パールファイト王国の魔術師が所属する魔術塔。魔術塔の消灯は王国騎士団が担っており、魔術塔の副長官であるセファは、消灯当番である騎士のウィルバルドと毎晩言葉を交わし少しの癒しを得ていた。ある日セファはウィルバルドに対し、「君に大事にされる人が
羨ましいよ」と言ってしまう。お人よしな彼が了承しセファはウィルバルドの”大事な人”になれたが、心の底ではずっと後悔をしていた。
初投稿です。お手柔らかにお願いします。完結しました。ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-07 20:00:00
42882文字
会話率:24%
「はっ? あれ、万能薬がない」
荷物袋の奥に、布にくるんでいた万能薬がないことに気付く。
周りを見渡すと、先ほどまで眠っていた横に、短剣があり、その短剣に羊紙が貼ってあった。
【すみません。頂いていきます】
と、柔らかな筆圧で書い
てあった。
「はああぁ?!」
☆苛立つ冒険者×事情ありの盗人折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 08:27:16
12317文字
会話率:26%
彼女はどんどん垢抜けていった、花開いていった。
表情も以前より、柔らかく甘さを含んで。
体つきも、細いだけでなく――。
注意) 意識のない女性に対して理性崩壊して襲い掛かる狼がでてくるので、そういうのが苦手な方はお気をつけ下さい。
最終更新:2014-06-23 01:02:13
4428文字
会話率:12%
とある学校の目立たない男子高校生。
何をやっても中途半端の病弱少年、しかし、その正体は人を食らう者。
夜な夜な散歩と偽り、決まって女性を食らう。
その年齢は千差万別、幼稚園生から壮年の老婆までありとあらゆる女を食らってきた
できるだけ肉の柔
らかい高校生までがベスト
夜になれば病弱だった少年は、女を食らうためならば手段を選ばない凶悪少年に変身するのだ。
食事では、痛快な絶叫の下、迸る鮮血を浴びながら皮を引き裂き、肉を食らい臓物を咀嚼し、骨を噛み砕く・・・
※全体的にかなりグロめです。免疫のある方だけ閲覧ください。
※この小説を手掛けたのは、私がまだ中学生だったころです。稚拙な文章はご了承ください。
※この小説自体はすでに完結まで持っていっています。読みやすいように加筆修正しながら(主に改行多めに)随時更新しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 22:24:04
29405文字
会話率:31%
主人公アイは残念ながら、転移にあたって特に何もイベントのないタイプの転移をした。
ぬくぬくと実家で過ごしていたアイにはかなりのハードモード。気づいたらある世界のとある小さな町の細い路地でひっくり返っていて、途方に暮れながら生きてきた。
仄
暗い過去も経験しつつ、現在は世界屈指のライオットの魔法師団でチートを駆使して頑張っている……はずなのに扱いは問題児。
さらには仄暗い過去の因縁を回避するため、魔法師団長から結婚相手を探すように言いつけられてしまった。
どうなる!アイの婚活!……みたいな話の予定。
初執筆・初投稿です。試行錯誤しつつ進めて参ります。お手柔らかに!よろしくどうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 00:00:00
18261文字
会話率:34%
飯本門安は、三十歳にして無職の男である。
その容姿は「醜い」の一言であり、160センチ程度の小柄で、ベタベタの肌。また、余りまくった贅肉に、上を向いた鼻頭。中高と、あだ名は『オーク」と名付けられる程で、門安自身も容姿が醜いと理解していた。
そんな門安は、ある日。コンビ二の帰り道で自転車との接触事故に遭う。その自転車に乗っていた人物は日本人離れした容姿を持つ女性であり、祖国に伝わる方法で謝罪をしたいと言ってくる。門安は応じ、言われた通りに目を閉じるのだが。直後に感じたのは、唇に触れた柔らかい感触だった。
醜い門安は、これまでの三十年間彼女とは無縁の生活だっただけに、動転する。
そんな門安に、女性は微笑む。
「ふふっ。その様子だと、許して貰えたようですね? よかったです♪ では、私はこれで。私が授けたその眼で、これからの人生を満喫してくださいね?」
最初は何を言っているのか分からなかった門安だが、後に理解する。そしてその力を門安は、
【刻印眼】と。そう、名付けるのだった――
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
方向性としては、ハード 寝取り 凌辱 恋愛 等々。刻印眼を使って、様々な女性を堕としていく作品になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-04 14:33:38
1886文字
会話率:34%
山の主と贄との交流がメインです。
導入シリアスとみせかけてゆるい感じを目指しています。
エロの度合いは検討中。
BLも小説も初心者です。お手柔らかにお願いします。
仕事が多忙なため不定期更新になります。
最終更新:2021-02-15 00:46:13
12058文字
会話率:46%
エリート美形攻め×ちょっぴり卑屈な平凡受け
速水慧は、一年も終わろうという大晦日に、最大のピンチを迎えていた。なんと、ラブホテルの目の前で、恋人である瀧崎亮二が待ち伏せしていたのだ。恋人がいるにも関わらず女の子とラブホテル、けれどもそんな
状況になったのにはある理由があって……?
