聖女ーー
人智を超えた癒しの力を持つ彼女たちは、数百万人に一人生まれるかどうかの稀有な存在だ。
それが故に聖女は人々に崇められ、讃えられ、息をするだけで感謝される存在だと言っても過言ではない。
ここ、ラクレージュ王国にも幸運なことに聖女が
暮らしている。そのおかげで土壌は潤い、豊かな森林は守られ、空気は澄み渡り、国民たちも平和で裕福な生活ができていた。
おまけにその聖女は、世界最強のカンストレベルの癒しスキルの持ち主だった。彼女が歩けば植物も背を伸ばし、歌声は嵐すら収め、祈りの力は魔の脅威を完膚なきまでに退けた。
そんな誰からも尊敬されている彼女には、たった一つ、大きすぎる落ち目があった。
それは、誰もが止めるクズな男に心惹かれ、恋をし、誠心誠意尽くしてしまうと言う、どうしようもない性癖を抱えていたのだ。
これは、救いようのない恋心を持つ聖女様と、それを利用する腹黒騎士団長のどうにも報われないお話。
◇◇◇◇◇◇
なるべく毎日更新予定です
性描写ある話数には*印付けています
※全年齢版も同タイトルで改編し投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 04:00:00
198319文字
会話率:46%
愛玩用自動人形と呼ばれる人間そっくりの美しい機械、自動人形が量産されるヴィクトリア朝時代の英国。この時代、ロリータコンプレックスは正当な感情として、まっとうなものとして存在し、”男に抱かれるために製造された”と言われる少女型自動人形が、上流
階級の紳士たちの間で流行していた。
アイリ―ンもまた、そんな少女型自動人形の一体だ。愛玩用自動人形達は、その美しさから舞台に立つことで人々を魅了する役者になる。アイリーンは歌姫として、舞台に立つ少女だったが、喘息の持ち主で止まらない咳と戦っていた。人間と同じ姿をしている愛玩用自動人形は、体内構造も人間と近いものになっている。それ故に、アイリーンは産業革命後の汚染されたロンドンの空気にやられ、喘息にかかってしまったのだった。
ある時、アイリーンは彼女の担当医師であるオーモンド医師から、呼吸器病の感染を防ぐための道具として流行している、鋼鉄製のマスクを渡される。この日は舞台がある日で、歌っているさなかに咳が出ると困る。アイリーンはマスクを外さず舞台へと向かい、舞台につくと、マスクを外したが、何故か咳が止まらない。それでもアイリーンは歌おうとするが、瞬間。彼女を激しい咳が遅い、アイリーンは舞台の上で倒れてしまう。そしてアイリーンは、口を押えていた白いハンカチに、真っ赤な血痕が飛び散っていた事に気づいたのだった。
それを目にした瞬間、彼女はショックを感じたようにふらっ、と意識を失ってしまう。そして目覚めた時、アイリーンを助けてくれたのは、謎多き上流階級出身の、名探偵の紳士。エドワード・モントローズだった。
※アルファポリスさまにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-22 11:33:27
1993文字
会話率:44%
和泉 明咲斗(いずみ あさと)は、仕事帰りに空腹で動けなくなっていた男を見つける。
その男は何故か怪しい仮面を付けていたが、お人好しの彼は放っておけず自分の部屋に連れて行く事にした。
話をしているうち、明咲斗が事故で死んだ双子の弟を「思い出
にする」と言った途端、穏やかだった仮面男の空気が変わり、睡眠薬を飲まされてしまう。
「思い出なんかにさせない」仮面の男の呟きを最後に明咲斗は意識を失い――
次に目を覚ました時、彼は両手首をベッドに繋がれ動けなくなっていた。
その脇には仮面の男の姿が。仮面に隠された顔は、明咲斗のよく知る人物だった。
その男は明咲斗を無理矢理犯そうとしてきて――
これは、青年を愛するがあまり**を棄ててしまった男と、己の気持ちから逃げ続けてきた青年の、すれ違いからイチャイチャまでに至る物語。
攻めが人外なので、苦手な人はご注意下さい。
※時代は現代ですが、設定は色々とフィクションです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 12:25:39
14120文字
会話率:44%
幼馴染カップルのプロポーズの話。
同じ日に同じ産院で3分違いで生まれた博己と薫。
家も隣同士でいつも一緒で。そのまま一生一緒にいる事に決めた。
