これは"小説家になろう"を卒業するための物語。
◆◆◆ ◇◇◇
生まれながらに魔力を持つ者は神に愛されし神の御子であり、誉れ高き貴族である。
前世の不徳は平民として、不浄の淀みは魔獣としてこの世に顕現し、外国はそんな不善
の坩堝であり、我が国こそが神の国である。
そんな不破の格差に支配された大陸国ヒュムズにおいて長きの沈黙を破り、どこまでも高く歪んだ空を撃たんとする男在り。
善人とも堅気とも言えぬその男は、階級によって優遇された社会へとその身を預けることとなる。
彼は嫌悪する。侮蔑する。否定する。弱きを是とする人と社会の在り方を。
だから彼は侵略する。破壊する。染色する。欺瞞が蔓延る悪逆無道な俗世を。
彼の者が世界に穿つ穴はどんな光彩を呼び込むのか。
観測する者たちの瞳に差し込まれる斜陽はどんな姿なのか。
世界はどんな輝きで人を迎え、どんな淀みで人を破滅へ導くのか。
弱きを是として足を止める弱者には分からない。
◆◆◆ ◇◇◇
この物語は一見、このセカイにおいてとてもありふれた物語である。
誰もが素通りする拙い柵(しがらみ)、だがそこには確かな"色"が付いている。
故に人の目にそれは映り、そして観る者一人一人微妙に違う色が在る。
その色はどんな色でどんな輝きを発しているのか、確かめにいこう。
◆◆◆ ◇◇◇
※2017/03/30 執筆開始。
※2019/03/30 R指定の関係で小説家になろうから移籍。
※2020/10/17 完結。
※2023/09/17 序章追加およびタイトル変更。
転載禁止。
大琴 流折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-20 13:15:22
3313046文字
会話率:55%
過労で死んだサラリーマン『吉田康夫』は白猫獣人の令嬢『リリア』として女体化転生していた。
獣人は『番』という運命の相手が生まれた時から決まっている。
リリアも十二歳のある日その運命の相手に出会うのだが…。
本能は運命だと訴えているのに、男と
しての記憶が男と『番』になることを否定する。
男と番うなんて、絶対嫌だ!
本能に抗う白猫令嬢と、それを偏愛する狐獣人執事の攻防戦ラブコメディ。
※主人公の精神は男性寄りですがBLではありません。
※ノベルアッププラス様(こちらは健全版)、アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-07 20:15:50
81187文字
会話率:37%
主人公の黒崎真白(くろさきましろ)は、精神的な事を理由に仕事を辞め病院に通院していた。
全てを諦め、自分の全てを否定し生きていた。
また、幼少期の頃から性的嗜好や性自認があやふやだった。
女性なのに女性が好きだという気持ち…
それが黒崎を苦
しめる一つの悩みの種であった。
突然現れたのは、隣の部屋に越してきた桐谷麻梨(きりたにまり)だった。
同性である黒崎に対して警戒心がない桐谷。
また、元々の朗らかな性格で、黒崎の中の何かを変えていくのだが…
黒崎の心の闇は、ただの恋愛を許すほど、浅くはなかった。
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初投稿で初のGL物です。
小説を作るのは初めてなので頑張ります。
場合によっては完結が早まる場合もございますのでご了承ください。
※カクヨムにも投稿しております。
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注意書き
下記に含まれる要素で少しでも苦手だと思った方、読者様の精神状況にネガティブ表現がそぐわない場合は閲覧をご遠慮ください。
◯GL表現
◯性的部位や行為の詳細ではありませんが、それを想像させるような性描写
◯血や、暴力表現
◯自殺願望等のネガティブ表現
◯他者または自己を貶める表現折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 22:18:42
30990文字
会話率:35%
※この物語には、残酷描写・強姦・輪姦・人が死ぬ描写が多分に含まれます。
※この物語には、いかがわしい表現があります。
※幼女に手は出しませんが、限りなくアウトに近い描写はあるかもしれません。
※この物語はフィクションです。この作品の描写を推
奨する意図はございません。
※少しだけファンタジー要素のような何かが含まれます。
※注意事項は更新される可能性がございます。
※性的描写<残酷描写
含まれる要素
(ヤンデレ・共依存・汚喘ぎ・嘔吐・残酷描写・強姦・輪姦等)
以下、雰囲気ポエム。
++++
それは、天国のような地獄で、地獄のような天国だった。死をも恐れぬ愛だったし、恋すら殺した夢だった。ベッドの淵が世界の果てで、ベランダが世界の始まりだった。二人の世界は楽園だったし、一つの王国だった。ずっとそうであれば良かったし、ずっとそうあるはずで、―…いいや。
そうあれかし、と一つ呪文を吐いて、そう。そうあるべきように、私たちは。
「ねえ、これは狂った恋の話なの?それとも、狂った愛の話なの?」
