1941年、クリスマス直前のマドリード。
矢嶋志貴は、上官の梶公使と共に、一人の青年と面会していた。母国の運命を、少しでも悲劇から遠ざけるために、彼の協力が必要だったのだ。
国を跨いだ諜報網を持つ、有能だが危険な男──テオバルド・アルヴァ・
コルテス。しかし彼は、意外な人懐こさで志貴の心に入り込む。
「あんたにだけは、テオと呼ばれたい。……子供の頃の愛称だ、もう他に呼ぶ者もない」
陽気なラテンの色男の中に、時折垣間見える昏い情念と空虚な闇に強く惹かれる志貴と、付かず離れずの距離を保ちながらも執着するテオバルド。
そして、年上の幼馴染であり憧れの人でもある、駐在武官の衛藤一洋中佐。
2人から捧げられる真摯な愛の言葉をすべて信じることができず、志貴は退け続けるが、次第に心は揺れていく。
混迷を増す戦局の中、使命のために身動きが取れなくなっていく3人を、戦乱の大波が飲み込もうとしていた──。
■性描写のある話には、サブタイトルに※を付記しております。苦手な方はご注意ください。
■他サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 00:00:00
243807文字
会話率:38%
「獣人化ヤンデレ美形作家アルファ×調教済み性奴隷(無自覚)美人オメガ」の「病んでる溺愛執着攻め×病んでる受け改変オメガバース」です(攻めが人間、狼、人狼になります)。
*めちゃ可哀想な性奴隷の受けオメガが、突然現れた愛重ため攻めアルファにあ
れこれされて環境が180度変わり、「恋人契約」のあとなんか最終的に「契約結婚」して…?というお話です。
お読みいただく前に【諸注意】を必ずご一読くださいますよう、何とぞよろしくお願いいたします。
貴方の手を見せてくださいませんか。いえ、私は目が見えませんので、《この手》で」
オメガ男性、27歳のユンファ(受け)は「性奴隷契約」を交わしたケグリが経営する店で日夜働き、身も心も性奴隷として調教されながら、日々陵辱され弄ばれていた。
しかしある日突然、盲目だろう謎の美青年(攻め/ソンジュ)がユンファの働くカフェへと訪れ、「貴方の手を“見せて”くれ」とユンファにいう。渋々ながらユンファが手を差し出すと、ユンファの手に触れているだけのその美青年は、次々とユンファのさまざまな面を言い当ててゆく。
そしてその謎の美青年――ソンジュは、「取材」といって聞き出したユンファの身の上話を聞いた後、にわかにユンファへ「一週間の恋人契約」を持ちかけたのだった。
そうして二人は「恋人契約」を結ぶが、「契約」と思っているユンファと、初めから本気でユンファに惚れ込んでいるようなソンジュ、ソンジュは度々ユンファへと本気のプロポーズをするが――「契約」を持ちかけた、ソンジュの思惑とは……?
ソンジュの神のような慈愛と、悪魔のような狂愛に翻弄されながら、ユンファもまたソンジュに惹かれていって――。
*健気儚げ、でも芯強めで実はプライド高め、理屈っぽい不憫受け(※ド天然)をチヤホヤする受け大好きわんわんちゅっちゅ溺愛執着攻め(?)。紳士の面被った獣攻め。
*「(しばしば素が出る)敬語年下×年上」かつドS×ドM(ただ受けの本質は…?)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 21:32:12
962658文字
会話率:39%
盗賊に追われ怪我をした秀は、僧侶の格好をした青年・伯央に助けられる。伯央は神獣白虎を祀る寺の管理人で、怪我を介抱してくれた。伯央の役に立ちたくて食事や履き物を作り、親しくなる。
だが、茸を採りに行った山で再び盗賊に狙われる。窮地に陥った時、
白虎を従えた伯央が現れた。
◆2024年5月12日発行の同人誌「白虎の血族~創作BL小説短編集~」収録作品です。(2022年10月発行:Kindle中華風四神アンソロジー寄稿作品)他サイトにも掲載。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 20:00:00
12680文字
会話率:58%
材木の下敷きになった青年は剣と魔法の古代世界の超大国貴族の身体に召喚されてしまった!!
