜」。
一度は扇狐達の手に堕ち、壮絶な凌辱と屈辱を味わった彼女だったが…。
共に扇狐達と戦っていた人間の青年の助力によって、窮地を脱し、扇狐との決闘に勝利して、彼の者達を討ち滅ぼした。
扇狐との戦いを通じて心を通わせた青年と共に、神々の暮らす都へと戻っていった朔夜。
都では、朔夜の母、書物を司る聡明な女神である「陽頼」が彼女達を迎えた。
心身に大きな傷を負った娘と、彼女を支えようとする人間の青年を、暖かい目で見守る陽頼だったが…。
彼女達の下に、再び扇狐の魔の手が伸びようとしていた…。
完全なオリジナル作品ですが、潜在的に様々な作品から影響を受けているため、どこかで似たような展開を見たことがあってもご容赦ください。
今回も『恥』をテーマにして描いていきます。
本作は『恥に堕ち逝く戦いの女神』の続編になります。
https://novel18.syosetu.com/n8209hh/
また、本作はpixivにて既に完結済みです。
https://www.pixiv.net/novel/series/7817256
※ ストーリーの都合上、R-18要素があまり無い、説明中心回の場合もありますので、ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 21:40:04
192420文字
会話率:31%
TS直後のTSっ娘が困っているところを何くれと支えてくれた王子様系女子の本性がゲスいヤリチンふたなり女だったお話。
最終的に主人公一筋になります。
pixivリクエストで書きました。
最終更新:2022-01-02 19:00:00
24892文字
会話率:44%
キャスリーンは26歳の弁護士。17歳の時に付き合った男性からひどい仕打ちをされ深く傷つき挫折した。だが肉親の支えで何とか立ち直り弁護士の資格を取り、ニューヨークの法律事務所で働くことになった。そんなときある男性に会った。その男性の苦悩や虚し
さのようなものを感じたキャスリーンは彼をほっとけなくなり、熱い一夜を過ごしてしまう。そして名前も告げずに立ち去った。それから2年後偶然にも彼と再会する。彼の名前はカルロ、彼は今では企業のCEOとしてやっていた。
そしてキャスリーンはその会社の弁護を引き受けることになった。そして悪いことにその会社には昔キャスリーンを傷つけた男が働いていた。
カルロはロードレーサーとして成功していたが事故で選手生命を絶たれてからというもの、人生の目的を失っていた。会社のCEOとしてやってはいたが、あの夜の女性を忘れられなかった。そしてキャスリーンこそその人とわかると彼は、自分のもの生きる目的を見つけたと思った。
だが、キャスリーンはそのことには触れたくなかった。もう二度と男性は信じないと決めていたから…そして彼女にはある秘密があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 06:26:40
90922文字
会話率:29%
2021/12/25 AM10:00 クリスマスSS番外編更新します☆彡
「僕を姉さんだと思ってくれて良いから。身代わりで良いから」妻を喪った男と姉を喪った少年の行く末は―
黒崎 岳秋(くろさき たけあき)は、結婚から僅か一年で最愛の妻
・夏実(なつみ)と、そのお腹の中の命を、突然の交通事故で喪った。
遺されたのは、夏実の年の離れた実弟・白石 春樹(しらいし はるき)。
両親を交通事故で亡くした夏実は、母代わりとして春樹を育ててきていた。
妻子を喪った男と、両親と姉を喪った少年。
二人は、互いを支え合い助け合って生きて行こうと誓う。
悲しみと喪失体験を共に乗り越えようとした二人の間には、いつしか恋愛感情が含まれるようになるが、若くして亡くなった夏実の存在が、二人に罪悪感を抱かせる。
「好きになってはいけない人を、好きになってしまった」
義兄弟の二人に、未来はあるのか―。喪失と再生の物語。
※物語の展開上、主人公と女性の絡み(ぬる目)、主要登場人物の死、主人公がレイプ未遂の被害に遭うシーンが出てきます。苦手な方はご注意下さい。要注意の回には、サブタイトル後に、※印があります。
★2021/8/9 第19.5話を追加・更新しました。
★2021/4/1〜改稿版の掲載を開始しました。今後も引き続き、岳秋と春樹の義兄弟をよろしくお願いいたします。
(この作品はFujossy、エブリスタにも掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 10:00:00
63060文字
会話率:41%
幼い頃に両親を亡くした瑠璃にとって、年の離れてる姉は、親代わりでもあった。
そんな姉が、結婚する事が決まった。写真で見たことはあるが、実物を見たのは初めてで、相手の方がかなり緊張していて、瑠璃にプロポーズ!
