大正時代・京都。
辻本家の華族の長女・百合子(ゆりこ)の通夜の席で、庭師の蜂須吾両(はちすごりょう)は一人席を外す。身分の差を超えて百合子に密かな片想いの感情を抱いていた彼は、百合子の部屋に足を運び、彼女が生前着ていた着物に顔を伏せて慟
哭(どうこく)する。その姿を目にした女中の毒島薔子(ぶすじまそうこ)は、吾両に後ろから抱き着き、自分を百合子の代わりだと思って抱けと言い……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 03:27:41
35410文字
会話率:28%
注記)近代日本(の様な国)を舞台にした官能小説。一般的な剣と魔法の異世界物語ではありません※~あらすじ~※義理の母子関係になる入婿と肉体関係を持つのは御法度だが、結婚間近な童貞の少年に『女』との交わりを教えるのは若くして未亡人になった女の務
め。しかし元来性行為に消極的で、生涯を通じて一夫一妻を堅持するエルフの女にとっては、故人の夫以外に身体を開くのは禁断の行為だった。言い訳を連ねても拭えぬ罪悪感で苦悩するエルフの美熟女は、『筆おろし』の儀式の最中に好奇心旺盛な童貞少年の行為に翻弄される※~第二章・第三章~※娘婿を迎えた家庭で密に行われるのは義理の母・息子の淫らな関係。娘婿の旺盛な性欲を受け止めるエルフ未亡人の知らぬ所で、新妻交換が静かに進行していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 04:57:43
316058文字
会話率:48%
日本に似たどこか別の世界・葦原の中つ国。
代々、王家の料理番として仕えてきた御厨(みくりや)という家があった。そこに産まれためぐみは兄たちとともに食材の調達と調理の英才教育を受けてきたが、料理・調理スキルがないために料理が作れず、そのことを
苦に思い、家を飛び出して食材を確保する冒険者となる。
めぐみの幼なじみの水沢瑛士(みずさわ えいじ)は料理が作れないめぐみに変わって料理をするために料理人となった。
そんな二人のほのぼの?旅行記。
* 日本ではない別の世界ですが、文化水準はほぼ現代日本です。
* スキルが当たり前のようにある世界。
* 服装は大正時代くらいの和洋折衷な感じ。
* 狩りの様子があるので残酷な描写あり。
* R18を含む話にはタイトルに※がついています。
* 全25話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 04:00:00
80174文字
会話率:63%
「脱いでください、すべて。私の前で」
大正時代。地方の名家の娘・美津瑠は十五で帝都の実業家に嫁いだが、いまや没落寸前。金策のために眉目秀麗な画家を訪れるよう、夫に命じられる。画家を名乗る男が出した資金援助の条件とは、美津瑠が肌を晒すこと
。けれど彼は決して彼女に触れてこようとはしない。
画家の正体は実家の元奉公人ーー初恋の幼馴染による、美津瑠への復讐だった。
◆◆
元お嬢様×元下男からの主従逆転。
こじらせ男女のおあずけがテーマのお話。
※本編は本命以外とのRシーンが一部あります。番外編は当人同士のみ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 22:00:00
39965文字
会話率:43%
「神籤はあなたを選んだ。覚悟なさい。ただ身を任せればいい。」
明治の文明開化からも取り残されたとある地方の漁村。海の男たちの息災を祈る古い習わしの祭りの巫女に選ばれたのは美しい漁師の娘だった。因習に翻弄される娘さんと青年の話。
◆凌辱的表
現あり。愛はあります。性描写濃いめを目指しました。キーワードご注意ください。
◆本編完結済み全十四話。男性視点の番外編「十五夜~」も完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-19 22:00:18
119037文字
会話率:44%
時は大正――
大学に入学して間もない野藤鈴太郎は、藤棚の下で美しい男を目にする。彼――藤堂桐風は『藤花の麗人』と呼ばれる大学教師であった。再会した二人は授業を通して温かな交流を始めるようになる。仲が深まれば深まるほど、何かを恐れるように
なる藤堂。
そんなある日、野藤は藤堂の秘密を知ってしまい、彼の元から離れようとする。野藤を失う恐怖のあまり藤堂は無理やり身体をつなげてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 15:56:36
4775文字
会話率:44%
帝大教授の藤桐(とうどう)の元には鈴太郎(りんたろう)という書生がいた。先生と呼んで慕っていたが、先生の秘密を知ってしまったことから、鈴太郎は居宅から出て行こうする。彼を失う恐怖のあまり、藤桐は無理矢理犯してしまった上に、手元から居なくなる
のを恐れて、閉じ込めてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 22:56:59
3767文字
会話率:53%
10月31日の夜、美形の若侍が留学先の西洋で廃墟に入り込んだら捕まって、あれこれされたりしたりするお話。
注意! 主人公は両刀遣いです。
前半はBL寄り、後半はTL寄りになります。
最終更新:2020-11-01 21:00:00
65991文字
会話率:28%
