新大陸視察の船で海賊に襲われ、奴隷として娼館に堕とされた美貌の王太子は時を経てその頸城から逃れ、アレックスという名前を得て私掠船団の団長兼、娼館の主人として生活していた。そこに現れたランスと名乗る青年と娘によく似た少女がきっかけで、止まって
いたアレックスの時間が再び動き出す。
本編「自由を取り戻した男娼王子は南溟の楽園で不義の騎士と邂逅する」https://ncode.syosetu.com/n3104hs/
の、R18番外編を思いつきで投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 16:38:30
19295文字
会話率:40%
江戸の街でも屈指の呉服屋で番頭として働く勢太は端正な顔立ちと気風の良さで知られている。毎年縁日が近づくと娘たちから誘いがかかるのだが、呉服屋の主人の一人息子である真砂の子守を任されているため娘たちと出かけることができないでいた。気性の激しい
真砂に振り回されているうちに時が経ち、美しく成長した真砂にいつしか勢太は惹かれていく。真砂も兄のように慕う勢太に恋心を募らせていた。
ある日、真砂の店に水越隼人が着物を仕立てにやって来る。昨年、実の弟であり代替わりして領主ともなった平正について領国に下っていたという隼人は、久しぶりに訪れた呉服屋の仕立ての良さに上機嫌になる。隼人はそこで同席していた真砂の美しさに目を止め、自分の傍へ来るように促し、真砂に自分に似合うと思う織物を選ぶように命じる。
仕立てられた着物を届けに、真砂は勢太と一緒に江戸の山の手にある武家屋敷が立ち並ぶ街を訪れる。自ら出迎えに来た隼人に歓迎される真砂だったが、勢太は追い返され一人で隼人の屋敷に招き入れられる。隼人と二人きりになった部屋で、突然真砂は隼人の腕のなかに閉じ込られ、その唇を奪われる。勢太を慕っている真砂は隼人に許しを乞うが、気に入ったものは自分のものにするという隼人に抱きすくめられ、その身体を犯され、隼人の屋敷に引き取られることになる。
「あえかなる、君へ」https://novel18.syosetu.com/n7724gj/
「誰が恋乞う」https://novel18.syosetu.com/n7705gk/の番外編ですが、このお話だけでも読んでいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 19:27:41
90329文字
会話率:57%
武家の長男として生まれながら、若くして跡継ぎの座を弟に譲った隼人は、気に入りである小姓の小倫をいつも傍において戯れに楽隠居のような生活を送っていた。
ある日、将軍家にゆかりがあるという鷹を預かった隼人は小倫とともに鷹匠の家を訪れる。そこに
現れた鷹匠見習いの惺眞の、この世の者とは思えない美貌に心惹かれる。
惺眞を心配する鷹匠の師匠、蔦のために、隼人はいろいろと探りを入れてみるのだが、あまりの惺眞の幼く清純な様子に呆れてしまう。
だが、実は惺眞には誰にも言えない逢瀬を重ねている人物がいた。名前しか確かなことがわからないその男に逢うために、鷹匠の師匠の蔦にひきとめられながらも、惺眞は夜の江戸の街へと出かけていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-05 20:15:06
94330文字
会話率:58%
大の月と小の月がともに新月になる夜には、秘密を抱えてもいいとされる。
警兵庁を束ねる貴族の旧家の次男リカルドは、『大小の月が新月になる夜』、ある青年を引き取ることになった。
痛々しいまでに怯える青年は、生涯に一度だけ受験を許されるというデ
ィクテル協会の登録詩人だった。
東洋系の美しい青年は、カヅキという名で貴族の『雇われ詩人』をしていたという。
リカルドは少しずつカヅキに惹かれていくが、思わぬ行き違いから別れることになってしまう。
数年後、カヅキもリカルドもそれぞれの人生を歩んでいるが、ある書房で再会する。カヅキは学校の卒業を控える一方、リカルドもまた人生の岐路に立たされていた。
自分を傷つけ貶めることで精神を保っているカヅキ、そしてカヅキの自由さに憧れ、自分の人生を選択するリカルド。
数年の時を経て、二人の人生が再び交錯するも、巷で連続殺人事件が起きる。
犯人は誰か。
そしてリカルドは愛する人を手に入れることができるのか。
◇◆◇◆
設定表も随時更新中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-10 12:05:22
257361文字
会話率:37%
謝漣華は延唐国の工房に努める技官である。
師匠である瑯炎に日々振り回されている。
そんな漣華に瑯炎が持ちかけたものは。
ツィッターでたまたまお話かけ頂きました饕餮先生と何故かエロ話に花が咲いて、「こういう体位っていいよね!」的なお話に
なったので書いてみました。
いま連載中の【皇女の婚姻】も頑張りますのでよろしければおつきあいくださいませ。
*R18回が無表示で出てきますので、挿入ありなしに関わらず濡れ場シーンがある回にはタイトルに「R18」を記載することにします。
ご迷惑をおかけしまして申し訳ございません。
20180430より<a href="https://www.alphapolis.co.jp/prize/">アルファポリス様 第四回 歴史・時代小説大賞</a>にエントリーしております。皆様投票をよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-03 23:12:50
165128文字
会話率:16%