1968年、米兵との混血児として生まれた18歳の少年・末下潔(まつしたきよし)は病気の妹・麻里奈の治療を混血を理由に断られ途方に暮れていた。
そんな時「時遡りの番人」を名乗る女性から花園神社に呼び出され、別の時代に行けば治療を受けられる
と提案される。
彼と妹が遡った先は2024年の未来。治療費が払えず途方に暮れていたところを、猫耳を付けた美しい子供に助けられ一目惚れする。
その後、鳳と名乗るホストクラブのオーナーからスカウトされ、生活のために彼は歌舞伎町のホストクラブで働くことを決意した!
元の時代に戻る方法は「時遡りの番人」を探すこと。潔はホストとして様々な人たちと関わりながら、元の時代に戻るため奮闘していく。
※pixiv、nolaとの二重投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 17:52:56
253913文字
会話率:46%
ある企業の採用試験
最終面接に残った人物は...
標本の様な堅物で常識的な人物、「志賀 修」
一般企業よりもホストクラブ向きな、チャラ男「山口 陽翔」
バイトすらした事がない大企業のご令嬢「下御領柚葉」
暗く地味で苦労人だが、見た目は美しい
女性「小沢凪」
くせ者ぞろいの採用試験で、面接官は誰を採用するのか
そんな時、ふと出た質問
「ここに、ボールペンがありますが…。」
「これを一万円で売るとしたら、どうしますか…?」
この質問から始まる、七転八倒で予定調和な官能小説
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
音声付き(AI音声)+挿絵付き(AI生成)
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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 19:30:00
18948文字
会話率:33%
ボールペンを一万円で売る方法
ある企業の採用試験
最終面接に残った人物は...
標本の様な堅物で常識的な人物、「志賀 修」
一般企業よりもホストクラブ向きな、チャラ男「山口 陽翔」
バイトすらした事がない大企業のご令嬢「下御領柚葉」
暗く
地味で苦労人だが、見た目は美しい女性「小沢凪」
くせ者ぞろいの採用試験で、面接官は誰を採用するのか
そんな時、ふと出た質問
「ここに、ボールペンがありますが…。」
「これを一万円で売るとしたら、どうしますか…?」
この質問から始まる、七転八倒で予定調和な官能小説
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 19:30:00
18949文字
会話率:33%
【居酒屋メニュー擬人化BL】
ゲイホストクラブ【yakazai(ヤカザイ)】に勤務することになったざく切りキャベツ。ビッチだった彼は天職だと意気込むが、チャラい態度で先輩ホストのウズラの卵揚げに目をつけられてしまう。
NO1ホストのだし巻き
卵先輩、硬派なたこわさ先輩、ガチムチ担当の馬刺しなどのホストたちと過ごしていく……
登場人物
・ざく切りキャベツ…新人ホスト。学生からビッチだったので枕営業もやる気満々。
・ウズラの卵揚げ…童顔で背が低いためショタ担当。
・だし巻き卵…売上NO1ホスト。癒し系。
・たこわさ…渋くて哀愁漂う。玄人に人気。
・馬刺し…筋肉がすごい。ガチムチ担当。
・アイス…上品な幼顔。正統派ショタ担当。
・どて煮…陰キャなホスト。マニアに人気。
・刺身…スマートでクール。
・枝豆…すぐに場を盛り上げる。太鼓持ち。
・カマンベール…クォーターだが英語がわからない。
・サイダー…お調子者。ベタベタする。
・ミネラルウォーター… 【yakazai(ヤカザイ)】のオーナー。優しく中立の立場だが実は闇深い人物。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 05:48:53