皇帝陛下がブラック企業を超える残業を強いられ、おっぱい丸出しの美女が普通に生活し、闘技場や貴族の私邸中庭で全裸美女が血と汗と愛液に塗れて闘うこの世界
でアルバイトで小遣い稼ぎをしていた偏差値50前後の文系浪人生は生きて行けるのか!?
彼を待ち受けるのは残業の山に悲鳴を上げる若き天才皇帝陛下!
発情中のライオンや虎並の性欲を兼ね備えた美人皇妹と皇帝内妻!
ノブレス・オブリージュの極みとも言える超重労働!
ヤンデレ気味の元高級奴隷!
闘技場で血と汗と愛液を流す美少女奴隷達!
そして、皇帝陛下達が強過ぎるので、側近や与党貴族達に標的を替えた政敵とその配下の殺し屋さん御一同!!
この作品は「Pixiv」にも漫画作品として投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 19:08:02
1966785文字
会話率:21%
『新たな神の存在を知った人間族は、他種族を皆殺して世界を滅ぼす』。
多種多様な種族の予言者が、こぞってそう未来を読んだ。
帝国最強の英雄と謳われた八剱は、そんな破滅の最期に立たされる。
情報も敵の首魁の居場所も判らず、ただ無慈悲に
世界は終わった。
しかし古き神の手で世界は巻き戻る。八剱はただ一人、破滅までの記憶を鮮明に保持していた。
二度繰り返し、三度繰り返してさえ、結末を変えることができない。
しかも必ず『白銀の黒姫』ルルという青年を殺すことになる。彼は初めこそ大切な友人だったが、想いはいつしか執着に変わった。
大切な人を殺害することによる心への負荷は重く、精神は徐々に蝕まれていく。
古き神はようやく悟る。
たとえ武力最強でも、出来ることに制限はある。手助けが必要だと。
四度目の今、八剱はようやく理解者が与えられた。
ただし引き続きルルに前回の記憶はない。いくら三度目に深い仲になっていたとしても、今はまた友人の間柄である。
時が巻き戻ろうと、世界崩壊のカウントダウンは確実に進んでいる。
人間の王国に取り憑いた、神様気取りの何者かを倒すため。またルルの気を引くために、八剱は奮闘するのだった。
※メインは「八剱×ルル」のBLですが、NLも混ざっています。
※タイトルの『*』はR18表現があることを示しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 01:19:04
38267文字
会話率:30%
軸丸スバルは戦場で悪魔と出会う。無慈悲ともいえる物量に仲間は全滅し、スバルも死を覚悟した。その時赤眼の美しい青年から命を助けられる。しかし何者なのかを問う前に、出血多量で気絶してしまった。
基地の病室にて目を覚ますも、全ての責任を取らさ
れてしまう。
次に再会した際、また命を救われる。絶望の淵に立ち、生を望まなくなっていたスバルの手を取り、青年は異空間への扉へ連れ出した。
その先に広がっていたのは、物語だけのものだと思っていた『魔術』のある世界だった。
※主人公は軸丸スバルではありません。
※この作品は「PIXIV」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 01:11:59
1121433文字
会話率:37%
【お知らせ】
シリーズとして書いている小説の分割版です。一話の読了に一時間超え(Pixivより)は、流石に読みにくいかなとの考えに至りました。未完作品なので、追いついたら遅くなりますが、少しずつ投稿します。
【story】
軸丸スバ
ルは戦場で悪魔と出会う。無慈悲ともいえる物量に仲間は全滅し、スバルも死を覚悟した。その時赤眼の美しい青年から命を助けられる。しかし何者なのかを問う前に、出血多量で気絶してしまった。
基地の病室にて目を覚ますも、全ての責任を取らされてしまう。
次に再会した際、また命を救われる。絶望の淵に立ち、生を望まなくなっていたスバルの手を取り、青年は異空間への扉へ連れ出した。
その先に広がっていたのは、物語だけのものだと思っていた『魔術』のある世界だった。
※主人公は軸丸スバルではありません。
※この作品は「PIXIV」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 14:25:34
172347文字
会話率:37%
・人魚青年(年下天然王子系)×水族館の飼育員(年上面倒見いい系人魚オタク)
・近未来SF風?BL。切ない甘い。
・全9章、エロは4章〜9章で本番がっつり。長いです。
BLエロはファンタジー!をご了承ください。
・タグつけませんでしたが、軽
い流血、暴力シーンがあります。
・ハッピーエンドです!!
