西の王国南部の有力領主ボーリュー伯家には、いつの時代にも、古の妖精族の血を引くと言われる濃い茶色の髪とエメラルドグリーンの瞳を持つ異能の子どもが必ず1人はいた。
彼らには望む道を歩ませよ。そうすれば彼らは一族の槍にも盾にもなるだろう――
家訓に従い、譜代の重臣モンバール家にも支えられて、伯家は長年王家から自立して乱世を生き抜いてきた。しかし、先代の伯の3人の子は、全員が古の容貌を持って誕生した。そこから次第に伯家の運命の歯車が狂い始め、王国の強大な力に呑みこまれていく。(第1章)
ボーリュー伯家が滅亡してから17年後。帝国と境界を接する、西の王国の親王領エストヴィルの中心都市に、一人の旅芸人の若者が姿を現した。
音楽に天賦の才を発揮するその若者、シルヴァン・ラ=ロシュは、濃い茶色の髪と、異形の者を思わせる濃いエメラルドグリーンの瞳の持ち主だった。
傭兵としての過去を持ち、戦場で傭兵隊長の養父ジェレミに置き去りにされて心に深い傷を負ったシルヴァンは、平和な都市の中で音楽を糧に生きることを願うが――。(第2章~)
本作品は、王家に嫁いだ先代ボーリュー伯の娘アナイスとその子どもたち、そしてそれを取り巻く人びとの複数視点の群像劇です。ストーリー展開は暗めで、メリバ寄りのバッドエンドで終わる予定です。
西洋中世風ですが、ファンタジーなので時代考証などは滅茶苦茶です。現代とはまったく異なる価値観を持つ世界が舞台ですので、登場人物のモラルを欠く言動や、暴力、流血など残酷な描写が含まれます。タグには十分ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 20:07:46
905536文字
会話率:33%
「俺、自分の名前しかわからない……」
記憶を失っている白霄琳は、目覚めてすぐに命を狙われた。
けれど、離原と言う得体のしれない男が救ってくれた。霄琳を守るために国の都まで連れていくと言う彼と旅を始めるが、道中で見る夢の中、自分と離原は体を重
ねている。これは夢なのか、ぞれとも記憶なのか――混乱しつつもじょじょに惹かれていく霄琳。そして、旅を続けていく中で離原が自分を守ってくれる理由、命を狙われることになった原因が明らかになっていく。
やがて霄琳は思い出す。
忘れていた恋と、穏やかな日々――そして、その恋が国を滅亡へ追い込んだことも。
★わけあり溺愛攻め×記憶喪失の神子
※以前掲載した『天禍の鈴が響く庭』を大幅に改稿したリメイク作品です。
再読される方も楽しんでいただけるように、前作で語られることのなかった部分や設定の見直しなどを経ています。
※アルファポリスにて先行配信中。こちらへの転載は章ごとにまとめてとなります(内容は一緒です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 22:00:00
194216文字
会話率:39%
「扉を開けると、恋人が死んでいた。」から始まる、ある男が恋人を埋葬する話。
Twitterにて開催中(2020/7/25現在)の
#書き出しラスト統一企画
#世界滅亡BL
参加作品です。
※明確な性描写はありませんが、匂わせる表現、死
ネタを含む表現等があるため、ムーンライトノベルズに投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-26 00:00:00
5082文字
会話率:13%
皇紀2152年、地球に衝突した隕石がきっかけとなって世界の均衡と歯車が大きく狂い出した。
隕石に付着した謎のウィルスに感染した女性達は男性を出産しづらい体質へと変貌し、人類は滅亡への一途を辿る。
世界は人類存亡の危機に抵抗するために、
各国が一致団結して出生率の改善へと努めた。
人類による死に物狂いの努力が身を結び、世界の医療や科学技術などは目まぐるしく発達していく。そして、人類はついに女性が持つ卵子を交配させる事で子供を出産できる禁忌の法を手に入れる。
しかし、人為的に受精卵を操作しても狂った男女比が戻る事はなかった。
まるでこの世界のルールに、真理に縛られるように、比率をオーバーして産まれた男児はすぐに死の病に関して亡くなってしまう。
皇紀2662年、男性が貴重な存在となった世界で、数少ない男性は男性保護法案によって自由と希望を奪われた中で生活をしていた。
その中で今まさに世界を変えようと1人の男が立ち上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 23:00:00
21645文字
会話率:38%
『野獣騎士の暴走求愛(18禁的な意味で)からの逃げ方』の過去編・未来編・グラン視点・特別編ごちゃまぜ置き場。子供の数など激しくネタバレ注意!*只今内容整理中*
最終更新:2025-03-05 12:29:25
69297文字
会話率:27%
くだらない事で戦争を始めた天界と地獄。
何故か巻き込まれた人間界が主戦場となる。
人間界で行われる人間による天界と地獄の代理戦争。
地獄が勝てば人間界が滅亡してしまう!?
