長きにわたる人妖大戦の最終局面。人と妖は総力を賭けてぶつかり合っていた。天才退魔師・鬼龍院綺沙羅は、多くの犠牲の果てについに元凶たる淫夢邪神レリウム・ファタル・グラズ=ヘイムが巣食う魔城の最深部へと到達する。幹部を軒並み打ち破ったものの綺紗
羅の仲間も倒れ、もはや退路はなく、進むしかない。しかし彼女の行く手を阻む下級妖怪の群れは、その卓越した霊力と霊剣の一振りで塵芥と化し、精神を蝕む幻惑の霧も、彼女の鋼の精神の前では意味をなさない。
玉座にて待ち受けるレリウム・ファタル・グラズ=ヘイムは、綺沙羅の侵入を許した己の配下の不甲斐なさに呆れつつも、その穢れを知らぬ強靭な魂に愉悦を覚えていた。
「見事だ、人の娘。我が甘美なる誘惑が、貴様には一切通用せぬとは」
激しい霊力の応酬が始まる。綺紗羅の放つ浄化の光は的確に邪神の霊体を削り、勝利は目前かと思われた。しかし、追い詰められたレリウム・ファタル・グラズ=ヘイムは、肉体を霧散させながら最後の切り札である禁断の呪詛を紡ぐ。
「ならば、その揺るがぬ『正しさ』そのものを、我が淫らなる真実で上書きしてくれる!」
それは、抵抗も防御も不可能な「認識改竄」の呪い。綺紗羅の脳裏に、たった一つの、しかし決定的な偽りの真実が刻み込まれた。
『真の退魔の極意とは、妖を前に一切の衣を脱ぎ捨て、己が聖核を極限まで磨き上げ、絶頂の瞬間に放たれる聖なる潮をもって敵を浄化することにこそあり。武器を使うことは恥なり』
呪いが完了すると同時に、全ての力を使い果たしたレリウム・ファタル・グラズ=ヘイムは復活するための力を蓄えるべく、異界の深淵へ一時撤退。綺紗羅は死力を尽くしたが、あと一歩で敵を取り逃がしたことを悔しがるが、同時に新たな天啓を得たことに打ち震えていた。
「そうか……私の『聖核』を用いた自慰行為こそが、ついに師より伝わらなかった一子相伝、最強の必殺技だったのですね……!」
彼女は催眠にかかった自覚など微塵もない。ただ、これまで気づかなかった真理に到達したのだと、固く信じ込むのであった。
催眠にかからない最強の退魔師の伝説が、今始まる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 08:34:16
68980文字
会話率:26%
王の庶子として育ったルーレック王子を十歳の時から守り育ててきたと言っても過言ではない侍女のビオラ。彼を暗殺しようとする魔の手から彼を守るべく、身を挺してビオラは命を落とす。
そして……霊体になった彼女はルーレック王子の本当の姿を知ることとな
る。
**諸事情による、まさかのリアルタイム本番なしR18な話
**事故の描写があるので『残虐な描写あり』にしています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 06:00:00
19762文字
会話率:4%
時代遅れの武闘派ヤクザ・瀧川史夜は長年尽くしてきた組長・源龍三の
策略により命を落とす。だが、死んでも死にきれない彼の想いは
現生に残ってしまう。
なぜ、俺を殺したのか?源に復讐しようにも、誰にも触れる事の出来ない霊体の史夜には手立てが
ない。
そんな時、史夜の姿が見える悩める青年・中尾照と出会う。
史夜は照の身体に憑依し、復讐を実行しようとする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 10:23:31
10785文字
会話率:44%
この世界には、【魔法がない】。
ただし、代わりにアストラルという【霊体】がいる。
アストラルは、人の感情を具現化した霊体的存在。
もっとも、具現化するには選ばれた人間が持つ【指輪】が必要。
多くの人間は、厳しい条件で挫折するが、オレは諦めな
かった。
指輪を持つ人間に仕えることで、夢の半分を叶えている。
オレの使える【リズ様】は、赤毛セミロングのキツい性格をした女騎士。
だが、そっちじゃねえ!
彼女が持つ霊体に、オレは夢中だ。
霊体の名前は、【ロディ】さん。母性溢れる外見と優しい雰囲気。
極めて人間に近い姿を持つ、女の霊体だ。
女騎士の世話をしながら、オレは時間を忘れて、”霊体の方と”爛れた肉体関係を築いていく。
※分かりやすくいうと、霊体は某作品で言うところの【スタンド】です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 18:51:31
12601文字
会話率:36%
※しばらくの間執筆を休んでいたので話が噛み合わない部分を発見された方はご連絡お願いします。
いまだに誤字脱字報告が届き、読んでくださる方がいらっしゃるんだなぁと感銘を受けてます。ホントにありがとうございます。
このような拙い表現の文章にお付
き合い頂き只々感謝の念が絶えません。
また、結末が未だに決まっていないのでタイトルが二転三転して申し訳ございません。
―――――――――――――――――――――
交通事故にあい異世界へ来てしまった無表情の主人公【アクロス】
アクロスの身体に住み着いた地球の文化と科学に興味深々の霊体【管理人さん】
目立たず 焦らず 活躍せず 淡々と冒険者稼業に勤しんでいたアクロスだが・・
ある日滞在していたミルガスフォル皇国ザンドラの街に第二皇女が視察に訪れると話を聞く
果たしてアクロスは爛れた隠遁生活を守りきれるのだろうか?