4679文字
会話率:51%
以前ムーンライトノベルにて投稿した短編小説「浮気されたので逃げたら、匂いフェチのホストクラブの美形オーナーに捕まったお話」の続編になります。
彼氏によるモラハラや束縛、上司によるセクハラに
、心身ともに壊れかけていた僕にあいつから連
絡が来た。あいつは2ヶ月前に僕に体を襲った僚という人間。もう会うことなんてないと思ったのに。「――え」送られてきたのは僕の裸の写真だった。喉がなる。息が苦しくなる。消してもらうには僚に会わないといけなかった。……僕に拒否権なんてない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 22:37:51
7800文字
会話率:58%
今日は記念日なので彼氏の待つ家に帰ったらなんと浮気されてました。泣きながらを家を出たらチャラい男に声をかけられ、連れて行かれた先はなんとホストクラブ?!賑やかな雰囲気とチャラ男の優しさに心の不満を伝えていたら謎のイケメンに声をかけられる。イ
ケメンはどうやらホストクラブのオーナーらしい。防音している個室に誘われて行くと、プレゼントみたいな大きなリボンを手首に縛られて、謎のお薬を飲まされる。これは、僕の匂いを気に入ったというイケメンに翻弄され、浮気セックスしちゃうお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-24 21:21:49
9263文字
会話率:62%
歌舞伎町のあるホストクラブでNo.1を誇るコウ。彼は影がありながらも、丁寧な接客で売り上げてきたホストである。
ある日雨の日に立ち寄った喫茶店で店主にしては喫茶店に馴染まない義之と出会う。
たまに言葉を交わすだけの二人。
そしてコウの知り合
いが事件の被害者になったことで、義之と深く関わっていくことになる。
喫茶店店主でありながら、正体不明の義之に、惹かれていくコウは、けれどある事情からその心を打ち明けることなく過ごしていく。
だが次第にコウの周りで不審なことが起こり始め、宝物と義之までもを巻き込んでしまう。
誰もが過去を乗り越えて、誰もが優しくなれるわけではないと、コウが立ち向かう先にある未来は――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 11:42:53
2714文字
会話率:17%
弟の病気のために昼も夜も働くベータのミナミ。
オメガの弟、日向(ヒナタ)は、幼いころから心臓がわるく、長く入院生活をおくっていた。病院から出たことがなく、電車も乗ったこともない。オメガという希少なバースのために、病状と反して医療費はかさ
んでいく。父親は顔も覚えていないうちに母を棄て、母親も数年前に交通事故によって亡くなっている。昼間は清掃員、夜はセクキャバでオメガに囲まれながらも、懸命に働くしかなかった。
そんなある日、所属するセクキャバに、ユージというアルファが姿をみせる。ホストらしいその男は愛想のないミナミを気に入り、同伴になんども誘う。誘うたびに服や豪奢な食事をともにし、数回の同伴をかさねるうちに、ふたりのなかはそれとなく仲良くなっていく。そして、立て壊しのために家を追い出されるミナミに、ユージは同居を提案し、ミナミは家賃分を節約するために、食事をつくる代わりに了承してしまう。
ふたりは一緒に暮らしていくうちに、金銭面で助けられていくが、ミナミはユージをどうも信用したくない。いつか出ていこうと思いながらも、弟のために辛抱してマンションに帰る。そんなある日、セクキャバの同僚、桃(モモ)が姿を消す。不思議に思いながらも過ごしていると、ホストクラブの前で桃と再会する。うなじを咬まれていた桃はその日のうちに姿を消した。数日後、ラーメン屋で桃の幼馴染のケンジにばったりと会い、桃の行方を探そうと誘われる。
しかし、桃を探そうにも手がかりが見つからない。
