「――だから、まさか私すらも、調教師にこんな感情を抱くことになるだなんて。息苦しいほどのこの胸の締め付けは、前の屋敷での過酷だった四年間ですら、一度も味わったことなかったのに。」(第五章・接近 より)
四年前、両親を失った彼女は弟を育
てるため、ある男が住む屋敷のメイドとなった。彼女はそこでの主人の恐怖政治的なメイドの扱いや、主人専用性奴隷の世話係をさせられ続けたことで、精神的に不安定な状態に陥る。
そんなある日、主人から唐突に解雇を言い渡されて「調教師・久東共治(くとうきょうち)」の助手となったことで、彼女の人生は歪な形で好転する。
はじめこそ調教師である久東を敵視していた彼女だったが、「絶頂とは祝福である」というポリシーを持つ彼の、女性の精神に寄り添った調教によって徐々に心を開く。
そして、彼から「彩香(あやか)」という名を授かった彼女は、様々な依頼者との出会いや、女性の心を解放させることに真摯に向き合う彼の姿を傍らで感じながら、遅れてやってきた異常な青春を享受するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 21:11:37
56338文字
会話率:43%
葉桜 詩音(はざくら しおん)、24歳。
自他ともに認める、ドル売り声優だ。
俺は、そんな彼女のヘタクソな演技の中に、たった一つの光明を見た。
そして、その演技に、心惹かれた。
「 『――私は、夢を諦めない!』 」
これは、ドル売
り声優を嫌うプロデューサーと、演技派声優になりたいドル売り声優の、努力と、旧い価値観への拘りと――そして、純粋な愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-20 23:00:00
13274文字
会話率:40%
邪悪な魔女に魔法をかけられ、アデライン(通称アデル)は醜い男の姿に変えられてしまう。
住む場所も追い出された彼女は森を抜けて王都へ降り、生きるために騎士となった。
そして、ケルピーのセルヴィスが率いる騎士団へ迎え入れられる。
やがてアデルは
優しいセルヴィスに恋心を抱き始めるが、こんな体では叶うはずもない。
しかし、転機は突然に訪れる。
アデルが騎士となって三年後。邪悪な魔女が倒れると、アデルにかかっていた魔法が解けた。
アデルは新しい自分としてセルヴィスの前に現れ、彼と結ばれるため翻弄する。
生真面目で情に厚く仲間を大切にし、主君には忠義を尽くす———
絵に描いたような高潔な騎士道精神を持ち合わせているセルヴィスは、女性に言い寄られる事を苦手としている。
しかし、アデルに惚れるまでは秒だった。案外ちょろい。誰かを愛すると、その人が全てになる男。
彼女を愛してしまった事で、持ち前の真摯さは変な方向へと向かっていき…
童話チックな恋愛ファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-26 21:14:41
101176文字
会話率:38%
ふたなりと女しかいないとある世界の話
幼い姫レナ(女)が治めるライラック帝国の厨房にはとても優れた料理人がいた。
それは若くして厨房を統括するコック長を勤めるボルドー(ふたなり)。
料理に真摯に取り組み、日々姫や大臣のために美しく、美
味しい料理を作り続けていた。
料理に精を出す反面、とてもドライで感情を表に出すことなど滅多になく、無愛想で他の人を寄せ付けないようなオーラがあった。
そして、例え相手が姫であってもズバズバとはっきりと言ってしまう性格であった。
そんな調子だったので当然わがままなレナ姫からは嫌われていた。
ある日、レナ姫からスパイだと疑われ、姫直々に尋問を受けることになってしまい…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-14 23:42:48
14503文字
会話率:44%
夜空響と美空奏の二人は、何一つ特別でないただの人間だった。にも拘らず、二人は唐突に見知らぬ、暗い石造りの城にいた。二人の眼前には見たこともないような質感の翼を背に広げた人間に見える女性の姿。彼女は悲痛な表情で真摯に願いを告げる。『魔物を産ん
で下さい』と…
注)本作では、人ごと、魔物ごとに内容が異なりますので、各前書き段階で苦手なものがある場合ご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-23 22:30:13
150151文字
会話率:40%
