──もちろん、それを承知の上で、少女はゴキブリの子を産むことを受け入れた。
2027年、米中対立が限界点を迎え始めた時代。新たな在武漢アメリカ総領事の娘である少女イリーナ・キティホークは、核ミサイルを搭載した中国軍爆撃機の墜落を目撃する。
放射性物質が武漢市内へ撒き散らされ、ウイルス研究所にも避難命令が発令されたが、混乱に乗じヒト遺伝子を持つ実験用ウイルスに感染したゴキブリが脱走してしまった。
その2年後、脱走したゴキブリは繁殖し、そのうちの1体がヒト遺伝子を取り込み巨大化。ようやく避難命令が解除され武漢へ戻ってこれたイリーナを拉致する。
巨大化しヒトとしか交われなくなった変異ゴキブリの目的は、ただ交尾し子を成すこと。イリーナは自分の意思と無関係にレイプされるも、ゴキブリが発するフェロモンに当てられてしまい発情し、後でネット経由で蟲姦を知ってしまうことで、自らゴキブリとの交尾を望むようになってしまう。
そして、ゴキブリを愛し始めるイリーナ。愛する彼のためなら、家族も、友人も、全て裏切ることも厭わない。全てをゴキブリに捧げたイリーナは、子供を産むことさえも受け入れるのだった。
見ての通りロリ蟲姦もの。幼女がゴキブリの赤ちゃんを産むのがテーマ。
文字だけとはいえ、大量のゴキブリが出てくるので、ゴキブリの4文字すら苦手な方は慣れろください。姉妹の父親視点とかも箸休め(大嘘)に用意したので、適度に隠れて読んでください。
仕事の都合で更新頻度は1ヶ月~2ヶ月に1回。今はリアルゴキと戦っているので更新が遅めです。残り10話以内で完結する予定だからペース上げたいんだけども...あっ59話は2月15日更新予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 22:00:00
160126文字
会話率:39%
強姦都市ガルアで深淵の貴公子「クライン」の力を得た魔法使いの少女ファルは、王国に迫る禍に対抗するため、仲間とともに王国を旅する。しかし、旅を続けるうち、彼女たちは王国を覆う強大な闇にかかわりを持つことになる。
***
第1章~第7章 ファ
ルはクラインの持つ淫魔の力とその代償とも言える性への渇望に振り回されながらも、成長を遂げる。
第8章~第12章 数々の事件を経て、少女の誘拐の裏に、王国全土に及ぶ強大な組織があることが分かる。そんな中、王都でケインたちが行方不明となり、ファルたち自身も攫われることとなる。
第13章~第16章 手違いによりカレンと仲違いした矢先、何者かにカレンを連れ去られたファルは、カレンを連れ戻すため、一人、アルマリスに向かうことを決意する。
第17章~第23章 アルマリスにてカレンや淫魔を救出することに成功したファル。迷いの入江奥の研究所や迷いの森で彼女たちが見たものは・・・。
第24章~第34章 船旅の後、リトリスでしばし安息の日々を過ごすファルたち。だが、出発を控えたその日、リトリスは襲撃を受ける。そのさなか、ファルたちが出会ったのは予期せぬ人物だった。
***
本作品は「強姦都市の聖女」からの続編となります。本作中でもある程度背景の説明をしていますが、先に前作を読んでいただけますと、より本作が楽しめると思います。魔法少女と言っても変身ものではなく、魔法使いの少女の物語です。
***
タイトル末尾の()は以下の通り、Hシーンがあることを示します。
(F)ファル、(C)カレン、(O)その他、(S)挿入無、(H)挿入有
***
更新予定
12月23日~1月7日 奇数日の17:00
1月7日以降 火曜・金曜の17:00
***
下記の作品も宜しくお願い致します。
強姦都市の聖女(前作/完結済):https://novel18.syosetu.com/n8975ic/
タンクのお仕事(完結済):https://novel18.syosetu.com/n8977ht/
淫魔の生態(完結済):https://novel18.syosetu.com/n9306ij/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:00:00
572667文字
会話率:36%