【詳しいあらすじ】
地球上に最後に残された人類の生存可能域・都市国家ザラスト。
その唯一の公営水族館で、雄の人魚が保護されることになる。
すでに6頭の人語を解さない雌の人魚たちを世話している飼育研究員のユースは、ザラスト初の発見となる美しい雄の人魚『エル』を大喜びで迎え入れる。
初めはよそよそしいエルだが、仕事熱心なユースに少しずつ心を開いていく様子だった。
ある日二人でセーリングに出かけた先で、人魚に言葉は通じないと知りつつ、ユースは世間から『不能』とレッテルを貼られる苦しさをエルに打ち明ける。
すると突然エルが喋り出した。
『しょうがねーとか言ってないでなんとかしましょーよ、ユース。ユースってしっかりしてるよーで抜けてますよね〜。そこが可愛いけど』
前代未聞の喋る人魚に水族館は大騒ぎになるが、どこ吹く風で積極的にユースへのアピールを始めるエル。
ユースは可愛い飼育生物と思っていた相手から恋愛対象として見られることに戸惑いつつ、明るく穏やかでポジティブなエルに強く惹かれていき────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 21:48:35
22047文字
会話率:53%
仕様上、名前は変わっていますが宙色紅葉です。
本作品は「クーデレさんの密かな恋」の番外編で、タルトとジルが結ばれた後の甘い夜を描いた作品になっております。
本作を元の作品の一エピソードにしてしまうと作品全体がR―18になってしまうので、
今作だけ独立させました。
本編も読んでいただけると嬉しいですが、今作だけ読んでいただくのでも、もちろんうれしいですよ!
乗り気でフ○ラをするなど、女攻め成分が多いですが、攻守交替するためタルト(本作の主人公、女性)も責められます。
そういう感じのスケベ話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 20:42:03
18138文字
会話率:23%
ただ一人と添い遂げたいリリスはサキュバス社会では異端。男性から精気を奪えないのでいつも体調が悪い。王都のレース工場で働き始め手荒れに悩んだ彼女は、薬局で親切な薬師の青年ヴォルフィと出会う。彼の処方する塗り薬と貧血薬でリリスはしばらく健康に過
ごしていたが、ある日飢餓感に耐えられなくなりヴォルフィを襲いかけてしまう。彼は快くリリスに精気の提供を申し出てくれたが、ヴォルフィ一人を相手に精気を奪い続ける心苦しさと、彼が自分をどう思っているかがわからない切なさに、リリスは思い悩む。愛情か食欲か性欲か理性か本能か、本当の自分はどこにいる? ほのぼの異種間受給恋愛譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 20:00:00
33000文字
会話率:57%
宮西航平さんはいつも爽やかな好青年。新年会の夜、私はべろべろに酔った宮西さんから「おっさんくさい言葉攻めを試してみない?」と誘われる。彼を憎からず思っていたので、私は合意し、関係を持った。翌朝、自分のしでかしたことに気づいて真っ青になった宮
西さんに、私は「しばらく練習に付き合ってください」と持ち掛ける。
ちょっぴり屈折したおっぱいおっきめな女子と爽やかおしゃれ男子ののんびりした身体だけの関係。本編全9話+おまけ。
※アルファポリス、エブリスタでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 20:00:00
63000文字
会話率:47%
光の玉「(要約)世界を救ってくれ」
僕「どゆこと?」
片田舎で、何てことない日常を過ごしていた琉生(るき)は、ある日目が覚めると真っ白な空間にいた。目の前には白く光る玉である自称神。
要約すると、勇者となる運命にある子が、邪神の呪いを受け
たために、このままでは世界が滅ぶから何とか立派な勇者に育て上げろと言うことらしい。
僕「え、僕は長男だけど一人っ子だから弟妹は居ないし、結婚どころか恋人も居ないし子育ての経験無いです無理です。」
