筋金入りの地味で根暗で残念な女子。石崎 誠は、地味で根暗で残念なオタク系女子。
そんな彼女が想いを寄せる人。
冬野 由貴は、すれ違うと立ち止まる位秀麗な容姿で、仕事も出来て、友達も多くて、絵に描いた様な好青年系男子。
二人は、同じ会社の
営業部で、まるでモブと王子様のようでした。
モブは、ずっと王子様の事が好きでしたが、極度の面倒臭がりで、王子様を好きな事をずっと隠して生きて来ました。
王子様は、生まれて初めて好きになった女性がモブでしたが、自分から女性に告白した事のない彼は、モブに好きと言う以外何も出来ずにいました。
そんな二人は、同じ会社に3年勤めていたのですが、ある日、王子様は会社を辞めてしまいモブと王子様は会社と言う唯一の接点を失ってしまいました。
もう、二度と会うことがないなら、いっそのこと『無かった事にしてしまえば良い』。
モブは、潔く王子様の事をあきらめて、一生地味で根暗で残念な一生を送りました。
モブは、みんなの前でそう語りました。
「これは、これでめでたしめでたしだよ」
満面の笑みで、一縷の迷いもなく、それはそれは、晴れやかな表情でした。
「ばっかじゃないの。姉ちゃん」
モブは、妹に叱られました。
妹は、王子様がモブの事が好きだとわかっていたからです。
そして、我が姉だけに、彼女の考える事が手に取る様に分かるのです。
モブが王子様と面倒臭さを天秤にかけて、面号臭さが勝ったんだと思い、ドン引きでした。
「えっ、石崎さん。正気ですか?なんで告白しないんですか?」
モブは、新人教育をした後輩女性社員に突っ込まれました。
後輩は、王子様がモブに会いたくて、毎日彼女のデスクに通っていうと思っていたからです。
この人、変り者だと思っていたけど、誰かハリセン持ってきて!!と、息をのみました。
「ちなみに僕とはどうします? 2年前、後輩の僕に何したと思ってるんですか。 初恋諦めるんでしたら、責任取って僕と付き合って下さいよ【笑】」
モブは、唯一仲の良い、男性後輩社員と人には言えない秘密の過去がありました。
彼はモブが王子様を好きな事を唯一知る人間でした。
この物語は、変わり者のモブが、王子様から全力で逃げる。強制シンデレラストーリー全力回避系ラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 00:10:00
334591文字
会話率:41%
魔力を持たずに生まれた侯爵令息のチェスター・ルークラフトは、従姉妹が働く魔法薬研究室で職員をしている。仕事は鑑定士とは名ばかりの雑用だ。
国を守った英雄で第四王子のアレクシスは、媚薬を盛られて対処できずに眠り続けている。彼に触れる者は
皆、酷い魔力酔いに苦しむからだ。
誰とも触れ合うことができないアレクシスを助けられるのは、どうやらチェスターだけのようで――
魔力が多すぎて他人に触れられない王子✕魔力を持たず魔力酔いを起こさない侯爵令息
**特に予告なく性的な描写が入ります**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 18:10:00
12683文字
会話率:44%
春香35歳、夫と娘と田舎町に暮らす主婦である彼女は、豊かな体つきを持ちながらも、家事ばかりの退屈な毎日の中で、山への散歩だけが唯一の趣味であった。日課となった山道の散歩道、犬のようで狼のようだが、太く長く、先が丸い角が生えた、生物に出会う。
その出会いは彼女の運命を翻弄し大きく狂わしていく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 21:37:39
117321文字
会話率:10%
女性の方が豊富な魔力を持ち、女尊男卑の価値観が浸透した世界。
少女のような少年ルルは、かつて病弱で死んでしまった転生者。
前世の大半を病院で生活していたルルは、病弱だった自分のように困っている人を救いたいと、回復のエキスパートである白魔
導士になる。
もちろん男性の白魔導士など珍しく、純粋な思いで治療をしてくれるルルは天使のようで……。
それに対し、ルルの性知識や恋愛観は人生を闘病に費やていたため満足な状態では無かった。
この物語は純粋無知で献身的な白魔導士の女難を描くお話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 11:37:13
56891文字
会話率:25%
白石紬はひとり暮らし。仕事と家を往復するだけの平穏な毎日。おひとり様として節約も頑張る日々。
ある日を境に、幼馴染の芹澤匠海がよく訪れるようになった。
「近くのジムに通ってるから」と言いながら、重い米やら味噌やら、手土産を抱えてやってくる
。
なぜ今さら? 何が目的? 距離を取ったのは自分のくせに。
それでも、気遣いに触れるたびに、心は少しずつほぐれていく。
そんなある日、差出人不明の封筒がポストに届いた。
不安な日々のなか、匠海はそばにいてくれる。
でもその視線は、幼馴染のようでいて、ひとりの男性のまなざしで――
恋心なんてゼロのはずだったのに、気づけば守られていた。
※アルファポリスでも投稿しています。
※小説家になろうからこちらに移動しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 19:29:44
85294文字
会話率:37%
男爵家の双子の姉妹のフィオーリとクリスティナは、髪色以外はよく似ている。
姉のフィオーリ宛にロシュフォール伯爵家から結婚の申し入れがあったことを、当日に知らされた二人。
驚いたのも束の間。
フィオーリは、クリスティナへ代役をお願いする。
「クリスティナ、大丈夫。絶対にバレないから!
