未完状態です。完結まで持っていくかはご要望次第という感じですが、現状は2700字程度のものになります。————半分無法地帯と化している国の、とある街での出来事。『決闘』に勝利すれば生死すらも好き勝手に出来てしまう、倫理観を問わない悪法を利用
して裏社会を好きに生きるヒャッハー達。そんなヒャッハー達に目をつけられたのは、他国からやってきた高潔な冒険者クラン、『聖天の戦乙女』だった。見目麗しい女性達で構成されたそのクランは、世界でも数人しか存在しないSランク冒険者であるクランマスターを筆頭に、とある目的のためにその街へとやってきていた。その国の悪評や悪法は聞き及んでいたが、『決闘』には拒否権があるため、注意して過ごせば問題ないと、そう思っていたが………?———タグは注意して見て下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 09:05:21
2600文字
会話率:11%
「私の結婚式の執り行いを神官である貴殿にお任せしたいと思っています」
勇者一行の騎士カインに純潔を捧げた勇者一行の神官リーゼは神官という位を返納するために神殿へと訪れていた。
祭壇の前に立ち、リーゼが神に懺悔をしていると王女マリ
アが護衛や侍従を連れてやってきて厳かに告げてきた。
「私と騎士カインは、凱旋祝賀式典が行われるめでたき日に結婚いたします」
「騎士カインは勇者一行が救いの旅から帰還した日、私の父エルディース王に直接、私と結婚したい旨をお話しされました」
ただでさえリーゼは事実を受け入れたくないのに王女マリアは次々と耳を塞ぎたくなるようなことを告げてくる。
聖職者にとって純潔を捧げるという行為は今まで仕えてきた神に背くことと同意だ。
あなただから──カインだからあげたのに。
「嘘つき」
リーゼは思い出の上書きの旅に出ることにした。
執着イケメン騎士×高潔美人元神官
※BL作品です
※注意書きなしにR18に入ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 01:22:39
181476文字
会話率:31%
長い戦争状態にあるクリプトニア連合とドルネイル共和国。
クリプトニアの王女である姫騎士アリシアは、ある戦いで敵国ドルネイルの近衛騎士団長レオフリックに敗れる。
ドルネイルの虜囚となったアリシアは、自身の秘密を暴かれてしまう。
王女でありなが
ら、男――アリシアは身体こそ男だが、心は女として育ったのだ。
アリシアの妖しい魅力に、ドルネイルの政財界の者たちは男も女も皆、虜になってしまう。
かくして、昼夜男女かかわらず責められ続けるアリシア。
その心の支えは、自分を敗北させた高潔な騎士レオフリックと、まだ見ぬ母ウルシュワだった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 15:36:47
11656文字
会話率:31%
神より与えられた慈悲の存在・人々を癒す力を持つ〈神子〉を崇めるプラエネステ王国。
そんな神子を守護する聖堂騎士団に属するヨハンは、神子とその育ての親である大司教が住まう大聖堂に仕えていた。
一方で、神子と大司教には大きな秘密があった。
それ
は、毎晩大司教が神子の身体に傷をつけ、血を啜っているということ。
血を啜られ続ける神子の胸には、ある予感が去来していた。
高潔なる聖堂騎士と、傷だらけの神子。
そして、神子の血を啜る大司教。
執念と因果に囚われた男たちの、血塗られた癒しと、悲しい運命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 18:12:08
91504文字
会話率:46%
青年ユオは、幼い頃にラドゥーダ国の中心部に位置するナンダンで、高潔種により起こされた反乱に巻き込まれ両親を失い傷を負った。
追い出されるように、逃げるように小さな町レレシで暮らしていたユオは、当時その場に居たレジールと再会をする。
ユ
オは二人の間に交わされていた血の誓い――血盟を知り、戸惑いながらもレジールの役に立とうと奮闘をする。
後の方にサブキャラとの行為あり。
スマホ投稿になります。誤字脱字すみません。
低更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 21:32:12
45584文字