七歳の愛翔と二人で暮らすオメガの之彦。発情抑制剤の副作用に悩みながらもシングルマザーとして子育てに仕事にとひたむきに生きる。ある夜、行きつけのカフェで知り合った瀬久良に体調不良のところを助けられた。かつて既婚者であることを告げられずに愛翔を
妊娠させられたことで、アルファに不信感を持っている之彦だが、瀬久良の真摯な優しさに惹かれてゆく。
医師α×シングルマザーΩ
切ない/30代×30代/子連れ/男前攻め/健気受け/未婚の母/大人の恋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-06 08:48:26
22466文字
会話率:31%
魔王を討伐した勇者ガゼルは王宮にて王が与えるといった報酬に対して第二王女であるルミエーラに告白する機会を欲しいと願う。王は勇者の人格や功績を鑑みてその機会を作ることを約束した。
そしてその日の夜、約束通り告白の機会をもらったガゼルは真摯
に告白を試みるが呆気なく断られてしまう。衝撃の理由からガゼルを拒んだルミエーラは姉の方が相応しいと言ってしまう。だが、そのことによってガゼルの表の顔が剥がれ、本来の顔を見せることとなる。
勇者が魔族と人間の共存のためにあらゆるものを利用して女を堕としていく作品です。□のついてるところがシーンありの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-12 15:26:58
20572文字
会話率:41%
椿由人(つばきよしと)は昔、歌手のAmeに救われた。その笑顔に。歌へ向かう真摯な姿勢に。
現在芸能事務所で働く椿は、ひょんなことからAmeとそっくりな顔を持つ、志岐天音(しきあまね)のマネージャーになってしまった。
反発しながらも惹かれ合っ
ていく二人だったが──……
※以前投稿していたものと、内容はまったく同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-06 22:33:41
186343文字
会話率:51%
★R18~R21 小編~中編読み切り連載★
あるバンド少年達の5年に渡る恋の物語。
世の中そうそう同性愛者なんて身近にいるものじゃありませんが――なにしろ隠してるから――、ゲイの少年が見つけたメンバーなので、ずるずると2組のカップルができあ
がっていきます。
ひと組はゼロから。
ノンケが兄気質のせいで深みにはまっていきます。
ひと組は遊びから。
メール調教からリアル主従へ。
彼らは性愛にとらわれない愛情もゆっくりと育んでいくので、どこからでも読める1話完結型ですが、順番に読んでいただくと成長の過程を楽しんでいただけるかと思います。
ちょろっと兄弟編もあり。
自傷癖、SM主従、テーマは真摯に追及しています。
2019/10/25 2020年に閉鎖した自サバ運営サイトより転載開始
2019/12/09 全48話up完了折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-09 21:00:00
323237文字
会話率:43%
--どうしてこうなったのか僕にはわからない。父さんが「だれよりも男らしく」と名付けた名前に恥じないように努力してきたつもりだった。
運動も、勉強も、習い事だって、頑張ってきた。でも、それは”前世で悪人だった”僕への許しにはなりはしないのだ
。だって、現に目の前にいるお姉さんはとても怒っているのだから。
だから僕は今日も、真摯に、謝り続ける。”お姉さんの望みがどんなことでも”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-21 22:18:11
5691文字
会話率:22%
溺愛している弟の結婚以来、日々の活力を失っているガーネット・ヴァーンフェールこと、俺。
魔導具製作という仕事をサボって、夜の街を彷徨う生活を続けていた。これでも俺は、弟に「妖艶魔王」というあだ名をつけられるほど色気だけはあるので、夜の相手に
は事欠かない。
そんなある夜、俺は夜の街で装飾品の細工師をしている男と出会う。
俺とは違って、自分の作品に真摯に向き合うその男に、俺は興味を惹かれるのだが……。
◎
「僕が結婚した理由」という話に出てきた主人公の二番目の兄の話です。前作を読んでなくても大丈夫だとは思いますが、ついでに読んでくださると大層喜びます。前作に引き続き、この話も特にひねりはありません。すみませんm(_ _)m
R18のシーンは予告をいたしません。攻め以外とのシーンの描写も含みます。