結婚式に入れ替われば問題ないから。お願い」
いえいえいえ、問題しかないと思いますよ?
強引に代役を押し付けられたフィオーリは、文句を言いつつも姉に成りすますことを決意する。
バレるのではないかと緊張しつつ対面したフィオーリに、ロシュフォール伯爵は驚きの言葉を発する。
「この結婚はなかったことにしてほしい!すまない。実は……私はクリスティナ嬢、君の妹君に求婚したつもりだった……」
ど、ど、どういうことでしょうか? 旦那様?
混乱するフィオーリは、どうしたらいいのか分からなくて──。
ツッコミ所満載の、明るく楽しくをモットーにしたゆるふわっとしたラブコメです
小説家になろう様に投稿しているものを改稿、R18エピソード追加したものです
(R18回には※表記)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:21:08
22856文字
会話率:34%
「うふふ、お姉様ってば、やぁだ、顔が死人のようですわ。あら、やだ、私ってば本当のことを……」
ツインテールの髪を指でもて遊びながらにたにたと笑っている妹イリナ。
無垢な聖女とは名ばかりで、私の婚約者を寝取り、しかも私を殺そうとした妹。
大人しく殺されたりなんかしないわ。
「どちらが正しいかはっきりさせましょう」
聖女の儀式を行うことで、復讐するわ!
✳︎✳︎✳︎
レオナルド殿下とユリアは政略的な婚約
妹のイリナがレオナルド殿下に一目惚れ→レオナルド殿下はイリナに夢中→邪魔なユリアを始末しようと試みる→ユリアの反撃→ハッピーエンドです
ゆるふわとした、短編です。
2025.5.19 追加
2025.5.21. ユリアのため息 エピソード追加
2025.5.23 懲りないイリナエピソード追加
全年齢版は小説家になろう様に投稿しています
読者様ありがとうございますm(_ _)m
2025.5.22 日間短編4位
2025.5.23 日間総合10位 に入ることができました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 22:02:44
17793文字
会話率:29%
それは突然の出来事だった。
自然災害と言っても差し支えないのかも知れないが、それにしたって特異な出来事、ダンジョンが地面からせり上がって来た。
ゲームでよく聞く言葉のそれは、この世の者とは思えない生き物の巣窟で、生身の人間では太刀打
ちする事無く殺されることだろう。
だけど、もう、何回目かの特異な自然災害に僕はため息交じりに天を仰いだ。
既に生身なのかすら分からない程に人体が魔改造されている地球の人達。
女性はふたなりに、男性は男の娘に姿を返られ、セックスすれば一撃で孕むことからアナルセックスを強いられ、しかも男の娘も特殊なアイテムさえあれば簡単に性転換出来る上に子を授かるというめちゃくちゃ仕様。
それだけじゃない。
尻穴奥に魔核という器官を埋められたり、それのせいで魔法が使えるようになったりと、ダンジョンが生まれた事など些細なことだと言える事を既に経験しているんだ。
大概のことなら何とかなるとその時は思っていた。
今回の災害によるダンジョンは魔法だけじゃ太刀打ち出来ない仕様のようで、チュートリアルダンジョンなる魔法でなんとかなる洞穴をクリア後に出てくる人より大きなガチャガチャを回す事で、スキルオーブという力を手に入れることが出来る。
拳大のそれは尻穴奥の魔核に触れるとオーブに込められた力を使う事が出来る。
日頃から巨根の女の子とアナルセックスしているからその程度の物は簡単に入るけど、そうじゃない。僕が得たスキルオーブの力の名前は荷物持ちだった。
※ファンタジーアナル。尻から異物の描写はあるが、汚物描写なし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 00:00:00
150391文字
会話率:43%
王立セレスティア魔術学園に通うモニカ・ミュールは、傲慢不遜な隣国ドラクトルの王太子、ジーク・ドラクトルのことを毛嫌いしていた。卒業を控えたモニカとジークは卒業パーティーに出席する。そこに突如現れた預言者によって、ジークの妻となるのはモニカで
あると告げられ……。
以前投稿した短編の連載版になります。
