久しぶりにあった転校生を見て、
「あれ? こんなやつだったけ?」
と思った。
朧げな記憶のまま転校生といる時間がいつの間にか増えていった。
神酒がキスをしていた。
一瞬、目が合ったけれど、そのまま相手の方に腕を回していった。
目を閉じ、
溺れている姿に頭の中が冷たくなっていくのを感じた。
「特等席は、もういらない。」に出てきた宮城のお話です。
転校生君の本当の姿が明らかになります。高木と神酒と会話を交わすシーンも出てきます。
※
リクエストを頂いた当サイトのみの公開となっています。
リクエストをしてくださった方、たまたま、寄り道をされた方、多くの方に読んでいただいているようで、作者自身が驚いています。本当にありがとうございます。
※誤字脱字報告を頂きました。7月8日に直しました。ありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-05 05:00:00
5047文字
会話率:11%
ある日突然余命半年と宣告された権田 醜造。
デブ、オタク、ニートというモテない要素を全て備えたこの男になびく女などいるはずもなく、彼女いない歴=年齢。おまけに童貞。
趣味はゲームとアイドルの追っかけ。
友人もほぼ皆無で、話し相手は家
族か二次元にいる女の子くらいのものだった。
しかし、そんな醜造だったが、つい三日ほど前までは、確かに天国にいた。
気まぐれで買った宝くじが当たったのだ。当選金は三億円。
一般的なサラリーマンの生涯賃金を超える金額を、一瞬にして手に入れたのである。
そう、それがつい三日ほど前の話。
ところが、現在は医者から余命半年と宣告され、治療法はないと宣告された。
どうなっているんだと頭を抱える醜造。
最初医者からこの宣告を受けた時、醜造には医者の言ってる言葉が理解できなかった。
しかし、時間が経つにつれて、徐々にだが確実に脳が現実を理解する。
そして醜造は絶叫する。
これでは、金を寿命で買ったようなものではないか、と。
金はあっても寿命は半年。一体どうしろというのか。
醜造は一週間ほど引きこもり(と言っても、無職なので常に引きこもっているようなものだが)、ずっと思い悩んでいた。世の無常について。
何故だ! なぜ自分がこんな目に!
自分は酒もタバコも、ついでにドラッグもやっていないというのに!
何故、こんな自分がこの年齢でこんな目に、と。
一週間ほど思い悩んだ後、ふと、醜造は悟った。
もう自分は、どうあってもこの死の運命から逃れることはできないのだと。
そして気付く。
ならば、思い悩んでいる暇などない、と。
そんなことをしている時間すら惜しい、と。
もっと他のことに、もっと有意義なことに残された時間を使おう、と。
不思議なものだ。死を宣告される前までは、ずっとダラダラ人生を浪費してきた。
だが、こぼれ落ちる砂時計に明確な期限が刻み込まれた時、途端に残された時間と言う名の砂が惜しくなってくる。
醜造は考えた。残された時間は半年。残された金は三億。
この金を家族に残してやろうなどとは微塵も思っていない。
誰にもくれてやるつもりはない。
全部綺麗に使い切って死んでやる、と。
そして、醜造は行動を開始した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-15 00:00:00
106145文字
会話率:38%
2019年㋇21日の16:00から16:30。この30分間を、僕は永遠に繰り返すことになってしまった。家には妹がいる。もうすぐ姉も帰ってくるだろう。僕はこの無限に続くループの中で、何ができるのだろう。少なくとも、姉や妹に何かしても、次のルー
プではそのことを彼女たちは忘れていることだけは確かだ…………
一人の少年が永遠に繰り返される30分の中で色々エロいことをしまくる話です。各話の後半には、無限のループを繰り返すことによって究極の存在と化した少年が一瞬でメス達をイかせまくるエピソードがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-13 16:49:18
29028文字
会話率:53%
うさぎとかめ
なめれば負ける
切っても切れない縁だけど 亀って案外味方が多い
最終更新:2019-05-29 21:52:21
275文字
会話率:0%
