十六歳を男女我(オメガ)の春と云うべきです。
十二より十四までが花のつぼみ、十五より十八が盛りの花、十九より二十二までを散る花と定めるべきでしょう
「Ωの美しさは期間限定だ」αの父はそう言い捨てて、優人とΩの母を置いて他の女の所へ出てい
った。
優人がまだ六歳の頃の話だ。
Ωのヒートは思春期が始まる十二歳から十六歳のピークを経て徐々に減少し、二十二歳で消失する。ヒートがあるうちは体つきも華奢で、普通の女よりも女らしく美しいΩ。だがヒートが消失した途端、妊娠が不可能になるだけでなくΩの身体は徐々に元来の男のようにたくましくなっていく。そこで大抵のαたちはまるで夢から覚めたように、皆番のΩを捨てて若いΩや女に走るのだ。
そんなものに振り回されてたまるものか――そう思いながら生きてきたΩ俳優の柿沢優人は、今年で二十二歳を迎えようとしていた。
十年間ずっと煩わしかったヒートがもう少しで無くなる。おまけに仕事も絶好調。Ωなのにこの歳まで番を持たない優人の生き方は、今やΩの新しい生き方のロールモデルなんて言われて世間にちやほやされまくっている。
そんなおり、収録終わりに遊びに行った先で女と揉めていた男娼を助けた優人。男娼の名はテオといい、テオは美しい男だったが、その幼稚な話し方や思考で親に虐待されて育った男だとわかる。
テオに自身の境遇を重ね同情した優人は、その晩テオに懇願され渋々自分の家に泊めることを承諾。しかし自分を買ってくれたと勘違いしたテオは、家に着いたとたん優人にのしかかってくる。
すると優人は半年ぶりのヒートに襲われて――
「まてまて、おまえαだったの!?」
「あるふぁ?なぁにそれ知らない。それよりなんだかすごく、いい匂いがするね――」
ヘタレ美形年下ワンコ(男娼→モデル)×α嫌いの元ヤンΩ俳優
※現代ものです
※男性妊娠描写あり
♢初投稿です。どうぞよろしくお願いします!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 21:13:05
30132文字
会話率:30%
死にたくないと、思ってしまった。その記憶こそが火野 祥也(ヒノ ショウヤ)にとっての、一生消せない暗澹たる罪の象徴だ。どれだけ月日が経とうとも、繰り返し見る悪夢は未だ鮮明である。ある日の事。祥也は不良に危ない路地裏に連れ込まれそうになってい
た中学生、満(ミツル)をツレ達と一緒に助ける。ついでに満が虐められているのを解決したらすっかり懐かれ、何だかんだ友達となった。しかし、祥也が満と友達になる事を、満の叔父で大学生でもある天城 清吾(アマギ セイゴ)は快く思わずその付き合いに待ったをかける。然もありなん、だって祥也はピアスバチバチ、タトゥーゴリゴリの明らかに怪しい見た目をしているのだ。見るからに悪人の祥也と、彼を毛嫌いする正義漢の清吾。生き方も考え方も正反対で水と油な2人だったが、満越しに少しづつ歩み寄っていく内に心を通わせていく。
正義感溢れる真っ直ぐな大学生×見た目ヤバめな訳ありお兄さん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 20:00:00
200114文字
会話率:70%
黒沼 仙蓼(くろぬま せんりょう)はプロのヒモである。曜日替わりで複数の飼い主の元を行き来し、飼い主の女性達に可愛がられ特に悩みもなくノンビリのほほん生きてきた。そんな仙蓼の前に、ある日突然神を自称する男が現れる。お触り厳禁なヤバい人かと思
いきや男は本物の神様で、遥か昔自分の元に生贄に来るという約束を破った仙蓼の祖先に怒り、代々仙蓼の家系を祟っているのだという。神様曰く祟りを締め括る為仙蓼の代で家系を断絶させたいのだが、どうも仙蓼が女泣かせの生き方をしているが故にその計画が難航しているらしい。なんとか計画を遂行しようと努力する神様を、いまいち事の深刻さを理解していない仙蓼が滅茶苦茶に振り回す。
執念深く同時に嫉妬深い蛇神×お気楽能天気なポジティブ人たらし
注意
性行為等際どい描写はありませんが、序盤で受けが女性と関係を持っています。苦手な方はご注意ください。
男性妊娠可能な世界観ですが、本編中では特に妊娠出産しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 20:00:00
212151文字
会話率:60%
平凡な高校生活を送るはずだった優美。
突然不思議な能力に目覚め、地球征服を目論む闇の勢力と闘うことに協力することになる。
ファンタジーでありながら、それぞれの登場人物の生き方や成長、心の葛藤を描いたストーリー。
最終更新:2024-05-14 12:30:30
126891文字
会話率:56%