1・2話が短編と同じ内容で、3話以降が新しいお話です。
1・2話も、短編とは若干表現が変わっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 19:41:32
106520文字
会話率:42%
王立セレスティア魔術学園に通うモニカ・ミュールは、傲慢不遜な隣国ドラクトルの王太子、ジーク・ドラクトルのことを毛嫌いしていた。卒業を控えたモニカとジークは卒業パーティーに出席する。そこに突如現れた預言者によって、ジークの妻となるのはモニカで
あると告げられ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 16:53:25
13410文字
会話率:37%
誕生日に贈られたのは、ティファニーのネックレス。
「もう一人、子どもがいてもいい」
その囁きは、愛のようでいて、狂気にも似ていた。
妻子ある上司・佐伯との、許されない関係。
快楽と罪悪感に溺れながら、
私はこの夜、たしかに壊れていった――
最終更新:2025-06-15 20:00:00
1439文字
会話率:15%
「私は、どこから来たのだろう」
半龍族の少女リュエル・ボーラスは、十八歳の誕生日に家を出た。
平穏な暮らしに不満はなかった。けれど、心のどこかが――乾いていた。
遠い昔、異世界から来たという“人間の祖先”。
酒場で出会った金髪の酔っ払いが
語った、朽ちない教会と転移装置の話。
どれもおとぎ話のようで、でもなぜか信じてみたくなった。
「地球」という見たことのない空の下。
自分の血の半分が向こうにあるのだとしたら、確かめてみたい。
――これは、異世界から現代へとやってきたひとりの少女が、
まだ知らぬ誰かと出会い、心を重ねていく旅のはじまり。
運命も、種族も、世界すらも越えて、
ただ「あなたに会うため」に歩き出した、ひとつの恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 22:52:04
17570文字
会話率:24%
感じることのない無表情妻・ユウコは、夫の留守中に求められるままに男たちの性欲処理を淡々とこなす日々を送っている。
乳首を吸われ、口腔で舌で扱き、乳房で挟み、膣出しを黙って受け入れる――すべては、ただ「求められたから応じている」にすぎない。
それは家事の一部のようであり、感情も快感も、そこには存在しない。
だがその姿を、夫は録画カメラ越しに凝視し、倒錯した愛情と欲望を募らせていく。
「演技でもいい、自分の前でだけは恋人を演じてほしい」
そんな奇妙な均衡のなか、無表情な妻と複数の男たちによる歪な関係が深まっていく――
感じない人妻×受け身奉仕×録画フェチ×公認NTR。
日常に埋もれた異常な性が、静かに、淫らに、淡々と綴られていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 21:00:00
71875文字
会話率:32%
一人暮らしの大学生・シュウは、隣室に住む美人OLふたりの生活に密かに気を配っていた。連日深夜帰宅し、疲れた表情で玄関をくぐる彼女たち──ゆるふわ天然なミナと、キリッと勝気なカオリ──に、ある日ささやかなご飯を振る舞ったところから全ては始まる
。
「お礼、ちゃんとしなきゃね」
そこから繰り返される、女性上位の甘い搾精責め。フェラ、パイズリ、騎乗位、そして前立腺責め──童貞だった彼は快楽地獄に溺れ、朝まで何度も精を搾り尽くされていく。
社畜OLふたりに“美味しくいただかれる”、
夢のようで現実的な、濃密ハーレム短編。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 18:10:00
7532文字
会話率:49%
本年度入庁した、新人女性警察官の望月花怜。
彼女は18歳で、瞳が大きく、とても童顔な美少女だった。
屈託の無い笑顔は天使のようで、すぐに皆の人気者になった。
また、ちょっとドジで天然な面があり、更に無防備な面があり、スカートの中が見えてしま
う事も多い。
本人は全く無自覚だが、同僚の男性警官や、違反者にラッキースケベをお届けする毎日だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:18:18