保健委員のスミレは、ある日先輩から告白される。
「ヤバイ、先輩の色気、ヤバイ……いやいやいやいや!私彼氏いますから!」
もともと年上派のスミレが一瞬フラつくも、年下彼氏の真希くんラブに突き進む話。
※趣味で書いている作品です。クオリティー
の高い作品をお求めの方には、ご期待に添えないことがありますのでご注意くださいm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-22 15:36:27
8672文字
会話率:54%
ぼくと母さんと父さん。三人の穏やかな家庭を一瞬で壊したのは、小学生のときぼくの友達だった彼……マザーファッカーでした。
最終更新:2019-05-15 09:14:51
8418文字
会話率:50%
「・・・・・」無言で差し出されたのは、白い花束。
「・・ありがとうございます?」そう言って受け取った俺に一瞬目を細めた彼は、しかし何も言わずに通り過ぎていった。・・一体彼は何がしたいのやら。
執着攻め×平凡受けの話です。
最終更新:2019-05-12 02:20:54
11394文字
会話率:22%
薬草を売りながら旅する変わり者のエルフであるガーベラがとある街で齢八十二の老紳士に一目惚れした事から始まる恋の物語。
割とあっさり老紳士は死にますが全編軽いラブコメディです。年上1:年下9くらいの割合で進みます。
(なろう様の方に一瞬い
ましたがやはりR18が書きたくなったので移動してきました……!読んで下さった方ありがとうございます!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 19:07:00
8639文字
会話率:50%
昨夜からの急激な冷え込みで、この町では珍しい積雪の朝、私は早朝から学校の外で憧れの先生に二人きりで会ってしまった。ほんの一瞬の偶然の出来事。奇しくも、その日のうちにもう一度、二人きりで濃密な時を過ごすことになろうとは想像すら出来なかった。不
図したきっかけで激しく愛し合うようになった二人は、運命に導かれるようにして禁断の恋に溺れてゆく。
「せめて、お前が卒業するまでは、待とうと思っていたのに」
離散家族の抜け殻のような家で一人虚しさと暮らす目立たない女子高生と、スーツの似合う爽やか系で多くの生徒に慕われるバツイチの現役教師が、卒業を目前に控えた雪の日を境に、激しく燃え上がる秘密の恋と、心の交流でしか癒えない魂の救済を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-01 22:00:00
164454文字
会話率:52%
此の世の全てに意義を感じないまま衣食住を与えられていたものがいた。それは男のような女のような人間だった。性別もあった。年齢もあった。名前もあった。それすらがどうでもいいなかで“彼”はずっと死という永遠のテーマを待つだけ待っていた。日々泣きな
がら。日々絶望に身を落としながら。化学物質を愛した先に神は言った。「貴様は特例だ」と。その日、とある惑星から人間がひとり消えた。泡が弾けるように一瞬に。誰にも気付かれずに消えた。そして、その“彼”が次に生まれた先は――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-18 23:54:00
12051文字
会話率:39%
この作品は、小説家になろう連載中の https://ncode.syosetu.com/n6343ez/ 『仮想通貨で俺は兆利人を目指す!』のR18バージョンです。R15では表現できない部分を修正する必要が生じたため、兆利人の火を絶やさぬ
ため保険としてこちらに連載を開始しました。
今後R18でしか表現できない部分も発展(エロも過激な戦闘シーンも)させたいと思います。
ある日、主人公はコンビニ強盗に殺される。
そして、気づいてしまった自らの過去に。
国を、愛する家族、恋人、全てを奪われた俺は、巨額の資金を手に入れ、
復讐を果たすことを誓った。
その手段とは?
仮想通貨の取引によって巨大な利益を得ることだった。
一瞬にして、価値が何百倍にも跳ね上がる、仮想通貨(暗号通貨)。主人公は仮想通貨の利益で1兆円越えを目論む。そう、彼は兆利人を目指すのだ。
果たして、彼は暗号通貨で、数兆円を稼ぎ出すことができるのか?
