「この世の最高の頂点に立つ、『天』の力が欲しければ、あの空にかかる月を撃ち落とせ…!」
天界より地上に降り立った、かつては頂点を極めた3人の官僚と、1人の政治家。彼らは、戦い、競い合うために、『天帝』より遣わされた者たちであった。
「葵
学園大学」に所属しながら、ガールズバーで「総監督」である鷹代美名雪とともに働く少女・戸田さくら(※Jカップ)は、ある夜、突然、明治時代の内閣書記官長である井上猛に召喚される。
葵学園を舞台に、夜ごと繰り返される、美少女たちの決闘。彼女たちの体は「使い捨て」であり、負傷の治癒にかける時間がないため、「マスター」が彼女たちを銃殺し、必要な記憶のみインストールされた新たな体を与えられ、戦いは続く。
「テッペン獲るために!」少女たちは全力を尽くすが、実は、この戦いは、かつて幼い天皇を政治的抗争のため銃殺した政治家・官僚たちへの「呪いの罰ゲーム」であった。宇宙は「同心円」で構成されており、1つの「円環」=ループが燃え尽きると、彼らはまた新たな円環に飛ばされ、新たな少女たちと出会う。
…この美しく呪われた愛なき世界にこそ希望を、そして革命を。
残酷な「ゲーム」のトリックに気づいた少年少女たちが、立ち上がる。次期『天帝』候補・大島勇次と、井上に「決闘者を堕とし、決闘を混乱させよ」と命じられた、さくらである。彼らの考えたシナリオとスタンドプレーが、能力・経験値的にははるかに上の、マスタークラスの考え抜いた策略と知謀をもってすら予想もつかなかった、新たな世界を切り開いて行く。
勝つためには手段を選ばず、黒魔術を躊躇なく手にする女子高生。
かけがえのない大切な親友として、タッグを組みながら政府のために活躍した想い出を心に抱き続ける少女と、その記憶がリセットされてしまった少女の、悲しいすれ違い。
策略を巡らせたつもりが、自らの策に溺れ、さくらへの決して叶うことのない恋情に苦しむ官僚。
そして、ただ一途に、小動物のように井上になつき、愛し、彼が天皇を射殺したために受けた罰・「80億の剣の呪い」を、凄まじい苦痛に耐えて承継し、未熟さゆえ悪魔に魂を売った少女を命がけで救い、さらに、自らの体内にある「呪われた剣」さえも、清らかなものへと変えようと決意するさくら。
明治初期〜中期をモチーフにした、バトル・ファンタジー・ライトノベルです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-06 23:00:00
266162文字
会話率:37%
夜空に浮かぶ巨大な赫い月は、今にも地上に落ちてくるのではないかと思えるほどにその存在を主張する。
『彼』の犯した全ての罪を見透かすように。けれど、物言わぬ月は知らん振りをして冷たく冷酷にあしらった。
ほぅ、と吐いた息は白く。体の芯から冷えて
いく。
まだ、秋だというのに。
『彼』は、『彼女』を抱きしめて、嗚咽を漏らした。
そうして、部屋に充満するマーガレットの花の香りを肺いっぱいに吸い込んで。心の底からほほ笑む。
「迎えにくるよ。必ず」
呟いた言葉は、誰に聞かれることもなく、涙に溶けて消えていった。
そして時は経ち―――数年後。物語は坂の上にあるのは大正モダンなレトロカフェ、マーゴットから始まる。
謎多き美青年である山内明人はカフェを経営するマーゴットただ一人の従業員。
妖しくも美しく、そして優しい彼に心惹かれるのは、二年前に訪れた一人の少女だった。
少しばかり複雑な家庭事情を持つ三枝七穂は、自然と優しさにあふれるその笑顔に惹かれていく。
チキチキと頭の中で鳴り響く嫌な違和感を覚えながら。
これは、季節外れのマーガレットの花がつむぐ、過去と現在が交差する純愛ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-29 00:00:00
34503文字
会話率:51%
小松(こまつ)咲(さき)は結婚後、三日で夫を亡くした未亡人。
元・婚約者である稲垣(いながき)道夫(みちお)は、夫の命日に線香を上げに来てくれている。
夫の死後三年、咲に縁談が持ち上がった。
※ハル様主催、真夏の蜜夜参加作品です
※和もの
ですが、時代設定は甘いのでファンタジーと思っていただきたい
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-20 22:00:00
9954文字
会話率:35%
主人の友人に恋した従者×主人の友人。→起業したストーカー×貞淑な人妻。→初恋こじらせ成金×薄幸未亡人。
最終更新:2016-08-19 01:45:02
24178文字
会話率:48%
谷山奏は色街で春を売っているところを、さるお方の世話係として買われる。
買われた先の主はとても谷山に優しく、ある事件を契機に谷山は何があっても主を守ることを決意する。
