奴隷に憧れを抱き、奴隷になりたいと願う「由美」という人格が目覚めました。
奴隷として扱われることを願い、妄想することはできても、どうしても一人ではできないことがあります。それは、「拘束」です。
身動きできないように身体を拘束され、容赦ない
責めを受けたい…
これを実現するためには、ご主人様というリアルな存在が必要です。
幸せなことに、由美は奇跡的な出逢いでご主人様と巡り合うことができました。
そんな由美が願う、拘束に対する憧れ。
それは身体だけでなく、心の拘束によっても悦びを満たすことができることを教えられます。
そして最後に由美子の願いを叶えてくださる調教が始まります…
このお話は実話を元に少しだけフィクションを混ぜたお話です。
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投稿に不慣れなため、体裁をいろいろといじっており、タイトルなど章の構成が変更になる可能性があります。
感想などをお聞かせいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 21:00:00
4459文字
会話率:8%
通っている王立学園の中庭で、婚約者である王太子が女子生徒と親しくしている場面を目撃したイザベル・アルザス公爵令嬢。
クラスメイトによれば、婚約者と女子生徒の関係は市井の若い女性たちの間で流行している小説とよく似ているらしく、イザベルはその小
説を読むことにした。
「なるほど、わたくしは悪役令嬢という役になるのね」
婚約者と女子生徒の関係が小説の内容通りに進むのならば、イザベルは嫉妬に駆られた悪役令嬢の役だ。
しかし、前世の記憶を持ち婚約者に恋慕など抱いていないイザベルにとって、嫌がらせをしていないのに悪役にされるのは迷惑でしかない。
悪役令嬢だと断罪されて婚約破棄をされる前に、こちらから婚約を解消できないかイザベルは考えを巡らす……前に婚約者をフルボッコにして新しい扉を開かせてしまう。
*別名義、全年齢で公開している話に加筆+性描写を足しました。
*気持ちが悪い変態注意。色々ヒドイ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 20:07:17
107095文字
会話率:38%
従姉妹とのお試し恋愛から結婚まで。
最終更新:2022-01-16 16:27:47
10564文字
会話率:62%
『女神クロニクル』は成人指定がかかったオンラインゲームで、残酷行為や性交渉を禁じる制限がない。
その性格上、個人識別カードを利用しなければログインできない為、未成年の僕はこっそり姉のIDを使っている。残念ながら姉のIDでログインすると強制的
に女キャラになってしまうのだけど、女の子の体でエロも悪くない……?いつの間にか凄いレアスキルも覚えたみたいだし――――――。(※バグ/神様によるチートは無し)
桃色系ロリ娘ハーフエルフ『リリス』の体を使ってバーチャル世界を自由奔放に遊ぶ主人公の物語。
※※短編『姉のIDでエロゲ世界に。』シリーズの連載版です。※本編完結済み ※番外編は不定期で追加されることがあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-15 17:39:33
517133文字
会話率:53%
コロナ渦で仕事を失い、非正規で働く事になった35歳の男「たけお」
彼はその日暮らしの生活をなんとか生きていていたが、貯金も底をつき自殺を決意する。
自分の働くビルの屋上で自殺を試みるが、元来の臆病な性格故に自殺を踏み込めない。
せめてで
も世界に一矢報いてやろうと空にむかって精子を放出し、ビルから飛び降りた。
落ちゆく中で走馬灯を垣間見る「たけお」だがなぜか、世界は歪められ時は止まり空間は沈黙を得る。
そんな中、突如目の前に現れたボブカットの女が「たけお」に現れてこう告げる。
「デッド or アライブ」
彼女曰くたけおの放った精子は空中で飛散し、皮肉にも彼女の膣へと入り妊娠させてしまった様である。
彼女は魔王の娘。
ひょんなことから魔王の血筋を孕ませてしまったたけおは、彼女の世界のにおける理により魔王の家系へ参入することになる。
ただし貧弱な人間では、魔王の一族を勤める事ができないために彼はある能力を授かるのだった。
・コイントス