華族という家柄であるにも関わらず、親の愛を知らずに育った泉馨子。その唯一の従者である柾は、彼女を生涯かけて守ると誓う。次第に心が壊れていく馨子に、柾は主従の関係を越えて触れ合うようになっていく――。
最終更新:2020-10-31 23:00:00
11775文字
会話率:43%
大正ごろの日本に似た和国の話。
能力者の痣から蜜を吸わないと生きていけない僕は、幼馴染から蜜をもらって生きている。
しかし、兄のように慕っている人が海外から帰ってきて…僕たちの関係は変わりはじめ……。
守られ系、病弱主人公。可愛いが正義
。
作品の都合上、主に喘いでるのは攻めです。絶頂してるのも攻めです。
無口で横暴だけど、誰よりも主人公に執着する能力者のヒーロー。
二人の兄のような存在で、主人公を愛するヤンデレ能力者。
駄目なおじさん能力者参戦しました。
かなり好き勝手書いているので、地雷が有る人には向かないです。
何でも許せる人向けです。
予告なしに性的表現が入ります。むしろ、ほぼ性的表現・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-25 16:41:51
88715文字
会話率:31%
大正時代。帝大に通う紫水晶と薔薇の兄弟は一軒家を借りて二人住まいをしていた。
最終更新:2020-10-02 09:02:02
20345文字
会話率:33%
大正時代の華族の話です。
幕末に敵同士だった大名家の嫡子に生まれた二人が家の敵として引き裂かれる運命を何とか回避しようと頑張って恋に落ちる話です。
最終更新:2020-09-28 09:01:02
55671文字
会話率:49%
あなたを見つけたのは私だった。
でも、あなたが好きになったのはお姉さまだった。
時は大正時代。
少女は、路地裏で一人の青年を拾った。
*「なろう」で連載していた小説のR18verになります。時代考証に関しては突っ込みどころ多数かと
思いますが、生温い目で眺めて頂けますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 19:19:36
150964文字
会話率:38%
桜子には幼い頃に決められた許嫁がいた。
だが、その許婚と顔を合わせたのは一度っきり・・・・・・見合いの話は白紙になったのだろうと高を括っていた桜子の元に、再び許婚が現れ!?
どうにか破棄できないかと思考している中、同じ一つ屋根の下で暮らすこ
とに・・・・・・・。
結婚したくない桜子と用意周到に周りから囲んでいく明仁。
いったい2人の行く末は……‼︎?
「誰がお前などと結婚する者か!!」
「もう決まっていることだ、いい加減諦めろ」
意地っ張りじゃじゃ馬侯爵令嬢とムッツリドSな軍人さんのお話です。
※後半からちょっとエッチくなります・・・・・・多分。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-17 19:00:00
46335文字
会話率:29%
春日井家に生まれた女児は、十七歳になると家の守り神である家守様に供物として捧げられることが習わしだった。
十五年間、女性であることを隠し、男装することを強いられてきた少女司(つかさ)は、十六歳の誕生日を迎えたその日、婚約者との顔合わせをする
ことになる。しかし、婚約者と出会う前に幼なじみで居候である夏彦に奥座敷へと連れ去られてしまった。
性表現はねっとりして若干くどめ。一部無理やりな表現あり。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 22:22:56
18411文字
会話率:53%
その日は、珍しく下男の与一が居眠りしていて、彼の安らかな寝顔を眺めているとつい…魔が差したのだ。
最終更新:2020-08-25 02:00:00
11466文字
会話率:49%
終焉を星は考える、考える、考える。
考えてまた想い描き、待っていた。
いつの日か来る、誰かを。
最終更新:2020-08-23 21:44:40
2023文字
会話率:8%
大正時代、京都。
庭師の蜂須吾両(はちすごりょう)は仕えている辻本家の長女・辻本百合子の通夜の席を一人外し、彼女の生前使用していた部屋へと向かう。そこで百合子のよく着ていた白い着物を箪笥の中から見つけ、抱きしめて泣く吾両。そんな吾両の姿を女
中・毒島薔子は見ていた。吾両に近付く薔子は「百合子さまの代わりにうちのこと抱いてくださいよ」と彼の耳元で囁き……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 23:02:48
34960文字
会話率:28%
大正時代、京都。
辻本(つじもと)家の長女・辻本百合子(ゆりこ)が喘息の悪化で亡くなったのはその年の十二月のことであった。
残された庭師の蜂須吾両(はちすごりょう)は、百合子への秘めた想いを胸に、通夜に参加していた。
誰もいなくなった百合子
の部屋に一人足を踏み入れた吾両は、百合子の洋服箪笥から、生前彼女が召していた着物を見つめ、涙を流しながら抱きしめる。
その様子を背後から見ていたのは女中の毒島薔子(ぶすじまそうこ)であった。
「うちのこと、百合子様やと思うて抱いてください」
吾両の背中を抱きしめ、薔子は彼の耳元で禁断の囁きをする――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-27 23:11:44
10113文字
会話率:34%
諸君、異世界転生がしたいか?
