時は八代将軍吉宗の世。
古来より妖と人間は共存共栄して暮らしてきた。
だが、光あるところに闇もある。
人間と相容れず、人間を殺し罪を犯す妖も居れば、逆に妖と相容れず、妖を殺す人間も居る。
そんな妖と人間を取り締まる謎の奉行が居た。
その名は、【妖隠密奉行】。
これは艶やかな江戸の町で、人知れず事件に挑む妖絶な妖隠密奉行達の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 18:14:06
11581文字
会話率:42%
自分で自分を慰めるという自慰行為を知ってしまった恵麻。
奉行所で働く、想い人でもある岡田史郎宗忠を思いながら、夜毎自分を慰めていた恵麻だったが、ある夜、自慰に夢中で、部屋の戸が叩かれている事に気付かなかった。
運悪く、訪ねて来ていた岡田は恵
麻の部屋に立ち入り、その自慰行為を目撃してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 12:18:50
3655文字
会話率:26%
【アルファポリスより転載】
古典×エロ小説という無謀な試み、久々の復活(笑)
今回は私の大好きな根岸鎮衛(ねぎし やすもり)の随筆「耳嚢」からの翻案です。
下級旗本(町人という説も)から驚異の出世を遂げ、勘定奉行、南町奉行に
まで昇り詰めた根岸鎮衛(1737~1815)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」
世の中の怪談・奇談から噂話等々、色んな話が掲載されている「耳嚢」にも、けっこう下ネタがあったりします。
その中から第九巻に掲載されている「老婦密通奇談の事」というお話を大胆にも「エロ小説」に翻案してみました。
このお話、町人達とも気さくに話し、様々な江戸中の話題を収集していた鎮衛が人から聞いた話を書き綴ったもので、鎮衛自身もこの話を一種の「笑い話」として捉えている節があります。
裕福な札差の妻が、丁稚として抱えた貧しい少年を溺愛し、それが昂じて「密通」(不倫)したというもの。
当時、不義密通(不倫)は天下のご法度!密通をした男女ともに「死罪」!さらには夫が妻の密通相手を殺しても罪に問われなかったというスゴい時代だったのですが、「南町奉行」・・・江戸の司法と行政の長、いわば「裁判官」の鎮衛さんが、こんな少年と熟女のデンジャラス過ぎる不倫話をサラリと「笑い話」として紹介している点がとても面白いです。
・・・・よほどサバけた人柄だったのでしょう(笑)
エロ小説化するに当たり・・・テーマとしては例によって(!)「少年と熟女」となりました!
まあ、いつもの事です(笑)
【登場人物】
●お照 (三十四歳)
裕福な札差「近江屋」の内儀、慈悲深く優しい◯供好きとして知られている。
●伊左衛門(三十八歳)
札差「近江屋」の主人。
●「鶴松」本名 鶴吉(◯◯歳)
早くに母を亡くた子沢山で貧しい町人の倅
近江屋の丁稚となりお照に可愛がられる。
原典 根岸鎮衛:著 「耳嚢」第九巻「老婦密通奇談の事」より翻案。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 20:08:27
24596文字
会話率:37%
【アルファポリスより転載】
古典×エロ小説という無謀な試み。
「アルファポリス」の方で連載している、「耳嚢」や「甲子夜話」「兎園小説」等、江戸時代の随筆をご紹介しているエッセイ「雲母虫漫筆」
実は江戸時代に書かれた随筆を読んで
いると、面白いとは思いながら一般向けの方ではちょっと書けないような18禁ネタもけっこう存在します。
そんな面白い江戸時代の「エロ奇談」を小説風に翻案してみました。
下級旗本(町人という説も)から驚異の出世を遂げ、勘定奉行、南町奉行にまで昇り詰めた根岸鎮衛(1737~1815)が30年余にわたって書き記した随筆「耳嚢」
世の中の怪談・奇談から噂話等々、色んな話が掲載されている「耳嚢」にも、けっこう下ネタがあったりします。
その中で特に目を引くのが「巨根」モノ・・・根岸鎮衛さんの趣味なのか。
巨根の男性が妻となってくれる人を探して遊女屋を訪れ、自分を受け入れてくれる女性と巡り合い、晴れて夫婦となる・・・というストーリーは、ほぼ同内容のものが数話見られます。
鎮衛さんも30年も書き続けて、前に書いたネタを忘れてしまったのかもしれませんが・・・。
また、本作の原話「大陰の人因の事」などは、けっこう長い話で、「名奉行」の根岸鎮衛さんがノリノリで書いていたと思うと、ちょっと微笑ましい気がします。
起承転結もしっかりしていて読み応えがあり、まさに「奇談」という言葉がふさわしいお話だと思いました。
二部構成、計六千字程度の気軽に読める短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 20:52:56