弟の病状もどんどんと深刻になっていき、とうとう幼い日向にヒートがきてしまう。初めてのヒートに心臓がもつかどうか、医者に説明をうける。
日向、桃で頭がいっぱいなミナミ。たわいもない会話を長谷川と交わすうちにミナミは酒に酔って記憶をなくしてしまい——……。
執着末っ子×強気長男、α×β
※オメガバースです
※結構重いです
不定期更新です
ブックマーク・評価ありがとうございます。とても励みになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 15:00:00
214367文字
会話率:47%
ルナは、友達のマリナがホストクラブに来て無い事を、教えてもらい。
マリナに、連絡を取った。
マリナも、私と同じソープ嬢をしており。
初めましてが。同じホストの取り合いで。
ソープランドの休憩部屋で仲良くなった。
マリナの話では
、主張ホストに沼っている。
ちょ~ヤバいらしい。
私は、マリナが勧めてくるので。
ホストクラブのシャンパンタワーをかけて、勝負した。
マリナの指名ししている『正人くん』は、身長が低い、おっさんだった。
頭頂部が禿げていて。歩いていても分かるくらいに。身長が低かった。
『カッパおじさん』と、名前が浮かんだ。
『正人くん』は、一言も語らず。
ラブホへ向かって。
お互いに、シャワーを浴びて。
アイマスクを渡された。
最初は、プレイだと思った。
プレイなのだが。少し違ったプレイだった。
ベッドで、大の字になった私に。『正人くん』は、キスをした。
私から舌を絡めて『正人くん』が、言葉を発した。
「オネェちゃん。キスが上手だね」
その声が、変声期前の子供のように聞こえて。
アイマスクを取ると。『正人くん』は、サラサラのかつら被っていた。
ラブホの照明は、少し落とされて。
『正人くん』のシルエットしか見えていない。
私は、小さな『正人くん』の全てを愛した。
小さく皮の被ったペニスを、愛おしく感じた。
硬く反り返った、ペニスは。声と共に。私の脳を破壊し。バグらせた。
先っきまで、おっさんだったのに。
小学生高学年まで戻っている。
声の性で、おかしくなり。
『正人くん』をレイプした。
毒牙にかかった、青い虫をいたぶる女郎蜘蛛に、なった気分だった。
『正人くん』は、かわいい声で鳴き。
私が、腰を振る度に。気持ちよくなっていた。
途中で、『正人くん』が上になって。私を逝かせてくれて。
私は、気持ち良くなり過ぎた。
ギャプ萌ではなく。声に萌えた。
「駄目、出ちゃう」なんて言われたら。
腰が止まらなくなり。逝くのを我慢しながらも、激しく、言葉責めする『正人くん』に、何度も、落ちそうになった。
最後は、中に出されて。私は昇天した。
しかし、シャワーを浴びると。『カッパおじさん』に戻っている。
「オネェちゃん、気持ち良かった」って。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 01:14:55
3465文字
会話率:17%
新人探偵の伊勢 亮太(いせ りょうた)は有名ホストクラブのホスト、大原 蓮(おおはら れん)の浮気調査を引き受ける。いざ調査が始まり、尾行をしている内に大原蓮本人に尾行がバレてしまい、ストーカーだと勘違いされる。亮太はその都合のいい設定に乗
っかり、大原蓮のストーカーとして日々過ごす羽目になる。お互いを気にするうちだんだん惹かれていくお話
基本クールな塩対応ホスト×振り回される平凡な探偵
初めての連載作品です。最後まで書き終わっているのでポチポチ更新をしたいと思います。きっと10ページ程で終わるのでサクッと読んでいただけると嬉しいです。
※にR18入ります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 13:03:52
29727文字
会話率:62%
ホストクラブで働く光希(みつき)は客に媚薬を盛られてしまう。そんな光希を統括マネージャーの立花が鎮めてくれ、そこから立花に可愛がられるようになる。この関係はなんだろうーーー?