何の研究をしているかよくわからない、市街地から少し離れた民間企業所有の研究所に、たった一人の研究員として働く女がいた。
その研究所を所有している会社の社長は、自分たち夫婦になかなか跡継ぎができないことを気にして、(気休めに)妊娠に効果がある
サプリの開発を依頼していた。
ある秋の晩、依頼していたサプリの試作品の確認のため、社長が直々に研究所までやってきた。
そのサプリの有効性を確かめようと、まず研究員の女に一服盛ってから、二人で子作りをしようと持ちかけた。
数年掛け、男女三人の子を儲けた後、研究員の女は退職を決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 22:10:00
205651文字
会話率:50%
磁気軸反転期に火山噴火や気候変動による災害に見舞われ、人口が激減、科学力のほとんどが失われた未来、砂漠化した世界に点在するドームで覆われた都市には、過去のデータに基づいた科学知識や技術が残っていた。しかしそれらは崩壊したデータを再生した
だけの不完全なものだった。
そんなドーム都市からも遠く離れた村で育ったバクは、腕力で人を制することしか知らない乱暴者である。村の生活に見切りをつけた彼は、関守「白狐隊」に入った。
ある日、白狐隊は疑似生命パーツを手に入れる。
それはドーム防衛隊が開発する新兵器「サイキガン」であったが、武器とは知らずに触れたバクに自動装着し、隊長シオンを撃ってしまった彼は隊を逃げ出した。
サイキガンを取り返そうとする防衛隊に追われ、逃亡生活に疲れ果てていたバクは、キャラバン隊に拾われる。
サイキガンを取り除く方法を探そうと、隊長レンリの案内で赤い砂漠にある研究所を訪れたバクは、そこで研究対象として暮らし始める。
疑似生命体アルフとの交流の中で、自分の夢や希望を見い出していくバクの物語。冒険ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 08:43:40
65681文字
会話率:39%
――とある悪の組織の研究所が反乱を起こした怪人に壊滅させられた。決してニュースになることのない大事件のなか、そこでの研究成果はことごとく焼き払われたと思われていたが……例外がただひとつ。開発途中の戦闘員化用寄生生物が逃げ出してしまっていた
。
この寄生生物に同化された者は、欲望に忠実で獰猛なモンスターと化してしまう。
これはそんな不運に巻き込まれてしまったある男女のおはなし。
※この小説は「男性がソフビ人形やヴェノムのように目がなく全身真っ黒でマッチョでテカテカで口のみあるような人外異形化になる」のリクエストを受けて執筆しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 02:38:15
6345文字
会話率:44%
魔術研究所に勤めるカミロには、弁当友達がいる。いつも一緒に手作り弁当を食べているチュチョに、カミロは恋をしていた。
ある日、カミロはチュチョと一緒に買い物をして、食事をすることになった。
『合法ショタ』と渾名をつけられているカミロと、凛々し
い男前なおっさんチュチョのちょっとしたお話。
合法ショタ美形✕男前おっさん。
※アルファポリスさんでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 05:57:54
8230文字
会話率:54%
魔術研究所に勤める魔術師ベルトランの家に家政夫としてやってきたのは、学生時代にいつも首位争いをしていたフアニートだった。ベルトランは、王宮魔術師団を首になったというフアニートを、家政夫として雇うことにした。家事ができないベルトランと、意外
と世話焼きなフアニートのちょっとしたお話。
美形童貞魔術師✕普通顔自己開発済み処女魔術師。
※てんつぶ様主催の「異世界BLアンソロジー:魔術師」に寄稿させていただいた作品をWeb用に修正したものです。
※アルファポリスさんでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 09:34:38
16391文字
会話率:77%
サンガレア薬事研究所第3研究部の恋模様シリーズ第1弾!