7459文字
会話率:30%
これは、花のお江戸を騒がせた義賊、鼠小僧和泉屋次郎吉に買われた妾と、彼女に惚れたお奉行さまの、哀しくも滑稽な恋のおはなし。
最終更新:2021-02-08 20:00:00
12754文字
会話率:29%
万年エキストラである三十代の男、芸名《ゴンベー》は、時代劇のテレビシリーズ《金太郎奉行》の脇役オーディションを受け、見事、最終審査まで残ることができた。
通知を受け取りささやかな宴の後、目が覚めた場所は《異世界(ディファールド)》のあ
る一室。
ゴンベーの目の前を浮遊する光の玉は、自身をゴンべーの専属マネージャーと名乗る。
《異世界(ディファールド)》
この世界には《ワナビー神》と呼ばれる神未満が無数に存在し、彼らは神になるため様々な世界から転生者を呼び寄せ、彼らを主人公に物語を、神話を”創造する”。
それが視聴者から多大な支持を受けると、晴れて神へと昇格されるのである。
しかし、主人公だけでは物語を創造できない。
当然多くの脇役、そして十把一絡げのエキストラと呼ばれる者も多数必要である。
そしてゴンベーは、そんな物語を彩る《転移者(エキストラ)》としてスカウトされたである。
ある時は、ドラゴンの炎で無情に焼かれる村人として。
またある時は、村娘をレイプする山賊やモンスターとなって。
もっとも、レイプされる村娘は同じエキストラの女性ではなく、精巧に作られたゴーレムなのだが……。
これは数多くの異世界転生物語の裏方で、ささやかな濡れ場を期待してオーディションを受け、それがかなわなければ端役で稼いだお金で命の洗濯をする、万年エキストラの芸と肉欲にまみれた異世界芸能物語である。
そう……知らぬは主人公ばかりなり。
※この物語はフィクションです。作中の固有名詞はすべて架空のものです。
※劇中劇ですが、女性への凌辱シーン、男女問わずモンスターに殺される残虐シーンがあります。
※この物語は作者がカクヨムで更新停止している
『異世界えきすとら ―異世界がハリボテなのを知らないのは主人公だけ―』
のR18版ですが、両者の間には設定やキャラの性格に差異がございます。
また、元が一般向けのため、性描写が物足りなく感じられるかもしれません。
※更新は不定期です。ご了承下さい。
※決して日々、演劇、芸能に携わる人々や、他の作者様の異世界転生物語を揶揄するものではございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-05 20:00:00
8997文字
会話率:39%
『九尾の狐の戦国史』シリーズ
https://novel18.syosetu.com/xs4806a/
第1作です。
群像劇です。全130話、130回視点が変わります。九尾の狐、領主、武将、奉行、足軽、陰陽師、僧侶、神主、町人、農民まで1
話ごとに語り部が交代するザッピング方式です。複数回、語り部になる人物はいますけどね。
戦国時代に、兵糧の計算をしたり、兵制について悩んだり、町奉行や郡奉行の民政を考えたり、本気で策に敵をはめるために腐心したり、砦作りや野戦築城に何が必要か悩んだり……戦闘以外の政軍ファクターをドラマで読んでみたい人向けの作品。
平行世界の戦国時代。
北武蔵で九尾の狐が娘に取り憑き復活する。国衆同士の戦に絡んでくんずほぐれずの合戦模様。剣術・呪術のチート性能により、戦国の流れを大きく変えいていく。
時は室町幕府が有名無実と化し、下剋上・群雄割拠へと向かう天文元年(1532年)。
戦いまでの謀略、兵站、兵制、経済に、陰陽道・神道・密教系仏教・仙術も絡み合う和風ファンタジー。
というような「九尾の狐の戦国史」シリーズの第一作目でしたが、何を勘違いしたのか、誤って削除してしまいました。バックアップテキストはあったので、修文しつつ再アップ完了。全130話……間違って削除したと気づいたときには、すごく泣きそうでした(苦笑
改訂新版だと開き直って大なり小なり手を入れました。旧版を読んでくれた人にはお詫びを。読み直してくれた人、新しく読んでくれた人には感謝いたします。
第2作『大沢宿繁盛記』https://novel18.syosetu.com/n8953fj/
第3作『氷室城夜戦』https://novel18.syosetu.com/n3336ft/
第4作『江戸城燃ゆ』https://novel18.syosetu.com/n9724gj/
第5作『河越城奇譚』https://novel18.syosetu.com/n3848gt/
も御贔屓に。
全年齢対象でR15版の公開も始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-16 02:00:21
318744文字
会話率:53%
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしは
る)こと又四郎に夜伽を命じられる。
初めての閨で又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
閨で海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
アルファポリスにR15版を投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-10 16:00:00
329467文字
会話率:42%
草津の地で深手を負った時雨は、師と江戸一の名医の治療によりある程度の回復をした。
その回復に掛かった刻は季節が一回り以上の刻であった。
寛永二十年、春。
時雨は西国へと旅立つ。側には新たに二人の女性が付き添っていた。
攫われた弟子を探し、
江戸を離れた原因である長崎奉行、大隅孝明を始末する。
すべてに決着を付けるための旅は今始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-19 22:34:57
55204文字
会話率:44%
江戸吉原での生活を松風藩江戸家老の大隅孝光に壊された時雨は、大隅孝光を壊した。
しかし、時雨の怒りは収まらず、また全てを壊した痲薬の元を絶つべく大隅孝光の兄である長崎奉行を殺害するために旅立つのであった。時雨は久しぶりの遠出を楽しみながら
東海道を進んでゆく。しかし、その先には時雨の逆鱗に触れる出来事が山のように待ち構えていた。
これは完結している時雨太夫のシリーズ作(続き)です。宜しければ時雨太夫と併せてお読みいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 11:32:21
229110文字
会話率:38%
いつものように飲んでいた入社十年の同期コンビ。えげつない事を言い出した女に、男はふと気がついた。
「あれ?実は相性いいんじゃね?」
「小説家になろう」にて短編で掲載した「軽く腐をたしなむ芹さんと、焼肉奉行な寒川さんの割とどうしようもない酒
宴。 」に加筆&その後のエピソードを加えR18版に改稿したものです。1話は重複になりますのでこちらだけ読んだので大丈夫です。
短編タイトル通りの三十代二人の「酒と焼肉から始まった関係が恋らしきものに至るまでのイロハの話」になります。
少しだけBL談議がありますのでNGな方はご注意ください。
R18シーンは終盤になります。
アルファポリスさんにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-06 18:00:00
26558文字
会話率:31%
キリスト教禁制下の江戸時代、まりの夫はキリスト教を信仰していた罪により処刑された。
その後、生きる屍のような生活を送っていたまりは日本へ潜入し捕えられた
キリスト教司祭の妻になるように奉行から命じられる。
そのキリスト教司祭は、信仰を捨てた
後、死んだ夫の名を与えられ
日本人として、日本のために働かされていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-13 16:47:21
87632文字
会話率:15%
私は椿。妖魔退治を生業としている。獲物は大刀だ。相棒は封魔師の音吉。奉行所から口入屋に流れた妖魔退治の依頼を受けて、妖魔を退治している。
なんの問題もなく仕事をしていた私の体に、異変があった。体が妙に、疼くというか、なんというか。相棒の
音吉の容姿など、気に留めたこともないのに気になるし、野次馬の男たちの、私の胸がどうのという話に意識が震える。
これはいったい、どうしたことか。幼馴染で料理屋に勤めている絹に相談に行くと、発情期だと言われた。
発情期?
私は、犬猫や妖魔ではないのだぞ――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-08 20:00:00
31317文字
会話率:55%
仙台藩士の娘、お初は美しい容姿に加えて「益荒男姫」と恐れられている怪力娘。気乗りしなかったお見合いからの帰り道、立ち寄った縁日で、綱という少年と、藤之介という父子に会う。
正義感が強いお初は、柄の悪い男達から綱を救ったことで綱と親しくな
ったが、そのことで綱の父親の藤之介から妬まれてしまう。
「あんたさあ。強すぎなんだよ」
その言葉に傷つき、落ち込むお初だったが、綱や藤之介の従兄の良仁の計らいで藤之介から悪かったと謝罪の言葉をもらうのだった。
その後、お初は仙台藩のきな臭い権力争いや、綱親子の秘められた事情に巻き込まれて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-26 21:49:25
122588文字
会話率:62%