超絶美声の引きこもりに、出前配達員が恋をした!
毎週水曜日二十一時、出前配達員の恩田亮太は「いつものあの人」のもとへ出前を届けに行く。一声聞けば天に召されそうになるほどの美声を持つ、髪も髭も伸び放題な年齢不詳不審の大男・高嶺聡は、毎週水曜日
きっかり二十一時に出前を頼むのだ。
配達のたびに美声に癒やされている亮太は、高嶺のことをもっと知りたい、仲良くなりたいと悩む。しかしそんな時、彼がパニック症状を起こし、亮太は偶然彼を助けることに。
うつ病で引きこもりになったらしい彼を助けたことから少しずつ仲良くなっていく二人だが、亮太には母からかけられた呪いがあった。それは「愛は必ず終わる」ということ。
高嶺への思いは愛ではないと必死で打ち消す亮太だが、距離が近づいていくほど彼を愛していることに気づいていく。
亮太の高嶺への愛は、母の呪いどおり終わってしまうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-06 21:49:42
62861文字
会話率:32%
家族を助けるため債務者救済の奴隷制度により奴隷となった笠森美咲は、声楽コンクールソロで日本一に輝いた過去を持つ15歳の少女である。高名な音楽家のご主人様に落札され、人間楽器としてステージの上で素っ裸で縛られ奏でられる。
最終更新:2022-06-20 06:34:35
36033文字
会話率:53%
明治三十年代の終わり、十二月三十日。東京府某所。
雪の降る年の瀬に、声楽家の黒田(くろだ)は、音楽学校のかつての同級生、貴船(きふね)と再会する。
貴船は昨年の春、志半ばにして胸を病んで逝った。
だからいま目の前にいるのは、貴船の幽霊、も
しくは幻影のはずだった。
ふたりは今年の春彼岸にも短い逢瀬を交わしていた。
しかし貴船は「お前が希めばいつでも会える」と告げて、満開の桜が散るとともに姿を消してしまう。
それ以降ひとときも彼を忘れられなかった黒田は、「今さら何の用だ」と貴船をなじりながらも、結局、彼を突き放すことはできない。
「なぜ、春から一度も会いにこなかった。俺はこんなにお前に会いたかったのに」
激しい嫉妬と恋情にかられて、黒田は貴船を痛めつけるように抱く。
「賞賛されるのは俺の才能じゃない。お前の才能だ。お前があのとき押しつけていった作品を、俺は五線紙に書き写して発表しているにすぎない。皆が称えるのは俺の音楽じゃない。お前の音楽だ。この気持ちがお前にわかるか」
そして大晦日の夕暮れ、黒田は貴船の自宅を訪れた。
元旦に横浜港を出立する定期船で、黒田はドイツに渡る。
その前のただ一夜を、貴船と過ごすと決めた。
「ねえ、黒田。昨日みたいに、してよ」
「……っ」
「昨日みたいに、乱暴にして」
あかあかと燃える暖炉の前でピアノを弾き、歌いながら、ふたりは激しく情を交わした。
夜が明けて、元日の朝。
黒田は横浜港から旅立つ。彼の手には、貴船から託された楽譜があった――
* * *
拙作「春林奇譚」と対になる掌編ですが、これだけでもお読みいただけると思います。
ひとりの男と、ひとり(?)の幽霊が執着しあう、レトロBLです。
◆エブリスタ、fujossyにも投稿
https://estar.jp/novels/25918562
https://fujossy.jp/books/23314折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-29 21:30:09
5895文字
会話率:42%
明治3X年3月、東京府下谷区。
音楽学校の学生・黒田の前に、昨年春に死んだはずの同級生・貴船が現れた。
酒に溺れ放校寸前の黒田を、貴船は高慢な態度で非難する。
非難し、非難されながらも募る思いは押さえきれず…
「…君は、俺とこういうことが
したかったのか」
「したかった。ずっとしたかった」
天才作曲家のタマゴと稀代の声楽家のタマゴ、二人の男の幻想恋愛奇譚です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 15:27:27
8583文字
会話率:49%
オペラ歌手を目指してフランスに留学した松本徹と、松本の師匠の娘である、篠原ちえみの遠距離恋愛の三年間。
結婚の約束をしていても、側にいない相手と愛をあたため続ける難しさ、家族や友人のあたたかさに助けられながら相手を信じることへの希望に
つなげる物語。
アルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 21:00:11
30283文字
会話率:32%
テノール歌手として歩み始めた男と、伴奏をするピアニストの楽しい日々。
リサイタルに向けて音楽を創っていく過程、恋愛の曲を深めるために、音を追究したい。果たしてリサイタルは成功するが、つつがなくとはいかず、それもまた楽しい人生。
音楽を
生業とする男達の、ある季節の楽しい物語。
アルファポリスにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 00:00:00
25551文字
会話率:39%
東都音大声楽科卒の明月院あいかは、とある理由から歌うことを辞め一般企業に就職をした。
音楽しかやってこなかったあいかは、事務作業が全くできずポンコツでいつも上司の岩永慎二に怒られていた。
そんな辛い日々の癒しは人気動画投稿サイト&qu
ot;Fun Tube"で推しのピアノ演奏動画を見ることだった。
ある日、たまたま入ったミュージックバーで出会ったのは岩永部長でーー!?