会話率:49%
♥♥♥︎ゴブリン×女騎士&王女の陵辱物語♥︎♥︎♥︎
王国の女騎士クロエ・クィンシーは、姫君ウェンディ・フォン・ジーサバルトを連れて魔窟城の暗闇を進む。
敵軍に包囲された王都から脱出する唯一に地下道だが、そこは邪神が封じられた地下迷
宮。強大な呪いで時空が歪む、禍々しいダンジョンで女騎士と姫君はゴブリンのゼーフェリンクと出遭ってしまう。
ゴブリン・シャーマンの呪術に敗北し、〈乳牛〉の畜生刻印を身体に彫られた女騎士クロエは、壮絶な陵辱調教で孕み腹の牝奴隷に堕ちる。緑鬼族の精液中毒となった女騎士クロエは高潔な騎士の精神を捨て去り、牝心に目覚め、ゴブリンの男根に縋りつく淫奴に変貌する。
そのころ、王女ウェンディは地下迷宮ではぐれてしまった女騎士クロエを探し続けていた。一人きりの深淵の孤独は、可憐な美少女をおぞましい結末へと誘う。
◆ ◆ ◆
前編と後編の予定です。
pixivやブログサイト(https://nocturnetimes.com)にも転載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 07:00:00
20542文字
会話率:47%
中世ヨーロッパの時代に〇〇国の第一王女として、国民から慕われていたアリス姫。
高潔であり、男にも負けない強い姿勢に、人々は彼女の虜になっていた。
しかし、そんなアリス姫のことをよく思わない人物がいた。
――ドートリア伯爵である。
彼はそ
の昔、アリス姫に求婚を申し込んでいた。
だが彼の国民を大切にしようとしない姿勢が前からお気に召さなかったアリス姫は、
求婚を丁重に断った。
公の場での事柄にドートリア伯爵のプライドとその名に傷をつけることになった。
ある日、城下町にお忍びで出かけた際、何者かに拉致されてしまう。
目を覚ましたアリス姫は周りの女性達を見て、自分が奴隷商人に捕まったのだと理解する。
一つの影がアリス姫に覆いかぶさり、誰が自分を拉致したのかと
その目で確かめようとした。
アリス姫は目を疑った。
見知った顔が奴隷になった自分を見下ろしていたからだ。
この国では珍しい黒髪が揺れ、青い切れ長の目がアリス姫を捉え、
剣を握ったこともない綺麗な手が頬に触れる。
それはドートリア伯爵であった。
アリス姫は当然、激昂しドートリア伯爵を問い詰めた。
彼は小馬鹿にした態度で、質問に丁寧に答えていく。
その答えは納得のできるものではなかったが、
追及することを許さないドートリア伯爵は彼女に平手打ちを食らわした。
ドートリア伯爵は
”君に魔法はかかっている、これは絶対にイクことができない魔法なんだ”
と告げられた。
そんなもので何ができると未だ強気な姿勢を見せるアリス姫。
”今に分かりますよ”
余裕といった感じでドートリア伯爵は檻の鍵を開けた。
中にいたアリス姫を引きずり出して、様々な方法でイキ狂わせた。
ついには快楽に堕ちていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-26 22:04:15
9086文字
会話率:44%
地球生まれ日本育ちの屋城勇気(やしろゆうき)24歳。他人に迷惑をかけず、積極的に奉仕活動なんかも参加していた。
だが、痴漢に間違われパトカーに連れ込まれる前に女に見惚れ、脇見運転していたバイクに撥ねられ死亡する。
するとそこには管理者と
呼ばれる者が居て、死亡者の次の行き先を決めるらしいが、どうやら記憶はないがオレは前世もそのまた前世もずぅ〜っと高潔な生き方だったらしくポイントが貯まっているみたいで、どうせなら他人のことを考えず好きに生きようと決心した。
管理者と呼ばれる者は俺を憐れみ、ある程度の融通を利かせてくれるとの事。結局は中学生の時に憧れた魔法のある世界を望んだわけだがその星は・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-27 08:50:58
48732文字
会話率:58%
「我ら討伐隊に同行し、貴殿の一族に伝わるという特殊な力を以って貢献せよ」
数百年に一度の規模といわれる魔物の大量発生で、無理矢理討伐隊に同行させられる事になった若干18歳の薬師ミーレ。特殊な力が何かは運良く伝承されてないみたいだけど、実は
僕、淫魔の末裔だから、つまりはまぁ、そういう事なんだよね。