光の玉「(要約)なんとかなる」
突然始まる、異世界子育てライフ。
二部構成(攻めの子供時代→青年時代)
ギャグに見せかけシリアスな場面が多くなる予定なので、楽しく読みたい方はご注意を。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 22:33:07
14080文字
会話率:37%
【Dom/subユニバース・世話好き優しい警察官(Dom)×強気な訳アリ青年(Sub)】
欲求不満の青年(Sub)は、欲求を解消するため、ある男と待ち合わせをする。しかし、二人でホテルに入ろうとしたところを警官に囲まれてしまった。どうやらそ
の男はある事件に関与していたらしい。任意同行を求められ、青年も取り調べを受けることになった。取り調べの最中、青年はダイナミクスの不調によってパニックに陥ってしまう。取り調べを担当していた刑事・国近肇(Dom)は青年の様子を見かね、青年を助けようとする。初めは警戒していた青年だったが、国近の優しさに徐々に心を開いていき――。
※暴力、男女の性描写、首絞め表現等を含みます。
※Dom/Subユニバースは、支配欲と被支配欲によって人間に第二性がある世界です。Dom→支配したい側、コマンド(呪文のようなもの)を使ってSubを支配する。Sub→支配されたい側、Domに支配される。設定に関しては独自解釈も含むのでご注意ください。
※この小説はpixiv、アルファポリスにも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 21:07:27
195130文字
会話率:28%
「鏡よ鏡。この世で一番美しいのは誰かしら?」『そりゃもちろん、ローズ王妃様に決まっていますよ!』
ローズは後妻としてヴァイス王国に嫁いできた、シュバルツ王国の王女で魔女。ヴァイス王国の守護精霊だという鏡の精霊ユーリと、毎日おしゃべりするのが
日課だった。
そんなある日、義娘のリリーナ王女が置手紙を残して失踪する。追い打ちをかけるように、床に臥せっていたヴァイス王も危篤状態になる。うろたえたローズは、ユーリの助けを借りてリリーナに会いに行く。森の小屋で青年と幸せそうに暮らしているリリーナを見て、連れ帰ることを断念したローズ。
帰り道でうっかり睡眠薬入りのリンゴをかじってしまい、オオカミに襲われかけた彼女を、ユーリが鏡の中に招いて助ける。だが、ユーリの様子が不穏で……。「あーなんて純粋でちょろい王妃様!」「え……?」
心優しい魔女で処女のローズが、ヤンデレクズストーカー男にからめとられてしまう話。
拙作『白百合姫と七重人格の男』の魔女サイドの話となります。そちらを読まなくても大丈夫な仕様になっています。一応童話「白雪姫」のパロディですが、その要素はわずかしか残っていません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 20:35:08
21844文字
会話率:68%
深い森の中でオオカミに襲われていたリリーは、マルクという青年とその飼い犬レオに助けられた。足を怪我したリリーは、しばらくマルクの小屋で一緒に暮らすことになる。
紳士(?)、チャラ男、ヤンキー、ヤンデレ、オネエ、幼児、ワンコと日替わりで人格が
変わる男に驚愕しながらも、なんだかんだ受け入れていくリリー。マルクの好き好きアピールにほだされていくのだが、ある朝突然出て行くように言われ…。
互いに訳あり男女のラブコメです。童話「白雪姫」のパロディですが、骨組みの一部ぐらいしか残っていません。たまにドМ男が出現するので注意です。エロシーンは本番なしに※、本番ありに※※をつけました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:22:03
45549文字
会話率:61%
婚約者である幼馴染が病気で死にかけており、助けるために大魔女を訪ねた青年が、魔力採取のために魔女と交わり、そのまま好きになっちゃう話。