*半分の確率で、自分の願いをかなえる事ができるコイントス
この力を使いまずは地球を征服してみろと言われたたけおは、世界を征服し真の安定を目指すことを決意。
今ここに彼の人生ギャンブルが始まるのであった
※現在更新停止中:一身上の都合により現在更新を停止しています。誠に申し訳ございません。
※年内に活動再開予定
※時折文章の正誤性を整えるために加筆を行う可能性があります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-14 21:00:00
50112文字
会話率:34%
宇宙人、悪魔、妖怪、はたまた世界征服を企む悪の組織及び怪人が跋扈する世界。
そんな世界の強さの頂点に君臨するのは―――――――――。
紅羽蓮。赤くとげとげしている髪と、同じく赤い目が特徴の17歳。
不良校に通い、3人兄妹の長男であり、
探偵事務所でバイトをしている。犬好き。
目つきがいつも悪く、ちょっと「最強」である点を除けば、いたって普通の男子高校生。
そんな蓮さんは、今日も様々な事件に巻き込まれる。
変な事件だったり、世界の危機だったり、はたまた青春の悩みだったり。
今日も明日も明後日も、蓮さんの苦闘は続く。
【WARNING!!】
※ここは、カクヨムにて掲載中の本編では明らかに掲載できないレベルにエロくなってしまった描写が入ってしまった時の、緊急避難先です。
・なんでもありです(本当に何でもありです。合わない描写も出るかと思います。ですがあう描写もあるかもしれません)。
・この作品は異世界ものでありません(異世界に行く可能性はあります)。
・ダンジョンはありません(ダンジョンみたいなものが出てくる可能性はあります)。
・スキル・ステータスはありません(安易な数値化はインフレを招く恐れがあります)。
・主人公は最強ですが、無敵ではありません(相性の悪い敵には普通に苦戦します)。
・主人公は万能ではありません(得意分野は戦う事だけです)。
・過激な表現を含みます(作者はセーフだと思って書いている節があります)。
・未成年は本編中にセ〇クスしません(未成年の不純異性交遊はダメ、絶対)。
・サクサク読める爽快感はありません(場合によっては鬱展開も十分にあり得ます)。
・1話当たりのボリュームとして、2500~4000字くらいを目安としています。
以上の点があっても大丈夫、と言う方は、ぜひご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 20:54:33
19294文字
会話率:50%
学業や仕事に集中するため、性欲処理が積極的に推奨される世界。街角に佇むビキニのお姉さんや、公衆トイレで抜いてくれるレオタード女など、様々な性処理用の業務に就いている女たち。ただしなかなか本番はできない…そんな世界に来て色々な性処理用サービス
を見ているうちに、ある女を見つける男の話です。
(設定的には男の性処理要員もいますが、ほぼ出てこないです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-13 01:32:27
8810文字
会話率:32%
中性的な見た目から『儚げな美人』『草食系』などと言われている、町屋 朝晴(まちや ともはる)20歳。
大学では友人も多く、表面上はニコニコと人当たり良く周囲の人間と接してはいるが、実は孤独で、過去のことから恋愛面で人を信用できないでいた。
拗らせチョイ腹黒の町屋が、スーパーイケメンで自他共に認める『くそヤリチン』の春日部 京(かすかべ きょう)と出会い、セフレとして軽く堕とすつもりが紆余曲折あってどっぷり恋に落ちてしまうお話。
拗らせゲイ男子 × 恋を知らない(自覚できない)ヤリチンノンケ
※受けはヤリチンノンケですが、女性との具体的な絡み描写はありません。
アルファポリス様にも『ヤリチンノンケをメス堕ちさせてみた』というタイトルで掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-11 21:00:00
310892文字
会話率:26%
★規格外の最強戦士の快楽堕ち★
帝国最強の女戦士ヘールトロイダ・スピノザ将軍は、強い男が好きだった。そして最強故に結婚ができない。
そのため、「剣を交えた男が強ければ、敵だろうと嫁に行く」とまで言い出す始末だった。