こうして人間界の未来は代理戦争選抜者たちの理性に委ねられた──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 13:18:19
7229文字
会話率:56%
ある日、小惑星の衝突による人類滅亡の記事を目にしたことで自分の人生の豊かさに疑問を持つ。そんなとき己を理解して寄り添ってくれる新に心の安らぎがあることに気がつく。新は、律より年下だがそのコミュニケーション能力でいつもサポートしてくれる頼れる
存在。そんな新に律はだんだんと心を開いていくが…。(疲労困憊サラリーマン×年下の世話焼き)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 08:00:22
3238文字
会話率:44%
社交界デビューが二年遅れてしまい、求婚者を募っていたラディアント伯爵令嬢サブリナ。
男性たちに囲まれて困っていたら「迎えに来るのが遅くなってごめんね」と助けてくれた男性に話を合わせたところ、なんと彼は窮地に陥ったアシエード王国を滅亡から救
うために召喚された大魔法使いルーファスだった。
国王や父の願いで「この国を救って欲しい」とサブリナがお願いしたところ、彼は「恋人の頼みであれば仕方ない」と王国を救ってくれることに。
大魔法使いルーファスの傍で過ごすことになったサブリナは彼が自分を誰と勘違いしているのかわからないまま、偽りの恋人を演じることになったのだが……。
一国を救って貰うために自分のことを恋人だと勘違いしていた魔法使いを騙すことにしたら、いつの間にか恋に落ちていた契約恋愛物語。
※R18描写には★つけてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 19:11:27
81685文字
会話率:34%
人類滅亡を回避するため、厳しい選抜を潜り抜けて選ばれたエリートパイロット君。彼が辿り着いたのは、美しい星だった。
最終更新:2025-02-19 08:17:42
2014文字
会話率:51%
とある星に『フェミナチ帝国』と呼ばれる『共和制』の国がある。
その国は『国家主席による権力集中制』で『クレイン・ウエノ』という女性が30年以上君臨していた。
彼女が80歳で永眠した後、ところどころに出ていた綻びが露呈し、帝国崩壊への決定打が
下される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 22:00:08
4890文字
会話率:1%
異次元からの侵略者「イントルーダー」
突如として襲いかかってきた彼らの手により全世界は滅亡の危機を迎えた。人類を遥かに凌ぐテクノロジーを駆使し、男は無残に殺され、女は繁殖の為の苗床にされた。
そんな彼らを追い詰めたのは彼ら自身のテクノロジー
だった。
人類は多大な犠牲を払いつつも彼らが身につけるデバイスを鹵獲しその解析に成功したのだ。
デバイスを基に人間用に開発したそれは、何故かうら若き少女にのみ適性があった。それでも選ばれた彼女たちは進んで危険な戦場を駆け回るのだった。そうしてイントルーダーに対抗しうる手段を得た人類はなんとか侵攻を食い止め、かろうじて残された生存圏で戦いを繰り広げていた。
そんな折、人語を操るイントルーダーの噂が流れる。
イントルーダー殲滅の為組織された少女達「神装閃姫ジュエルナイツ」は、噂の真相を確かめるべく急行するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 19:44:23
21996文字
会話率:54%
彼らはある日突然人類の前に現れた。
為す術無く逃げ惑う人類を滅亡に追いやろうとしているのは、戦争でも疫病でもなく、巨大な虫達だった。
捕食され、苗床にされ、孕み袋にされる者たち。抗えぬ運命の前で、女達は快楽に逃避する。
最終更新:2021-01-01 14:52:19
37867文字
会話率:37%
「大切な人たちを守るために僕は戦うんです」
傲慢攻め×弱気受けからの男前攻め×弱気受け
ルキウスは、恋仲だった第三王子のエドワードと異世界から召喚された神子のノエルに陥れられ、王族殺害と反乱を企てた濡れ衣を着せられた。
家族や従
者、友、職場の仲間と上司を失い、自身も斬首刑に処せられる運命に……!