最終更新:2023-05-09 21:39:13
8637文字
会話率:58%
剣と魔法がやや翳(かげ)りを見せはじめ、鉄・火薬・蒸気が人々に浸透し始めた時代。
『大陸の魔王』と称された帝国の王が勇者達によって討ち取られた。
しかし、英雄譚のように平和は戻らなかった。
強大な帝国が滅ぶや否や傘下にあった諸国は分裂
し兼ねてからの凶作に続き疫病が蔓延した。
一触即発の不穏な空気が大陸を覆い、諸国は総じて軍備を拡大・増強し始めた。
それを見計らうかのように、魔王の一人娘を君主とする勢力が奇襲によって旧帝都を奪還し『新生帝国』として大陸全土に宣戦布告した。
大陸は全土を巻き込み郡湯割拠の狂気の時代へと突入したのである。
その戦火を逃れ、大陸の東部を目指していた青年は一人のエルフの少女に出会う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 18:11:52
153848文字
会話率:40%
かつて大陸を支配した王も、元を正せば大陸南部を拠点とした小国の君主であった。
軍馬に跨り、戦場を駆ける君主に常に付き従う者が二人いた。
一人は後に君主の妻となる女剣士。
もう一人は軍師として仕える青年。
幼い頃より共に笑い
、泣き、苦楽を共に過ごした親友達であった。
やがて君主は大陸を平定し、強大な帝国を築く。
女剣士を正妻として迎え、軍師として仕えた青年も妻を迎えた。
帝国は益々栄えるはずだった。
しかし、君主は全ての頂点に立つ者として
『大陸に平穏を保たねばならない、再び戦乱の世に戻してはならない』
という思いがあった。
いつの頃からか、君主は人の心を疑うようになった。
今、この座を奪われては、再び大陸は戦乱の世に戻ってしまう、と人の心を疑う思いが日に日に強くなっていった。
そして王の心が闇に閉ざされるきっかけを作ったのは皮肉にも、王の世継ぎが誕生した日だった。
側室を持たなかった王には待望の世継ぎであったが、生まれたのは元気な女の子であった。
さらに王妃の産後の容態が悪く、そのまま帰らぬ人となってしまった。
赤ん坊を前に王は、一つの結論に辿り着く。
――――疑わしき者は全て消さなければならない――――
そしてその日を境に謀反を疑われた者は全て処刑された。
その中には無実の罪を問われた者の少なくはなかった。
あまりに度が過ぎた粛清に対して、かつて軍師は君主に諫言した。
しかし、もはや疑心暗鬼の塊と化していた君主はその軍師を筆頭にその一族郎党を全て処刑してしまった。
王は自ら親友を処刑した事で自責の念に駆られたのか、ようやく冷静さを取り戻したが既に時は遅く
王は臣下、万民から『魔王』と呼ばれ、恐怖の対象となると共に多くの怨恨を背負った。
時は流れ、剣と魔法がやや翳りを見せ始め、新たに鉄・火薬・蒸気が新しい文明を築き始めた時代
長年にわたる帝国の圧政と強引な併合政策に耐えかねた辺境の諸国や少数民族が各地で反発、そして帝国内部にも王に反する者達がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 17:20:57
17717文字
会話率:48%
これは地球そっくりな星の物語。ただ違うのは高等な知能を持ったサルが人間を支配する世界ということ。人間は食糧であり、もてあそばられる対象として存在する。今日もこの世界では人間たちが捕食され、陵辱されるあえぎ声が充満する。
この物語はサルたちが
利用する人肉レストランに就職した青年の話である。
内容が内容だけに、想像力が豊かすぎる人は読まないほうがよいかと思います。漫画チックなイメージで読んでいただければよいかと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 12:40:14
35789文字
会話率:54%
【エロシーンには※印がついています】
お急ぎの方や濃厚なエロシーンが見たい方はタイトルに「※」がついている話をどうぞ。読者の皆様のお気に入りのお楽しみシーンを見つけてくださいね。
【ストーリー】