いいや、いいや!そんなことない。これは、”狂って”なんかない!狂ってるのは私達じゃない、世界だ。私たちの愛を否定する全部は殺してしまおう。壊してしまおう。そのために神様は、私に一本多く指を与えたのでしょう?この手に掴めるものは、他の人より多いはず。
「お前を愛していることに変わりない、本当さ。」
「あなたを愛していることに変わりない、本当よ。」
すき。すきなの。あなたのことが、すきで、すきで。すきで、すきだから。
―…これは、あるユートピアに至るまでの、物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 02:00:00
131691文字
会話率:86%
休日出勤の帰りに聖女召喚に巻き込まれ、異世界転移をしてしまった社畜の近藤誠一郎(30)。
色々あって、年下のイケメン騎士団長と関係を持つ事になったが、同居しようが仕事で頭がいっぱいの誠一郎は、騎士団長のアレシュとの関係も相変わらず曖昧なま
ま。
それでも浄化と帰還魔法の研究が進むにつれ、誠一郎もアレシュの事を改めて考えようとした矢先、宰相命令で教会の査察に行く事に。
訪れた教会では、聖女の存在を否定する誠一郎に反抗的な面々。
そして、年若き頑固…実直で信心深い司祭との出会い。
この司祭、どこかアレシュと雰囲気が似ていて……?
おまけに、王子の恋愛相談とか割とどうでもいい案件まで舞い込んできて――――――
前作は『異世界の沙汰は社畜次第~聖女召喚改善計画~』で、KADOKAWA様より2019年2月に書籍化していただきました。
2020年3月からコミカライズ始まりました。
2020年7月2巻が発売しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 00:51:05
115891文字
会話率:39%
店の人「そうだ。」
真奈美「では20円。」二人は入った。さて、お化けに襲撃された。二人は、もう、アレだった、相当恐ろしいものを見て、しかも、身体をどうにかされた。なんというか、水分を絞られた様であった。出てきた。「すごい」
店の人「ええ。良
い商売でしょう? ちゃんと肝は試せましたか?」
達也「あの女の人、可愛かったな。」
真奈美「私は・・・」彼女は思った。「そんなことは否定する。」
達也「へー。」
真奈美「断じて違う。」
達也「そっか。まあいいけどさぁ。これなら、また入っていいよ。」
真奈美「行きは良い良い帰りは怖い。」
達也「これはそうじゃなかったね。」
店の人「ええ。なんというか、商売ですので。」
達也「成る程ねー。」
真奈美「あれ? 他に何かないの?」
店の人「ありません。他のお友達も誘って、来てね?」
真奈美「なら、帰るしかないかー。」彼女は、撤退した。さて、白い女性が出てきた。
女性「さあ。その子供をこちらへ。我が神、ウィッピピーストーリーへの生贄としてくれるっ」
真奈美「バトル展開か。」彼女は、石を持った。「殴る!」攻撃。しかし、白い女性は、正拳突きを、真奈美の顔に食らわせ、彼女の顔は、へこんだ。彼女は、仰向けに倒れた。バタン。
女性「弱すぎる。お前では、誰も守れない。さあ、達也、我が神の元へ来るのだ。」
達也「うん。お姉さん超美人だものね。姉ちゃんは・・・ぶさ(略)」彼女は、達也を連れて行ってしまった・・・。
さて、真奈美は、あとになって、あそこで水死した、親子の話を知った。「ウィッピピーストーリーって、誰?」誰かな? 調子いいな。この世代だな、私は。さて、これは、アイヌ神話的である。椿色飾るまでは、それが保たれていた・・・。なんというか、元々近畿のものであって、なろうは、ハプログループDには、入れないものであったが、今はどうであろう。私の世代だけの現象であろう。ところで、"連れて行った" なので、達也は死んでいるとは限らない。彼は養子になった。達也は、真奈美より美形であった。相手の女性も、相手を選んでいた。でも生贄って言ったな。まあ、バプテスマ受けるとか、その程度かも知れないので、まあ、多分大丈夫だ。うん。
本当に、美形に政権を引き渡したのかも知れないな・・・これが定めか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-17 01:20:50
24049文字
会話率:76%
僕たちの「好き」を、否定しないで。
「性」という概念がなくなった世界で、なにが自分らしさで、何が「好き」、ということなのか。
それでも恋を…誰にもわかってもらえない恋をしてしまった1人の少年と、彼をとりまく少年少女たち、「無性」なかれらの
物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-30 00:00:00
70068文字
会話率:26%
敗戦国の王太子妃レティシアは夫が亡くなったのを機に5年ぶりに祖国へ帰ってくる。レティシアを待ち受けていたのは父王からの「おまえの結婚は『白い結婚』だったのでは?」という詰問。それは事実ではあったが、認めれば他の国の王室へまた嫁がされてしまう
。咄嗟に否定したレティシアに言い渡されたのは、元護衛騎士ヒューバートとの再婚で……?