そんな女戦士ヘールトロ
イダに、一人の宮廷魔術士との出会いが訪れる。
彼女の理想とする男の趣味とは程遠いものの、何故か魔術士に惹かれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 22:00:00
3684文字
会話率:44%
帝国最強の女戦士ヘールトロイダ・スピノザ将軍は、最強故に結婚ができない。
そのため、戦う男が強ければ嫁に行くとまで言い出す始末だった。
そんな女戦士ヘールトロイダに、一人の宮廷魔術士との出会いが訪れる。
彼女の理想とする男の趣味とは程遠い
ものの、何故か魔術士に惹かれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 11:13:54
3633文字
会話率:44%
『夭折のエイヤ』と呼ばれる解呪師がいた。
否、『解呪師』という呼称は誤りではないが、いささか語弊が生まれるやもしれない。と言うのは、エイヤは世に蔓延る呪いを解く術に長けていながら、誰も解呪できないほど強力な特級の呪い、いわゆる『特呪』の書き
換えばかりに勤しむ変わり者だったからだ。
しかし、たとえどのような変人だったとしても、万に一つの可能性があるなら頼らない道はない。王国騎士団副団長のゼントは、とある状況を打破すべくエイヤを宿に連れ込むのだが……。
阿呆だけど大真面目な騎士×ビッチだけどわりと真剣な解呪師
※八十五%あほえろのご都合ファンタジーです。残り十五%はたぶんシリアスです。
※非童貞・非処女かつ、受けは経験豊富な方です。直接的なワードが飛び交いますのでご注意。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-06 22:02:52
8871文字
会話率:54%
白菫という男は、ほんとうに度し難い。
別に今に始まった話ではない。ただ、孤高なんて言葉では片付けることができない凄絶さを孕んだ存在のくせに、あまりに凪ぎきった静かな瞳をするから、胸が詰まって何も言えなくなってしまうのだ。
師匠を慕う弟子
と、穏やかに笑う師匠と、それを見つめる男の話。
※先日投稿した短編「不遇の弟子を囲おうとしたら逆に囲われていた件について」(https://novel18.syosetu.com/n5637gn/)に出てくる苦労人・長春の小話です。不遇の~を先にお読みになることをおすすめします。
※連載版含めシリーズ一括でR18扱いとしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-05 23:01:19
1688文字
会話率:19%
「化け物め」
そう罵られた時、心は痛まず、ただ、その通りだと思った。
気味の悪い化け物に成り果てたことなんて、自分が一番よく知っている。
――それでも、生き汚く命を繋いだ意味が欲しかった。
養い子によって生きる意味を取り戻す年上と、絶望
を知りながら溺愛したい年下の初夜に至るまでの話。
以前投稿した短編「GEZELLIG」(https://novel18.syosetu.com/n0407gi/)の受け視点ですが、単体でも読めるかと思います。
※受けは人間ですが後天的に容姿が変わったせいで化け物と疎まれています。
※GEZELLIG=単に居心地よいだけでなくて、ポジティブであたたかい感情。物理的に快いという以上の「心」が快い感覚。たとえば、愛する人と共に時をすごすような。(「翻訳できない世界のことば」より)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-25 00:15:20
4610文字
会話率:18%
理由があって不良をやっている紅月が惚れたのは、風紀委員長の仙葉。当然近づくこともできない状態で、何者かが紅月に危害を加えようと!?急接近する二人。その後の関係は?
最終更新:2022-01-06 20:37:39
26638文字
会話率:45%
「私を女にしてください」
ある日、夫と“できない”ことに悩む自称不感症の花嫁が、不感症を治してほしいと、「神の館」にやってきた。
深い森の奥にあるという、秘められた「神の館」。
そこで乙女は、白昼に七つの夜を過ごし、神の手管で女の歓びを知
り尽くす。
──神の世と人の世がまじわる、いつかどこかの世界の大人の童話。エロスはファンタジー!