どうせ逃げられないなら、男前で志高そうな隊長サンを啼かせてみたい。
*******************
1000文字程度の更新
※自分なりにめっちゃ頑張ってエロを目指す予定。
※行為がある話に※を入れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 00:02:47
49993文字
会話率:44%
師団長付き従卒のルシウは自分が植物系亜人アルラウネであることを隠して生きてきた。
媚薬まがいの体臭と蜜壺のスリット、触手の性器。何度も襲われ逃げ続けた。
ある日、亜人嫌いの師団長が凌辱されたことで彼がオークだったと判明する。
自分と同じく性
に特化した種族でありながら、逃げもせず高潔なままだった師団長に、ルシウはあることを決意する。
触手×ガチムチオークがメイン。キーワードをご確認ください。地雷考慮は全くしておりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 20:00:00
33272文字
会話率:35%
オーク×騎士の凌辱モノ。魔物討伐の部隊を率いる騎士のユリシーズは、部下たちと共に地下に棲むオークの群れに捕らわれてしまう。オークの凌辱に次々と屈していく部下たち。唯一最後まで正気を保っていたユリシーズだったが、とうとうオークの首領のもとに引
き据えられてしまう。【第二章:高潔な騎士は地底の王に娶られる】その後の話。溺愛と葛藤。ラストは結婚式です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 20:00:00
32904文字
会話率:20%
高潔で清楚なセシリアは、貴族たちの間でも評判の高い女騎士だ。王宮で行われる新年の宴に出た彼女は、王侯貴族からこぞってアプローチを受ける。だがアプローチをいずれも断った彼女は、騎士見習いの少年アランとともに、王宮内に与えられた自室に消えた。実
はセシリアはアランと恋人関係にあり、ドスケベセックスにふける仲なのだ。本来ならば立場が下のアランに、まるで肉便器のように奉仕するセシリア。ディープキス、フェラチオ、ぶっかけ精飲、陥没乳首勃起オナニー、淫語おねだり、腟内射精セックス、アクメ潮噴き……二人の爛れた姫初めがはじまる。
▼pixivにも同題の小説を投稿しています。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19097065折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 20:46:31
13464文字
会話率:54%
「さだめ」を失った魂は滅びを厭い竜を選び、女騎士は名誉の為に剣を執った。一匹と一人は戦いの果てに魂を繋ぎ、ここに第五の竜騎士たるもの、魔竜騎士、あるいは黒竜騎士と呼ばれる存在が生まれた。互いの望みを満たすため、竜騎士は帰還を果たすのだった。
(高潔で凛々しい女騎士フレデリカ(30歳・爆乳長身デカケツ美女)が、醜悪キモゲス性欲のオスガキくん専用オナホ奴隷ママ妻になってイチャイチャする合間に箸休め的なストーリーがあります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 21:39:59
28659文字
会話率:17%
◆◇謎に包まれた吸血鬼×生真面目な人狼◇◆
【日月の歌語りⅠ】腥血(せいけつ)と遠吠え
《あらすじ》ある人狼に追われる年経た吸血鬼ヴェルギル。退廃的な生活を送ってはいたけれど、人外の〈協定〉の守護者である、人狼達の〈クラン〉に追われる
ほどの罪は犯していないはずだった。
ついに追い詰められたヴェルギルは、自分を殺そうとする人狼クヴァルドの美しさに思わず見とれてしまう。鋭い爪が首に食い込むのを感じながら、ヴェルギルは襲撃者が呟くのを聞いた。
「やっと……やっと追い詰めた」
その声に祈りを連想したのは、頭をひどく打ったからだろうか──。
だが、彼の望みは想い人の復讐だった。
「人違いだ」と説明するも耳を貸さないクヴァルドに捉えられ、人狼の本拠地へと連行されるヴェルギル。そして天敵同士である人狼と吸血鬼は、手を組んで同じ敵を追うことになるが──。
「吸血鬼」小さな声で、クヴァルドが言った。「なんで、俺を?」
同じことを、ヴェルギルもまた自問していた。
何故、この男なのだ?