※性描写有りにはタイトルに★マークがついています。(ほぼ後半です)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-19 22:00:00
92749文字
会話率:53%
ふと気づけばそこにいた、隠密狩人の名はスライム。
罪もない女性を餌食にするその怪物は、めちゃくちゃ強引だけど意外と紳士でした……?
そんな馬鹿な。
スライム姦もの。
ストレートにエロのみの短編。
存在そのもの以外にグロ要素は特にありませ
ん。
ほんとにただされるだけの話です。
触手や異種姦に抵抗のない方だけどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-01 00:00:00
6930文字
会話率:7%
年頃になり地方領主の屋敷に奉公に出されたステラは、執事と間違えた男ヘンドリクスにいきなり唇を奪われる。
実際は彼こそが、伯爵家を継ぐ領主の息子だった。
少女の秘めたる夢を無意識に破壊するヘンドリクスに徐々に絆され、体を捧げる日々。
いつしか
女へと花開いていくステラと、彼女を意地悪く愛でるヘンドリクスは、お互いを想い合うようになり……。
主要登場人物は二人だけの、いちゃいちゃ主人メイドものです。
一見ドアマット要素ありそうですがほぼありません。
普通にハッピーエンド。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-20 07:00:00
89842文字
会話率:37%
【全体を変更しました。修正前のものを上げていたことがわかり、修正しました。読んでくださった皆様、大変申し訳ございません。これからもよろしくお願いいたします。】
弓道部部長の岸本蒼介は幼馴染の少年、姫城日向と付き合っている。
成長するにつ
れて美しさに磨きがかかる日向に、蒼介の不安や独占欲が高まっていく。
そんな中、転入生と親しくなり、さらに艶めかしくなっていく日向に気持ちがどんどん抑えられなくなってしまう。
日向の心を再び手に入れるため、蒼介は綿密な計画を練り、機を待つ。
ついに実行に移すときが来た。
蒼介は、美しい恋人を振り向かせることはできるのか。
可愛い系美少年×胡散臭い関西弁糸目眼鏡です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-22 18:08:16
19830文字
会話率:33%
閑話です。あくまで閑話です。下記のURLの小説の閑話です。
https://ncode.syosetu.com/n1441ff/
もちろんですが18歳未満立入禁止です。
そして、読む方はあくまで著者の妄想です。
ある程度キャラクターにイメー
ジのある方は幻滅するかもしれません。
それでも構わない方のみお読みください。
今後も更新するかもしれませんし、しないかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-21 20:00:00
15232文字
会話率:61%
宇都宮音楽院の声楽科に入った私、立花 鈴音。
人のいないところでテキトーに、めちゃくちゃの歌詞で歌を歌っていたら、何故か悪魔を召喚しちゃった!?
私、いったいどーなるの!
最終更新:2016-06-24 20:40:52
24839文字
会話率:32%
橋内輝良(はしうちきら)は、音大のピアノ科2年生。声楽科2年、バリトンの澤内怜音(さわうちれおん)の伴奏をしている。ある日、怜音の歌の先生、笹川唱(ささがわしょう)教授のリサイタルの伴奏を引き受ける事になり──。
2011/10/30 第一
部終了。
2011/11/24 第二部終了。
※ただいま第三部を不定期更新中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-07 01:29:00
586248文字
会話率:52%
音楽大学の声楽科の教授、笹川唱《しょう》と、ピアノ科の学生、橋内輝良《きら》が初めて出会う所から話が始まります。
笹川は、ドン・ファンと呼ばれる女好きのオペラ歌手。ある日、自分の教え子の伴奏者である輝良と出会います。輝良はごく普通のピアノ
科の学生。ところが、不思議なほど笹川の歌にしっくりくる伴奏をしてくれて――。
最初の数話は、教授の事情で、重たい話が入ります。
「俺は怜音の伴奏者」の笹川教授の視点ですが、ストーリー展開と結末が異なります。全く別のお話としてお読みください。
2011/12/22完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-22 11:08:21
93088文字
会話率:56%
クラシックに恋する女と、クラシックを愛する男。それはSEXに魅力を感じていない女と、SEXにトラウマのある男。こゆいクラシック音楽ネタと共にお送りする、大人の(青臭い?)恋愛短編。
クラシック好きさんや、ピアノ、声楽を習ったことがある人
なら「わかるわかる」って言って貰えるようなコアなネタが出てきます?
フランス語の文章が出てくるので、横書きでお読みいただいたほうがいいと思います。
タイトルは「でこぼこアンプロンプチュ」とお読み下さい。
*文字数足らんくて、前書きからお話が始まるとか、邪道なことやらかしてます。お気をつけください。
*後書きにて用語解説雑談があります。本文、後書き、どちらを先に読むかはあなた次第……?
*特大注意!!非常にデリケートな性の問題に触れています。二人は幸せですが、人によってはご不快になる可能性があります。「トラウマ」で察してクダサイ。
*特大注意!!一人の偉大な作曲家さんを「嫌い」と言い放っております。扱き下ろしに感じるかもしれません。「ヴォルフガング」「アマデウス」これでわかって、その人好き!って人は閲覧注意です。
アルファポリス、カクヨムにもおいてあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-07 00:00:00
39682文字
会話率:44%
新人オペラ歌手の迫間をレッスンする私は、彼女の声の異変に気付いていた。年末「第九」官能です。表現が比喩的なのはご勘弁ください。
最終更新:2009-12-26 11:44:23
2425文字
会話率:33%