★全12話で完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-22 23:08:35
39452文字
会話率:42%
ガンガン突きまくる。
ゾンビに覆い被さり、激しくただもうピストンしまくった。
現実を否定するように目を閉じて。
最終更新:2020-07-11 11:04:21
3129文字
会話率:6%
いまいち売れない正統派ロックバンド「ダラス」の四人組。
バンドリーダーでベースを担当する高梨遊行、可憐な助成ギタリストの片山翼、あだ名通りの大男であるドラムねジャンボ、そして天才的カリスマ・ボーカリストの秀丸。
彼らはいつの日か自分た
ちのことが世に認められ、その奏でる音楽が広く愛されることを夢見つつ、日々、悪戦苦闘のバンド活動をつづけている。
そんな時、ダラスのメンバーたちはバンドマネージャーのふとした発案で応募した大手レコード会社のオーディションに合格し、武道館という大舞台に立つとともに、メジャーデビューを飾るチャンスを手に入れる。
しかしながら、辣腕プロデューサーMにダラスの音楽性をことごとく否定された秀丸は、Mとの対立を深める一方、彼に対する不満と憤りを募らせながら、しだにバンド内でも孤立していく。
そんな折、彼のことを陰ながら支えてきた恋人の鷲尾朝美が、病室を苦にして自死同然の死を遂げてしまう。
恋人を喪って悲しみに暮れる秀丸。さらにダラスの音楽活動にも方向性を見失った彼が、日比谷・野音の最後のライブで、いかなる異常行動に出たのか?
かつて、ロック音楽に本気で夢と希望を託した少年、少女に捧げる青春の挽歌……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-26 18:59:23
41472文字
会話率:31%
ずっと夢に見ていた。自分じゃない誰かの記憶。
自分じゃないと否定しながらも逆らえない、その想い。
前世の記憶に抗いながらも、愛することは止められない――
最終更新:2020-06-24 18:00:00
9597文字
会話率:32%
突然その存在を現したゾンビによって世界は崩壊した。
一日から数日で死に至る、致死率百パーセントのゾンビウイルス。ワクチンの開発着手すら不明な絶望しかない世界。――主人公、立川研も諦念に支配された一人だった。
日々を過ごす意味を見出
せず、運と惰性だけで生き延びてきた。
偶然知り合った学生グループと協力してきた。なんとなく。老人、子供、大人、生存者を見つけては悪人でない限り手を差し伸べてきた。なんとなく善行をしてきた。
とある日、一筋の望みをかけて学生たちは自衛隊の駐屯地に向かおうと提案する。それに同意するメンバー。立川研も否定する理由も無かった為、行動を共にすることに決めた。
けれど、現実は何処までも残酷で優しくない。
逃げて。逃げて。逃げて。逃げて。逃げた。
一人の少女と一緒に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-17 18:12:00
5434文字
会話率:10%
梨佳子は二歳になった息子の成長を、幸せとともに噛みしめていた。息子がいて夫がいる。梨佳子にはそれだけで充分だった。
だがある晩のこと、息子が発したひと声をきっかけに、梨佳子の人生は狂わされていく。
蘇る記憶。愛息の陰に重なる男の姿。
よもやの帰還者によって、梨佳子は偽りと真実の狭間で翻弄されていく。
一方、出版社に勤める夫の篤斗は、自らが手掛けるタウン誌の締め切りを前に、充実した日々を送っていた。
仕事と家庭を天秤にかけながら、一家の大黒柱としての責務を全うしていく。自らの築き上げた世界に、微塵の綻びも疑うことはなかった。
それがある日、篤斗は梨佳子の知られざる一面を垣間見たことにより、妻に深い疑念を抱くようになる。
躾と虐待に煩悶する夫。
嘘と虚構にまみれる妻。
歯車はいつ、狂い始めたのか?
全ては息子の為に――。
梨佳子と篤斗は、それぞれの想いを胸に、動き出す。
よろしいですか?