5669文字
会話率:50%
テスト週間明け、さっそくプールへ遊びに行くも、遊ぶ約束してた連中はみんなドタキャン。
仕方なくひとりで日光浴していると、いかにも「遊んでます」的な、ちょっと童顔入って小柄な――そのくせ巨乳の――若い女性が声をかけてきた。
やっぱり逆ナン、そ
れもカラダ目的の「遊び」のようで。
ひとりでダラダラするのも……と思い、俺は誘いに乗ることにした。
そんな女子大生、アズサさんが、プールでさっそく仕掛けてくる。俺を経験未熟な高校生と思ってからかいながら、軽い「スキンシップ」で誘惑してきて。
そっちがそのつもりなら――
やや空いているのをいいことに、プールの中で乳繰り合う俺達。行為は次第にエスカレートしていって……
涼しい水の中、お互いに熱は高まるばかりで。
結局、アズサさんに連れられて、俺はラブホテルへ行くことになった。
もちろん、ヤる。
出会ったばかりの女子大生とセックスする。
ナマで、セックスしちゃう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 20:12:47
22132文字
会話率:29%
転生者である王女ラティアは、死にかけた自分を助けてくれた男性との再会を願っていた。
そんな彼女の前に現れたのは、美しくも謎めいた銀髪の王子様。
恩人との再会かと喜んだのも束の間、彼はあと数時間で死んでしまうことが判明!?
運命のようでそうで
はない、おとぎ話のようでそうでもない――そんな計算尽くの恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 21:37:53
11360文字
会話率:39%
実年齢より少し若くみられるが、平凡顔の海原 直也(うなばら なおや)二十五歳。
熱海の旅館で満喫中、異世界トリップしてしまった。
異世界で直也を拾った青年ナトラージャは、直也の事を『成人に満たない“少年”』で、何故か貴族が攫って囲っていたの
だと勘違いしていた。
異世界の言葉は聞き取りできるが、直也が発する言葉は通じず、読み書きもできない。
その所為で、直也はナトラージャの勘違いを訂正できなかった。
しかも、ナトラージャも訳ありのようで……。
虎のような雰囲気を持つ異世界人(年下で訳あり美丈夫)×平凡な日本人
お話に影響が出ない程度で、投稿済み分を修正・加筆する場合があります。
※アルファポリスにも載せています。(アルファポリスでは現在、休止中です。こちらでの更新を優先しています)
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/43215357/691064096
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 10:00:00
89277文字
会話率:24%
棗藤次は、司法修習生の同期である弁護士谷原真嗣と同居する、京都地検の名物検事。
笠原絢音は、統合失調症を患う薄幸の美女。
出会いは偶然のようで、必然だったのかもしれない。
恋することを忘れていた2人に訪れた愛の行く末は、果たして…
最終更新:2025-05-30 08:00:00
73055文字
会話率:53%
棗藤次は、司法修習生の同期である弁護士谷原真嗣と同居する、京都地検の名物検事。
笠原絢音は、統合失調症を患う薄幸の美女。
出会いは偶然のようで、必然だったのかもしれない。
恋することを忘れていた2人に訪れた愛の行く末は、果たして…
最終更新:2022-03-31 00:07:36
1245文字
会話率:47%
世界最強と名高い騎馬民族ヒュンナグの一人であるカルムに助けられたことのある西の国出身のヴィオレッタは、ずっと彼にお礼をしたいと考えていた。使節団の一員として再会を果たしたヴィオレッタは、ある晩、湖の側でカルムに短剣を贈ることにした。お礼のつ
