二〇二一年五月、東京都渋谷区は未曾有の動乱に巻き込まれていく。左眼を眼帯で覆った芹沢美沙はとある建築中のビルでの映像を手に入れて、全盲であり執務室と呼ばれる謎の機関によって脳の拡張手術を受けた斎藤誠と中身を確認する。それは魔術回路と呼ばれる
遺伝子疾患を持った人間たちがより集まり生贄に捧げられることで発動する特殊な術式の執行を映し出している映像だった。一方、住宅街の一角で人知れずフランス料理を営む青髭という男が久しぶりの開店準備に追われながら、彼のもう一つの顔である路上生活者としての矜持を胸に刻み込みながら、彼がフルコースの中にわずか21グラムだけ使用する為に必要な人間に目星をつけ始めていた。その日に訪れる客の数は全部で五組のカップルで青髭は誰がどうやってどのようにどんな人間を食すのかに思考を巡らせながら、選ぶべき食材を吟味して提供する。ゼツと呼ばれる男はフルコースを堪能する一人であったけれど、彼はまた渋谷の街に若者たちの渇きを潤すためにマンドラゴラから生成された特殊な薬剤を売り捌きに訪れているけれど、メディア装置の恒常的安定を目論み、ハイパーインテレクチュアルメディアTV=SFの台頭によって破綻し始めたマスメディア機能を管理された社会の枠組みの中へと引き戻そうとする横尾澪率いるy’sカンパニーの賞金首として付け狙われていた。渋谷の街に近づいてきた破滅と破壊の序曲が新興宗教団体『S.A.I.』の介入によって加速して、九条院大河を筆頭としたe2-e4がさらに混乱と混迷のスパイスを付け加える。逃れることのできない人間の欲望と業が若者たちの街、渋谷全域を包み込んで封印されていた術式の在処をめぐって『執務室』諜報部所属第一級犯罪者更生隔離部隊『八岐大蛇』の出動によって今大きく動きはじめる。渋谷を中心とした超弩級SF群像劇は遥か宇宙の彼方で悠久の旅を続けている惑星船団『ガイア』の守り神、白い閃光『アトレーユ』と遠宇宙絶対防衛艦隊『エンデ』の百年ぶりの帰還によって幕を開ける。TV=SFに戦略兵器の供給を続け、戦争装置の必要性を訴え続ける平和主義者の理念を受け継ぐlunaheim.coの佐々木和人と白河稔は師元乖次と供に正義の本当の形を問い続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 19:22:53
327793文字
会話率:34%
終わった世界は、腐敗した心の世界だった─。
三つの禁忌(姉の身体に溺れ、少女を犯し、愛する女を殺す)を犯し、罪で結びつく〈盲目の少女〉との約束を果たすため、自らの地獄へ堕ちる。
その世界は、猫の面を被った人間たちが、鼠と呼ばれる弱い人間
を食い物にし、弱い鼠はまた弱い鼠を食い物にする、腐敗し化膿し爛れた世界だった。
セックスと暴力、本能のみが支配する弱肉強食の世界。
堕ちた主人公は、正義なのか、悪なのか、狂人なのか…。
天使、悪魔、人間が蠢くカオスのなかで、世界を再び、取り戻せるのか…? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 20:00:00
3258文字
会話率:6%
去る者追わず主義の間宮皐月がひとりの女の子と出会って初めて本当の恋をする話。
だけどその子にはトラウマがあったり
面倒くさい義兄がいたりでもう大変!
皐月の初恋はどうなっちゃうの?!