間一髪のところで『過去』の女神に助けられ、九死に一生を得る。
彼女の眷属である七色に光る蝶を幼虫だったときに助けていたことがきっかけで、ルキウスは命拾いをしたのだ。
『過去』の女神の発言により、ノエルが偽の神子であることが判明。
天上の神々はノエルを元の世界へ帰そうとしたが、力及ばず。
このままノエルの暴走が続けば、ルキウスの生まれ育った王国が滅亡してしまう。
ルキウスは『過去』の女神の力を借りて王国を救う英雄を見つける任務を負った。
チャンスは二回までだがルキウスは、一度目のチャンスを無駄にしてしまった。
そして最後のチャンス。
ルキウスは魔物討伐のギルドに加入し、英雄を見つけ出そうとするが……。
※注意※
残酷行為、差別用語、暴力行為、虫、NTRといった過激な暴力描写や人を選ぶ文章表現があります。
この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。
残酷・暴力描写:*
性描写:※
こちらの作品はfujossyで既に完結済みのものを推敲し直しています。
電子書籍化(自己出版)及びシリーズ化にあたり、fujossy様に投稿してあるものと内容及び終わり方が異なります。
コンテストの文字数制限がないため、35万文字超えで2025年の1月に完結しました。
その後、2025年の1月初旬にWebサイトなどに掲載した番外編を1本入れて、電子書籍化の話を進めています。
6月現在、推敲中です。
次のお話→『リスタート—恋は仕勝ち—(URL:https://novel18.syosetu.com/n2437kp/)』
※ブクマ、評価、いいねをしていただき、ありがとうございますm(_ _)m
大変感謝しております!
※お忙しいところお手数お掛けしますが、よりよい作品を作っていくため…
・誤字脱字報告
・感想でのフィードバック
上記ふたつに、ご協力いただけますと幸いです!
どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 14:12:48
386207文字
会話率:43%
目覚めたら小説「竜騎士と麗しの薔薇の園」の主人公の敵である伯爵家のエロでゲスで横暴で醜男な息子から虐待を受け、手をつけられてしまう義理の弟ジュエルになっていた! 数年後にクズすぎる兄は主人公たちから断罪され、伯爵家も滅亡する展開なのだ。
あらゆる意味で大ピンチだよ俺! せっかく儚げな美少年に転生したっていうのに。
そんな絶望的な未来からは、絶対に逃れてやる! そう決意した俺はとりあえず、兄に媚びることにした……。いや、だって他にできることがないし。
こうして母の再婚により出会った義理の兄は、前世の俺の基準では意外に良い男で……?
兄に媚びまくりながら、貞操の最後の一線を守りつつ、ゲスで変態の兄を更生させているうちに、この体の元の意識が時々浮上してくるようになって、兄に懐いてしまった。
いや、もう少し待ってくれ。兄を断罪させないようにしてるところだから!
というか兄も、俺を触りまくってくるんじゃない! そういうことをしてる場合じゃないんだよ!
兄を更生させて断罪と伯爵家の破滅を防いで、俺はのんびりとお気楽な貴族生活を送れるようになれるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 17:11:27
104235文字
会話率:36%
繁栄とともに理不尽な犠牲を量産してきた人類の文明は、ついにカミサマの怒りに触れ、人々もろとも海の底へ沈められた。
不思議なことに、生存を許されたのは引きこもり少女たちのみ。
水没世界において、彼女たちは海陸両生の『海鮮娘』として転生さ
せられ、シャチ、ウナギ、クラゲなど、各々の海棲生物の能力をも付与されていた。
世界崩壊から数年。海鮮娘たちは、男女の営みと企業の支配により肥大してきた滅亡前の世界を『旧人類の悪しき文明』などと嘲笑、彼女ら独自のディストピアを築き上げていた。
独自の繁殖能力を得た海鮮娘たちにとって、セックスは娯楽の一つとなり、彼女らは女同士の悦楽に耽溺してもいた。
だが一人のシャチ娘は知ることになる……生き残った男たちが性欲モンスター化し、少女たちを弄んでいる現実を。
さらに旧人類の生き残りたちは、かつての悪しき文明を奪還することをも目論んでいるという。
シャチ娘は、ヤツメウナギの特性を持ったギャルや、クラゲの能力を有するメンヘラ少女を仲間に、旧人類との戦いを開始。
三人の仲が百合色の三角関係へと発展するなか、彼女たちの戦いは、カミサマの真意をも探る冒険と化してゆく。
なぜ、引きこもり少女たちだけが生き残ったのか。
なぜ、世界を滅ぼすことが決定されたのか。
戦いの終わりに彼女たちが掘り当てたのは、残酷極まりない真実だった。