ある日、出張に出かけた筈の
姉が、大阪での多重追突事故に巻き込まれ、命の炎を消した。塞ぎがちな義兄を元気付けながらも支えた瑠璃だったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-23 10:46:58
23285文字
会話率:50%
働き詰めの毎日でストレスを抱えた結果、主人公は倒れて病院へ担ぎ込まれる。
そこで出会った美人看護師、宿木深愛(やどりぎ みあ)の存在が彼の運命を大きく変える。
彼女は主人公の体調を管理すると言ってストレス解消のための相談相手になってくれたり
健康に役立つ知識を教えてくれたりと、友人として主人公を支えてくれるようになる。
婚約者との幸せな生活を送るために深愛の支えを受けながらも仕事を続ける主人公。
しかし平和は長くは続かない。恋人を亡くした過去によって生まれた深愛の心の闇は徐々に片鱗を見せ始め、主人公とその周りをも飲み込むようにゆっくりと侵蝕していく。
やがて歪んだ愛情は一線を越え、主人公を監禁して『健康的な』生活を送ることになる。
深愛に心から愛されて、尽くされて、溺れるように沈んでいく。どこまでも、深い深い果てまで。
※流血、暴力など残虐な描写はありません。
※エロシーンは四話から始まります。
※pixivにも同作品を掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-23 07:00:00
103603文字
会話率:20%
異世界経済物語
■20200630 本編完結済
最終更新:2021-12-13 19:47:58
7690757文字
会話率:38%
強大で豊かなデルバイス王国。
この豊かさを支える一人の天才の結婚に右往左往するお話です。
※第3回Jパブ恋愛小説大賞にて銀賞受賞。皆様の応援のおかげです。ありがとうございました。
刊行記念として、スピンオフ作を投稿しました。ありがとうご
ざいました。
※2022/7/22 本編大幅改稿済み
※R18展開話は★つけます。
※誤字報告ありがとうございます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 18:00:00
132410文字
会話率:52%
白坂(しらさか)家の令嬢である詠(よみ)は実家から離れて自分の邸宅にメイドたちとともに暮らしている。
詠は学校で高慢といわれることの多い人物だが、メイドたちは全員「可愛いお嬢さまですよ♡」と評しており……
///
たまに無性にこういう生
活をしたくなることありません? 私はありません、本業に差し支えるので……。
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この文章はpixivにも「令嬢無自覚性生活」というタイトルで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 23:00:00
23553文字
会話率:46%
レイ(霊長)族のシヅはネコ族のナーヤを娶って幸福な結婚生活を営んでいたが、あるとき事情があって互いに七、八日ぶんもの性欲を溜め込んでしまう。
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推敲に時間をとられると本業に差し支えるので一万文字程度におさえていただきたいのですが?
///
この文章はpixivにも「寝ても覚めてもネコはネコ」というタイトルで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 23:00:00
23763文字
会話率:34%
前世ではどんなに勉強や仕事を頑張っても結果の出せない真面目系クズとして生きていた。
どう贔屓目に見ても顔はブサイクで、女性とは縁がないまま世間の片隅でおとなしく画像だけを相手にしていた。そして不慮の事故で静かに人生の幕を閉じた。
そん
な俺が転生してしまった。
妄想の中であっても相手をしてくれた、自分の精神を支えてくれた絵の中の女性達を想うと、かつての人生を悪かったとは思いたくない。
でも本当に童貞のままでよかったのか、それとも何かするべきだったのか。それが知りたかった。だからこの世界では、女性とふれあうことを目標に生きていこうと思った。
☆:前戯など軽いエロシーンあり
★:本番シーンあり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 18:20:06
311219文字
会話率:19%
※旧タイトル『追放された悪役令息を追いかけたのは?』
第三王子のエドワードから婚約破棄されたシャルノ。
曰く、自分が男爵家の生徒に嫉妬から嫌がらせをしたかららしい。
全く身に覚えが無いが弁解の余地も与えられず、完全に悪役にされて戸惑
うシャルノ。エドワードの傍らにはシャルノを見て薄く笑みを浮かべる男爵家の嫡男ディナール。
公爵家からも廃嫡され、過酷な平民生活が待っているかと思えば、シャルノはわりと幸せに暮らしていた。
それと言うのもシャルノを陰ながら支えてくれた存在がいたからだ。
短い話です。
ネタバレを避ける為性描写のある話などに注意書きなどはありません。苦手な方はご注意ください。
感想やレビューなど反応もらえるととても喜びます!