イムラヴの血を引く人狼は珍しい。だが、それだけが理由ではない。見事な毛皮に惹かれたからか? あるいは、哀れを催すほど真面目で高潔だから? 故郷の歌を見事に歌い上げたあの声のせいか? それとも、満たされない憧憬を抱えた彼に同情した?
わからない。これほど不確かなことがこの世に存在することを、いま初めて知った。
ヴェルギルは口の中で、〈嘘の守護者〉リコヴへの祈りを口にした。それから肩をすくめて、こともなげに言った。
「わたしは悪食でね」
それぞれの思惑を抱えつつ、激しく惹かれてゆくふたり。だが、ヴェルギルにはどうしてもクヴァルドを裏切らねばならない理由があった。
やがてふたりの道行きに、国中を戦禍に巻き込みかねない陰謀の暗雲が立ちこめ──!?
異世界の島国・ダイラを舞台にした、ハイファンタジーBL《日月の歌語り》シリーズ1作目。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 20:32:54
206846文字
会話率:45%
婚約者に裏切られ、失意のリアネは自ら後宮入りを決める。男性に不信感を持った彼女は、誰かの妻にはなりたくないと思ったのだ。しかし後宮でのお役目は、傷ついたリアネを更に追い詰める。長患いをしている現王に代わり実権を握っている王太子から、とんでも
ないお願いをされたのだ。それは、王太子の前で『高潔な騎士ベイジルに痴態を演じさせる』という物だった。王太子は身近な女が男を性的に攻める場面を見ないと興奮できない特殊性癖者だったのである。リアネは不当な命令に怒りを覚えるも、彼女もベイジルも貴族。王族には従わないといけない立場である彼女は、戸惑いながらも御付きの騎士ベイジルを快楽堕ちさせる。妻一筋の王太子はリアネには指一本触れないが、彼の要求はだんだんエスカレートしていく。リアネとベイジルはお互いに励まし合いながら、『王太子の当て馬係』を続けていくのだが……。
※アルファポリスにも先行掲載しております。
※ヒーロー(ベイジル)がかなりアンアン喘ぎます。受けヒーロー、喘ぐヒーローが地雷な方は閲覧をさけてください。また話の展開上、ベイジルが虐待紛いな目にあうシーンが度々あります。(SMものなので…)
※王太子はモブで、ただの見学者です。妻一筋なので同性愛趣味はありません(妻は父王から寝とった元義母です)
※リアネ・ベイジルペア以外の当て馬ペアは存在しますが、他ペア中心の話は書かない予定です。あくまでリアネ・ベイジルペアの話をずっと掘り下げます。
※ベイジル視点回・三人称回を時々挟みます。
※R18回には◆マークあり。しばらくはベイジルがアンアン喘ぐ回が続きますが、後半にはリバ展開(ベイジルが攻め手に回る)があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-04 22:00:00
74806文字
会話率:39%
後宮で王太子の側女を務める侯爵令嬢リアネは、今宵も王太子の前で彼の側近の騎士、ベイジルに痴態を演じさせていた。王太子は正妻一筋の誠実な男であったが、彼は身近な男女の、それも女性側が攻め手に回る光景を見ないと興奮しない変態であった。リアネはこ
の三年間、高潔な騎士だったベイジルを性的に追い詰めていたが、この度王宮勤めの任期が明けることとなった。やっとこの酔狂な日々が終わる、ベイジルに可哀想なことをしなくてもよくなる──リアネは安堵したが、三年間共に『王太子の当て馬係』を務めてきた騎士ベイジルから、とんでもないお願いをされるのであった。
※ヒロインが攻め手側になり、お付きの騎士(ヒーロー)にアレコレして気持ちよくさせちゃう描写が序盤にあります。完全受け身のヒロインしか読めない方はご注意ください。
※アルファポリスにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-14 21:00:00
18545文字
会話率:37%
危うく無理矢理婚約させられそうになったフロゥラを助けてくれたのは、どこからともなく現れた魔法使い。彼女を抱き締め「ずっと会いたかった」と泣き出した彼。だがフロゥラには彼が一体誰だかわからない。家に帰らなければと言うと、「君は俺の花嫁だ」と言
い始め、フロゥラに怪しげな魔法をかけ、彼女の身も心も暴いていく…