カミサマは云う。「私、気づいちゃったんだ。『みんなが傷つかない社会』なんて、『みんなが自殺する世界』への第一歩なんだって。だから滅んでもらうことにしたの」
──Information──
▲序盤は世界観設定の説明だらけなので、まず“ep.5 引きこもりギャルは銃撃戦が御上手!?”からお読みいただいても構いません。その辺りから小説の基本的なノリが確立され、物語が動き出しますゆえ。
▲この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
▲『_』『ヤツメ穴』『.』など、何曲かの“界隈曲”に対するリスペクトが含まれますが、特定の曲の世界を舞台にした物語ではなく、世界観やキャラクターにオマージュ要素が含まれるだけなので、オリジナル作品としています(というかこの▲を黄色に染めて中にビックリマーク書きたい)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 22:48:02
22291文字
会話率:22%
「貴方が世界中から嫌われてる最低野郎でも、僕にとっては神様なんです」
「貴方のいない天国より貴方と一緒に地獄に堕ちたい」
奴隷のドミスとして蔑まれながら生きてきたジャスレイの前に、ある日血まみれの美しい男ルインが現れる。
ルインに拾わ
れて一緒に暮らすことになったジャスレイ。奴隷になってから初めて触れるルインの不器用な温かさに次第に心を開いていく。
だが、ジャスレイが知ろうとすればするほどルインは謎だらけの男だった。
大好きなルイン様のために頑張っているだけなのに、なぜか勇者や魔王、世界の滅亡なんて壮大な事件に巻き込まれていくことに…
一生懸命でご主人様大好きな奴隷×謎だらけの俺様ご主人様です
**序盤と中盤に残酷な描写があります。
**最終的にはハッピーエンドですがそれまでに受けも攻めも結構酷いことをしてます。
**3話目まで受けはほとんど出てきません
**序盤に攻めが女性と性的な行為をする描写があります
※※土曜日19:00更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 19:00:00
86989文字
会話率:48%
淫躰女子刑務所(通称ドスケベ監獄)広報部です。
世界滅亡を防ぐため、日々淫乱女たちの更生に励む看守たちの活躍をご紹介します。
※当監獄で働く看守は、国家レイパーの資格を持つ優秀な絶倫たちです。
最終更新:2024-12-22 07:10:00
19610文字
会話率:40%
大国に押し潰され、滅亡した国。
そこでは多くの華々が手折られ、艶やかな花弁を無惨に散らされる。
これはそんなお話。
最終更新:2024-12-08 12:35:16
29369文字
会話率:7%
転移先で授かったスキルはダウジングだった。
かなりの不遇職で、その辺に落ちている雑魚アイテムしか探知できないスキルだと思っていたが......。
パーティを追放されてからどんどん上位互換のダウジング装備が見つかり、ついにはSランクアイテム探
知率100%の神装備を手に入れてしまった。
その噂が冒険者ギルド内でどんどん広まってしまい、実力や金目当てだったりするSランク冒険者の美少女たちに白々しくも媚び媚びされまくるようになった。
そんなこんなで、最強装備の探索と引き換えにエッチなことをおねだりしまくる、おま〇こスローライフを送ることに成功してしまう。
しかも、"ダウジングは雌の弱点を探知し、特に弱い部分を〇マークで可視化し、該当部位に性感ビームを送ることができる"という隠れスキルまで存在することが判明し......女子の性感をサクッと開発してチ〇ポ奴隷に堕とせるように。
さらに、自分では平均より上くらいのサイズだと思っていたおちんちんがオスフェロモンむんむんのSランクチ〇ポだったことまでもが判明し、そのチンポの凶悪さによって女冒険者たちに指名手配されるほど世界中で噂になってしまい、もう最強武器とか関係なく絶世の美女たちに無条件でマゾ雌堕ち、肉便器堕ちセックスを懇願されるようになった。
そんな感じでおちんぽ無双スローライフを送りながら、いずれは世界を滅亡させようとしている魔王(♀)もチン堕ちさせる予定。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-06 21:46:27
13995文字
会話率:58%
妖術師ヴィルマは、封印された秘術を我がものとするために妖術師の都パルハで自分の力になり得る相手を探し求めていた。戦乱を避けてパルハを離れたヴィルマは、旅の最中で強大な軍事国家であるルース帝国の将軍ヴァルドの噂を耳にする。ヴァルドこそ自分の探