男前統括マネージャー×可愛い系ホスト
前半受け視点、後半攻め視
点です。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 06:00:00
8671文字
会話率:29%
男性向けのホストクラブで働く従業員が目撃する、職場での日常。
最終更新:2024-03-16 16:49:05
7446文字
会話率:69%
マッチョが好き過ぎて『ガチムチマッチョしかいないホストクラブ』にやって来たOLのかのん。
そこのホストであるライトとレフトは彼女にとってドストライクだった。
側で話すだけでも夢心地だったのだが、ある拍子に彼女は偶然にも特別な『裏メニュー』
を注文してしまうのだった。
______________
※もともとノクターンノベルズにあげていましたが、男性向けと女性向けの中間で微妙な線引きだったので試しにこちらにおきました。(かといってミッドナイトは微妙に違う)
また、pixivでも「男性向け」タグ無しでバズって、尚且つ女性にも読まれてたっぽいので多分大丈夫ですが、ガッツリ女性向けじゃないと嫌な人はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 14:22:40
6562文字
会話率:27%
マッチョが好き過ぎて『ガチムチマッチョしかいないホストクラブ』にやって来たOLのかのん。
そこのホストであるライトとレフトは彼女にとってドストライクだった。
側で話すだけでも夢心地だったのだが、ある拍子に彼女は偶然にも特別な『裏メニュー』
を注文してしまうのだった。
______________
女性がちゃんと同意しているのを書いた方が良いと思ってそうしたものの、男性向けと女性向けの線引きが微妙になった作品。
男優達が結構喋るので、嫌な人はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-14 23:35:40
6750文字
会話率:27%
治安悪化を防ぐため、警視庁は新たな特捜課を創設した。
その名は、【暴力特捜課】。
犯罪行為を防ぐ為にはあらゆる暴力や犯罪行為が許される恐るべき狂犬課。
彼等は【薬師寺組】に連なるホストクラブや闇金、闇バイト組織に目を付け獲物として狩る
のだった。
今宵も獲物が快楽に溺れて啼く。
彼等は、【薬師寺組】をターゲットとし、じわじわ追い詰めるべく下部組織を次々と堕として行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 07:00:00
7935文字
会話率:45%
No.1ホストである雅をただ遠くから見ているだけでも満足な実斗は、一般的な給与の中で出来る範囲で有名ホストクラブに通っていた。
お財布も豊かではなく接点も無いに等しかったが、通い続けるうちに雅の気まぐれから仲を深めていく。
彼に会わなけ
ればホストクラブへ行くこともなかっただろう社会人女性×No.1としての自負があるホストの話。
虚構のゆるゆる設定です。
視点が男女頻繁に入れ替わります。
読むのにお疲れでしたら、早めのリターンをおすすめします。
特定の職業や主義思考を持ち上げたり、貶めたりする意図はありません。
R要素は薄めです。
お読み頂きありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 10:00:00
22512文字
会話率:22%
大学生の祈里は、この2ヶ月、売れないホストの恋人・天馬の為に春をひさいでいる。
店の客に多額の売り掛けを残したまま飛ばれたと泣きつかれたからだ。勿論、全く気は進まないし慣れないのだが、清楚な美しさを持つ祈里は、妙に人気が出て、僅かな間に固定
の客までついていた。
そして今夜もいつもの場所に立ち、客の声かけを待つ祈里。だが、寄って来たのは何処か見覚えのあるイケメン風の若い男で…。
◆ 祈里 (受け)
天馬の為に嫌々頑張ってたけど最近限界。
◆ 天馬 (攻め)
祈里の彼氏。売れないホスト。売れないなら辞めたら良いのに。
◆ 麗都 (攻め)
天馬の勤務するホストクラブのNO.1様。
目線ひとつでめちゃくちゃ売り上げるし甲斐性ありあり執着心もありあり。
※ゆっくり更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-24 09:00:00
113988文字
会話率:36%
ホストクラブで店長として働いている守は、急なオーナーの要求に頭を悩ませていた。そんな守の疲れた姿を見て、従業員の八尋が気遣うように缶コーヒーを差し出してきて――
※12/9 後日談を追加しました。よろしくお願いします。
最終更新:2023-12-01 15:46:51
8663文字
会話率:37%
幸輝は、とあるホストクラブで「輝」という源氏名で働いていた。もともと別のバーで働いていたところをスカウトされて始めた仕事であったが、存外彼には合っていたらしい。しかし疲労は溜まっていて、それを解消しようとバーに赴いて――
最終更新:2023-11-28 07:00:00
6009文字
会話率:33%
「凉さんの事もっと教えて下さい。俺、凉さんの事何も知らないっ」
恋人の助けを借り、美大進学を果たした灰音こよりは、恋人であるホストの黒渕凉と同棲していた。
ホストだから、他の人に優しくするのは分かる。でも、愛を独占したい! そんな欲求か
ら、凉の働くお店へ女装して潜入することに!