*古代風架空世界ファンタジー。
*女性向け。女の子至上主義の濡れるハッピーエロスを目指してます。
*「どうしてそうなる?!」は横において、からっとお読みいただければ幸いです。
*アルファポリス様にも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 00:00:00
20519文字
会話率:42%
あなたは夜中に外にいるのは悪い子だと思います。彼は私が申し訳ありませんが私の家はここにあると説明します。私はプレイセットの中に住んでいます。そして、彼はプレイセットが立っている方向を指し示します。どの形がイグルーに似ているか。山田はそう言っ
ています。ええと…そこにぶら下がってください。しかし、彼は私があなたの家の中に住みたいと彼女に尋ねます。私をあなたの家に招待してみませんか。山田はこう答えて、私とあなたは血を交換することができます。しかし、私はまだそれを信じていません。日本では日本語や他の文化を信じていないからです。私は日本語の文字を読むことを余儀なくされています。だから私はあなたの提案は魅力的ではないと判断します。私はすべての人が一人で死ぬと思います。でも彼はそう言っていますが私は寒いです家に住まわせてください。そして彼女は私が気づいたと言います。私たちすべての作家はほとんど私たちの家でこれらの本を書いています。あなたは幻想でなければなりません。私はあなたがすぐにあなたの家に帰ることを勧めることができるだけです。あなたはあなたの両親に挨拶するでしょう。しかし、彼はあなたが愚かに見えるとキャストします。これがフィクションなのか分からないのですか?だから私は存在することができます。心配する必要はありません。はいまたはいいえのいずれかを簡単に選択できます。しかし、彼女は私が一人一人を平等に扱いたいと説明します。特にお迎えすることはできません。そして、私は若い人たちがあまり好きではありません。さらに、あなたは疑わしいです。あなたは陽気に見えます。私はあなたよりも弱い人を優先すると思います。しかし、彼はあなたが弱く見えると主張します。あなたの弱さはあなたが他の弱い人々を助けることを許さないと思います。私のように元気が必要だと思います。あなたのように弱い人は私のような元気な人しかフォローできないと思います。山田は私が理解したと答えます。あなたは私を説得するのが得意です。十分。私の家にあなたを招待します。しかし、私の家は貧しいです。がっかりしないでください。山本の家とは異なり、山田の家は都会に建っています。だから彼女は彼を近くに連れて行くことができます。しかし、山田は彼女が彼を好きになれないという彼女の心の中で対立します。私はその理由を調査しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 14:52:34
552251文字
会話率:55%
長年片思いをしていた男の嫁になったおりんは、喜ぶどころか落ち込んでいた。美人でもなく、何も取り柄のない自分が、凛々しく眉目秀麗な、才能あふれる剣術道場の跡継ぎの嫁などと、恥ずかしくて、お天道様に顔向けができない…!そんな旦那様大好きなおりん
と、無表情無口男の、夫婦(めおと)になって初めての姫はじめのお話です。なんちゃって江戸時代なので、軽くお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 14:32:05
12334文字
会話率:45%
例えこのまま沈んでゆくんだとしても
君と今繋ぐこの手を握って離さない
ある年の四月――――
果てしない渇望に耐える優等生の真琴と
溢れかえる激情を押し殺す陽キャの瑛二が入学先の高校で出会う。
出会った二人はお互いに
、理由も分からず正体不明で、無視のできない強い感情を感じる。
自らの感情に混乱する真琴と自らの感情に囚われる瑛二は、お互いに意識し合ったまま隣同士の席になる。
様々な馴れない感情を前にたどたどしく交流をする内に、二人は仲を深めていく。
そんな中、二人はある事をきっかけに、相手に対して自分が抱える歪んだ想いを互いに抑えきれなくなっていってしまう。
そして、想いの歪みは二人の心に埋もれたものを花開かせ、やがて二人は愛と激情を加速させていく。
様々な感情に向き合っていく真琴と瑛二。しかしそんな日々の中、置き去りにされたそれぞれの過去が二人の時間に終わりを告げる――――