すれ違い気味になっていたカップルが、ひょんなことから愛を確かめる話。
全二話。後編はほとんどエッチしかしてません。
R18回には※をつけてあります。
【追記】時たま番外編更新します!
この作品はTwitterに載せたものを大幅に加筆修正したものです。初投稿です、お手柔らかにお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-13 22:00:05
15833文字
会話率:40%
その薄ピンク色の可愛らしい便箋には【尾崎拓海くんへ】といかにも女の子らしい丸みを帯びた文字で、丁寧に綴られていた。
僕は生まれて初めてラブレターというものをもらった――。
主人公:尾崎拓海が繰り広げる、時に甘く、時に辛く、時にしょっ
ぱい性生活を綴っております。
稍重いテーマや禁忌的な行為を極力ライトなテイストで描いております。
本作は様々な年代の女性が登場します。
母、姉、妹、幼馴染、幼馴染の母、同級生、同級生の姉、学校の先生等に萌傾向がある方はそこそこ楽しんで頂けると思います。
ロリだけが読みたい、熟女モノだけが読みたい、寝盗りはいいけど寝盗られはヤダ、近親相姦はいいけど人妻モノはヤダな方々は恐らく読んでも胸糞悪くなるだけなので、ブラウザバックをお勧めいたします。
基本、只の有害図書です。
上記の内容に、興味のある方にしかオススメ出来ません。
様々なタイプの女性が登場し、様々なフェティズムの描写に挑戦しております。
その為、タグの貼り忘れがあるかもしれませんが、悪意は御座いませんのでご容赦ください。
それでもちょっと読んでみてえな、と思われた方だけ先へとお進みください。
この物語は、フィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものです。
近親相姦とロリはファンタジーです☆
※※※
以前、中学生日記としてノクターンにて公開していた作品の再編集ver.になります。
相変わらず、ガラスのハートですので、お手柔らかにお願いいたしますm(__)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-12 08:00:00
644595文字
会話率:37%
美形ヤンデレ(彼女持ち)×平凡
やんわり追い込んで、自分だけのものにしたいタイプの攻め
モブレ等あり。この作品は自分のサイトにも掲載します。 http://nanos.jp/404n0tf0und/
久しぶりにサイト作ったので、遊びに来て
いただけると嬉しいです。
城島晃介……昔からモテる、男子バスケ部で、勉強はいつもトップ。川澄詩の彼氏で、後藤雄也の幼馴染。
後藤雄也……城島に近づきたい女の子から声をかけられやすい、陸上部で勉強は中の下。顔も普通、誰の印象にも残らないタイプ。
川澄詩……高校一番の可愛い子で、女子バレー部の部長。勉強もいつも上位、城島晃介の彼女。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-08 22:26:25
1035文字
会話率:63%
紗良はグラマラスなカラダであった。
肉厚な肢体は互いの肌を押し合い、私の本能を揺さぶるような深い溝をつくる。
紗良の恵体に密着し、柔らかなぬくもりに埋もれてゆく。
彼女は私を求めていた。
私は彼女に惹かれていた。
互いの情動が組み合わされ、
何かが描かれてゆく。
その何かと、はとても抽象的でありながらも、見様によっては極々単純なものであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-29 22:31:50
11192文字
会話率:21%
私と穂乃果は身体を交える関係である。
何事にも始まりがある。
始まっていることに、その時は気付かない。
気付くのは時を経てから。
穂乃果を夢中で貪りながら、始まりを回想する。
最終更新:2021-01-15 23:00:00
6482文字
会話率:13%
音楽業界に身を置くスカウトマン、伊丹大成は、ネットで見つけたボーカロイドが歌う曲に魂を奪われる。不協和音を奏でながらも繊細なメロディに、柔らかな歌詞。添えられた、淡く儚いイラスト。何が何でも欲しいとコンタクトを取った結果、瀬戸内海に浮かぶ小
さな島に住む高階玄斗という少年と会うことになる。線の細い少年をイメージしていた伊丹だったが、現れたのは185㎝ある自分よりも長身の眼光鋭い少年だった。その少年から告げられる。「曲を作ったのは自分ではない」と。ただただ愛した人を救いたい。そんな再生の物語です。牛のような歩みで、淡々と日々を紡いでゆきます。Hなシーンもないです。BLとは名ばかりの作品ですが、それでも良いという寛容な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたしますm(__)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 20:00:00