ブライアンがゲロった相手はめちゃくちゃ好みの男だった。助けてくれた薬師カーティスに淡い恋心を抱いたブライアンは、後日、花街の娼館の近くでカーティスと再会する。
ネコ経験しかない『ダメ
男収集機』な文官と自己開発済み素人童貞なヘタレ薬師がわちゃわちゃしながらリバるお話。
(リバです。タイトルがアレな感じですか、吐瀉表現は冒頭だけになります。エロあります。エロは予告なしです。不定期更新になります。よろしくお願いいたします)
※アルファポリスさんでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-13 18:56:14
66906文字
会話率:52%
沙月は原因不明の奇病により、生まれつき、全身に100の性器を有していた。おでこや両頬、乳房など体のあちこちに性器があった。それもあってか、沙月は人一倍性欲が強く、幼馴染みに頼んでパーティー会場を貸し切ってもらう。大勢の男とセックスを楽しむた
めに――(「体に100の性器を持つ女」)。
学校からほど近い場所にかつて研究所があった。研究所は半年前に爆発事故を起こし、その際にウイルスが蔓延した。そのウイルスを浴びた男はゾンビ化したが、女はゾンビ化しなかった。科学者たちの研究によって男にしか効かない特殊なウイルスだと分かった。その研究過程でもう一つ判明したことがあった。それはゾンビから人間に戻る方法だった。その方法とは処女とセックスすること……(「ゾンビ化解除の条件は処女とセックスすること!?」)。などバラエティ豊かなショートショート集です。アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 23:37:22
36861文字
会話率:42%
平凡なサラリーマンだった主人公は、ある日突然、異世界に召喚される。そこは女性が戦士や騎士として活躍し、男性は皆か弱く可愛らしい「ふにゃふにゃ王国」だった。しかも深刻な少子化に悩む国でもあった。
そんな中、主人公は謎の神スキル「絶倫」を与えら
れるが、研究所の女性魔導師たちはその本質を理解できず、純粋な魔力として研究を進める。α波、β波、γ波という謎の数値に翻弄される主人公。さらには「最強の戦闘スキル」と勘違いした女騎士から戦いを挑まれたりと、珍騒動が続く。
やがて主人公は、この異世界で本当の幸せを見つけ、王国の人々のために自分の力を使おうと決意する。ギャグとラブコメ要素満載の、ちょっとエッチで心温まる王国再建ファンタジー!
原案:MKM氏折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 23:07:14
34177文字
会話率:50%
パティは魔導科学研究所で働く優秀な研究員だ。
仕事で忙しく、毎夜夢で会う夢魔の男との時間だけが楽しみな日々を送っていた。
ふとしたきっかけで、パティは夢魔と両想いなのを確認する。
喜びに沸く二人であったが、パティが真剣に結婚を申し込んだ途端
、夢魔は逃走してしまう。
――こうなったら、天才と名高い所長の力を借りてでも捕まえなければ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 02:12:44
29812文字
会話率:45%
目が覚めると、そこは真っ白な密室だった。
家具も、窓も、出入り口も無い白色の匣。
そこは、ある研究所の懲罰房の中らしい。
研究所の名は『リヒタィン・ツァーレン』。
次々に与えられる恥辱の命令と、理不尽な懲罰。
少しづつ狂っていく、私の心と
体。
それでも私は、絶対に負けない。
いつか脱出して、私をこんな部屋に閉じ込めた黒幕を同じ目に遭わすまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 00:16:04
209465文字
会話率:26%
大深度地下研究所『リヒタィン・ツァ―レン』。
人外の手段と悪魔的な思想を基に、非道な人体実験を行う研究施設群。
そこでは数え切れない少女達が快楽に狂わされ、途切れることのない嬌声を響かせていた。
その中枢に囚われた退魔少女、黒町鏡。
退魔の力で妖魔と戦ってきた鏡は、そこで過酷な調教を受けることになる。
機械による非道な肉体改造と薬物調教。
力を奪われた肢体に刻まれていく、消えない快楽。
徹底的に性感を嬲られ、焦らされ、淫悦の炎で煮込まれて。
快楽監獄の底で待っているものとは。
その果てで、鏡の心はどうなってしまうのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-04 22:01:05
790083文字
会話率:17%
ある地下研究所の日誌。
悶え苦しみ、快感に喘いで壊されていく少女達の記録。
淫具や拷問器具、媚薬や魔薬の開発を目的として施行される実験の数々。
妖魔や魔力を用いた異常快楽を生み出す淫具が女体を堕としていく。
人としての人生を破壊するような危
険な快楽器具の実験体にされた彼女達の嬌声。
日誌の最後のページにはいつたどり着けるのだろうか? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-12 00:26:08
38881文字
会話率:14%
魔物が存在する世界。魔物の繁殖を調査する研究所で、精霊花と呼ばれる植物を入手した研究者は、何も知らない女性研究員を使ってその受粉実験を行う。
最終更新:2024-12-30 20:27:17
6170文字
会話率:0%
魔物が存在する世界。魔物の繁殖を調査する研究所で、驚くべき発見があった。クラーケンが、研究員の女性器内に卵を産み付けたのである。産み付けから孵化までの観察、その記録。
最終更新:2024-11-20 18:07:32
3808文字
会話率:0%
理工学海洋研究所研究員の肩書を持ち、研究ばかりしてきた東郷。
毒親との関係を断ち切れず中卒の自分はまともな人生を生きられるとは思っていなかった悠。
出会って心地よい関係に仲を深めていくお話です。
ノンケ(攻)とこなれた(受)が書きたかった
だけ・・・
すみません
お年玉(なるのか?)な気持ちで、感謝を込めて皆様に。
今年もありがとうございました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 09:20:00
8966文字
会話率:42%
「生物の進化」を追求する研究所を率いるのは、エリという天才少女だった。
突然変異ともいえる頭脳を持つ彼女の愉しみは、人造魚を用いた二穴での自慰行為で……?