TSし、生き方が分からなくなってしまった女の子をスカウトして、アイドルとして活躍させるプロジェクト。わたしたちはそれに参加して、地道に活動を続けていた。その努力がついに実り、初の県外でのライブをやり遂げた。その夜、わたしは以前からデキている
リーダーと、ホテルの部屋で溢れる性欲を発散するため、濃厚な百合エッチに励むのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-08 22:10:00
6585文字
会話率:79%
突然TSして、身体が女になってしまってから一年経った。姉さんに相談して、女としての生き方は何とか身につけたものの、心の性別をどちらと考えて生きるか、いまだに悩んでいた。自分なりに答えを出すために、何とか通ってきた大学をやめ、一度すべてをリセ
ットして旅に出ることにした。目的のない旅の中で行き着いた温泉旅館、そこで見覚えのある人を見かける。それは高校に上がって以来ずっと疎遠だった親友だった。偶然の再会を果たし、懐かしむ間にふと、僕は彼を誘うようなことをしてしまう。それがきっかけで、僕は身体を許し、心の性別をはっきりと決めてしまうことになるのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 22:04:56
12280文字
会話率:70%
これまで打ち込んできたことに一区切りつけ、高校入学を機に別の生き方を始めてみようとした矢先。誰ともしゃべらないクラスメイトの正体を掴んでしまい……。「好き」にまっすぐな大きい子と向けられる「好き」を信じられない内気な子のお話です。
最終更新:2024-05-06 20:00:00
73187文字
会話率:31%
【あらすじ】エッケハルディン王国の第四王子マヌエルは、少年の頃から実の妹に不毛な恋をしていた。しかし、とあるきっかけで、マヌエルは妹への想いを断ち切ることを決意し、新たな生き方を模索するために隣国に留学する。そこには、彼が幼いころに実の弟の
ように可愛がっていた青年ルクレツィオがいた。
わんこ系(?)騎士×傷心王子
【コメント】前作(→https://novel18.syosetu.com/n8923hz/)の登場人物・第四王子マヌエルのその後の話になります。
貧乏くじを引いたマヌエルを幸せにしておこうと書き始めました。
前作を読んでいなくても大丈夫です。
Pixivで連載済みのもの(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17864223)に手を加えながら掲載しています。
1~2日に1回の頻度で更新予定です。
【コメント2】前作では閲覧、評価、いいね、感想等ありがとうございました。多くの反応をいただけて心より嬉しく思っています。
前作からかなり時間が経ってしまいましたし、思ったより長くなってしまったのですが、少しでもお付き合いいただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-09 00:00:00
347293文字
会話率:43%
伯爵令嬢リリーナ・アンドリュー。彼女は公爵子息の婚約者の浮気に辟易していたが、婚約解消に至れない日々を過ごしていた。そんな彼女は、不敬と証拠の無い殺人未遂の罪で王国一の過酷な修道院行きにされてしまう。納得がいかない彼女の、その後の運命は‥?
いつの間にか、三回目の人生をやり直している彼女が自身の新たな生き方をする話。
基本ヒロイン視点の話ですが、サブタイトルのDはダニエル、Sはセレン、Eはエナ、Rはルヴァン、Nはナルティの視点の話です。
Rシーンの入るサブタイトルには※を入れます。ヒロインの※は、中盤以降になる予定です。
加筆修正しました。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 21:00:00
106930文字
会話率:39%
なろうで掲載していましたが運営様に叱られたのでこちらに来ました。あと一回やりすぎたらBANです。
――精力を魔力に変換できる世界。
そんな世界に転生した主人公のユノ。
彼は人当たりが良く、優しく、折り目正しく礼儀正しく、誠実で真面目であ
った。
人によって大きく態度を変えず、平等主義で博愛主義。争いごとは極力避け、暴力を忌み嫌う。
誰にでも好かれる性格ではなかった。美男美女の多い世界において美とも醜ともつかぬ微妙で平凡な容姿。
だから、誰もが彼を愛したわけではない。彼の生き方を偽善だと笑う者もいた。だが、彼を一度でも愛した者たちは凄まじく、異常なほどの執着を見せた。
彼の香り立つ魔力に誘われた女性は心を奪われ、体を奪おうとする。
いざ――というときの勇ましさと圧倒的な強さに男たちは痺れ憧れ、心酔した。