ただのイチャラブでなんの危機も訪れません。日常系に近いかも。
十代前半からいたしている描写が
あるのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 00:00:00
8161文字
会話率:56%
「お前…何してんの。」「……え?………何も?」両親不在のリビングで呻き声がすると思ったら、JK2の妹がオナニーしていた。怖くてイけないという妹のオナニーを手伝うことになった兄妹の話。実話じゃないけど、現実っぽい空気感でリアルに書きたい。
4
/20、第二章スタートしました。兄妹で不倫になりますので、地雷注意。ヤる内容もいくらかハードめになりそうですが、やはり現実的な感じで書きたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-27 02:01:07
62867文字
会話率:61%
橘桔花は中途入社して半年後、中性的で不健康そうな、存在感が薄く空気のような人間、沼津稔と出会う。桔花はレズ気味で重度の男性嫌いだったが、稔だけは例外だった。何故なのか気になった桔花は、稔が男であることを確認すべく、「全裸を見せてもらえません
か?」と直談判し、恥ずかしがる稔に妙な高揚感を感じるようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-29 22:19:27
25082文字
会話率:42%
美形攻め×平凡受け。出会いから五年経ち、二人の『都合のいい関係』はいつしかその意味を変えていた。
空気感の読み物です。
最終更新:2023-05-26 01:40:37
3815文字
会話率:64%
不景気なご時世のため無職になったあなたは気晴らしに田舎へ引越し、新鮮な空気を堪能する。
しかしコンビニも娯楽施設もなく暇を持て余していた。
刺激を求め縁側でオナニーを日課にしていたある日、
「おにーちゃん♪何してるの?」
幼い少女にオナニー
を見られたあなただが、少女は性に無知だった。
それをいい事に少女にエッチなこををさせちんぽ漬けにしいくある夏の日の出来事……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 16:44:11
8528文字
会話率:41%
我は世界最強にして最恐、最凶の魔王である!
今まで幾度となく人間共を蹴散らしてきたがあまりに相手にならなくて我は暇を持て余しておるのだ!
そんな折、暇つぶしに変装して降り立った人間共の街で運命に出会う。
そう、BLという尊い存在に!!
かく
して最強にして最恐、最凶の魔王である我は、世に恥じない腐男子として君臨するのである!
さぁて今日の勇者は誰とフラグが立ったかな♪
これは腐男子魔王として歯向かう者共を一掃しながら日夜壁として、障子として、空気として男達のキャッキャウフフを覗き見る!予定の話である!
最終的には魔王を誰かとハッピーエンドにする予定なのは本人(魔王)には内緒なのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-10 23:00:00
15098文字
会話率:43%
主人公は農村の村人。一人無人島生活を楽しんでいたら、転生勇者に転移魔法で飛ばされた魔王がやってきて「あー!」な展開に。
※題名な割に転生者は現状空気です。その内魔王を転移させた転生勇者は出したいとは思っていますがふんわり設定で始めた為未定
です。前のあらすじが長すぎて見辛い為、短縮しました。現段階の詳しい設定はX活動報告に載せています。
アホエロ攻防からのイチャラブを目指して書いていきます。
後半の章をはじめます。
開始日は10/30(土)から。本編全20話。閑話3話で完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-21 06:00:00
124611文字
会話率:33%
ふわふわのウェーブがかった金髪のロングヘアー。スカイブルーの大きな瞳は磨き上げられた宝石のよう。透明感のある瑞々しい白肌が眩しい。
腰についた白と水色のストライプ柄のリボンとフリルがたっぷりあしらわれたワンピースドレスを纏う。
そし
て、その服に合わせて作らせたのであろうリボンと同じ柄の日傘をさして、こちらを振り向く。