明治時代をモデルにした架空のお話。
架空のお話のため、設定に現実世界の
明治時代とは異なるものがあります。
Blove、カクヨムとの重複投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-08 12:39:37
64551文字
会話率:39%
遊郭を舞台に、現実の遊郭ではあり得なかったであろう、遊女とそのお客たちの、苦しくも幸せな日々を描けたらいいなと思います。作者の趣味文章傾向により、露骨、過激な表現がかなりはいります。嫌な方は拝読はご遠慮くださいますよう、自己責任でお願いしま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-29 00:50:08
4397文字
会話率:27%
野球拳は大正十三年、伊予鉄道電気野球部で副監督を務めていた前田伍健が、対戦相手との懇談会で即興したのが始まりだと言われている…。大人のためのショートショート集。
キーワード:
最終更新:2016-06-30 19:12:01
39385文字
会話率:13%
時は明治。二人の男と一人の女が出会い恋に落ちた。そして、結ばれた二人ーーしかし彼女は先に旅立ってしまう。一人の男はある男を憎悪した。ある男は、悲しみに暮れひたすら後悔した・・・そしてまた来世で彼女と再開することを願った。
時は平成。一人の男
と一人の女が出会い恋に落ちた。そしてある女もまた恋に落ちていた。
「君が幸せなら俺は・・・それでいいよ。」
ある女は、一人の女の幸せを願い・・・一人の女は一途に彼を愛し続ける。その中で、一人の男は憎悪から復讐を考え大切な人を奪い傷つける。
「愛してる・・・けど、ごめん。
やっぱり、僕は君の笑顔より泣いた顔の方が見たい。」
複雑な三人の心境が入り組み事態は悪化していく中で、果たして二人は幸せに結ばれるのかーー
明治から平成と、時を超えて転生した三人が起こすトライアングルラブストーリ。
「またきっと会える・・・」
「来世で幸せになろう。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-19 22:34:46
2330文字
会話率:47%
大正22年の日本国。
世界は精霊機関を利用することで目覚ましい発展を遂げていた。
しかし光あれば陰あり。
回天党という謎の組織に追われる天道巴は、帝都情報部を名乗る謎の少年に誘拐し直される。
それが、彼女の数奇な運命の始まりであった。
大正浪漫活劇譚。ここに始まり。
ちょっと、何かを誤って普通の小説を書いてみます。不定期更新と思いますが、おヒマがあればお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-01 20:43:11
19131文字
会話率:50%
明治の名残が色濃く残る町―――花町。
毎夜、人でない者が彷徨く花町で、ある晩、ユカリ子は絶世の美少年に声をかけられた。
「見付けたぞ、鬼女」
まだ幼いその少年は、数日前ユカリ子が交わった男の弟だった。
敵意を露にする少年。
しかし
どうにかして美少年を喰らいたいユカリ子は、か弱い女の振りをし、少年をたぶらかそうとしたが―――
「頭が高い、そこへ直れ!」
見事に返り討ちにあったユカリ子は、そこで少年が自分を探していた理由を知る事となった。
「さっさと止めを刺してちょうだい。焦らされるのは嫌いなんだよ」
「ならば焦らしてやる。好きなだけ苦しめ」
幼く美しい少年は、鬼よりも鬼だった。
「焦らされるのは嫌いだと言っていたな。これからたっぷり時間をかけてお前の血肉を喰らい尽くしてやる。―――僕は鬼になどならない」
少年の目的の為、捕らえられ軟禁されたユカリ子だったが、ユカリ子もまた少年を喰らう為に虎視眈々と機会を狙っていた。
そんなおかしな同居生活が続くなか、花町ではある事件が起こり―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-30 12:14:40
3685文字
会話率:29%
貧しい暮らしの中、母を亡くし天涯孤独となった真珠子のもとに、翠と碧と名乗る子爵兄弟が現れる。二人は真珠子の母、瑠璃子の兄の子供であり、行方知れずだった瑠璃子の行方を捜していたのだという。真珠子は翠と碧に引き取られ、帝都にある浅葱子爵邸に引き
取られることとなる……。
絡み合う業の鎖に戒められながら、流転の愛が花開き濡れ咲き匂いたつ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-14 15:07:48
6586文字
会話率:37%
25歳のOLだった私が車に撥ねられ、転生したその世界は
私のお気に入り、大正浪漫風サスペンスドラマ「夜色の月」の中だった!