本編は完結しており、予約投稿済みです。本編終了後、小話を少し上げられたらいいなと思っております。
2020/7/23 リブレ様より電子書籍として配信していただきました!ありがとうございます!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 01:03:14
108800文字
会話率:24%
幸薄い京子が、自己の変態性を自覚し羞恥に目覚めていき、露出の究極としての剃髪にたどり着きます。
京子は貧困ゆえにフェチビデオに出演することを余儀なくされます。
ビデオの中で大事にしてきた髪の毛を剃ることを決めたとき、彼女の中で何かが動き
出します。
ビデオ制作会社のバックナンバーその中には、女の人生における決断の瞬間が詰まっています。
でも何かの事情で世に出せないお蔵入りのビデオの中にこそ、女の悲しくも真摯な本当の生の姿が映っていたのです。
それををきっかけに彼女が奥深いフェチの世界に耽溺していく姿を描きます。
マゾ女が露出、羞恥の究極としての剃髪行為に目覚めていく過程の心理描写が中心となります。
執拗でしつこい描写は筆者の特徴なのでご容赦のほど。
筆者が描きたいシチュエーションが単純なので、マンネリもまたご容赦をお願いします。
結局のところ、剃った、恥ずかしかった、悲しいけど楽しい、ということをどう伸ばすかということなのですから。
前作の反省点を踏まえ設定を単純にして時間的な流れも単純にしたいと思います。
主人公は、狂言回し役なのでなかなかそのもののシーンには到達しません。
ただしフェチビデオプロダクションが舞台になるので、様々なタイプの女性を登場させたいと思います。
舞踏会の手帳方式 グランドホテル形式で進める予定です。
現実にヒントを得ていますが、全ては筆者の妄想であって、実在する また過去に実在した組織 個人となんの関係もないことをお断りしておきます。
胸糞展開は無いと思いますが基準は様々ですから、、、
なおpixivにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-22 17:34:51
62869文字
会話率:3%
普通のサラリーマンが妻の了承のもと、美女や美少女達と身体の関係を持ち、その女達を笑顔にしていく物語です。
・妻の「○○」はたくさん用意する予定です。ひとつではありません。
・自然とハーレム状態になります。
・基本はハッピーエンドです。
・
日付は適当です。曜日も適当です。時間があったら修正させてください。
小説を書くのは初めてです。18歳以上対応は描写が難しい。エッチシーンも難しい。本職の方を尊敬します。
ご意見等に関しては真摯に受け止めますが、返答はあまり期待しないで下さい。生活もあるので。リアル(仕事)を優先させてください。
できるかぎり、更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-08 00:00:00
184121文字
会話率:39%
「好きです――俺と結婚してください」
人族の虐殺から逃れ、獣国に嫁いだ姉の下で女騎士を務める撫子(なでしこ)。
数年前から、上司であるセバスキーに求婚された。
最初は断るものの、セバスキーの真摯な姿に心揺さぶられ、一年後も変わらず求婚してく
れたら――と条件を渡した。
「一年後も、それから先も、俺はずっと撫子に愛を囁くからね」
そうセバスキーは言い、あともう数日でその一年が経過しようとするが―
彼の奥に潜む狂った愛に気づかず、少しずつ世界と切り離され、共に溺れてゆく―
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-09 20:57:19
43234文字
会話率:36%
これは誰にも言えない秘密。そして秘密を有した瞬間、この身体に自由はない……。
女騎士・イリヤは母国ヴェノガルドの王族に忠誠を誓っていた。敬愛し、姫の護衛という任務も真摯にこなしていた。
しかし同じ騎士のアシュレイ、そして王子・ハインツととあ
る秘密を有してしまってから、彼女の日常は大きく変わってしまう。
何故自分が求められるのか。何が自分たちを狂わせているのか。甘美な悦楽が、今日も関係を歪にしていく。
これはとある王宮内で起こる、一人の女騎士と彼女を奪い合う男たちのお話。
(※性描写のあるものには★マークを付けてあります。物語後半には複数プレイありますので、苦手な方はご注意ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-16 17:06:29