*ヒーローがヒロインに激甘です。
できるだけ
いちゃいちゃラブラブを目指したいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 09:42:44
2598文字
会話率:40%
……どうしてこんなところに住んでいる?」
その声は優しく耳に届いた。
私のまぶたは酷い傷跡がある。
目は光の強さ程度しか感知できない。
共に生きよう、そう言ってくれたけど私は変わるのが怖くて手を握り返せなかった。
訳あって超微エロです。
この話は黃宮あすか先生から私をイメージして作ってもらったタイトルてして、妄想が止まらなくなり書かないと言ったくせに「ここで書かなきゃ女が廃る!」と書きなぐりました。
よって時間にすると5時間かかってないてす。
そんな高速仕上げとなってますので、設定はフワフワです。
これで復活とはなりませんが、どうぞGWのちょっとした息抜きになれば良いなと思ってます。
あすか先生ありがとうございました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 01:00:16
7228文字
会話率:24%
ずば抜けて容姿端麗な男、スタンレイはその美貌を武器に数多の人間を虜にして利用し生きてきた。そんなある日近衛兵の仕事で見廻りの最中、一人の男性とぶつかってしまう。彼はあろう事かスタンレイに見向きもせず去って行った。調べてみるとどうやらあの男性
、ノアと言う男は先の戦争で視力を殆ど失っているらしい。スタンレイは自分の美貌が分からない相手に興味を持ち、近付くのだが──。
*エブリスタ、pixiv同時公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 15:33:13
30458文字
会話率:51%
滅んだ国の王族を父に、地図にはない国の奴隷の母から生まれた奴隷剣闘士ガラドは、享楽の月の宴に捧げる奴隷を買った。盲目の美しい青年を。見せしめのために殺されないガラドと、悪虐に興じる貴族の掌で無力に転がされるかのように見えた奴隷は特別な力を持
っていて…。
心を殺して生きてきた奴隷と、生きることに貧欲な訳あり男のお話。
注)文中に目が不自由な方への性描写や暴力表現がありますがそれを推奨するものではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 21:41:16
9150文字
会話率:9%
新米冒険者のテルミットは、山で迷ってしまい、たどり着いた先のロリババア吸血鬼の元で居候をすることになった。惹かれあう二人に何も起こらないはずがなく、次第にイチャラブし始める。
1-1~1-5はちょい重め、それ以降はイチャイチャしながらまっ
たり話を進めていこうと思います。
この話は、主人公とヒロインが本当にただただイチャコラするだけの話です。ストーリーもありますが、イチャイチャするための付属品くらいに思ってください。
全年齢版も連載しています。Hはかなり後半を予定しており、ソフトなHシーンは☆を、ガッツリHシーンは★がついています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 12:57:02
147841文字
会話率:36%
生まれた時からの婚約者。俺は、そいつと結婚するんだってずっと思ってた。だけど…。
オメガバースです。
残酷な描写は保険です。ぬるいです。
この作品はpixivにも掲載しています。
最終更新:2021-01-31 23:53:57
2367文字
会話率:52%
【期間限定公開のため、ブックマークは外してください】
空手家(ヘテロ・天然・実直温厚攻め)
×
書道家(ゲイ・ツンデレ・狡猾誘い受け)
「おまえ、阿豆那比之罪って知ってるか」
「聞いたことないけど。古典っぽいな」
「日本書紀だよ」
「どう
いう意味」
16歳で出会ったふたりの、60年以上におよぶ情愛と盲目と葛藤の日々。
基本シリアス、稀にほのぼの。濡れ場や隠語の古めかしさは仕様です。
激痛と激甘の振り幅大きめですが、最終的には【着衣状態で普通の会話してるのに、全裸で営んでるふうにしか見えない】レベルにまで、ふたりにエロスを染み込ませたい。
話の並びが年齢順でないのには意味があります。前半で散りばめた事柄が読み進めていくうちに回収されていき、最終話の仕掛けに繋がります。時系列にそって読んでも問題ない作りですが、投稿順に追ってくださったほうが、より深く内容を味わえます。
アルファポリスとpixivに外部URLを設置していますが
本文掲載および連載はムーンライトノベルズ限定です。
★★注意とお願い★★
1部分が長いです。漢字・ルビ多用のため、気軽に読めるスマホ向けではありません。スマホ用に改善するつもりもありません。
やむなく【ボーイズラブ】というキーワードを使ってますが、BLとして読まれることは作者の本意ではありません。巷でいうBL(ライトノベル調の文体・BLはファンタジーだという世界観)をお望みの方には面白くない内容かと。BL界で当たり前に行われてることが、ほとんどNG扱いになってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 01:00:00
223857文字
会話率:43%
これはフィクション。若い男によくある話。恋は盲目で恐ろしい。仮に昔に戻ったら、やっぱり"私"は同じ選択をしてしまうのだろうか―――?
このお話はアルファポリスにも投稿しています。
最終更新:2021-01-01 03:18:56
3579文字
会話率:25%
【ハピエン完結】
聖女として異世界に喚び出された和泉は、いきなり七人の夫と婚姻を結ばされる。
聖樹に命の実を宿らせるため、毎日毎晩、夫たちといちゃいちゃするだけの簡単なお仕事だと説明された和泉だが、その世界にとっての誤算は、ただ一つ。
和泉
は、据え膳はどうしても食べたい肉食女子だったということだけ。
ビッチ聖女様が、いちゃいちゃだけでは飽き足らず、七人の夫たちを日替わりで「いただきます」「ごちそうさま」していくラブコメな話。
【タグ要確認】
聖女は一妻多夫制、逆ハーレムです。