私は最期に主役の恋人、元婚約者に殺される、悪役令嬢、菫子様に転生していた……。十歳から始めるドラマライフ、しかも主役
は使用人の緑子さん、彼女は
母親違いの姉でもあった。心優しく、誰からも好かれる緑子さんと違い、性格が悪く、友達もいない悪役令嬢。
緑子さんに婚約者を取られる運命で、実の兄すら緑子さんの味方をする。
愛憎入り乱れる華族の鹿島家、殺人も行われる予定のはず、十七歳で殺される運命の菫子としての人生、殺人を回避するための頭脳戦が今はじまる。
といってもね、これ原作とドラマの最後が違うらしい、私ドラマの最後が
どうなったか見損ねたんだよねぇ。
一体最後はどうなる? 大正浪漫悪役令嬢菫子としての人生が今はじまる!
ブログの小説を転載完結、加筆修正、予約投稿済折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-18 23:30:05
75430文字
会話率:22%
ドSなご主人さまと、可憐なお側仕えと、ご主人さまの弟による3P1本勝負。
お慕い申しあげるご主人さまの無茶ぶりに、濃厚かつ上品に応えてみせます。
「今朝のご主人さまは、ことのほかお戯れがすぎるのです」の姉妹編ですが、独立した作品として愉し
んでいただけます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-18 15:31:33
38531文字
会話率:11%
ドSなご主人さま☓可憐なお側仕えによる、ある朝のご挨拶❤の情景。
「黄昏時のご主人さまは淫狼に変身なさるのです」の姉妹編にあたりますが、どちらも独立した作品として愉しめるようになっています。
最終更新:2014-01-25 17:58:18
9076文字
会話率:13%
時は似非大正。この世界では政治、経済、文化活動を主に女性が担っている。
また、花街(かがい)遊びは女子の嗜みとされている。
花街では男性が女性をもてなすのが流儀だ。
宮下志津(みやしたしず)は軍部の次期幹部生候補。
剣技に優れ、人望も厚い
努力家だが周りからは遊びを知らないと思われている。
そんな志津がお座敷で花魁の万龍(まんりゅう)と出会い――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-31 21:59:27
1543文字
会話率:60%
知らない屋敷で目が覚めた。その日に、そこはどうも殺人があったらしい。
初っ端から容疑者扱いでしょっ引かれた縹文緒(はなだあやお)、二十二歳。
ただしどう見てもお子さま体型、ザ・子供。誰も彼女を犯人とは思わないがそこは大人の事情だ。いろいろな
思惑が絡み合い、もう一人の容疑者とともに刑罰確定まではあと七日。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-14 02:56:12
178147文字
会話率:36%
大正中期。没落しかけた華族の娘、蓉子の結婚相手に選ばれたのは、成り上がりの財閥に生まれた直之。金と名誉を引き替えにした愛の無い婚約のはずが、蓉子へ向けられた直之の静かな情熱に、頑なだった心は体と共に次第に溶かされていき……。※この物語はフィ
クションです。話し言葉や生活習慣など、時代考証に必ずしも忠実ではない場面があります。苦手な方や本格的な時代小説を求める方は、ご注意ください。(サイトからの転載です。ほぼ同時掲載になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-17 23:33:15
176537文字
会話率:55%
失踪した姉の代わりに、姉の婚約者の妻を演じることになった主人公、信之。
しかし、妻を演じるうちに、やがて信之は本当に義兄を……
ピクシブの方でも掲載しております→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id
=5872388折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-04 21:02:34
58236文字
会話率:34%
国を揺るがす激動の時代が終わり、様々な価値観や嗜好が西洋文化と共に世の中に溢れ出していた大正の世…。
義母によって貶められた娘・まゆらと出会った時から
既に私たちの関係は定まっていた。
“繋ぐもの”と“繋がれるもの”として…
不器用で
誠実な独身主義者の調教師と伯爵家の娘が織り成す、歪なラブストーリーです。
※最初から無理矢理な描写が多いですが、ちゃんとhappy endになる予定です。
※レズ描写やBL的な雰囲気の文章あり。苦手な方はご注意下さい。
※男性目線
※blogから移動させた作品なので、ある程度移動が終わったら不定期投稿になると思います。
※全てフィクションです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-02 18:19:12
32674文字
会話率:39%
時は大正。
ある日、義母から進められた妾になる為の縁談。
今まで育てて貰えたら恩返しにと縁談を受けた14歳の娘と、美しく儚い病弱な奥さんが愛しくて仕方がない45歳の旦那様のゆっくり育てる夫婦愛。
最終更新:2015-09-16 23:00:00
13524文字
会話率:13%
両親の死により、上坂礼子は地獄の底に落とされた。希望の光の見えない中、心を殺して生きていた彼女は、一人の青年の登場により、一条の光を見出すことになる。
「いつか、救われるはず」
抱いてしまった希望は、同時に苦しさも生む。果たして、彼女は救わ
れるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-13 17:24:16
16644文字
会話率:62%