下記サイトにて発売中のR18音声作品の台本になります。
・DLsite https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ323536.html
・FANZA https://www.dmm
.co.jp/dc/doujin/-/detail/=/cid=d_200369/
【作品概要】
ヒトの精気を喰らう、双子のあやかし。
あなたはその双子に囚われ、まさに捕食されようとしていた。
紅い瞳を光らせて、彼女たちはあなたの欲望を覗き込む。
耳元で囁かれるその声と、卑猥な言葉が、あなたの肉欲を煽っていく。
ヒトの下劣な欲望こそが、あやかしの大好物なのだ。
しかし、下品な淫語と、魅惑的な肢体に、決して溺れてはいけない。
その先に待っているのは、見通すことのできない、昏い闇だけなのだから…。
本作はタイプの違う双子の怪異に搾り取られるバイノーラル淫語音声です。
プレイ内容は下記5パートからなります。
・双子に左右から卑猥な言葉を囁かれながら手コキで射精。
・双子姉・イチカとの騎乗位交尾 with 妹の囁き淫語。
・双子妹・フタバをバックで犯す with 姉の囁き淫語。
・ふたりがかりの濃厚な口淫。
・物質と精神の境界が曖昧な異空間で、双子と多重同時交尾で中出し三昧。
【声の出演】花見るん
【イラスト】んぼ
【内容】
・本編音声5ファイル (mp3/320kbps/48kHz/ステレオ・バイノーラル)
・本編音声(イチカの音声のみ)5ファイル (mp3/320kbps/48kHz/ステレオ・バイノーラル)
・本編音声(フタバの音声のみ)5ファイル (mp3/320kbps/48kHz/ステレオ・バイノーラル)
・本編音声(リバーブエフェクト付)5ファイル (mp3/320kbps/48kHz/ステレオ・バイノーラル)
・イメージイラスト (基本1枚・JPEG)
・台本全文 (PDF)
【総再生時間】85分7秒折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-20 00:56:04
28146文字
会話率:0%
魔界の森に住む闇の魔女、エンディア。
魔物をも喰らう魔女として周囲からは恐れられているがドラゴンの亜人、ジェイルとは恋仲である。
今日はハロウィン。ジェイルはかぼちゃプリンを持ってエンディアの元を訪ねると――。
※前半女性優位描写がありま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 19:23:38
8454文字
会話率:50%
都の東西南北には、四方を守る神獣が祀られている。ところが新帝が即位してからというもの、天候は乱れ、病がはびこり、夜には人を喰らう悪鬼が都に現れる。人々は噂する。『守護の足りない』新帝のせいだと。かつて都では邪神によって守護の門の一つが壊され
ていた。
都から離れて育った俺は、幼い頃に別れた大切な幼馴染が都にいると占いで知り、闇のはびこる都に向かった――。
中華風四神ファンタジー。
皇弟×麒麟(きりん)の里の子
◆青龍・白虎・朱雀・玄武の四神や敵対する邪神がいる世界観です。中華風ではありますが、ゆるっとファンタジーな点ご了承ください。
◆異世界BLアンソロジー:中華風四神(2022年10月発行)寄稿作品。大幅加筆&改稿済み。
◆R18回には※マークが副題に入ります。
誤字報告ありがとうございました!助かります。
エブリスタにも投稿(2023.8.13~)しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 18:00:00
16266文字
会話率:43%
引っ込み思案でしっかり者の幼馴染みの後ろに隠れがちな麗奈は、ある日その幼馴染みのクール系美人、律子に「胸を見せろ」と要求される。隠れ巨乳だが、恥ずかしくてスポブラしか着けたことのなかった麗奈は戸惑うが…
頼りにしていた親友に性的に可愛