見覚えのあるレインコート。鎌ヶ谷翔太の胸が
高鳴る。
会社を半休で抜け出した平日午後。雨がそぼ降る駅で待ち合わせたのは、従姉の人妻、藤沢あかねだった。
手をつないで歩きだす二人には、翔太は恋人と、あかねは夫との、それぞれ愛の暮らしと違う『もう一つの愛の暮らし』がある。
親族同士の結ばれないが離れがたい、二人だけのひそやかな関係。そして、会うたびにさらけだす『むき出しの欲望』は、お互いをますます離れがたくする。
いつまで二人だけの関係を続けられるか、という不安と、従姉への抑えきれない愛情を抱えながら、翔太はあかねを抱き寄せる……
托卵人妻と従弟の青年の、抜け出すことができない愛の関係を描いた物語。
◆登場人物
・ 鎌ヶ谷翔太(26) パルサーソリューションズ勤務の営業マン
・ 藤沢あかね(29) 三和ケミカル勤務の経営企画員
・ 八幡栞 (28) パルサーソリューションズ勤務の業務管理部員。翔太の彼女
・ 藤沢茂 (34) シャインメディカル医療機器勤務の経理マン。あかねの夫。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 00:33:11
12985文字
会話率:29%
【エッチシーンは「※」印がついています】
『姫初め2024』参加作品
30代の市川良治と平井ゆりえ。1月のある日、ゆりえの誘いで良治はドライブデートに誘われる。
全く接点のなかった二人が出会ったのは結婚相談所。順調にデートを重ねていく二
人だが、いま一歩踏み出せないでいた。それぞれの想いと傷を負い、二人は雲が浦という湖に車を走らせる。そこはゆりえの特別な場所で……。
大人と青年の間の30代を描く、エロと恋愛の物語。
登場人物
・ 市川良治(いちかわりょうじ)(34) 主人公。アルテミスソフトウェア勤務のエンジニア
・ 平井(ひらい)ゆりえ(32) 本作ヒロイン。涼風物流の総務課勤務
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-04 18:34:25
50518文字
会話率:38%
本編完結済。記録的な猛暑が続く中サラリーマンの芦谷蓮斗(27)は一週間続いた残業を終え自宅に帰る。締切の自宅は外よりも暑く目眩がする程だったが仕事で疲れた芦谷はクーラーをつけずに眠ってしまう…。真っ暗な暗闇の中出逢ったのは泣きじゃくるハニエ
ル(7)。理由の分からぬ内にハニエルと魂が融合してしまい魔法のある異世界へ。ところがハニエルは父親から虐待を受けていた。初っ端から瀕死の重症で始まるハードモード!?。……あれ?もしかしてイージーモード?ゲームか物語か…色んな話がごちゃまぜの世界。降りかかる不幸を切り抜ける為冒険者になる。主人公と伯爵家の皆が(陰が薄い)チート集団となって頑張る話。ダンジョン内のことはサラッと。学園内もサラッと。主人公は攻めです(7~17歳迄成長します)。受けが登場する迄かなり長いです(30話)。受けと出会う前に諸事情により12、13歳(見た目青年)で複数といたします(男女)。女性との性描写は詳しく書きません。同時に複数人と付き合ったり浮気はしません。にいさまやハニエルと性的な意味で絡む事はありません。ショタではありません。が、幼少期受けが胸を吸われる話が1話あります。シリアスだったりギャグぽくなったりします。人が沢山亡くなる話があります。自殺未遂描写あります。流血描写あります。何でも来い!の方向けです。僅かでも読んで下さる方がいらっしゃれば幸いです。アルファポリスさんにも投稿しています。内容は同じです。一言でも感想頂ければ嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:00:00
445860文字
会話率:33%
見知らぬ病室で目を覚ました男。彼は男性がか弱く、極端に少なく、政府によって優遇された世界の青年となっていた。男性よりも女性が多く、男性は守るべき存在であり守られるべき存在とされる世界で、彼は優良なオスだった。
最終更新:2024-04-28 17:19:36