なぜ彼女は偶発的に発生した人工種に心惹かれるのか。そして彼女の愉しみは暴かれること
なく続くのか。
是非ともご覧になってください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 15:00:00
14093文字
会話率:30%
ウィルスが蔓延し、世界は崩壊しかけていた。それは研究所も例外ではなく、徐々に全てが終わりに向かう。人類救済の鍵となる少年「0番」と、それを移送する役目を任された男の話。
感情面が希薄な男×実験体の少年
※ゾンビが関わるお話なので、グロ
度が高いです。それだけでなく、0番に対する扱いの酷さや性的虐待など、ありとあらゆる地雷が埋め込まれています。
胸糞展開やグロ描写、暴力表現など多数含まれています。 お読みいただく前に、これらのことを踏まえてお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 00:02:04
49638文字
会話率:54%
魔術研究所に勤めるキユリと同僚のカイエンは犬猿の仲だ。実は好きだとかではなく本当に犬猿の仲だ。
ある日ムラムラしてオカズを探していたキユリは、最近流行りの淫夢グッズを試してみることにする。
エロいオカズを思い浮かべようとしたキユリの淫夢に出
てきたのは、身体だけは理想通りのカイエンだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 17:08:57
8003文字
会話率:44%
全編にわたりエロとギャグしかない、人工携帯触手(オナホとバイブ)の開発から始まる自分が大人のちょいSご主人様だと思い込んでいる美形天然マイペース変人とそんな変人に振り回される普通の元気で優しい不憫な流されアホチョロにいちゃんがお互いに自
分は攻だと思いながら受け受けしくキャッキャしているお話。
たまにモブが出てきて(ショタ)リィンを溺愛します。
●主な登場人物●
リィン:王立生化学研究所職員の32歳。美容研究科によって作られた美形長髪モノクロ眼鏡のお兄さん。一人称は僕。変な人。
ジャン:田舎の口減しで王都で兵になった22歳。見た目から勝手に不良だと思われがちな普通の素直なにいちゃん。一人称は俺。すぐ人に懐く、チョロい人。
触手ちゃん、触手くん:植物とスライムの融合型。有能で健気。
※注意※リバです。二人とも前後ろフェラなんでもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 01:55:41
101833文字
会話率:56%
この世界はよく他の世界から人が落ちてくる……
アディは異世界と異世界人の研究をしている。研究所は人里離れた森の中、危険生物も息づく場所だ。ある日の巡回でアディは生きている異世界人を保護した――
◇◇◇何でも許せる方向けだと思います。人によっ
てはメリバです。作中で人は死にませんが死体などはあります。おかしい人が出てくるのが苦手な人など、地雷回避お願いします。
◇◇◇エンドは一つですが至るルートを二つ書いてしまったのでそのまま上げます。
◇◇◇投稿主自身が読みやすいように書いています。
◇◇◇自衛用タグ増やしました。必要そうなものに気付いたらまた増やします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 02:50:24
63621文字
会話率:22%
天才魔法使いにして魔道研究所の誇る若き賢者であるギルベルト。その冷ややかな性格から「氷の女王」とあだ名され、研究員に恐れられている。
彼は秘書の休暇をきっかけに赴いた書庫でカイという青年に会う。生まれも性格も全く真逆の二人はひょんなことで親
しくなるが、ギルベルトにはある淫靡な秘密が……?