この物語は、決して他人事では済まされない。
今、これを読み始める貴方にも、充分に起こり得る可能性を秘めた話なのだから……。
否定すら許されない現実がほら、口を開けている。
リアルホラーワールド。
その不可視化な存在の入り口に、貴方はいま、立っているのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-21 15:57:27
338552文字
会話率:19%
美しい幼馴染みの影で自分の存在を否定され続けた少年「咲夜」は幼馴染みの異世界召喚に舞い込まれてしまう。
喚び出された世界でも、幼馴染みは優遇され、咲夜には辛い仕打ちが待っていた。
勇者として讃えられる幼馴染みと信者を慰める神子としての責務
を押し付けられた咲夜。
痛みと快楽の果てに咲夜は何を見出すのか?
そして、咲夜を陥れる幼馴染み「瑞彦」と咲夜を酷く弄びながらも強く執着する異世界の人間達の真意とは?
(以前投稿した短編の連載版です。連載版投稿において設定などを少々変更したため、短編の内容を齟齬が生じている場合がございます、お見逃しください!)
18禁ページには※をつけております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-16 15:05:36
71849文字
会話率:44%
面倒なだけだと思っていた生を終えたと思ったら、17歳の別人になっていた。
(強制的な快感を否定してもがく姿が萌えると思って書いてみた。なのにエロ回少ないよ注意。タグ要確認!)※ハピエン好き、BLでモブ以上の女キャラは不必要派の方はスルーして
ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-05 00:00:00
201文字
会話率:0%
実の姉の舐め犬に教育される弟。
互いの性器の挿入を否定していた二人が、、、
最終更新:2020-05-03 21:22:31
6108文字
会話率:68%
とある乙女ゲームに酷似した世界。転生者でもなんでもないただの流されやすい少年が、乙女ゲームの攻略対象であるヤンデレ公爵子息に気に入られてしまう。恋愛とは言い難いドロドロとした感情を、否定することも応じることもなくただ受け入れて。側から見れ
ばもどかしいと思うような関係が一番心地よいと感じている変わった二人の話である。【同タイトルでエブリスタにも掲載しています。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-01 22:05:13
13394文字
会話率:50%
今年、32歳になる総務部課長、朝霞智弘《あさか ともひろ》の寝室の壁の向こうからは、毎晩のように誰かを辱める声が聞こえる。言葉責め、罵倒、人格否定、様々なタイプの攻める声と色々な声色。
壁の向こうから聞こえてくるその声に、睡眠を邪魔され
ているうちに、なんだかムラムラしてきてしまって……。
顔も知らない隣人が繰り広げる、壁を挟んでわずかに聞こえる命令に、朝霞の身体が反応していく。
☆作者より☆
ちょっと不思議な設定で、声を出す隣人さんを迷惑をかける人のように感じるかもしれませんが、あくまで物語ですので、お許しください。
また、途中社会人としてはいけない行為なども出てくるかと思うのですが、それもあくまで物語ということで、やさしい目で見てやってくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 20:00:00
129389文字
会話率:40%
「好きになってすみません。それはあなたを否定することを意味するのに」
トランスジェンダーの真木涼は、身体は女、心は男。
美しい彼に、男も女も魅了され、嫉妬し、傷つけてしまう。
たかがセックスだろ。
バカにすることでしか自我を保てなかっ
た真木を取り巻く運命のイタズラ。
そこで起こった殺人事件。
容疑者として名前が上がった真木は、警察と運命から追われることとなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-01 22:18:20
46517文字
会話率:55%
現代に蘇った吉原、東京玉東(ぎょくとう)に、普通の高校生であったはずの鶴見章介はある日突然投げ込まれる。彼が売られた先は男を専門に扱う大見世、白銀楼(はくぎんろう)だった。そこは煌びやかで華やかな夢の空間であったが、同時にまた闇も深いこと
を彼は間もなく知ることになる。そこは、人間の人格が否定され、道具として扱われる場所だった。
絶望していた章介はしかしそこで、かけがえのない出会いをする。同じように廓に落とされた青年ふたり――天野信と湯田一樹――だった。
物静かで目立たない信と、対照的に活発で社交的な一樹は章介の良き友となり、辛い日々を共に乗り越えてゆくことを誓い合うのだが、一樹が体調を崩したことにより運命の歯車が狂い始め……。
注)恋愛要素ほぼなし。厚い友情の話です。BLというよりブロマンスに近い感じ。
『白銀楼物語シリーズ』の第2部です。(第1部の前日譚)
第1部→https://novel18.syosetu.com/n1734ey/
自サイト「あなたの物語」にも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-21 15:48:28
52191文字
会話率:59%