258948文字
会話率:55%
不治の病に侵され、未来の医学の発展に望みを託し冷凍睡眠を行った青年トウヤ。目覚めたのは1000年後、巨大な宇宙船艦の中だった。彼の目の前に現れたのは乳首の先まで浮き上がる極薄ぴっちりスーツに身を包んだ美少女たち。彼女たち1000年後の人類は
異星文明との接触に端を発する著しい男性減少によって絶命の危機に瀕していた。
遺伝子汚染のない旧人類のトウヤに対し、彼女たちは希望を求める。1000年後の未来で彼は、美少女たちとの子作りセックスライフを始めるのだった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 17:00:00
131637文字
会話率:48%
引きこもりニートの青年、東藤隼人。
いつも通りの生活を送っていた彼の前に現れたのは、自らを神の遣いと名乗る超絶可愛い妖精さん(自称)だった。
そんな妖精さんによってほとんど強制的に異世界へと転移させられてしまった彼は、ダンジョンマスターとし
て生きていく事を余儀なくされる。
優しくて親切(当社比)な妖精さんの助けを借りながら、隼人はダンジョンマスターとして、そして人としてゆっくりと成長していく。
これは、陰キャな引きこもりニートが更生して人並みに幸せになっていくまでのお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 00:00:00
185880文字
会話率:42%
「道楽で始めた駄菓子屋を継ぐ」という条件で祖父の遺産を相続した青年。
彼にとってその条件は、まさに夢の世界への片道切符だった。
次々にやってくる魅力的なロリっ子たちの誘惑に、ロリコンを隠して生きてきた青年は耐え切ることができるのだろうか?(
できません)
※この物語はフィクションです。実在する地名・人物・団体とは一切関係ありません。
※作中での行為を実際に行った場合、法律に違反してしまう可能性がありますのでご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 18:00:00
154112文字
会話率:37%
なにも書かれていない白紙の魔導書を持つ冒険者、ロイド・エスティル。
いつまで経ってもほとんど成長できずにいた彼は、役立たずと吐き捨てられてパーティーから追放されてしまった。
それでも腐らずにソロ冒険者として頑張ろうと決意した矢先、依頼で訪れ
た森の中で彼は窮地に立たされてしまう。
その時、突如として頭に響く声とともに白紙のはずの魔導書から一人の美少女が召喚される。
クラリスと名乗るその少女と出会い、ロイドの運命はゆっくりと変化していくのだった。
これは、落ちこぼれと蔑まれた青年が英雄へと成長していく物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 00:22:05
47776文字
会話率:43%
故郷を竜に滅ぼされ、唯一の生き残りであるシエンは復讐心を抱え手がかりである青い目の竜を探しながら魔物狩りとして暮らしていた。
そんなある日、シエンは長命で非常に博識だというアルマという青年に出会い、彼の仕事を手伝う代わりに竜に関する情報を教
えて貰う取引を交わすことに。
竜への復讐という無謀なシエンの目的にも真摯に向き合い、優しく寄り添ってくれるアルマにシエンは次第に惹かれていくが、アルマの正体が青い目の竜であると知ってしまい――。
◇人間大好き溺愛水竜×意地っ張りで強がりなツンデレ青年
◇♡は状況によってあったり無かったり
◇pixivの方にも重複投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 07:56:23
29533文字
会話率:35%
「いつか迎えに行く」という朧気な記憶を胸に、人間と精霊が共に暮らす世界を夢見る青年テオ。ある日、精霊が住まう国へと連れてこられたテオは精霊の国で人間と精霊の交流の架け橋となっていた「番(つがい)の神子」の息子であると知らされ、次代の神子とし