立ちはだかる悪を挫き、救いを求める者にはいかなる場合も迷わず手を差し伸べる聖人君子…………かのように周囲の目には映ったが、その実、彼にそんなつもりなど微塵もない。
彼は四百年間童貞を守り抜いた童貞の中の童帝であった。泳がなければ窒息してしまうマグロの様に、常にいやらしい事を考えていなければ落ち着かず。まじめに話している振りをして心の中では悪態をつき、いやらしい妄想をしているような男。誠実でもなければ真面目でもない。人当たりがいいのも波風立てるのが苦手で嫌われたくないから八方美人になっているだけ。
大いなる魔力に翻弄され。勘違いをした仲間たちに担ぎ上げられ。世界を包む闇に立ち向かい、胸を包む薄布に勃ち向かう――
☆
※ノクスノベルス様より書籍化され一巻、二巻発売中です。
書籍版とWEB版ではお話しや展開が丸っと異なりますので二度美味しいです。やったね折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 09:06:14
1449847文字
会話率:37%
前世で魔術師になったり邪神になったりと色々あった結果、転生の術を使って死んでしまったクレアキ。
そんな彼は無事転生し、元の世界によく似ているものの、色々なところが違っている新たな世界で生を受けた。
今回生まれ落ちた世界は科学が発達している
ものの、怪異、幽霊、妖怪、伝説が世間一般で認知されており、幻想が共存している世の中。
そんな環境ですくすくと成長し、優しい家族と友人たちに囲まれ、真人間ぽくなってきたクレアキだが、やはり致命的な部分でズレている。
狂っているくせに常識まで手に入れてしまったクレアキは中学生となり、前世から引き継いだ音楽と魔術を武器に、良かれと思って、誰も頼んでいないのに、彼なりの『愛』を振りまき始めた。
クレアキの決めた新しい生き方はシンプルだ。
楽しく、愉快に、優しく、愛を持って、人々を狂わせる。
※「性の快楽、魔の音楽」を知らなくても問題ないような話にするつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 00:00:00
356236文字
会話率:35%
とある事件を機にホスト稼業から足を洗った織田童夢は、それまでの生き方を反省して慈善事業に勤しむこととなった。
だが現実は甘くなく、副業をしないと食っていけなくなった。不本意ながらも派遣でコールセンターへ勤務しはじめた童夢は、同僚の美女た
ちと出会って浮かれていた。
そんな折、中年男性の同僚たちが行方不明になりはじめる。そのうちの一人が無残な他殺体で発見される。
犯人は一体どこに。そして、この裏に潜む本当の目的とは……?
月狂四郎が送るヤンデレミステリー。君はこの「ゲーム」に隠された意図を見破れるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-20 23:54:07
120123文字
会話率:27%
美容師の飛鳥はアラフォーにして十年付き合った彼氏と破局した。自分の生き方に漠然とした不安がある中、オーナーであり長年の友人である悟に誘われ、彼の自宅で酒を飲み交わしながら元彼の愚痴を言う。
酒の勢いでセックスレスだったことまで打ち明けた飛鳥
に、悟は「慰めて」と言い、二人は夜を過ごすことになる。
※「私の眼を愛する男」のスピンオフ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 20:58:28
27601文字
会話率:52%
魔物と隣り合わせの生活に、人々は剣技や魔術を武器に立ち向かう世界。
魔女を名乗り戦う魔術師の少女、メリッサは、一夜にして国を追われる大罪人となってしまう。
人間の持つ魔力を狙う魔物だらけの森の中を、少女は生きて抜け出すことが出来るのか。
隔週月曜日に更新予定です。
(×)マークの付いている回のみHシーンがありません。
汚されながらも進む魔女の旅路に、どうぞお付き合いください。
主人公:メリッサ・ルース
ユミナ国辺境の地、ヒゼロの村に生まれ、孤児院で育った17歳の自称「魔女」。
師に魔術の才能を見初められ修行の旅に出ていたが、彼女の病死に伴い故郷へ戻ってきた。
魔術のコントロールと連続使用に他者の追随を許さぬ才能を発揮するが、実戦経験が少なくトラブルに弱い。
魔女としての生き方を学ぶ過程で一度だけ師と肉体関係を持っており、生娘ではない。
絶頂させられた相手に魔力を譲渡してしまうという魔術師の体質のために色恋沙汰からは距離を置いており、健康な肉体に秘めた情欲は自らを慰めることで発散している。
自分を育ててくれた孤児院や村に報いるために戦ってきたが魔女の名を汚されたことだけは許せず、領主の意に背き追放先からの帰還を決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 06:00:00