51640文字
会話率:26%
町田可南子は、交際相手・雪村隼人のイタリア長期出張を機に、再婚することとなった。息子・航平との多忙で慎ましやかな暮らしから、経済的にも時間的にも余裕の生まれる再婚は喜ばしいことだった。だが家族顔合わせの席で対面した隼人の息子・椿の尋常ならざ
る美貌に、人並み以下の容姿の可南子はすっかり気後れしてしまう。そんな可南子とは対照的に、航平は椿を見るなり「こんな綺麗なお兄さんが出来るなんて嬉しい!」と歓声を上げる。そんな航平に、椿は怜悧な面差しを崩し柔らかな笑みを浮かべる。その笑みに、共に暮らす覚悟と勇気を得た可南子は、桜舞い散る中、新しい生活をスタートさせる。『好きだから。』に登場した椿君の家族の物語です。シリーズの関係からBL設定としましたが、BL要素はまるでありませんのでご注意下さいm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-21 19:00:00
31811文字
会話率:25%
世界にその名を馳せる雪乃瀬グループの総帥、雪乃瀬優は体調不良の中、妹の塔子からイヴのプレゼントは何がいいかとしつこく詰め寄られ、面倒に思う気持ちから金髪碧眼の色白の少年が欲しいと、実現不可能な言葉を口にする。そんな遣り取りさえ忘れていた雪乃
瀬の前に、イヴの夜、妹の塔子がクリスマス・プレゼントだと言って、聖鐘音という十五歳の異国の風情を漂わせる少年を連れてくる。その場凌ぎに発した言葉を後悔しながら、家に帰るよう告げた雪乃瀬の言葉を、鐘音は激しく拒絶する。帰れ、帰らないの押し問答の最中、体調を崩していた雪乃瀬は高熱のため倒れてしまう。意識を取り戻した雪乃瀬が見たものは、慣れ親しんだ東京湾のくすんだ海ではなく、青い煌きを見せる南国の海だった。状況が把握出来ず呆然とする雪乃瀬に、鐘音は、ヘリコプターで通信手段のない孤島に連れて来られたことを告げる。塔子の策略により、交通手段のない孤島での二人きりの生活がスタートする。望まぬ形で始まった二人の暮らし。けれども鐘音の優しく柔らかな気質に、頑なだった雪乃瀬は心を開き、いつしか二人の暮らしに永遠を望むようになる。そんな中、再びの塔子の策略に、鐘音は……大きな事件もなく、島での暮らしはまったり、まったり続いてゆきます。平坦で飽きる……と思わず、最後まで読んくださると嬉しいですm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-30 19:00:00
56412文字
会話率:31%
大貴族の子息である少年ユミルはある日、大好きなメイドのお姉さん、プリシラの着替え姿を覗き見てしまう。大きく膨らんだ股間と初めて迎えた精通に困惑し、裸を見てしまった罪悪感からユミルはそれらを全て彼女に打ち明ける。するとプリシラは聖母のように柔
らかく微笑んで、性に目覚めようとしている彼に、少しだけ間違った性教育を施し始める――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-28 16:56:49
29149文字
会話率:37%
白衣眼鏡の物腰柔らかな研究者に買い取られた少年が愛玩用のキメラにされて、ふわふわの尻尾と耳に、ぷにぷにの肉球を持つ少年になるお話。
研究者がちょっと悪趣味なので、痛そうなシーンがあります、ご注意ください。
いつものように前編は導入です。本番
は後編になります。
pixivさん、BLoveさん、fujossyさんでも読めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 17:33:53
10203文字
会話率:33%
『中学は違うが、塾が一緒の不健康女子。痩せて小さく同じ歳には見えないその女子が――俺はずっと気になって仕方なかった』
岩並丈夫、空手をたしなむ大柄筋肉質な中学三年生、童貞。目下の悩みは。
「岩並君に似合うもの? 種付〇プレス」
「!?」
何考えてるか判らない貧弱系小柄不健康女子への、止まることない片思い。
これは、健康優良男子が、貧弱で始終ぐんなりしている不健康女子の異質ぶりに触れているうちに好きになっちゃったんだけどどうしよう、というお話です。
じれじれ片思いな中学編全3章終了、らぶらぶ両思い高校編開始しました!
性的描写ある話には※表示あり。1話につき2500字前後、スナック感覚でどうぞ。こってりエロスを読んだ箸休めに、じれじれはいかがでしょう?