にこっと万人の男が一目惚れしてしまうような微笑みを向けて、彼女サリーは言った。
「今日こそ、お子を作りたいのですが」
可憐な容貌と甘く軽やかな声、言っているセリフのちぐはぐ感に、一瞬にして周りの空気が凍りつく。
残念ながら聞き間違えではない、言われ慣れつつあるクロスは彼女を前にして何度目かのため息をついた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 11:53:38
38755文字
会話率:37%
ふわふわのウェーブがかった金髪のロングヘアー。スカイブルーの大きな瞳は磨き上げられた宝石のよう。透明感のある瑞々しい白肌が眩しい。
腰についた白と水色のストライプ柄のリボンとフリルがたっぷりあしらわれたワンピースドレスを纏う。
そし
て、その服に合わせて作らせたのであろうリボンと同じ柄の日傘をさして、こちらを振り向く。
にこっと万人の男が一目惚れしてしまうような微笑みを向けて、彼女サリーは言った。
「今日こそ、お子を作りたいのですが」
可憐な容貌と甘く軽やかな声、言っているセリフのちぐはぐ感に、一瞬にして周りの空気が凍りつく。
残念ながら聞き間違えではない、言われ慣れつつあるクロスは彼女を前にして何度目かのため息をついた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 11:47:33
38753文字
会話率:37%
貧乏な小国の末の王女であるユリアナは突然舞い込んできた縁談に愕然とした。
ユリアナの姉姫たちも国のためにどんな相手にも嫁いでいった。だから、結婚とは不幸への一歩だと覚悟はしていた。
だけど、流石にこれはないんじゃない?
なんと婚姻を申
し込んできたのは、冷酷王と言われるこの大陸の覇者。気に入らない人間は容赦なく切り捨てるらしい。父である国王はまさかの保身で娘を差し出す始末。
嫁ぎたくないと駄々をこねるも、国のために死ね、と笑顔で兄の王太子に送り出された。
死にたくない一心で、とにかく気に障らないように頑張ってみることに。引っかかるところがあるものの、それほど怖い人でもないのかもしれない、そんな風にユリアナが思い始めた矢先。
冷酷王の秘密を知ってしまった――。
◆R18対応版
◆一日三回更新。全28話。4/29完結予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 10:00:00
91655文字
会話率:54%
学校の裏山にある秘密基地で幼馴染の紗耶(さや)と拾ったエロ本のマネごとをしていた洸汰(こうた)は、幼い好奇心が暴走して彼女と気まずい空気になる。紗耶はまもなく親の都合で引っ越してしまい、以来連絡も取っていなかった。
高校生になった洸汰は、久
しぶりに秘密基地に足を運ぶ。するとそこには美しく成長した紗耶がいた。
「ねえ、あのときの続き……しない?」
再会した幼馴染にそう誘われ、洸汰は彼女と『えっちごっこ』の続きをする――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 19:00:00
7783文字
会話率:54%
コンラッドは王太子で、その日は伴侶を選ぶための夜会の一回目が開かれていた。外の空気を吸いに出たコンラッドは…。
シンシアは、コンラッドの妹、グレンダ王女の話し相手として長年王宮に上がっていて、王太子や王女と幼なじみの関係にある。また、国内で
は唯一治癒魔法を使える一族として、国内で常に中立の立場にいる医師の一族の一員だった。王宮での夜会の途中、会場を抜け出し庭園を散策していたら何者かに襲われて…。
プロローグ的コンラッド視点、シンシア視点、コンラッド視点、最後に少しだけグレンダの視点と変わっていきます。
4~5万文字程度。毎日2話更新。全23話。
あらすじやタグから想像できる通りの話です。
誤字脱字報告ありがとうございます!!本当に助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-02 07:00:00
48639文字
会話率:16%
ある日、女中のすずはご主人様である佐助に
寝所で布団を湯たんぽ代わりに温めるように言いつけられる。
もともと狙われていたすずは
不憫にも手籠めにされてしまうのだった。
佐助の空気の読めない自己中な偏愛はとどまることを知らず、