そして、彼の悲願、復讐と国の奪還は成るのか?
異世界に飛ばされた主人公は、ある力を手にする。
仮想通貨を集めれば集めるほど、強くなれる?!
SFとファンタジーの融合です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-11 19:00:00
38280文字
会話率:52%
十年前の月の美しい夜、出会ったあいつと俺は一瞬で恋に落ちた。
誰にも祝福してもらえなくても、お互いの唯一は覆すことなどできなくて、俺たちは逃げた。誰も入ってこられないこの世の果ての地へ───。
魔王 × 勇者
最終決戦で一目惚れして駆け落
ちした二人のお話。終始甘々でいちゃついてます。
軽度の流血表現あり アルファポリスにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-28 00:22:31
6310文字
会話率:39%
一瞬のよろこび
悲しみ
苦しみ
色々なシーンを抜き取った短編集を、気の向くまま。
最終更新:2019-03-04 23:47:34
39075文字
会話率:51%
男性アイドルグループから本格派役者に転向した矢野祐には、忘れられない女がいた。
15年前、「悔しかったら、「お願い抱いて」って私が懇願したくなるくらい実力派のいい役者になってみなさいよ。ま、到底無理でしょうけどね。」そんな捨て台詞を吐かれ、
以後会うことはなかった当時の舞台スタッフ滝しずること三滝静。
このお話は、若気の至りを拗らせたいい大人2人の物語です。
【元アイドルの本格派俳優(38才)×女性舞台スタッフ(35才)】
R18は最後だけ。
男性から女性への暴力描写が一瞬だけあります。
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-24 16:00:00
20460文字
会話率:29%
遅刻、無断欠席、暴力事件による停学。そんな、絵に描いたような問題児であるクラスメイトの一輝(かずき)に翔太(しょうた)は夏休みを目前にしたとある日に呼び出された。可能であれば卒業まで関わりたくない翔太ではあったが、名指しで呼び出されて無視
する訳にもいかないため、仕方なく一輝の話を聞くことになる。
翔太は一輝とはクラスメイトということ以外に接点はなかったが、一昨日に学校で行われた三者面談で接点ができた。その接点というのが、一輝の後の順番が翔太だったという、ただそれだけの接点だ。
一見すると小さな接点だが、その接点が2人にとってはとても大きかった。何故なら、教室を出てすれ違うだけのその一瞬だったが、一輝は翔太の母親である裕子(ゆうこ)と出会うことができたからだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-09 01:07:05
203165文字
会話率:52%
結婚7年目、30歳になる遥香は夫というよりもパートナーという感じの男性と結婚し、互いに干渉し合わないある意味では安定した生活を送っていた。そんな遥香のもとに10年ぶりとなる元カレから連絡が届く。その相手は遥香が大学時代に付き合っていた一回
り以上年上の元カレで、遥香にとって夫以上に特別な男性だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-19 20:12:59
14281文字
会話率:52%
この日は、朝から何かがおかしかった。
朝起きると姉さんが、珍しく目玉焼きを成功していたし、いつも俺の事を目の敵にしてギャンギャン吠える犬が、吠えずハァハァ言いながら座っていた。
そして、朝からずっと俺の周りをうろつく虫がいた。最初は虫
かと思ったが、そうでもないらしい。小さくて、キラキラしたものだ。それが、俺の周りを延々に飛んでいる。
「はぁ、めんどくせーな」
木曜日は、朝一で体育の授業があり、友人らと騒ぎながら、棒高跳びの順番を待っていた。ひとりひとり、順に飛び、海斗の番になった。
「ちっ、まだ飛んでやがる」
自分の周りをしつこく飛ぶ虫みたいな光るもの。棒を持ち、スタートラインに立った瞬間、それは消え、走り、踏み込み飛んだ···
瞬間、小さな光がグニャグニャ揺れて大きくなり、海斗を飲み込んでいった。
カタンカタンッ···。棒は倒れ、一瞬の静けさから喧騒へと変わり、
「先生! もう棒片付けていーいー?」