※エッチシーンが始まると♡が乱舞します。
※精液ボテが通常営業です 基本ほのぼの たまにシリアス
※様々な神話が劇中に登場しますが、筆者が都合よく捏造しているので
「諸説・文献と違うじゃないか!」などというマジツッコミはご遠慮ください。
あくまでフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 12:12:06
539551文字
会話率:40%
点滴で命を繋いでいるガン末期患者の織田雄治は、死が目前に迫り、オーラを見て相手の感情や過去を知ることができるようになった。また使えるようになった念動力で、身体から霊体を離脱させることに成功する。霊体になると憑依した相手の行動を誘導したり、空
中を飛べることができた。さらに過去に行けることがわかると、バブル前からの地価の上昇や株式市場のデータを霊体意識に記録させ過去へ飛んだ。そして中学2年生の自分の魂と融合させることに成功する。バブル相場を利用して巨万の富を得る成り上がりストーリーです。
過去の記憶と詳細なデータを保有する主人公が過去の自分に戻れたならば、何をどこまで挑戦できるか、現実の世界に挑みます。現実世界なので、実在する著名な人物、企業が登場します。従って書籍化は不可能だと思いますので、WEBで楽しんで頂ければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 09:04:00
550245文字
会話率:60%
ある日、交通事故で死んでしまった会社員の男性。しかし、幽霊としてこの世界にとどまり続ける男は、自分が霊体なのを良いことに、美少女女子高生に欲望の限りを尽くしまくる。
最終更新:2024-04-07 19:37:38
19367文字
会話率:24%
霊体になってかつての冒険者のパートナーだったヴァンの最期を見守るカミルとその結末の話。
Xで載せていた話の加筆です。バッドエンドで死ネタになります。
R描写はありません。
グロ、というほどではありませんが出血なんかの描写があります。
苦手な
方は避けてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 20:21:52
3665文字
会話率:11%
交通事故死を目の前で目撃した普通のOL|神先《かみさき》|天音《あまね》は、それがきっかけで霊体のようなモヤが見えるようになってしまった。段々と霊がハッキリと見えるようになってきてしまい、遂に天音に霊が取り憑いてしまった。怯える天音に母から
紹介された男にお祓いを頼んだのだが……?ちょっとだけ霊が出てきます。ヒロイン貞操観念低め。ヒーロー口悪め。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 17:54:49
8124文字
会話率:43%
俺が死んだ後、大切な妻が最低最悪な男に寝取られた。 そう.....俺を殺したあの男に。
こんなことなら復讐なんて考えなければよかった.....。霊になってしまった後まで何で俺はこんな最悪な.....。
最終更新:2023-02-20 21:42:43
14353文字
会話率:11%
勇者が聖女と出会い、一目惚れをした。その時から彼の運命は狂い出した。
勇者の添え星たる二つの輝き……二人の美少女幼馴染みは淫らに堕とされる。
本来、巡り合うはずの運命は狂い、勇者の手元からこぼれ落ちていく。
共に世界を救う筈の聖女。手を取
りその先を歩むと誓った姫騎士。
筆頭貴族として支えることを約す筈の降家した第一王女。
未来を支え新たな次代の礎となる貴族令嬢達。
本来、勇者の後宮に集うはずだった美少女達は 違う男達に抱かれ異なる命運を辿る。
ただ、全てを知り、あらゆる事を許す神のみがその行く末を知っていた。
大原則1:ファンタジーフィクションであり現実にはあり得ない、起こりえない事象、現象、政治、経済、文化があります。なんちゃって異世界法則が支配した世界です。
大原則2:倫理観、宗教観、道徳観念などは現実世界の社会や常識と大きく異なります。婚姻状態に置ける配偶者以外との性的関係の肯定、奴隷制度の容認、男尊女卑、女尊男卑など。
ルール1:女性登場人物は原則として何らかの形で竿役(暗殺者、書記官)の手に掛かり、性奴隷などの関係に堕とされることで名前が明らかになる
ルール2:登場時より名前が明らかになっていた場合は、そのものは既に快楽調教済みで陥落している過去がある。
ルール3:勇者は一般人よりは性的能力が強く童貞も喪失したが相手は半霊体
ルール4:勇者は戦闘に置ける感覚は鋭い が 日常生活の変化に対する機微は疎い
ルール5:勇者はカリスマもあり教養もある が ヒロイックに動くためよく事故る
ルール6:暗殺者は聖教会の代行者としての立場をもち、有能な存在。公の場では『ネメシス』(偽名)を名乗る
ルール7:名前を刻まれたヒロインは原則、暗殺者の不利になる行いはしない
ルール8:勇者は生まれ上、権威はあるが、権力をふるえる立場ではない
ルール9:堕とされた少女達は装飾品としてネームタグチョーカーなどの特徴的な装具を身につける。
ルール10:竿役として 書記官 を追加。属性として 復讐者 没落貴族? 異能持ち
ルール11:名前が刻まれていないモブ状態のヒロインは異種姦や乱交などに消費されるリスクがある折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 06:00:00
130505文字
会話率:14%
◇家に帰ったら大好きな受けが尻にディルド挿したまま死んでた上に隣に霊体が浮いてたのでもう喚きながらツッコミを入れるしかない攻め
◇倫理観無し馬鹿ップルのラブコメ
最終更新:2022-03-15 04:48:48
12182文字
会話率:99%
事故にあった俺は気づいたら霊体になっていた。
他人に憑依できることを知った俺は、次々に憑依し思うがままに行動する。
最終更新:2021-11-29 20:00:00
244147文字
会話率:24%
「ねぇ七瀬、綺麗になったのは、俺に一晩中愛されてるからです、って言って」
七瀬由佳の好きな人――岸本柊は、初デートを目前にして音信不通となってしまった。
途方に暮れる由佳の前に、岸本は「事故に遭った」と言って霊体となって現れる。
それだけ
でも不可思議なのに、ある夜突然、彼が実体化して――?
