今夜は初夜だ。若い二人の初めてを共にする夜だった。けれど二人は大きなベッドで向かい合って座り黙ったままで、動こうとも話そうともしない。
どうしてこんなことになっているんだろうと、シェイラは結婚式で疲れた体を奮い立たせながら考えた。もしかする
と目の前の夫であるアデルバートも同じことを考えているのかもしれなかった。
久しぶりに会った幼馴染の二人が諸事情で結婚し初夜に挑む話です。異世界西洋風世界観ですが、さくっと読める短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 00:20:34
12603文字
会話率:75%
とある辺境の地での騎士団のいつもの風景。簡素な…騎士団長の訓辞とはいえない、朝の一言挨拶から始まり、実際の指揮官である副団長からの一日の簡単な動きの説明。但し、美麗で頭も良く、騎士らしく屈強だがしなやかさに華やかさも持つ…おまけに声も良い副
団長の放つ指揮には容赦がない。脳筋を自認する騎士クロエはそんな副団長リアムのお陰でのびのび騎士団長をやっている。 ある時晩餐会に出席していると賊が侵入してきた。騎士団長筆頭に一網打尽にしたがそのお礼として、その場に居合わせた高位貴族から騎士団長クロエが求婚を受けることになってしまい、衆目の中で団長の身辺が決まっていくことになって…?
のんびりほんわかした話だと思います。暗黙の了解、周知の事実、微笑ましく見守られている恋愛が改めて公になる話。クールに見えて腹の中は見せないが、実は情熱的で飴と鞭を使い分けるのが上手なヒーローが愛するヒロインはどんな風なんだろう…と思って書きました。
どうぞよろしくお願いします。
12.12に日間短編4位、総合6位に入れました!お読み頂いた皆様、どうもありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 22:35:37
18078文字
会話率:58%
モントクレイユ男爵家は下位貴族ながら代々、医術や薬草学の普及に尽力している家系だ。
長女であるサブリナは23歳。看護術を学び領内で看護者を病人のいる家へ派遣する「ラファエル・ナーシング・ホーム」の運営に尽力している。
ある出来事が
原因ですでに嫁ぎ遅れの年齢だが、本人は気にせず毎日を看護に捧げる充実した日々。
そんなある日、モントクレイユ男爵家に国の筆頭公爵家から看護者派遣の依頼が入り、渋々ながらサブリナが行くことに・・・。
そこで待ち受けていたのは、病魔に侵されて余命幾ばくもない公爵夫人と看護者を偏見の目で見ている嫡男オーランドだった。
サブリナは夫人の看護をしながら、オーランドへ徐々に想いを寄せていくが、ある日、夫人が思いもよらないことを願ったせいで、二人の関係は一気に歪なものへと変化していく。
サブリナとオーランドの関係はどうなるのか・・・さまざまな都合や思惑、政治的な事情の中で愛を育むことができるか・・・ここにサブリナの唯一の恋物語が幕を開ける。
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恋することを諦めたちょっと気の強い女性と、嫡男のくせに自己肯定感が低いけどカッコつけたがりのお母様大好きなお坊ちゃまがヒロインを守りたい、じれじれ、もだもだしたラブストーリーです。
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※ご都合主義のふわっとゆるっとした設定です。
※なんちゃって異世界西洋&中世風
※王道展開です。
※かなりじれじれ、もたもたした展開です。
※R18は終盤まで出てきません。
※ハッピーエンドになるかは、いまのところ不明。
※R18の場合はタイトル前に※をつけます。
※作中の看護や医療行為はフィクションです。
※更新は今のところは不定期の予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 21:00:00
257433文字
会話率:32%
また魔術師長が何かを召喚した。今回は人間の女のようだ。とりあえず保護をしていたら、女を召喚したとか面白そうだと王子が聞きつけてきた。
※主人公である25歳の日本女性が異世界で複数の男にあれこれされてしまうお話。ゲス野郎が多目。7話から本格的
にアレコレします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-18 22:00:00
267701文字
会話率:55%
女王となるべく異世界に呼ばれた少女と彼女の近衛隊長から見た、少女の双子の弟の断片的な話。(転載)
男女のそういうやりとりがありますのでご注意ください。そのわりには、弟関連は薄いです。けれど弟が主軸です。
最終更新:2016-11-07 10:09:44
9463文字
会話率:0%