女生徒の声が響き、全てが片付けられていった。
「さっき、なんか光らなかった?」
「あ、光った光った! なんだろうね?」
グラウンドに静けさが戻り、三崎海斗がいた記憶も全てから消された···。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-05 07:27:57
6029文字
会話率:52%
大学生の桐島深雪は高校生の実弟鋼介に密かな愛情を抱きながらも、仕事に忙しい母の代わりに家事を切り盛りしている。
鋼介もまた姉への強い想いに悩んでいた。ある晩、アルバイト先からの帰宅途中、突然白い閃光に打たれて気を失う。家に帰ると姉の姿は
無く、ようやく見付けた姉は忽然と家から姿を消してしまう。
深雪は地球外生命体に陵辱され、特殊なエネルギーを注がれてアラクネという名の妖艶な女怪人へと変容させられていたのだった。
一方、鋼介のもとには政府の組織を名乗る人物が尋ねて来る。深雪が女怪人となっている可能性があり、それを助ける事が出来るのが鋼介しかいないという事を聞かされる。
エージェントとして鋼介は、姉とは知らずにアラクネと交戦するが、一瞬の隙を突かれて捕らえられる。アラクネによって強制射精を繰り返させられ瀕死の状態になるが、正気を取り戻したアラクネと共に辛うじて元の世界に戻って来る事が出来た。
アラクネとしての記憶を失った深雪と、カリベスとしての記憶を持ったままの鋼介は、ついに最後の一線を越えて激しく求め合う。深雪が再びアラクネに変身してしまうという危険性を知らされた鋼介は自分の精液を注ぐ事でその渇望を和らげるという密命を帯びていたのだ。その後も姉弟は自宅で毎日のように激しく身体を重ねていたが、深雪は再びアラクネに変身させられてしまう。
鋼介は愛する姉を取り戻す事が出来るのだろうか----?
2009年に生まれて初めて書いた完結済のエロラノベです。
某出版社さんに投稿して没になったものに手直しを入れています。
エッチなシーンがある部分には☆を付けています。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-31 15:47:12
141066文字
会話率:30%
料理番組みたいに包丁が使えるようになった朝、同僚の純朴青年むっちゃんから生にんにくを大量にもらった他称肉食系由美子のお話。一瞬シリアス、ほぼ全編お下劣バカエロコメディ。
自サイトとNコードN2613CE『pisforpage single
stories 大人向現代恋愛[読切詰合せ]』に載せていた読切連作を独立させほんの少し改稿&追加折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-27 22:48:56
30404文字
会話率:44%
人類が移住した惑星の中に、まるでファンタジー世界のような生態系を持っている惑星があった。
その惑星に降り立った、「スナッパー」の少年少女。
原生生物の特異な生態、奇跡の一瞬、可愛らしい姿を映像に収め、視聴ポイントを小遣いに変えるの
だ。
可愛い生物との出会いを求める少女、カッコいい仮爬虫類を追い求める少年のコンビが近未来装備を手に駆け回る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-11 22:50:22
10510文字
会話率:28%
柏木(かしわぎ)
早川 咲哉(はやかわ さくや)
旭 隼人(あさひ はやと)
*****
高校最後のクラス替えで、同じクラスになった3人。
引っ込み思案で団体行動が苦手な咲哉は、どうしてもクラスメイトに対して一歩引いた立場を取ってしま
う。
咲哉と幼なじみの隼人はそれを分かっていて、クラスに馴染めるようにと咲哉を優しくフォローする。
そんな二人の関係性にイライラする柏木は、ある日の帰り道に、咲哉の本当の笑顔を知って戸惑ってしまう。
自分の気持ちを正直に認めることが出来ない柏木は、クラス全員で出掛けた夏祭りの日に、咲哉の腕を強引に引いて連れ出そうとして……
「これから先の君を、一瞬でも離したりしない」のスピンオフになります。
https://ncode.syosetu.com/n6987fc/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-08 19:05:35
21656文字
会話率:47%