がられてしまう女子高生のおはなしです。多分愛はあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 17:31:48
10158文字
会話率:49%
WEBライターをしている誠がたまたま出会ったアロマ店の店主であるカナは、「さびしいを食べる」体質持ちなのだという。人の寂しいという感情を匂いで感じ取り、マッサージすることでその寂しさを引き受けることができるのだそうだ。誠も試しにマッサージを
してもらったところ、どうやら誠には寂しいという感情がないらしい。暗に門前払いを喰らうが、なぜか誠はカナのことが気になって仕方がなくて……。執着を覚えたての攻め(年下)がもだもだしながら薄幸体質持ちの受け(年上)への気持ちを自覚し、近づいていくお話です。職業はファンタジーが混在しています。全七話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 22:00:00
32930文字
会話率:46%
葵由希はつまらない日常を送っていた。一人暮らしをし、友人もおらず、大学に行き、飯を食べ——そんな彼女にとっての光明は、百合であった。幼い頃の経験から女性が好きになり、今では百合の創作物を読み漁り、その憧れは日に日に増していく。
そんな彼女で
あったが、ある日突然、ある女性に襲われる。そして彼女は気づく——いつの間にかこの世界から男が消え、女が女を性的に喰らう世界に変わってしまったのだと。由香はその世界に、女を喰らう女に恐怖心を抱き、この世界から元の世界に戻る方法を探るが、その一方、心のどこかで犯されることを求めてしまうという、抗い難い欲望も抱いてしまっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-21 02:47:09
12784文字
会話率:41%
「なあ、今まで犬扱いして弄んできた男にやり返されるのはどんな気持ちだ?」
弱々しく従順な犬などどこにも存在しなかった。今目の前にいるのは、貪欲に私を貪る獰猛な狼だ。
*
シリウスを拾い十二年、幼き頃から彼はイオの従順で優秀な従者だった
。
昼も、夜も。
しかし毎日のように共に過ごす二人には、別れが訪れることがずっと決定されていた。
隣国へと輿入れが決まり、生家で過ごす最後の晩、眠っているうちにイオは誘拐される。
従順であったはずの従者、シリウスに。
高位貴族のお嬢様イオとイオに仕える狼獣人シリウスの歪な恋のお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 00:00:00
144310文字
会話率:30%
灼蜜の蜂と呼ばれる魔物に攫われた、村娘のメルシェ。岩山の巣窟へと引きずり込まれた彼女が見たのは、悦楽に狂わされ、蜂の子を産み育む苗床とされた女たちの姿だった。女王が卵を産み、女の胎でそれが孵り、育てるのは働き蜂の娘たち。そこは女が増え、女
が栄え、そして女が女を喰らう、蜂の王国。ここに連れ込まれた全ての女は、狂えるほどに甘く滴る蜜に沈むさだめ……。
※前回更新から3日後に次話更新、全18話を予定しています
※女性視点で描いた異種姦苗床ものです
※男性向けに近しい表現(嬌声とか)を用いているシーンがあります
※苗床ものなので蜂の幼虫を出産する描写があります
※それほど露骨ではないですが、排泄描写があります
※昆虫(大きな蜜蜂)と人間女性の性描写が主です(昆虫が苦手な人はお気を付けください)
※蜂さんはヒト型にはならず、基本的に喋りません(触角テレパシーを少しします)
※男性はほぼ登場しません
※pixivさまにも掲載予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 18:00:00
51169文字
会話率:34%
この世界は「ヱデンキア」と呼ばれている。
人間は元よりエルフ、天使、デビル、幽鬼、吸血鬼、アウラウネ、竜人、ケンタウロス、ラミア、妖精、ハーピィ、人魚、サイクロプス、人狼、トロール、リビングデットなどの多様なモンスターが市民権を得て社