初投稿です……どうぞお手柔らかにお願いします。
アルファポリスでも投稿中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 22:31:52
772211文字
会話率:43%
番は否応なしに求め合うと信じられている世界。
リリー・グレース、25歳。
双子の姉が殺人未遂事件の被害者になった。
姉は意識不明の重体。
病院に駆けつけた彼女が出会ったのが
自分の番であるレジ―・マディソン。
衝動的に一夜を共にした
二人。
そして犯人の狙いは彼女の命なのかもしれないという状況になって…
※パラレルワールドな近現代設定、現代よりですが科学はそこまで発達してません
※初期に書いたものを加筆修正(6話までで未完で削除済)、そこからは新しく書きます
※素人が一生懸命書きますのでどうか矛盾等々、お手柔らかに…
※めっちゃくちゃ暗い話なので、ひっそりこっそり更新してます
※超絶不定期更新です/ムーンさんの片隅のみで秘密投稿←
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-21 09:00:00
43188文字
会話率:38%
雪は、くのいちの最終試練である『房中術』のてほどきをうけることになった。
術を授けてくれることになったのは、雪の仕えるべき橘家の跡継ぎ、橘左門だった。
※基本、エロの予定。閨の手ほどきという名目で、終始ヤっているだけのお話。愛はあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-26 18:17:12
25935文字
会話率:43%
生まれ直し系、ハーレム、イチャラブ大好きです。寝取り寝取られ無し、TS近親相姦無し。
筆者は金融関係は詳しくないです、お手柔らかにお願いします。また主人公の行動による前世との乖離は殆ど無いものとします。現実世界には無い制度や概念があるかも知
れません。
生まれ直し系の作品が全然無いので自分で書くことにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-17 23:00:00
277文字
会話率:17%
女性用下着のクロッチが好きである。
分かるだろ、あの魅惑の部分。
その部分を使って、柔らかな女性用下着でペニスをシゴかれる快感といったら、堪らない……
……という話を彼女にしたら、ドン引きされた。
「アホじゃないの。なんで生身の身体より
そんなモノが良いの」
僕の彼女はそんな事を言いつつ、別れ話なんかを持ち出して宥めすかすと、やってくれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-14 11:44:49
4176文字
会話率:47%
どちらかが死んだら生きている方はハロウィンに盆の菓子を供える。恋人とのそんな約束を守り続ける黒羽は、老いた体で遠い昔の夢へと落ちていく。月代を剃って江戸を生きる過去の二人の夜の記憶と、背広を着て今を生きる一人の苦悩。その二つが交錯して織り
成す、長い時を生きる男の一夜の物語。
だいぶ滑り込みセーフ。あらすじで盛大に格好付けておりますが初投稿なのでお手柔らかに。キーワードに「死ネタ」が入っておりますが、明確に死んでいるのかどうかは読む方の想像に任せます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 23:23:51
20082文字
会話率:38%
「そ、そんな……」
「だから、あなたのことは私達が守ってあげるの。大丈夫。一カ月だけよ。一ヶ月経ったら……」
女がわたしの身体を再び撫でていく。
「今日よりももっと気持ちいいことしてあげる」
何故だかわたしの渇いたはずの膣が、もう一度濡
れ出していた。それを確認するように女はわたしに触れ、そして軽く笑んだ。
「可愛い子。誰にも渡さないわ」
柔らかなキスがとても甘い。
その手が、散々なぶったはずのわたしの入り口を玩び、溜まった愛液をかきだしていく。
唇を離されると、ろくに抵抗もできずに声が漏れた。
そんなわたしを、女は包み込むような笑みで見つめている。
「他の女の卵だって許さない。あなたはもう、これからずっと、私の物よ」
囁く言葉はどこまでも冷たく、そこにわたしの自我への尊びなど決して存在しないだろう。
ああ、それなのに。
分かりきっているのに。
なんて気持ちがいいのだろう。
気づけばわたしは力を抜き、女にすべてを託していた。わたしの胎に宿る卵のことも、未来への不安も、一人の女としての人生との別れも、もう何もかもがどうでもよくなっていく。
快楽を与えられる度に、わたしの意識が変化していく。
恥というものの一切を捨てて女に抱きつきながら、やがてわたしは女に命じられた。
「誓いなさい」
その手が背中をなぞり、吐息が首筋を刺激する。
「私のものになるのだと」
指が動き、乳房を舐められる。けれど、一番触れて欲しいところを彼女はわざと避けていた。
欲望を掻き立てられながら、わたしはさめざめと泣いた。
いや、鳴かされていた。
「誓いなさい」
再度言われて、わたしの口がようやく言葉を形成した。
「誓います……あなたのものに……」
涙でかすれたその声を、女は逃しやしなかった。
全ては対価に違いない。胎を貸す対価。余所を見ない対価。逃げ出さない対価。
大きすぎる見返りは、わたしを絶頂へと押し上げ、意識すらも朦朧とさせた。
このまま死んでしまってもいい。そんな思いと共に、部屋中に響く自分の喘ぎ声を耳にしていた。
力が抜け、声も萎むわたしの耳に、女は顔を近づける。
「嬉しい」
美しい笑みが見えるようだった。
「その言葉、絶対に忘れないわ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-21 23:35:25
3805文字
会話率:37%