童貞夫もいれば、非童貞夫もいます。筋肉質な夫、病弱な夫、ノリノリな夫、ツンツンな夫、頭でっかちな夫、女装する夫、無口な夫、皆それぞれワケありです。
割と貞操観念のゆるい世界で、妊娠の仕方が特殊です。
境遇が悲惨なキャラが結構います。地雷があったらすみません。
「初夜」はほぼR18。濡れ場は予告なく始まります。周囲に(背後には特に)お気をつけください。
後半になるに従ってシリアス・ドロドロが加速します。無理やり・未遂描写あります。繊細な方、地雷多めの方はご自衛ください。
ハッピーエンド(逆ハーレムエンド)予定。
因果応報(ざまぁ要素)あり。
アルファポリスでも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-13 18:00:00
284108文字
会話率:55%
失恋から一ヶ月。新しい事実が発覚した。
前作『秘密』の後日談というか、ただのすけべ話
最終更新:2020-12-04 00:00:00
9112文字
会話率:42%
「――あなたが欲しかったのはおれじゃない」
身分社会の最下層、混血の不可触民であるモモセは、奴隷商人に捕まったことをきっかけに貴族階級と思しき男、ウルドに買われることになる。彼はモモセを「ずっと探していた」と言い、躊躇うことなく抱きしめた
。
ウルドは神から見放され、忌み嫌われてきたモモセを屋敷へ連れ帰り、盲目的に溺愛する。
貴い男を穢す罪の意識と、はじめて求められる歓びに押しつぶされるモモセ。
けれど仔どもは覚えている。運命のあの日、男が倒れ伏すモモセを見て、知らぬ誰をかの名前を呟いたことを――。
十年選手の執着男×恋を知れないケモノ少年の、すれ違い主従もの。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-02 01:33:55
119192文字
会話率:36%
見世物小屋で人魚のパールに一目惚れをしたマジシャンのリオ(12歳)が
パールを劣悪な環境から救い出そうとがんばるショタップル身分差恋愛ものです。
ちょっと昔のイギリスが舞台。暗めです。
※以下の要素があります※
肉体改造/後天的奇形/虐待
/ドラッグ/近親相姦(パールの過去話で)/スカ(ガッツリプレイはありませんが描写あり)
—
この作品によって犯罪・虐待・薬物の使用・差別などを称賛・推奨する意図は一切ありません。
同作品を個人サイトにもアップしています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 21:00:00
101480文字
会話率:46%
巨大財閥の跡取りである高校生「菊川笙(きくかわしょう)」。その双子の妹、貧乳美尻丁寧語の「菊川琴(こと)」と巨乳巨尻甘えん坊の「菊川鈴(すず)」。
巨大財閥を実質的に動かしている天才双子妹は、しかし兄を盲愛して兄の精液で孕みたいと固く決意し
ているダブルブラコン妹だった。
ある時妹たち二人と一緒に高級ホテルに宿泊することになった笙は、そこで「近親婚合法化」のニュースを見せられる…。
タイトル通り、兄大好きの双子の妹が、徹底的にお兄ちゃんといちゃらぶ孕みセックスをする話です。
※喘ぎ声にハートマークが頻繁につきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 19:01:05
21594文字
会話率:38%
盲目の少女・八重はある日、神隠しにあう。
天帝に仕えているという十二支の神獣の血を引く一族たち。
そのうちの一つ、”戌”の家系。
その”戌”の次期当主の嫁候補として八重は攫われてしまう。
異類婚姻譚、犬婿編となります。
※
相手は人外ですが、人外要素は薄いかもしれません。
※本編全五話+番外編の予定です。短いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-29 23:43:10
24628文字
会話率:30%
遍く栄華を欲しいままにする若き侯爵ジェラルドと、その寵愛を一身に受ける盲目の弟ノエル。兄の執着と、弟の依存。二人の幸福な日常、そして過ぎ去った過去の話。アルファポリスにも掲載
最終更新:2020-08-05 00:00:00
29845文字
会話率:50%
◆明石凛太郎(あかしりんたろう)
幼馴染みの豪のことが大好き過ぎて彼だけいれば何もいらない。一つ年下の可愛らしい男子高校生。
◆小田島豪(おだじまごう)
仏頂面だけど女子にはモテモテ。来るもの拒まず去るもの追わずな色男。
◆ 箕輪丞(みのわ
すすむ)
寝取り癖のある豪の元クラスメイト。凛太郎を狙うことに決めた。
三者三様にどこか歪んでいるやつらが繰り広げる、△とも言えない関係。
ーーー執着しているのは、誰だ?
※Twitter企画『#執着タグ祭り』への参加作品です。
※予告なしにR18表現が入ります。
※メインカプは豪×凛太郎ですが、丞が寝取りに走ったり、豪の彼女が普通に出てきます。ぬるいですが、NTR/NTRR、女性との絡みなどが苦手な方はご注意ください。
※短編連載。全3話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 07:00:00
22918文字
会話率:58%
長編の習作です。途中で別の小説を書き始めるかもしれませんが、宜しくお願いします。
アルファポリス様にも掲載させていただいております。
最終更新:2020-07-13 20:59:31
133402文字
会話率:42%
手負いの龍は、一人の盲目の青年によって救われる。恩返しをするため、不老不死を手放して人間となった龍は、青年を探して旅に出る。一方の青年は村々を回り、深紅の着物に身を包み尺八を奏で、その異能によって人々の心身を癒し、病や傷を治していた。二人は
出会い、生活を共にする。互いの過去の繋がりを知り、心を通わせていく二人。龍は徐々に、青年の美しさに身も心も奪われていく。しかし、青年にはある秘密があった――。和風世界を舞台にした、神様あり異能ありの魂ラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 22:00:00
40697文字
会話率:58%