愛したいと願う人が出来た二人が、愛に歪みを抱えながらも繋いだ手を離さずに、
ふたりの春を迎えるまでの一年の物語です。
R18部分出る予定です。一部ほんの少しですが流血表現があります。
この作品はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 12:00:00
27495文字
会話率:27%
2021.12.31, 20時にて【完結】
三年前にある事情により一方的に別れを切り出した死化粧師の東向日葵に、元恋人からある日一通のメールが届く。
特殊な職種なこともあり誤解と偏見に苛まれ、加えて両親が他界した後は姉の子供達を仕事の傍
ら全面的にサポートをする等多忙極まりない生活に、日々心をすり減らしていた矢先の出来事だった。
再会と共に変わらぬ優しさと温かさに改めて向日葵は惹かれて行く一方で、積年の苦難と自責の念で自分自身を許せない向日葵に対して「俺は君がいないと、息もできない。」とどろどろに溶けるような猛愛と隅々まで体を知り尽くした元恋人からの痺れる快楽に翻弄され……。
三年の月日を得て止まっていた歯車が動き出し、二人の物語が進んでいく。
※震災や死生観、病気の発覚(ヒロイン以外の登場人物)一部医療現場でのシビアな表現含みます。
※ハッピーエンドです。
※性的表現含まれる部分は注意喚起有り。
※死化粧師は海外ではエンバーマーと称される仕事です。
※養子縁組については一部抜粋して書きましたが相違があればすみません訂正致します。
※完結作品ですが、書きたい内容も多くあるのでエピソードの追加はあるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 20:00:00
76146文字
会話率:47%
いわゆる「VRMMOの自キャラで異世界転移」をしたコウヤ。トラウマによりまともに戦闘ができないものの、サブスキルの文様術師としてのんびり生きるこの頃。
そんなコウヤの店に新たな客がやってきた、そんな未来を変えるかもしれないある日のこと。
最終更新:2021-12-31 18:59:36
34014文字
会話率:25%
明治三十年代の終わり、十二月三十日。東京府某所。
雪の降る年の瀬に、声楽家の黒田(くろだ)は、音楽学校のかつての同級生、貴船(きふね)と再会する。
貴船は昨年の春、志半ばにして胸を病んで逝った。
だからいま目の前にいるのは、貴船の幽霊、も
しくは幻影のはずだった。
ふたりは今年の春彼岸にも短い逢瀬を交わしていた。
しかし貴船は「お前が希めばいつでも会える」と告げて、満開の桜が散るとともに姿を消してしまう。
それ以降ひとときも彼を忘れられなかった黒田は、「今さら何の用だ」と貴船をなじりながらも、結局、彼を突き放すことはできない。
「なぜ、春から一度も会いにこなかった。俺はこんなにお前に会いたかったのに」
激しい嫉妬と恋情にかられて、黒田は貴船を痛めつけるように抱く。
「賞賛されるのは俺の才能じゃない。お前の才能だ。お前があのとき押しつけていった作品を、俺は五線紙に書き写して発表しているにすぎない。皆が称えるのは俺の音楽じゃない。お前の音楽だ。この気持ちがお前にわかるか」
そして大晦日の夕暮れ、黒田は貴船の自宅を訪れた。
元旦に横浜港を出立する定期船で、黒田はドイツに渡る。
その前のただ一夜を、貴船と過ごすと決めた。
「ねえ、黒田。昨日みたいに、してよ」
「……っ」
「昨日みたいに、乱暴にして」
あかあかと燃える暖炉の前でピアノを弾き、歌いながら、ふたりは激しく情を交わした。
夜が明けて、元日の朝。
黒田は横浜港から旅立つ。彼の手には、貴船から託された楽譜があった――
* * *
拙作「春林奇譚」と対になる掌編ですが、これだけでもお読みいただけると思います。
ひとりの男と、ひとり(?)の幽霊が執着しあう、レトロBLです。
◆エブリスタ、fujossyにも投稿
https://estar.jp/novels/25918562
https://fujossy.jp/books/23314折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-29 21:30:09
5895文字
会話率:42%
「ねえ、先生。……先生を抱きたいっていったら、ひく?」