もりで贈ったのだが、ヒュンナグの中では短剣を贈るのは婚姻を申し出る時の風習のようで……。勘違いしてしまい態度を激変させるカルムと、風習を知らないヴィオレッタの溺愛ラブコメディ。>>>>【コミカライズ&書籍化】この度、eロマンスロイヤル様からコミカライズ&紙・電子書籍が発売されることとなりました。タイトルは『以前助けてくれた騎馬民族の青年に風習を知らず間違えて求婚してしまったら、急に溺愛されました!』に変更になりました!ブックマークや評価、レビュー、感想など、連載時から応援してくださった皆様、誠にありありがとうございます!書籍版は世界観をたっぷり楽しめるようストーリーを重視した(約21万字ほどの)大長編となります!【2025年5月30日】より発売中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:46:48
58726文字
会話率:27%
──この世界の常識で測れない方法によって行方不明が起こった。
そんな情報を元に『M機関』は淡深郡葦船町へとやって来た。事件、いや異常現象の解析または解決の為に動いた久留島 武蔵(くるしま むさし)もその組織の一人だ。
彼は葦船町で書
き込み調査を行うが、ある日上司であるレイ・三嘴(みはし)から新しい情報が入る。
──新種の行方不明が起こっている。
例の神社で起こったモノと違い、場所はランダム時間もランダムと明らかにこの町に来る前に起こった異変とは別の異変が起こっていた。
久留島 武蔵(くるしま むさし)はその新種の異変を解決するべく動き出し、巻き込まれる。
現実の世界とは違い暗闇が支配している世界。
完全な異世界ではなく、元の世界のガワだけを模倣した二つの世界の間にある次元の狭間。
そんな世界に引き込まれた彼は、人を狙う化け物達に襲われる事になる。
「お困りのようですね」
なのにそこには
保育園で聞き取り調査をおこなった
……暁月 絵里(あかつき えり)がいた。
「ここが異世界とあれど、英雄としての証を見せましょう」
槍と斧のような白銀の武器を携えた戦乙女の絵里と、
魔法も何も知らない武蔵の物語が始まる。
※公式企画「Blue Moon Cocktail」参加作品です
※執筆テーマは「あなたのことを教えてください」ですが、公式からの更新で執筆テーマが発表されると、追加される可能性があります。
※R18要素は……多分あります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:47:57
69425文字
会話率:36%
男として生きてきたはずの自分が、ある日突然、見知らぬ少女の肉体で目を覚ました。
異変に戸惑いながらも、やがて「女」として扱われることに少しずつ慣れていく。電車の中で感じた異様な視線、制服のスカートが風でめくれそうになるたびに脈打つ鼓動。そ
れは恐怖のようでいて、ほんの少しだけ、快感にも似ていた。
彼女を取り巻く世界は、かつて男がいた世界と似ているようでまるで違う。ただの友人・仲間・同僚であったはずの男性は今では彼女に無遠慮な品定めの目を向け、性のはけ口としての値踏みをしている。女としての「価値」が、かつての人格を少しずつ侵食していく。
抗えない出来事の積み重ねは、自尊心をゆっくりと剥ぎ取っていく。男だったはずの自分はどこにいるのか。気づけば「俺」としての思考は霧のように薄れ、「私」としての役割に身体も心もなじんでいく。
これは、ひとりの“男”が“女”に変わり、環境と欲望に呑まれながら、「俺」を失い、「私」として生きることを選ばされていく物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-20 23:15:14
106022文字
会話率:23%
獣人の長たる銀狼貴族グラナイダ伯爵家次期当主のギザリオに見初められたリリィ。けれどリリィは銀狼を狂わせると占われ森の奥深くで隔離されて育ったため、恋とか愛とかよくわからない。ただ大人で格好が良くなんでもリリィの願いを叶えようとする物腰の柔ら
かなギザリオに憧れに近い思いで家に迎えられた。
兄妹のように寄り添う穏やかな日々から夫婦になり、ギザリオの完璧ではない素の様子も好きだなあ思い始めたのに、彼はある時から「僕のこと愛してる?」と執拗に聞くようになり…。
怠惰だけど格好つけたがりの次期銀狼当主×箱入りで育った慈愛の黒狼令嬢。
穏やかに育む情と銀狼が求める愛に満たされたり振り回される二人のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 19:09:11
85238文字
会話率:40%