23821文字
会話率:46%
30歳過ぎてから良いことナシの琴子。仕事は徹夜。彼氏に捨てられ。見合いも破談。実家は暗いムード。極めつけは、どん底の帰り道『走り屋』に泥を跳ねられ新品のコートを汚されたり! でもその男は元ヤンみたいな怖い男なのに真摯に詫びてくれ、翌日には誠
実な行動を素早くみせてくれた…。直感的でなにごともロケット的な彼との出会い。そんな素早い彼との恋に、堅実なだけだった琴子も徐々に野性的……になっていく。★堅実に生きてきただけのアラサーOL×元ヤン走り屋で動物的な兄貴(実は経営者)生き方正反対の二人が牡と牝を嗅ぎ取った時に生まれるワイルドラブ♪ 【連載構成:本編24話 続編13話 番外編5部全16話 完結編3話】 ※本家サイト『茉莉花ドラッグ』で連載していたものを掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-28 00:00:00
587553文字
会話率:40%
駒野明はとあるお嬢様学校に赴任した男性教師である。先輩教師である最上彩香や霧島亜美、音羽優子に囲まれて、学園にたった一人の男性として気苦労の多い日々を送っていた。
だが、ある日、彼が学園に招聘された真の理由を聞かされる。
世間知らずの
お嬢様たちに異性とセックスを教えることこそが明の本当の仕事だったのだ。
真面目であるがゆえに戸惑う明だが、女教師たちの真摯な要請に応え、学園で本物の性について教えることを決意する。
果たしてそれは苦難の道となるのか、それとも爛れた快楽の道となるのか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-15 21:53:15
142264文字
会話率:49%
学生時代から付き合っていた女刑事の恋人は、あの日に突然、殉職という名誉と引き換えに尊い命を散らした。
せめて最後の夜、会いに来た彼に、もっと真摯に向き合えばよかった。激しい後悔と底知れぬ寂しさに、折れそうな心。
そんなある日、彼が形だけと言
っていたお見合いで出会った女性とその後も関係を続け、婿入りも視野に入れていたことを偶然に知る。
一方、思わぬ所から想いを寄せ、癒し支えようと差し伸べられる大きな手の温もり。その手を掴む勇気をくれたものは、意外な人物だった。
愛の悦び、生きる喜びを、感じて生きたい人へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-31 20:00:00
42805文字
会話率:44%
両親を亡くした霞は、伊賀の里・筆頭分家の夜幻の家へと引き取られた。
義兄妹となりべったり二人、仲睦まじく過ごす少女時代。
だが、霞の受け継ぐ忍びの血統が『毒を含んで誘淫の気を発する』体質の血筋であったため、里としては、体が育った時分よりそれ
を道具として使おうとする。
そうして……『毒』と『閨』の本格的な修行が始まった。
次々と『閨修練』に訪れる男衆。
それを心底厭い、只管兄だけを求め・兄が良いと慕う霞。
そして、義理妹に真摯に慕われ、自身も長年共に過ごした妹に対する執着を自覚する夜幻。
(そしてついでに、伊賀の若長も霞に好意を抱いています!夜幻は立場が若長の右腕だから、妹との関係は若長には言えません。というか一応『妹』なんで、外聞的に里に秘密です)
~ 「めくるめく愛憎劇」と、「秘密裏の忍ぶ愛」を愛婀娜めいた感じで進行するつもりでおりますので、応援よろしくおねがいします。 ~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-23 20:14:55
149514文字
会話率:37%
江戸中期より続く由緒ある華道・紫月流の次代家元候補として日々修行を積んでいる紫月絢は、自分の生け花に決定的な“何か”が足りないことに気づいていた。ひとつ違いの弟、幹と常に比べられ、劣等感を抱える日々。そんな折、絢は道端で売れ残りの花を配っ
ていた花屋の店主、日向柊二と出会う。
髭もじゃで一見花屋には見えない柊二の飾らない人柄と、花に対する真摯な姿勢に惹かれた絢は、柊二の花屋に通うようになるが…。
年上包容攻め×健気青年。年の差。
※同じ話を運営サイトでも同時進行で公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-07 20:12:05
199755文字
会話率:49%