※ 赤い茄子先生、和泉和歌先生共同タグ企画「当て馬救済企画」に参加作品です。
正しい当て馬ではないかもしれませんが、「当て馬になりそうなヒーローなら、何でも大丈夫!」という心強い言葉をもらい書きました。
前編・中編・後編に分けています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 22:00:00
21588文字
会話率:30%
私の貴方、私たちだけの貴方。 あの日、一目見た時から私は貴方の犬になった。 高潔な貴方、清廉な指先で触れられれば自分も清くなった気がした。足元に侍ればそこは澄みきった川の水底のようだった。 私の光、この泥濘のような世界で、貴方だけが信じられ
た。きっと、貴方を見つける、そのためだけに私はここにいたのだろう。 私のかみさま、きれいなあなた。私を見つけてくれた。あなただけは、私が守ってみせる。
オニーサマってば、何してんのかな〜???って思ったけどさ、この時ばかりは諸手を挙げたよ。昔っから腹の底の見えねぇヤツで心底気味が悪かったが、あのとろとろの顔には目を三度ばかり疑ったが、こればっかりはしょうがない。だってこーんなきれいなひと、見たことがない。 立場柄、華美なものには目が肥えていると思っていたけれど、きっと、このひとは掃き溜めでだって楚々として佇むのだろう。 初めてだ。初めて、ひとを美しい、と思った。きらきらして見えた。 だから、これからがすごく楽しみになったんだ。なによりきれいなひと、白のあなた。あんたは、どうしたらその微笑みを崩すんだろうって、最近そればっかり考えている。ああ、楽しいなあ。
私は、生き物が苦手なんだ。嫌いなわけではない。むしろ、とても好ましく思う。でも、いつも間違える。あの植物は水をやりすぎて根が腐ったから枯れてしまったし、叔父の犬は私が嫌いだ。何でも、「構いすぎたな」、だと。人間だってそうだ。望むから、喜んでくれるから、心の限り応えたのに。 いつだって私の手には何もない。 だから、「やっと見つけた」、そう思った。私の愛は正しいのだと、私を証明する存在とやっと出会えたのだと、そう思った。 線の細い輪郭が、何より儚く見えた。芸術的な四肢と月のような双眸が何より愛しかった。青空を透かした花びらより透いた存在が私の愛を応える様が何より愛らしい。 きっと、私の愛に適うのは貴方だけだ。ああ、貴方だけだ、間違いない。愛している、愛しい貴方。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 17:58:48
988文字
会話率:12%
愛する長年の恋人に全てを捧げたミリアは、しかし、利用されるだけ利用されて捨てられた。
それでも戻ってきてくれると信じて待っていたミリアだが、婚約披露の宴で、婚約者と幸せそうに笑い合う元恋人の姿に絶望する。
精神的に追い詰められたミリア
は、自らの命と引き換えに彼を呪い殺す禁術に手を出すが、しかしそれも失敗してしまう。
けれども、死ぬ寸前のミリアのもとに、元恋人のライバルが訪ねて来て――。
全てを失い、自らの価値を見出せない女性が、再び人を愛し、愛されることで、“ここにいてもいいのだ”と思えるようになるまでのお話。
※2022年8月26日金曜日、Jパブリッシング/ ロイヤルキス様より電子書籍化、書籍題名『ここにいても、いいですか? ~高潔なる騎士団長の最愛~』配信予定です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 21:15:00
135340文字
会話率:28%
騎士団長であるミネルバは第三王女のアリアに忠誠を誓っている。
二人は幼い頃から仲が良く、同性でありながらミネルバは並ならぬ好意を抱いていた。
傍に居たいが為に死に物狂いで名実共に最高の騎士となり、アリアの傍に仕え幸せな日々を過ごしていた。
そんなある日、魔族にアリアが誘拐されたとの知らせが入り、ミネルバは急ぎ捕らわれている古城まで一人で駆け付ける事となる。
そこで待ち受ける罠と呪いに、ミネルバは味わった事のない快楽と苦痛を味わう事となり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 21:48:10
23450文字
会話率:42%