て新たな生活を送ることに。テオの護衛であり、「番(つがい)の契約」の候補である《翼の民》アンヘルと共に過ごすうち、次第にテオは不器用ながらも自分を神子としてではなくただのテオとして見てくれるアンヘルに惹かれていき――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 21:57:03
3675文字
会話率:20%
喫茶店猫屋を営む陰陽師橘。式であり恋人の烏天狗乾に、鬼の晴。
橘に持ち込まれる様々な依頼や悩み事は、時としてこの世の非日常空間であり物の怪や亡者が蠢く世界。それは物の怪視点で描かれる日常。
登場人物
猫屋店主 橘、烏天狗 乾
晴、芳一、
木之本
中学生陰陽師 桜
式 東雲
涼暮月
陰陽師桜 登場編 季節は春
命を持つ水流が流れ出す。水流を探し始めた橘は、同じく探している男と知り合った。
何百年と続く陰陽師一族の長である桜が好きになったのは庭の池に住む魚。
水流の流れと共に居なくなってしまい、桜もまた探していた。
玄冬素雪(玄冬月)
冬怪談。橘は陰陽師組合からある村から祭り事に出て欲しいと依頼を受ける。
大喜びで出かけて行ったのだが、村ではある青年が橘を待ち焦がれていた。
カマクラ伝説を元に怪談。
朔望月
妖刀の封印が解かれた。物の怪が奪い合い、陰陽師らが結界を張る。
物の怪の少年桃月が妖刀の救出に乗り出した。
鬼狩り
それは心地よい夢でした。何故夢だと知れたのか、僕は鬼に追われていました。
田中君の夢から始まる和奇譚。
橘の店が何故猫屋と名付けられたのか。過去と現在が交錯しつつ進む。
紅染月
「猫屋の橘さんでしょうか。依頼をしたい。ひまわりを石垣に渡してほしい。そして石垣を見逃してください」
銀杏 晴語り手 童子をさがす橘と人形の話
春雷 晴と乾の目になった硝子玉の話
月光の記憶・硝子玉 乾の目の話。橘と乾の出会い編
さいころあそび吉兆 木之本の作り出す幻影の世界。それはやがて現実の世界に浸食を始める。
猫屋奇譚は呪を含んでいます。DLはご遠慮ください。
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山吹屋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 22:57:11
378481文字
会話率:52%
『愛する人に拾われた、シダのような「ぼく」の物語』――――
愛する宗太と同じ大学に進学した「ぼく」・佳樹は、宗太との関係を周囲には秘密にしながらも一緒にいられる幸せをかみしめている。ある日、二人はプラチナ色の髪をした美青年・唯輔が倒れてい
るところに遭遇する。唯輔は宗太の中学での同級生。児童福祉士を目指している宗太は「人がいないと眠れない」と助けを乞う唯輔を放っておけないと言い出し…。大学生になった佳樹に訪れた恋の試練『腕いっぱいの花束に、胸いっぱいの恋歌を』他、母との和解を描いた『十六夜』、叔父・悟とのその後を描いた『光の雫』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 21:08:14
114602文字
会話率:35%
『愛する人に拾われた、シダのような「ぼく」の物語』――――。
愛する宗太と同じ大学に進学した「ぼく」・佳樹は、宗太との関係を周囲には秘密にしながらも一緒にいられる幸せをかみしめている。ある日、二人はプラチナ色の髪をした美青年・唯輔が倒れて
いるところに遭遇する。唯輔は宗太の中学での同級生。児童福祉士を目指している宗太は「人がいないと眠れない」と助けを乞う唯輔を放っておけないと言い出し…。大学生になった佳樹に訪れた恋の試練『腕いっぱいの花束に、胸いっぱいの恋歌を』他、母との和解を描いた『十六夜』、叔父・悟とのその後を描いた『光の雫』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 09:31:14
54628文字
会話率:28%