「俺のこと、『先生』じゃなくて名前で呼んでくれたら、抱かれてやってもいい」
大学二回生の草壁一彦は、恋人の白川健太と幸せな日々を送っている。
この秋、一彦は、白川とともに短い旅をす
ることになった。
訪れるのは九州某県のオーベルジュ。そこは白川が毎年この時期に訪れている大切な場所だった。
まもなく二十歳の誕生日を迎える一彦。
煙草と酒の味とともに、これまで知らなかった白川の一面を垣間見ることになる。
長い年月が過ぎようとも変わらない思い、忘れられない人。
思い出は重くもあり、一彦に新たな思いを抱かせもする。
「あの人の話、もっと聞かせて。どんな人かなって思いながら、聞いてはいけない気がしてた」
「俺の駄目なところだよ。聞かれないことは話さない。相手が言ってほしい言葉を、察することができない。伝えるべきことを伝えそこねたままになってしまう。……これでたくさん失敗してきたよ」
これまでは生徒と先生の間柄。重たい過去を引きずって不安定だった一彦を、白川は優しくくるむように愛してくれた。
これからは大人どうし。二人の関係は新たなものになる。
「……べつに今日じゃなくてもいいよ」
「何だよ。自分から迫っておきながら、また今度でもいいだなんて。押すなら押せ。迷うな」
どんな形で触れ合おうとも変わらないものがある。それが一彦は嬉しかった。
そして迎える二十歳の誕生日。
さて、白川先生が一彦にプレゼントしたものは何でしょう(……と期待させすぎはよくありませんね。ありがちなモノです…)
拙作「単焦点で50mm.」の続編で一年半ほどたったころのお話ですが、独立した作品としても読んでいただけるようにしました。
身も心もリバになってほしかったので、エッチなシーンも頑張ったつもり…よろしくお願いします。
(前作はこちら)
単焦点で50mm.(ムーンライトノベルズ版)
https://novel18.syosetu.com/n1760gy/
(他サイト)
fujossy https://fujossy.jp/books/22736
エブリスタ https://estar.jp/novels/25884579折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 21:04:37
22504文字
会話率:60%
ガーデニング専門誌の編集者、呉島融(くれしま・とおる/28)は憂鬱な気持ちで植物園に向かっている。彼が担当する人気ガーデナー、立花碧(たちばな・みどり/35)の密着取材に同行するためだ。
呉島の気が重いのは、立花に徹底的に嫌われているから
だ。
密着取材の最中にもあれこれと難癖をつけられて我慢の限界に達した呉島は――。
「好きな子いじめだったと思っていいんですか」
「なにが、」
「俺にずっと冷たかったこと」
「……そう思ってくれていい。悪かった」
初めて出会った一年前から、立花のことがずっと好きだった呉島。
呉島のことが好きなのに優しくできないツンデレの立花。
そして、十年前に死んだという立花の双子の兄、立花紺(たちばな・こん/享年25)。
夏至の植物園を舞台に、生きる者とこの世のものでない者が触れ合う夢うつつのお話です。
◆四季の幻想譚 短編シリーズ。つぎは秋の彼岸。
【春】春林奇譚:春彼岸 https://novel18.syosetu.com/n8432gw/
【夏】このおはなし:夏至
【秋】2021年秋公開:秋彼岸
【冬】2021年冬公開:冬至
◆fujossyにも投稿しています。
https://fujossy.jp/books/22324折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 18:00:00
9121文字
会話率:42%
ツンデレ幼馴染みに幼い頃にもらった『何でも言う事を聞く券』を使って、エッチなメイド服を着せて写真を撮ったり、イチャラブセックスしたりする話。
券はただの紙切れなので強制力は無いはずなのですが、なぜか幼馴染みはエッチなお願いを拒否できないよう
です。え? むしろ自分からエッチなお願いを要求してくる?
かなり敏感な子なので、おっぱい揉むだけでもイキまくりますが、「チンポには絶対負けない!」らしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 12:04:25
25148文字
会話率:50%