陽キャはつらつ20代青年×クールインテリ眼鏡30代を中心としたシリーズです。
■「勇者」や「冒険者」ではない、ファンタジー世界の市井に暮らす「それ以外の」人々を書いたシリーズです。
■特殊設定あり、甘々あり、触手凌辱あり、コメディあり、バトルありの色々詰まっているシリーズです。
■基本シリアスで展開しますが、コメディ描写もあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 13:39:05
99199文字
会話率:38%
オメガバース(第2性)に名前がつく前の時代。光と蛍太は被験者と研究者の関係だった。研究所を逃げ出した2人は番になったものの、光は死んでしまう。過去にリープした蛍太は光の死を回避する為に、光を殺した被験者達を最大限援助することにした。
e
ves(イブズ)…男なのに妊娠してしまい、研究者や国、家族から逃げてきた人の集まり。いざという時の為にお互いに何かあった時の為に名前やあだ名すら付けてない、知らない
adam(アダム)…evesの詳細を知っている男、他と区別する為にadamと名付けた(「あるΩ」と未来で番だったが離れ離れになってしまった。未来の運命を変えるために過去にループし、evesを最大限補助している)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 13:54:44
7147文字
会話率:65%
インターネットとデジタル機器にセットされた電脳麻薬によって、人々が眠っても夢を見られなくなった時代。異変はコンピュータの2000年問題から始まっていた。パリの街は、世界に蔓延するグローバリズムと市場経済の暴走から離脱して、地上から離れてい
た。そして2028年の『生命保存プロジェクト』によって、パリは夢を取り戻し、『花の都』とい象徴性を復活させて地上へと帰還した。
2030年。パリの街では、毎週の月・水・金曜日の午前中に、誰に知られることもなく、パリの街のAIのエピダウロスによって、街にあるすべてのデバイスと人々が持つあらゆるデバイスに、『星屑のパリ』という豊かな夢がダウンロードされていた。
ところが、その年の夏、夢遊病を訴える患者たちが散見されるようになった。夢遊病者たちは、夜に眠りながら朦朧と目覚め、脳科学研究所の博士たちによって『スリーパーズ』と命名された。『星屑のパリ』のダウンロードを調査してみると、そこには奇妙なバグが発生していることが分かった。
同時期、パリの北部では、皮膚がひどく乾燥している痩せこけた変死体が見つかった。刑事が遺体の身元を調べると、男は大きな夢を持って、それを目指して日々に努力を重ねている、インターネット下の現代では非常に珍しい『ドリーマーズ』と分類される男だった。
一方、TKOとシャロンは愛し合い、地中海のコルシカ島で、インターネットから離れた静かな生活を送っていた。2年前、TKOとシャロンは眠りの時空にダイブしていって、機械に作られた夢ではなく、実りある本物の夢の在り処を見つけて現実世界に帰還した。そして、その夢をAIのエピダウロスに読み込ませた。そんな2人がパリの街へと呼び戻された。
TKOとシャロンはオーステルリッツの脳科学研究所に向かい、エピダウロスの街へのダウンロードのタイミングに合わせて、『星屑のパリ』の夢の時空へとダイブしていった。すると、夢の時空のパリの街では正体不明の電磁波が飛び交い、現実世界にわずかな影響を与えていることが分かった。パリの街には、夢の時空と現実世界を行き来することが出来る『ルーナシィ』という謎めいた一族の数名が出没し、『星屑のパリ』の夢の時空に起きている異状と付かず離れず、TKOとシャロンの捜査の進展を見守った。
この物語は、以前にここに公開していた『星屑のパリ』の続編である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 08:00:00
252851文字
会話率:9%
2108年。夏のニューヨーク。セントラルパークには風力発電用の巨大な風車が立ち並ぶ。ビルの上層階がソーラーパネルで覆われていて、空が明るく感じられている。夕日が沈み、空が真っ黒な雲で覆われてゆく。夏が終わると、地球の北半球は3カ月間、厚い
酸性の雲に覆われて、太陽の光が届かず、月も星も見えない深い闇に閉ざされる。「グラファイト・シーズン」と呼ばれる闇の季節である。