44191文字
会話率:36%
モニカは生まれ持った魔法使いの才能を活かすべく、周囲の制止を振り切って故郷を飛び出し、遠く離れた迷宮都市で4級冒険者となった。
しかし現実は甘くなかった。男尊女卑が蔓延る冒険者という職業、女魔法使いとしての生き方、芽が出ない才能。それに加え
て4級冒険者という底辺の存在に対する扱いは非情だった。
現実を知って心を折られたモニカの退路を奪うように、冒険者になるための契約によって縛られた身では全てを投げ出して逃げ出すことも許されない。
冒険者として成功を収めるか、迷宮都市で何もかも失うかの二択しかない。そんな過酷な日々を過ごすモニカという底辺冒険者の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-01 04:50:05
11625文字
会話率:25%
無敗の吸血鬼は下僕を得ました。
冒険モノ×アクション×BL、かけあわせたようなちょっぴり異色なお話。
百戦錬磨の赤毛の吸血鬼×お人好しな元ハンターのおっさん吸血鬼。
お人好しが祟って女吸血鬼ミライアに下僕にされてしまった元(怪物)ハンター
のジョシュア。ミライアに連れて行かれた先の街で、ジョシュアの血を好む騎士のような美しい赤毛の吸血鬼にばったり出くわしてしまう。経験豊富だと言った赤毛に襲われかけ、ジョシュアは顔面をぶん殴って逃げてしまう。
けれど、赤毛の吸血鬼はミライアが面倒を見ている吸血鬼の一人だった。ミライアの頼みで、赤毛が弱っちいジョシュアに吸血鬼としての生き方戦い方を教える事になり、二人っきりのレッスンが始まる。
そんな中、赤毛がジョシュアに何もしない訳がなくーー?
無敗の女吸血鬼、様々な変態魔族、魔王と呼ばれた男、最強と名高い天才ハンター、かつての仲間達がジョシュアに襲いかかる(物理)。時々戦闘時々エロ。
アクション好きが好き勝手に書くダークファンタジーBLです。死ネタ、残酷描写等々ご注意下さい。独自設定モリモリ、ふわっと設定ご容赦ください。
※週1〜隔週程度の不定期更新。
※唐突な残酷描写、性描写注意(*は目印)
※自サイト、アルファポリス様でも掲載中
※アクセスに評価★、感想、ブクマ、いいね、本当にありがとうございます。やる気の源です!
※BLのお話に変更いたしました。
★おマロでの匿名感想もぜひぜひ
https://marshmallow-qa.com/tatsuuu072?utm_medium=url_text&utm_source=promotion
タイトル :Thanks 透徹様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 00:30:49
573569文字
会話率:40%
グンガハルにとって女のいない生き方など考えられない。だから彼は気に入った女を見つければ手段を選ばず手に入れて犯してきた。乱暴狼藉なんでもござれなそんな男がまっとうに暮らしていける筈もなく、貴族の娘に手を出したことをきっかけにならず者が蔓延
るアカールという街へと逃亡してきたところから物語は始まる。
※他者に暴力を奮うことをまったく躊躇しない男が捕まえた女性を犯して調教していく作品です。命が軽い世の中ということもあって倫理観も壊れています。主人公は自分本位な悪党なので心温まるような恋愛要素はありません。女性がひどい目に遭うのは見てられないとか、フィクションと現実をごっちゃにしてしまう方は読むのをご遠慮下さい。
凌辱・調教系の作品になりますが、作者が寝取られが嫌いなので他人棒は出てきません。ヒロインズは主人公が独占します。また暴力的な言動や行為も出てきますがリョナまではいきません。一人当たりのエロが薄くならないよう、まともなエロシーンのあるキャラは最大で3人の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-18 07:00:00
179755文字
会話率:40%
河野商事に務める古川昭文は、上司である大川大吾より、極度のパワハラを受けていた。自分はこの世界で生きていて意味があるのか?生きている価値があるのか?そんな事を考えていた時に、走ってきた大型トラックに引かれて気を失う。昭文が次に目覚めたのは病
院ではなく、黄泉の国の入口だった。昭文の前に居たのは、白衣を着た3人と喪服を着た3人、そしてガベルを持った女であった。彼女達は「君が今後生きる道を選んだとして、どんな道があるのか。どんな生き方があるのか。我々はほんの一部分だけを君に見せる事ができる」と昭文に告げる。
その言葉を聞き昭文は未来を見るのだが…?
はたして昭文が見た未来は?