会を作っている世界だ。
ところでヱデンキアには大きく分けて十のギルドが存在している。それぞれが農畜産、司法、金融、インフラ整備などなどの特色や技能、技術を有して社会維持に貢献している。たがその実、全てのギルドが自らの組織がトップに立って統率をすることが、最もヱデンキアの益になると考えていた。その為に社会生活の裏表を問わず、ギルド間では熾烈な抗争が勃発するのが常であり、互いに牽制し合う事で反対に世界の均衡が保たれていた。
その抗争の歴史がすなわちヱデンキアの歴史と言える。
しかし、ある日を境にその十のギルド間の均衡が崩れかねない二つの事件がヱデンキアに起きたのだ。
一つはウィアードと呼称される正体不明の怪物の出現。そしてもう一つはそのウィアードに対して唯一対抗ができる少年の出現だ。
その少年は名をヲルカ・ヲセットと言った。
実を言えば、このヲルカという少年は清水山秋生という三十歳の男が不慮の事故で絶命し、ヱデンキアに転生したという経緯を持つ。
彼は生前の記憶をほとんど残しており、また前世では妖怪について見聞を広げるために一生を捧げておりヱデンキアに現れたウィアードの正体が日本妖怪であるということに気が付き、尚且つその妖怪についての膨大な知識が幸いして、ウィアードを相手に唯一の対抗策となっていた。
十のギルドは、ヲルカ・ヲセットの獲得を目下の最重要課題として取り上げた。しかし、表立って大きく動けば他のギルドからの牽制を喰らうし、肝心のヲルカ自身が難色を示す恐れもある。
故に十のギルドは搦手にてヲルカを篭絡させようと画策した。つまりは各ギルドの才色兼備な女性ギルド員をあてがう様に彼の事務所に派遣して、色恋にて手中に収めようと企てていたのだ。
類稀な才気を持っていても所詮は十代半ばの男子。いずれのギルドもそう遠からぬ内に自分のギルドの精鋭がヲルカを絆して舞い戻ってくると期待をしていた…。
※宣伝用の二次創作作品です。是非本編もお目通しください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 11:00:00
53040文字
会話率:51%
人を狩るもの。
それは、人間を喰らうもののことを指す。
人を喰らう『狩人』と、狩人から人間を守る『守人』との物語。
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※各話あらすじ※ 各話は独立している為、順番に読まなくても問題ありませ
ん。
祥吾編:ある日、祥吾の隣の部屋に狩人が引っ越してきた。引越しの挨拶に来た狩人に、祥吾は迫り始める。攻受固定。続編予定有り。
蛙縫編:長い間隣国に居た狩人である蛙縫は、昔会った子供に会う為に、日本に戻って来た。短編。続編予定無し。
仁哉編:守人である黒木は、警察からの依頼を受けて、死んだと思われるある狩人の動向を追う。だが薬で抑え込んでいた不調は日に日に悪化し、眠っていたものが目覚める。リバ。続編予定有り。
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タイトルをカタカナ表記に変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 23:00:00
96857文字
会話率:45%
北の集落で慎ましく暮らす千代には、誰にも打ち明けていない悩みがあった。それは、新月の夜に必ず見る奇妙な夢の中に、麗しき神主によく似た鬼のような何かが出てくるという悩みだ。しかもその夢は成人に近づくにつれ、徐々に淫猥で生々しいものに変わってい
く。
一方的に繰り返される夢に、千代は神主を過剰に恐れて接触を避けるが、成人を迎えるその日、とうとう神主に捕まってしまう。神主は「元服まで君を守る代わりに君の肉を喰らう契りを交わしただろう」と言い、鬼の姿となって千代を幽玄の世界に連れ去るが、幽玄での暮らしは思いのほか優しく、温かくて――?