その夜、タイムズスクエアの脇道で、東洋人の男が、目や、口や、汗腺などの全身の穴という穴から出血して死亡する。男は最後に「若さゆえに」とつぶやく。PME (ペースメーカー・エンタープライズ) からシェーン・ビショップとバーバラ・イーという2人の捜査官が、男の変死体を調べにやってくる。男は40歳以下らしく、身なりが高級だ。クレジットカードを見ると、男の名前はダイゴ・カミオとある。日本人である。男の体は無傷だが、胸にはバイタルを送信するデバイスが貼り付けられている。
セグウェイの車椅子に乗った老人が、医療用のモニターに男のバイタルが止まったことを知って、落胆する。
解剖室では、若いスタンレー・キムがカミオの遺体の解剖を進める。肺はまるで乾いたスポンジ、心臓は腐ったリンゴのようだ。体内の血液がほとんど排出されている。IDのバーコードがないので、未登録のクローンかも知れない。それにしては、出来が悪い。
バーバラがダイゴ・カミオを調べると、彼は純血の日本人で、天才的な生化学と遺伝学の研究者であり、ペンタゴンの生化学研究所の主任研究員であったことが分かる。しかし、2080年代に、カミオの行方が消えている。クローンのオリジナルであるカミオは1969年生まれ。現在、生きていれば139才になる。通常なら生きていられない年齢である。クローンの年齢が39才であると考えると、カミオが100才の時に作ったということになる。
一方、シリコンバレーは湾の東海岸を中心に統合されて、アメリカの一大都市となっている。闇の季節とはいえ、太陽灯の光に溢れるサニーベールには、6棟のビルからなるペースメーカー・エンープライズ社がある。そこでは、マテウス社長が、EVAと呼ばれる会社の研究の集大成である人間工学に則って、17才で亡くなった娘のエヴァ・ローザの脳と脊髄を活用して、彼女を長身で、美しいレプリカントとして再現しようと考えている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 07:00:00
414597文字
会話率:30%
西暦2035年、この年の11月。LAに住むアメリカ生まれの日本人、ケイ・ミヤマチは時おり夢を見て、「ここから離れた方が良いよ。奴らがやって来る」という、すでにこの世にはいない少年時代の親友の言葉を聞く。
ケイはそんな言葉に従って、妻のレ
クサスと2人してハワイのオアフ島へと引っ越してきた。ケイはニューヨークのマンハッタン北部のワシントン・ハイツにあるローゼンブリッジ財団の生化学研究所で生まれて育ち、1頭のヒツジの写真を大切にしている。同じ財団のインウッド生化学研究所で生まれた妻とは8才違いで、彼女が10才の時に初めて出会って、将来2人は夫婦になるのだと、研究所のグリフィン博士に紹介されていた。ところが彼女は初潮を迎えると、世間には無い「不妊症候群」という症状に悩まされて、子供を産めない体になる。
ケイは強いメッセージを感じるという特殊な写真を撮ることで有名な写真家で、世界のセレブたちの間で彼の写真を持つことが一種のステイタスとなっていて、とても裕福である。
実はケイは限られた人たちの中で「ファースト・チャイルド」と呼ばれる人類初のクローンであって、そのために同じ年に生まれたヒツジの「ドリー」の写真を大切にしている。第1号に日本人の遺伝子が選ばれたのは、失敗した場合には容赦なく廃棄でき、成功した場合には組織に従順な出来の良い人物になるだろうという、単にアメリカによる人種的偏見の賜物だ。また、レクサスには「51番写真の子供達」と呼ばれる同じ時期に同じ研究所で生まれて育った4人の仲間たちがいて、その構成は女子がレクサスとアレクサの双児の姉妹とベロニカの3人、男子がヴィンセントとアレックスの2人で成っていて、それは「ファースト・チャイルド」を入れた6人で3組のカップルを作り、オリジナル種(人類)を汚さずに、世界にハイブリッド種(混血)を産み出さないための予防措置だった。そしてクローン種の彼らには、人類ではすでに退化している鼻孔の基部にある「ヤコブソン器官」が発達していて、それぞれに「フェノミナ」と呼ばれる学習能力や超感覚を生まれ持っている。
事件は9年前の12月の初めにブロンクスの街中で起こっていた。「51番写真の子供達」の中でも一番に優秀で、レクサスの双児の妹であるアレクサの婚約者でもあったアレックス・ショウが、唐突に財団の管理下から脱走をしたのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 10:52:11
211319文字
会話率:30%