嫌がるすずの気
持ちに気づかないまま
毎夜辱めを与え、無垢な体に無理やり快楽を教え込んでいく。
酔った佐助にひどい辱めを受けたのをきっかけに
すずは逃げ出すが
すぐに捕まり、めでたく佐助の魔の手に堕ちるのだった。
ほぼ全編濡れ場です。
登場人物
護国寺佐助(ごこくじさすけ)
俺様気質の勘違い男。
すずを見て一目ぼれし
女中として雇い入れる。
傲慢な性格ゆえ素直に好きだと
言えずに、奇行に走りがち。
思い込みが激しい残念な性格。
誰にでもできる簡単な仕事と騙してすずを閨に引き込みモノにする。
基本、反省はしない。
※最後にいい人になったりはしません。ずっと自己中なままです。
すず
貧しい農村から護国寺家に奉公に来たが、ドジばかりしている女中。
不幸体質でいやと言えない。
家宝の壺を壊したせいで
湯たんぽの
代わりに布団を温めるよう言われ、
そのまま手籠めにされてしまう。
田舎のばっちゃんに、旦那様の言うことは絶対と言われていたため、
夜な夜な理不尽な凌辱に耐える不憫な女の子。
他サイトにも掲載します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-17 23:03:35
37498文字
会話率:55%
掻い摘むとブラック企業のアラサーが過労死転生して逆ハーレム世界で無双する話。
転生先では大貴族に生まれて贅沢ざんまい!婚約者ありの10歳の美少女!スペックだけなら人生勝ち組の御令嬢!
だけどこの世界は男女比がおかしい上にのんびりスローライ
フを送るのはなんだか難しそうな予感。
青い髪の不機嫌そうな婚約者、微妙な立場の優男、美少女みたいなミステリアスボーイに幼馴染のお兄さんに空気の読めない赤毛や金髪!!
結婚で幸せになれるだなんて思わないけどみんながみんなクセがすごいし過去が重い。。。!!!
転生前平凡なアラサーにはどいつもこいつも荷が重い!!!とにかく重い!!!
気楽でハッピーな転生人生希望したいのだけど無理ゲーですか!?そうですか!??
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-13 18:58:48
100728文字
会話率:27%
次期伯爵家跡取りであるハインリは、戦争を終えて帰還すると戦死者として扱われていた。嫡子の権限を取り上げられ、言われるがままに縁談を受けた先で深窓の令嬢ルイーゼと出会う。社交界に一度も顔を出さず、文字通り深窓の令嬢であった彼女と迎えた結婚生
活は、「都合の悪い息子の引き取りと、跡取りに恵まれない家庭に男児を」という契約の元、ぎくしゃくとした空気に支配されていた。
体が弱いことを理由に一切の外出を拒むルイーゼ。激務に追われる日々の中、ハインリは次第に謎めいた彼女に惹かれていく。不器用ながらも、なんとか彼女の心を開かせようと努めるのだが……
*性的描写(濃いめ)があります。
*身体障害の描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 10:06:35
165591文字
会話率:55%
『ふつう』でなくなることが怖い。
大学生の千隼(ちはや)は、幼い日のトラウマから周りの空気を読んで合わせることに固執してしまい、そんな自分に価値を見出せないでいる。
ある日、千隼はヤクザの彼女と寝てしまったことで暴行を受け、車で拉致されてし
まう。車から捨てられた千隼を拾ったのは、田舎の寿司屋で大将見習いをする真(まこと)だった。
住み込みでアルバイトをすることになったが、常時無表情で何を考えているかわからない真が理解できず、振り回されてばかりの千隼だったが……。
片田舎の寿司屋で、やがて『特別』を知る二人の話。
表情筋死滅天然寿司屋大将見習い×自己肯定感激低トラウマ持ち陽キャ大学生
手コキ、亀頭責め、前立腺弄り、本番、襲い受け要素があります。
※この作品はpixivにも「うゆにこ」名義で掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 00:27:36
47103文字
会話率:43%
仲のいい友達同士でクリスマスにラブホ女子会を敢行した二人の結末。
恋人の欲しい同士の二人でラブホ女子会を行うことにする。二人は初めて入ったラブホを楽しんでいる内に場の空気に呑まれていく。
カクヨムとかにもある
☆とブックマークと応援をして
くれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 08:15:23
9955文字
会話率:67%
参加した夜会で、友人たちと会場の隅で高みの見物をしていたヴィンカ・ロゼレムはうっすらと前世持ち。チートはないが世界の危機も婚約破棄の心配もないので、侯爵令嬢として呑気に暮らしていた。しかし、夜会会場で突如始まった令嬢同士の王子の押し付け合い
に面食らい、もしや乙女ゲーの世界なのかと恐怖し、とっとと会場から逃げ出した。乙女ゲーや転生小説の知識は前世で妹から又聞きした程度。関わらないのが一番だが、何故か王太子殿下も乱入してきた。どうやらロゼレム侯爵家が隣国の謀に巻き込まれそうな空気で知らぬ顔もしていられない。それどころか当事者だった。チートスキルが無いからには真っ当な貴族令嬢として(及び腰で)事態解決に臨んだところ、王太子妃になりました。
◆ゆるっと設定、ふわっと陰謀、ぬるいですがR回有り。※が目印です◆チートヘイトではありません。筆者もチート大好物です。今回はあくまでそうした趣向であることをタグにてご確認ください。合わない向きの読者様は即時退避願います。◆お返事することが難しいのでコメント欄は閉じております。◆22.7.22本編終了<全49話>◆番外編を追加 22/7/23.25.27 8/5.6.7.8.10 【バングスト編】を追加 22/9/23.24.25.28.29.30 10/1 【スケルディオ編】を追加 22/12/25.26.27.28.29.30.31◆
◆22.6.19タグを追加。◆22.9.11タグを変更◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 17:00:00
261664文字
会話率:49%
【日間総合67位 日間短編16位作品】
淫魔の指が己の秘めた場所に直接触れる感触。
清純が汚されるという予感に泣きそうになりながら、しかしアンは意識して冷静を保った。
いまさら逆転の機が訪れることも、仲間が助けに来ることも期待できない。
な
らば、せめて散り際だけでも天使らしくしてみせよう。
この醜く堕落した存在に、最期まで気高くある精神というものを教えてやろう。
心中、アンは決意を抱く。
だが――
「いっ!? ひいいいいいいっ!?」
淫魔の舌がピチャリと“そこ”に触れると、情けなく悲鳴を上げた。
ほのかな桜色に染まった秘唇の中で、ひっそりと色を濃くして主張する陰核。
天使の身体には排泄も代謝もない。
だから洗うにしても外でついた砂埃を落とす程度だし、それにしたって結界によって行われる。
つまるところ、アンには洗体の経験がほとんどなかった。
人間になってからも石けん水に浸りながら表面を撫でる程度で、身体の奥底に位置する陰核など忘れ去っている。
そんな、包皮から出されて空気に触れるだけでもひりつくような敏感に、淫魔の舌が絡みつくのだからたまらない。
暴力的なほどの快楽。
小さな突起の上で舌がくねるたびに、アンの身体が陸に打ち上げられた魚のようにバタつく。(本文より)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-21 13:28:20
16678文字
会話率:31%
この国では一つだけ問題があった。それはこの国の者の結婚率が低下している、ということ。結婚率の低下、それはすなわち出生率の低下にもつながる。優秀な魔導士や騎士の遺伝子を受け継ぐ子が途絶えてしまうのだ。それを問題視した国王が、相性のいい男女のカ
ップルを作り出すという政策を掲げた。
その政策によって、相性率95パーセントという高い数値をはじき出した護衛騎士であるフローラと魔導士団副団長のクリスのカップル。二人は、なんとなくお付き合いを始めるのだが、相性率95パーセントという数値は伊達ではなかった。それは、もういろいろと。クリスによってその身体の内を暴かれたフローラは、封じられていた魔力も解放されていく――。
※2024eロマンスロイヤル大賞金賞受賞しました。
※書籍化にともない大幅に改稿される予定です。
※アルファポリス様、他サイトにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-13 21:00:00
133164文字
会話率:50%