「私が食べたいんですよね? それならどうして食べないんですか……!」
「君がいなくなるのに、美味いと思えるわけがない」
「弱った。君が泣くと心の臓が痛んで仕方がない。君が消えてしまうことの方が苦痛だ」
――愛おしいから食べてしまいたい。愛しているから食らいたくない。
これは孤独な鬼が愛する女性を喰らうまでのお話。
「千代、鬼の執着を舐めるなよ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 21:25:28
49717文字
会話率:37%
【鬼×人】
『鬼は金の山に住み、人の子を攫って喰らう』
コウヤはそんな鬼を追う『伐鬼連』の先見の1人。
浄炎という青い炎を操り、身内を鬼に殺された怨みを糧に弛まず鍛錬をする毎日。ここ数年は鬼は姿を見せず、根絶したとも思われていたある日、コウ
ヤは目の端に鬼の姿を捉えた。
相入れぬ筈の鬼と人。敵でありながらも、剣を打ち合わせる中で少しずつ認め合い、惹かれ合い、やがて、唯一の存在となっていくが…。
ハッピーエンド。悔しいけれど嫌じゃ無い。和風ファンタジー。R18は段々過激に。生き残りの鬼(理性的、強者)×人(真面目、努力家)※濃厚な性描写、※※仕置き道具攻め(モブ姦本番なし)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 21:04:09
62470文字
会話率:29%
30歳で童貞のままなら魔法使いになれる。そんな都市伝説は信じていなかったが、超能力者にはなれてしまった。
火や水、風、土……魔法使いにできることはなんでもできるし、テレポーテーションや催眠、記憶操作もお手の物。
先ずは童貞をどうやって
捨てるか考えたサイキックおじさんは、一日前に彼氏と付き合い始めた女子高校生と催眠イチャラブネトラレハメ撮りセックスをすることに決めた。
サイキックおじさんに目を付けられたが最後、どんな女の子も逃れることは出来ない。
これは30歳の誕生日に超能力を授かり、最強になってしまったサイキックおじさんが、やりたい放題して女の子を貪り喰らう物語。
第2章は只のモブ……じゃなくて、多田野 茂武君を使った間接催眠術編になります。
第2章から直接読んでも楽しめると思います。というか別の作品として短期連載みたいな形にした方がいいんだろうか? と悩んでいたりします(笑)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-21 20:00:00
96233文字
会話率:49%
毎日クズのような生活をしてる20歳の青年、親の会社が裕福な為好きかって生きることができ
自分の家、自分の車、自分の資産を受け取って毎日だらしない生活をしていた
だがこのままではまずいと思っていたところセフレの子にとある提案を受けだらけきった
生活から抜け出す(?)ことを決める折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 09:29:38
1804文字
会話率:77%
とある大手商社に勤める向井直己とその同じフロアで働く者たちが、新入社員に蠱惑され、堕ちていく。一途に長年一人の彼女と付き合ってる真面目な社員、社内恋愛の末結ばれた面倒見の良い主任、エリートで私生活も絵に描いたように完璧な家庭を築く若手部長…
…彼らが皆餌食となる。(注意:本作の「喰らう」の意味はエロです。グロではありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 23:53:06
149111文字
会話率:47%
呪いで溢れる国に産まれたゲイルは『呪いを喰らう』という特殊な能力を持ち産まれる。
そんな特殊な体質に目をつけられたゲイルは教皇一族に引き取られ、呪いを閉じ込める箱の役割を命じられる。
そして、ある日。
『呪いが国を滅ぼす厄災へ変わ
る』と預言者が告げ、その呪いを持った者はこの国の国王だった。
ゲイルに命じられたのは、その厄災を喰らうこと。
ゲイルは不安になりながら厄災の日と対峙する日を迎える。
国王の呪いが解き放たれた瞬間、そこに現れたのは一人の少年。
そして、この少年との出会いがゲイルの運命を変えていく。
タグをご参照のうえ、お読みください。
主人公だけがハッピーエンドで終わるお話です。
アルファポリス様でも連載しており、完結しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 22:16:38
46649文字
会話率:32%
一華美夢は、幼少期から霊感があった。
見ないふりをしても勝手に視界に飛び込んでくるグロ死体さながらの霊のせいで、人間関係は常に最悪。
陰湿なイジメや嫌がらせに遭い続け、鬱と自棄を拗らせた結果、自殺を画策する。
其処で、どうせあの世に現金は持
って行けないんだし、最期にぱーっと遊んでぱーっと死ぬか! と、謎の方向に振り切れた美夢は、レンタル彼氏のサイトで一番高い超一流彼氏、八乙女恋也を一日レンタル。