誤字脱字は教えていただけると助かります(^^)
※暴力的な表現が一部あります。ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 21:50:09
21605文字
会話率:36%
平成初期。インターネットが人々の間に知られ始め、ポケベルの代わりに携帯電話を持つ人が出てきた。日本中がバブルに沸いて、そして崩壊した。未曽有の大不況の中、経済は混乱を極めた。それはペット業界である愛犬会も例外ではなかった。そんな時代に逆行す
るかのように高額な犬を買う男が一人。
吉川実(よしかわみのる)。最愛の妻を亡くしたばかりの彼は癒しを求めて犬を二匹買ったが、とんでもない不良犬を押し付けられていた。頭がポヤポヤの天然マスターみのるは、その事に気が付いているのかいないのか。のちに塩田と呼ばれるチワワは、主人を欺いたまま吉川家を影で支えるべく暗躍する。
俺様ビッチ受。館林×塩田。見た目さわやかな塩田の、真っ黒な内面をお楽しみください。
完結する気配はありませんが章の完結はします。不定期更新。
この物語は「わんちゃんといっしょ」の過去編となります。本編を読んでからの方が楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 00:00:00
238673文字
会話率:55%
魔術が盛んな国で育った天才魔術師リザ。親友のノヴィと支えあいながら、国の脅威となる魔物の討伐を成功させ続け、国王からも認められる存在に。そんな天才魔術師が、強敵との戦いで魔力が尽きたところを雑魚魔物に襲われ、見るも無残な調教によって奴隷家畜
に落とされる。
導入なんてあってないようなもの。
主人公のイメージはム◯とロー◯ーに登場するリ◯先生。
インスパイアされた作品:
・不徳のギ◯ド
・暴れん坊天狗さんの作品
・峪房熾飢さんの作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 21:38:50
8908文字
会話率:33%
一部の者(MR保持者)だけが魔法を使うことができるある世界。
MR(マジックレアリティ)━━魔力の質と量でランク分けされMR★(一星)~MR★★★★★(五星)まで存在する━━
強い魔法が使える者が国を支配するそんな世界のある国の国王の孫
王子フェリオには、人に言えない秘密があった。
最高の身分と最高のMR五星を持つ彼だが、
七歳の誕生日を境に夜中になると女の子の体になってしまった。
但し、女の子になるのは深夜の極僅かな時間のみ。後は、普通に男児の姿だった。
ずっと自分は男だと思っていたのに
本来は女の子で、いつもの男児の体の方が呪詛により呪われたものだと知らされた王子フェリオ(本当は王女)が
たくさんの人たちに支えられ、愛されて、成長する物語。
この作品は、「小説家になろう」で連載している「太陽の王子~呪われた体だけどもしかして都合いい?幸せにする幸せになるための選択~」の中のR18な話だけこちらで掲載することにしました。
この話だけ読んでも意味不明だと思いますので出来れば、なろうサイトにて最初から読んでいただけるとありがたいです。
本編はこちらから↓
URL
https://ncode.syosetu.com/n2179fv/
本編完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-03 21:00:00
102824文字
会話率:69%
ここはキューブィという六面体の内部世界で、その世界はダルタニアと呼ばれていた。ダルタニアは、大きく分けると、地上世界、天上世界、そして地下世界に分かれていた。地上世界は1つしかなかったが、天上世界と地下世界は、何層にも折り重なっていて、その
世界には、それぞれ存在を許された魔人や魔獣が住んでいた。
ダルタニアには太陽が無く、空間そのものが発光していた。緩やかな光の中、生き物は共棲したり、争ったりしながら日々を生きていた。ダルタニアは、全能の神ゼビスが作った人類の住む世界と、同じように昼と夜に分かれていた。雨も定期的に降っていた。ここは閉ざされた空間であったので、流れ星や夜空に星を見ることは無かった。
地下世界には地上に向かって、何ヶ所か入口があり、そこから地上世界へと入ることが出来た。ダルタニアの地下世界は(ザンティア)と呼ばれていて、地下ではあったが、空間が発光しているので、暗くは無かった。地下世界の大地から頭上を見上げると、大空には大地が連なっていたので、ここは地下世界であると思い知らされていた。
地下世界の大地と、天上の大地とは何本もの、太い柱で繋がれており、その柱が地上の大地を、支えているように見えたが、実はそうでは無かった。何で天上の大地が、地下世界に落下してこないのか、それは誰にも分からなかった。(ザンティア)は、暗くはない地下世界であった。
この小説は「カクヨム」サイトにも内容を変更したモノを掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 19:34:28
65534文字
会話率:4%