し求める存在だと確信したヴィルマは、アクライネ王国を経てルース帝国へと赴き、ついに秘術完成の鍵を握る人物と邂逅する。後にラトニア公国を地上の地獄へと化せしめ、後世に稀代の女妖術師として悪名を残すことになるヴィルマの半生を描いた、本編「華散りて後 ーラトニア公国滅亡記ー」の前日譚第三弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 20:48:49
47774文字
会話率:26%
侵略戦争を拡大するルース帝国にあって、若き将軍ランディスは異彩を放つ存在だった。傍若無人な帝国軍の非道に抗うランディスは、自分の理想を追い求めながらも、常に葛藤し続けていた。そんな中、帝国軍の一員としてヴェルニア王国へ侵攻したランディス軍は
、ヴェルニア第一王女レスティーナを保護する。ランディスとレスティーナの侍女であるジゼル、ランディスの副官であるカイルと王女レスティーナ。互いの立場の違いからすれ違う者たちのの間には、叶わぬ恋情が芽生えていた。同じ頃、ヴェルニア王都リペルでは第二王子ルディウスが侵攻する帝国軍を迎え撃つため、愛する者との別れを覚悟していた。後のラトニア公国の未来を担うことになるランディスの苦悩と葛藤を描いた、本編「華散りて後 ーラトニア公国滅亡記ー」の前日譚第二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-18 22:44:02
306907文字
会話率:38%
突如、フォルクス王国へ宣戦布告したアストリア帝国だったが、その裏には商業都市パルハ総督エルネストの野心があった。フォルクス王国へ援軍として参じたラトニア公国軍の若き騎士ライアスは、情報収集のためにパルハへ潜入する。そこでの出会いと経験は、ラ
イアスに様々なことを教えることになる。後のルース帝国によるラトニア侵攻へとつながるアストリア帝国の崩壊を描いた、本編「華散りて後 ーラトニア公国滅亡記ー」の前日譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 03:23:02
377501文字
会話率:40%
人類は今は昔、慈悲深き女神であるアリスティアナのその御手により、蔓延る混沌に覆われた下界足る地上から天空へと救われた。
だがある日、人類の発展の為、礎となっていた筈の塔から突如として多くの悪魔が溢れ出し、浮遊都市、ヘヴンズ・アイルヘイムを
襲った。
本来女神、アリスティアナの半身足る天使により誂えられた塔からもたらされた突然の異変。
この災害に手をこまねくだけの国の怠惰により、すぐさま街は大混乱に陥った。
そして愚かなこの対応から、都市は夥しい数の死者を出し、その惨憺たる事実を受けて漸く貴族が住まう上層は重い腰を上げたのだ。
下された王の命により、塔と下層の間に防壁を隔て、其処にもう一つの街を囲う様設けた。
無力なだけの市民は抵抗すらもままならず、かつて上層、中層、下層に分たれていた都市は、更にその下の層、特定被災地区が出来上がった。
街は甚大な被害を被るそんな最中、依然として復旧は行われる兆しは無く、物資も運ばれる事はない。
にも関わらず、現状とは裏腹に人口は増加の傾向を迎え、有限な都市の資源は次第に減りゆく一方だった。
故に人々は食糧の枯渇から飢餓に瀕し、このまま都市は滅亡の一途を辿るかと思われたその時の事である。
都市は国主導の政策として、悪魔の巣窟となった筈の天使の塔の探索へと再び乗り出した。
その政策から暫く後、男娼の酒浸りの父と娼婦の母の元生まれたヒナという少年は、姉と妹と共に困窮していた。
災害の地、特定被災地区に家を置くヒナとその家族は貧困に喘ぎ、家族と一緒にスリを続けていた。
盗みを働きながらもどうにか生計を立てるヒナは、そんな生活を送るある日、後ろ暗い生業故必然、命の危機に遭遇した。
しかし、偶然それを側から見ていた少女に助けられ、その素質を見込まれてかヒナは予期せずして探索者の養成所に通う事になる。
果たしてヒナ少年は自らの未来、その道を切り拓く事が出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 06:14:26
6846文字
会話率:39%
BC2142、世界は核の炎に包まれた。
荒廃していく世界の中、遠い未来で共に生きる事を誓った私達は共にコールドスリープ装置に入る事を選んだ。
でも、既に私の身体は長期間コールドスリープに耐えられる状態では無かった。
だから選択する。
私は私をコピーして遠い未来で生きるアナタの為に私を送ることを……、愛を込めて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 15:24:16
6941文字
会話率:52%