そして昭文が選ぶのは生か死か?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 16:51:52
21089文字
会話率:99%
とある青年から始まる、神々の物語。
神と人がまだ近い距離で過ごしていた時代。
人の日常に近しい神もいれば、遠い神と様々だ。
神は信仰がなければ生きていけない、人は神がいなければ生きていけない。
神が人のためにあるのか、人が神のためにあるのか
。
欺瞞、保身、執着が渦巻く神話風ハイファンタジー。
『扇情的な旅行記』の前日譚となってます。シリーズでまとめておりますので気になる方は、ぜひそちらからよろしくお願いします。
***
【キャラ設定と解説】
※ネタバレをしないように書いてはいるのですが、ネタバレが苦手な方はこの先を読まずにぜひ作品をお楽しみください。
アルバニ……黒髪で青目の青年。人の傷や病を癒す力を持っていて、各地を転々としながら『療神』を探している。酷い目に遭っても仕方ないと受け流す性格で受け身でいることが多い。一人称は『私』。全ての『アルバニ』の起源である。どれだけ辛く悲しい生き方でも、唯一の救いは愛を知ったことか。
レバルエン……【豊穣と富の神】の町に住んでいた、ならず者。アルバニと出会ってから自分を見直して真っ当に生きようとするのだが……
アルバニ(?)……とある理由から、青年から少年の姿に戻ってしまったアルバニ。白い肌と黒い髪、中性的な顔立ちと赤い瞳が特徴的である。魔を宿し人を魅了する、魔物に近い存在。
アルバニ(二回目の君)……少年の姿をした暗殺者。人類の敵であり、人も神も騙し誑かす。その狂信的な陶酔ぶりの裏には、人には理解できないほどの孤独がある。
フレヘナロ……邪神に仕える暗殺者。アルバニに殺しの術を叩き込んだ師であるが、師というには暴力的で支配的である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 04:18:40
181976文字
会話率:26%
『夜の闇にはヒトならざる者が住む。
二足で立ち上がり、火を使い、ヒトはいつしか狩られることを忘れた。しかしヒトは生態系の頂点に立ったわけではない。平安時代の書物には『最も恐ろしきは夜の闇。獣の如き牙で噛み付き血を啜る悪鬼あり』とあ
る。源平の世でも鬼を討った武士の話が多く描かれた。一説によると、防人は大陸より新たに渡ってくる鬼を討伐するために置かれたのだという。
彼等から逃れるため、ヒトは火の扱いを覚え、やがては電気を発明して夜の闇を灯りで滅した。科学が発展するにつれてヒトは夜闇への恐怖を忘れ、彼等は御伽噺の怪物に姿を変えた。
しかしそれは誤りである。この日記も世に出ることはなかろうが、もし読む者がいれば信じて欲しい。彼等は確かに存在している。この科学に溢れた現代でも彼等は確かにヒトの血を啜っているのだ。
もう私は長くないだろう。知りすぎた者を追ってくるのは彼等だけではない。それを伝えようとしているならば尚更だ。
発祥地とされる欧州に始まり、世界中に散らばる彼等の呼び名は国々で違うが日本ではこう呼ばれている。
血を吸う悪鬼……吸血鬼と──』
これは古い古い吸血鬼の物語。
ヒトである記憶を持たない始祖であるその男の名はレイ。数千年の長い生涯、人間達の営みによって目まぐるしく変わる世界で吸血鬼の生き方も変わってきた。
しかし彼は生き方を変えない。腹が減れば狩りに出て、女を襲い、犯し、生き血を貪る。
これはそんな一人の吸血鬼の生き様を描いた、信じるも信じないも、恐れるも憧れるも嫌悪するも全て貴方次第の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 20:22:38
67452文字
会話率:42%
父、スサオウノミコト
母、神功皇后の娘 伊織ノ皇女
半神として産まれた私の生き方や進むべき道を描きました。
世界中に現れた大きな扉
その扉から出てきたのは様々な種族
世界はどうなるのか
日本はどうなるのか
私と大きな猪との冒険が始まります
最終更新:2023-11-23 11:09:16
18898文字
会話率:1%
現代日本で平和に暮らしていた筈の女子高生は、ある日突然車に撥ねられて死亡してしまう。
だがそこで彼女の人生は終わらなかった。魂が別の世界へと流入し、オスのドラゴンとして生を受け直したのだった。
最初は色々と動転する事ばかりであったもの
の、徐々にドラゴンとしての生き方に慣れていく。
そんなある日。彼女は魔物から襲撃を受けそうになっている馬車隊を目撃した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-08 22:51:27
5905文字
会話率:0%