*満月の夜にだけ実体化する岸本くんに愛されるお話*
※全18話で完結しました、ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-29 19:00:00
62668文字
会話率:45%
天才退魔師である幼女レムは、過去に大きな失態を犯した。それがきっかけで、除霊すべき霊体を力任せに成仏させることをやめた。そんなレムの現在の除霊方法は、霊の欲を満たして成仏させることであった。穢れを知らぬ幼女の裸体を使い、幽霊に犯されて性欲
を満たして成仏させるのだ。そんなレムに襲い掛かる数々の苦難。それでもレムは、自らの信念を通すために今日も望んで犯される。そんなレムが望まぬ形で徹底的に犯される。三章から更新していくんで、完結解除します。※アルファポリスにも投稿しています。挿絵のある回には<挿>と記載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-08 00:00:00
212282文字
会話率:30%
幼い頃、両親に捨てられ、清人に育ててもらった主人公の比良(ひら)はあまりにも美しい魂という器を持っているため、霊体達に狙われるという特異体質の持ち主だった。
意識を失えば霊体に乗っ取られてしまう。眠ることも死ぬことも許されない比良はある
日、見知らぬ美しい男性、紅(くれない)と出会う。
ひょんなことから紅と同居することになった比良は少しずつ惹かれていって――?
「僕は汚い存在なんだ」
「君は誰よりも何よりも美しい」
シリアス&ホラーありの「迷える小狐に愛の手を゜。*」のスピンオフ。妖狐シリーズ・第二幕。
※この作品は、「fujyossy」「lotus bloom」一部内容を変更して一般部門で「野いちご」「ベリーズカフェ」にて公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-22 20:01:58
176998文字
会話率:21%
オカルト雑誌「アトランティス」に寄せられた心霊体験談。それは家庭教師の大学生と、とある家に住む母娘にまつわるにわかには信じられない体験談であった。
淫怪談「色に狂う家」の続編です。前作はこちらです。
「淫怪談「色に狂う家」https:/
/novel18.syosetu.com/n5978gp/
続編である「色に狂う家への訪問」もよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 00:00:00
4344文字
会話率:0%
人生に絶望したまま事故で死に、霊体となった「オレ」。
いじめの主犯である相川サヤカへの復讐を決意したオレは、その妹へと憑依した。
濃厚なオナニー、姉妹レズ、そして壮絶な凌辱…
悪意への報復、その果てに見る絶望とは。
最終更新:2020-09-08 12:05:49
42126文字
会話率:44%
優雅なニート生活を満喫していた男は、ある日『お化けや妖怪退治に興味はありませんか』という広告を目にする。
冷やかしで面接を受けに行くと、集まっていたのは訳あり人材ばかり。
そんな中、雇用主である博士から特殊な仕事道具と内容の説明を受け
、男は遂に就職を決意する。
仕事内容はシンプルだ。
人に迷惑をかけている霊的存在を捕らえ、体に教え込み、自主的に出て行って貰うのみ。
そのつもりだったのだが・・・。
※Hシーンがある話にはサブタイトルに☆を付けます。
※微エロ話は☆を付けてない場合があります。
※主人公たちは悪人という訳では無いですが、善人でも無いので、たまに胸糞展開があるかもしれません。
※初っ端は少し飛ばしてますが、ヒロインはビッチ系じゃないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-26 18:00:00
465994文字
会話率:43%
【この作品は、私のブログと『Pixiv』に掲載した小説を加筆・再編集したモノです。大まかな話の流れに変更はありませんが、それなりに手を加えています】
(あらすじ)
ある事件により『魂を見る能力』と『幽体離脱する能力』を手に入れた俺は、
同じように幽体離脱した男の霊体が職員室に入っていくところを目撃する…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 20:23:38
36347文字
会話率:33%