夢にまで見た普通のデートを堪能したあと、恋也から「最後に寄りたいところがある」と言われて、何故か彼の別荘へ招待され――――其処で恋也の目的を知るのだった。
圧倒的陽オーラの完璧王子恋也と、悪霊を喰らう不思議な蛇を体に飼っている和風美形男子愛斗に全身とかされて愛される、いちゃらぶ甘々ストーリー♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 00:00:00
27276文字
会話率:48%
自分の存在意義を見つける物語……。
緋嶺(あかね)は自分は鬼だということを、隠して生きてきた。人間に馴染み生活していたはずなのに、ある日美しい男、鷹使(たかし)に出会い、生活が一変する。緋嶺の出自に関係あるらしいが、人間として生活する前
の記憶がない緋嶺は戸惑うばかりで……。
全体的に性描写、流血シーン多いのでご注意を。
●後日談について(2022.8.28連載開始)
両想いになって、終始イチャイチャしている二人をお楽しみください(笑)
この作品は、アルファポリス、fujossyにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 06:00:00
123612文字
会話率:47%
Twitter企画、#節分便乗2022人外小説・イラスト祭り
【天使の愛は鬼を喰らう】より、企画参加の為に書いたショートショートです。
天使✕鬼のお話です。良かったら本編も読んでみてください。
この作品は、アルファポリス、fujoss
yにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-26 06:00:00
1361文字
会話率:52%
むかしむかし、あるところに魔女の母娘がすんでいました。
800年も前のこと、ヨーロッパ東部の深い森の中、恐ろしい魔女の母娘が棲んでいた。
森を抜ける道を通る旅人が、彼女達の美しさに心を奪われた。そして身体も、命も。
2人の魔女に囚われた男
は喰われてしまうのだ。
彼女たちのマントに包まれ、スカートに呑み込まれ、皮袋に押し込められ、その中で跡形もなく溶かされ、吸収されてしまう。
生きながら身体を溶かされる恐怖に慄き、溶け崩れる肉体が発する快感に悶えながら、一片の骨さえ残さずドロドロに。
命乞いの悲鳴をあげ、逃げ出そうともがいても、もう助からない。
無慈悲に、無残に溶かされていくだけだ。
それは“森に棲む、人を喰らう魔女”の言い伝えとなり、やがてヘンゼルとグレーテルの“お話し”を生むことになった・・・かも。
そして数百年後、ヘンゼルとグレーテルはグリム童話集に収載されたが、グリム先生もまた魔女に呪いをかけられて・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 21:39:50
34893文字
会話率:60%
蝶形大陸には『魔』を冠す生物が二種類いる。
一つは狂精霊にとり憑かれた獣が変貌した【魔獣】。
もう一つは人間の女性、つまりは【魔女】である。
人を喰らう魔獣に唯一対抗できたのは魔女だけであった。魔力を持つ女と持たざる男との生物的優劣
は圧倒的であり、蝶形大陸において女性優位の文化が勃興したのは当然の帰結であった。更に現在から100年と少し前に誕生した極端なまでの女尊男卑思想を教義として掲げるゾアール教勢力の隆盛により男は女の奴隷であり、公共資源とみなされるようになった。
しかし時代とは移ろうもの。ゾアール教国の高僧たちが政争に明け暮れている間に、大陸辺境では反ゾアール組織【ケイレケス】が誕生していた。流刑地であった当該地域では自身の魔力で使用する【魔道具】の代わりに、魔力を動力源とする機工【構造体】の技術が飛躍的に進化していた。彼らの発展させた【魔力機関】と【人工妖精システム】は男女の隔絶していた能力差を凄まじい速度で縮めた。
これから語るのは、女性神聖主義と男性覇道主義が世界を二分した大戦争の一幕であり、そして終幕後の物語である。
*この作品は筆者の友人で、自称異世界転移体質者であるジュ・グゥァン氏の証言と彼が持ち帰った資料を基に筆者が物語風に再構築したものである。
本来であればジュ・グゥァン氏本人が執筆すべきである本作であるが、氏は資料の読解がある程度終了した数か月ほど前に『今度はSF』という謎のメモ書きを残して蒸発してしまい、急遽筆者が筆をとる運びになった。
その為、本来は題名通り戦記物として時系列順に整理して描かれる予定であったのが正書が完了次第投稿する形式をとった事で説話集的な構成になった点、分かりやすくする為に一部の単語(特に度量衡、軍隊用語)は『我々の』言語から流用している為直訳や一部意味が異なっている或いは計算等が矛盾している点、異世界の習俗や常識を説明しなければならない際は強引に説明文を挿入している点をご留意して頂きたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-19 21:22:49
14221文字
会話率:28%