「凉さん怒ってる?」
「怒ってる? 僕が?」
「俺にはそう見えますけど」
ホテルで押し倒されるこより。笑顔ばかりで真意がわからない凉に少し不安を募らせ、それを爆発させる。
すると笑顔が崩れない凉が、こよりの行動で怒りの感情を顔に浮べ――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 08:00:00
15484文字
会話率:60%
「わたし、洗脳できるようになっちゃった……」
まだ好きって言ったら、あなたはどんな顔をするだろう。酷い別れ方をした恋人からの連絡。今さら何を話すのだと思っていると、大勢の人間を引き連れて彼女は現れた。人を「洗脳」できるようになったらしい。
札束をバラまいたり、ホストクラブでシャンパンタワーしたり、幸せだった日々を取り返そうとする二人。だが文字通りなんでも手に入るはずなのに、なぜか心は満たされず───。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-05 19:02:10
16126文字
会話率:38%
ホストクラブオーナーの適当おじさん(年上)× 家賃収入ダウナー系おじさん(年下)
がまったりとふたり暮らしをしているお話し。
受けの一人称。
※媚薬ではないけど精力剤飲んでます。
*タイトルがそれっぽいけどグルメジャンルのお話しではないで
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 14:13:01
19293文字
会話率:38%
都内の大学に通う青木良春は、学費を稼ぐためにホストクラブでアルバイトを始めた。しかし、勤めて一ヵ月もたたないうちにクビになってしまう。原因は、良春の性癖だった。
良春は物心ついたころから、異性よりも同性の痴態に興奮をする質であった。けれど、
自分をゲイだと思ったことはない。では、自分は一体何なのだろうか。良春は、答えの出ない疑問と、自分が一般的ではないことへのさみしさを抱えながら生きてきた。
ホストクラブをクビになった冬の日。良春は深夜の新宿を無一文で、当て所なく歩いていた。雨に打たれて、寒さで凍えているところ、不意に声をかけられる。「困っているなら、雨宿りをしますか?」と言われて、良春は藁にも縋る思いで好意を受け入れた。声をかけてくれたのは、新宿で深夜営業をしている花屋の店長だった。
彼は、長い前髪に目を覆われ、おまけに何故か下半身が勃起していた。名前を尋ねても答えない。加えて、花の仕入れを担当する「リモコンくん」という人物まで現れる。
謎の多い人たちであったが、良春は妙な心地よさを感じた。それもそのはず、店長は、花にしか欲情せず、リモコンくんはリモコンにしか欲情しないという一般的ではない性癖を持っていた。彼らは自分のことを「さみしくない人」だと語る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-20 12:55:05
51493文字
会話率:31%
大学二年の高辻稔(たかつじ・みのる)は父親が財閥を追放されたことで何不自由ない裕福な生活から学費や生活費もままならない生活へと転落する。
父親は心労から脳溢血で入院、母親は良家の令嬢上がりで生活能力が無く、大阪の大学院に通っている兄と手分け
して自らの学費と生活費を調達しなければならなくなった上に、父親の入院費や両親の生活費の工面も考えなければならなくなった。
少しでも割の良いバイトを探していた稔は、ある日、路上でホストにスカウトされ、やりようによっては能力給でかなり稼げると知って大学時代は学生とホストの二足の草鞋でやっていく決意をする。
稔の恵まれたルックスや財閥生活で育まれた気品はすぐに女性客を虜にするであろうことを予感した先輩ホスト達は稔を追い出そうと理不尽な暴行をした。
雨の中、裏路地に倒れていた稔をたまたま通りかかった一帯の興行を預かる鬼籠野航(おろの・わたる)が見つけて助けたことから稔の運命は予想もしない方向へと進み始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 11:03:05
290911文字
会話率:29%