この世には数々の異世界転生できるかもしれないという方法を試す活動、略して転活が溢れているが、その中で本当に異世界に行けた者は果たしているのだろうか。
十中八九いないだろうと思ったそこのお前は今すぐこの手紙を破り
捨てると良い。
なんたってこの手紙は転活をしていた男が、異世界転生に失敗して過去にタイムスリップした失敗談なのだから。
破り捨てなかった諸君らも、大したことは期待しないで欲しい。なんたって失敗談とは小さじ二杯ていど忠告も失敗談も爪弾きに出来るようなやつが異世界に適していると個人的解釈を述べさせてもらおう。
だから手紙は教訓じみた話は一切しない。
ただの住良木寧哉が、自分の先祖から惚れられてしまった、酒の肴にもなりやしない。出来損ないの与太話だ。
異世界転生したかったのにタイムスリップして自分の先祖にばりクソ好かれてこのままお前が衆道に走ったら俺が生まれねぇぞ!?というよくあるギャグ話です。
先祖×主人公折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-21 00:47:25
20633文字
会話率:26%
庭師見習の七介は、雇い主の娘千代に淡い恋心を抱いていた。
身分の違う二人は言葉を交わすことすらない、はずだった。
ある日、千代が七介に声をかけたことをきっかけに、二人は接吻をする。
恋焦がれていた千代と接吻をしたことで、七介は理性を失い……
。
※一話目の接吻には強引に行為を始める表現がございます。苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 00:00:00
26657文字
会話率:28%
大正十三年、秋。
震災によって亡くなった双子の姉、綾音に代わって老舗茶商、五代目岩波有弦の花嫁に迎えられた音寧。姉の代わりでも求められることが嬉しかったけれど、その想いは初夜にあっさり裏切られてしまう。
おまけに早く後継ぎをもうけたいからと
邸に監禁同様の状況で毎晩のように身体を繋げあう日々。
彼が望むのは自分の身に流れる高貴な血だけど、彼女は双子の姉と異なりそこに付随する破魔のちからを持っていない。かつて「時を味方につける双子令嬢」と呼ばれたものの無能だった自分が、愛される資格なんかあるの……?
なのに、旦那様も身代わりだった!?
これは、激動の大正後期が舞台の、時を翔け抜ける令嬢の物語。
そして、大切にされて罪悪感に駆られるヒロインと、彼女を宝物のように大事にしたい旦那様の「身代わり同士」の新婚物語。
※みのたえ企画さま主催の「令嬢アンソロ」参加作品。企画開催期間中は第一部を連載しました。
第二部からはファンタジー要素マシマシです。
7/25完結しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-25 20:00:00
223777文字
会話率:51%
大正六年初秋。公家華族の令嬢、立花翡翠(たちばなひすい)の日常は、横濱にある金糸雀(かなりあ)百貨店の歌劇を見たその日から、おおきく変わりはじめた。
婚約者との別れを惜しむ間もなく翡翠はつい先ほどまで見惚れていた歌姫、小鳥遊愛間音(たか
なしあまね)に連れられ、選択を迫られる。
――変人と呼ばれる百貨店御曹司の朝周(ともちか)との結婚か、歌姫となりアマネを抜いて自由の身になるかーー……?
* * *
清白妙様&砂月美乃様主催の「嫌いアンソロ」企画参加作品です。Rシーンは話の中盤(第弐幕後半)からになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 20:00:00
54682文字
会話率:46%
ときは明治、キリシタン放還令が出されて早二十年。
キリスト教の祝い事でもあるクリスマスも解禁され、いまでは外国人居留地を中心に聖なる夜のお祭りが開催されている。
名ばかりの華族令嬢で、持参金目当てに政略結婚の駒にされた虚弱体質の緋鞠(ひま
り)。
年の離れた相手には憎まれ口をたたかれてばかり。
しょせん、親が決めた政略結婚。
諦めにも似た境地で、彼女は結婚前のクリスマスを迎えようとしていた。
折しもその日は結婚前のお披露目会。
そんな憂鬱な十二月二十四日を前に、緋鞠は侍医から結婚祝いとしてくるみ割り人形をもらう。
悪いねずみの王様をやっつけてくれるというくるみ割り人形がクリスマスに見せてくれた奇跡、それは?
* * *
明治時代のクリスマス、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」をモチーフにしたラブストーリー。もともと全年齢向け作品に書いていた短編作品でしたが、聖夜の騎士企画参加作品としてR18へリライトしました(全年齢向けはメクる・ベリーズカフェにて公開中です)。
前編・後編・完結編の全三話公開。Rシーンは後編・完結編に入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-14 19:00:00
14331文字
会話率:44%
七吉は薔薇の館に隠遁する若き男爵の男娼として金で買われた。
女装姿で尻を弄られ、淫美な奉仕をさせられる毎日。
しかし七吉は徐々に男爵が冷たい男ではないと気づいていく。そんな時、事件は起きた。
最終更新:2020-07-03 20:31:22
15149文字
会話率:19%
とある島では神に巫女を捧げる特殊な儀式があった。巫女に選ばれた白彦は修行と呼ばれる性的な調教を受ける。しかもその教え手は兄のように慕う神之介であった。恥辱に耐える白彦であったが、身体は段々と快感を得ていき…。
最終更新:2020-06-17 12:15:31
10229文字
会話率:27%