俺、アレクシス・ズヴァルツ15歳は異世界転生した事実を思い出したと同時、二度目の人生を諦めた。
目前に迫るケダモノ共の手に、俺は静かに抵抗を諦めたのだ。けれど人というのは存外しぶとくて、男の手が伸びた恐怖に俺はたまらず叫んでいた。
「
助けてよぉ!楓ちゃん、サキちゃん!!」
それは俺が前世でよく助けを求めていたうちのこ──オリキャラ達の名前だった。
「…ったく、遅いわよ!こんのド馬鹿!!」
それは凛と高く澄んだ少女の声音──酷く懐かしさを感じさせる、けれど聞き馴染みのない声だった。
「っは、悪いな。趣味じゃねえんだわ、ソレ」
続いて聞こえたくつりと喉を震わせる低い声音──それもなぜか酷く懐かしくて、頼もしくて……あれ、おかしい……俺は、この声に聞き覚えと安心感を抱いた。
「どうして……どうして二人がここにいるんだよぉおおおお?!」
俺の危機に颯爽と現れて、ケダモノを排除した二人に俺が叫ぶと、前世で見慣れた和装美少女と童顔なおじさまはにっこり素晴らしい笑顔で俺に言う。
「なんでってそりゃあ決まってるだろ」
「あんたが呼んだからよ、作者様♡」
こうして俺は【うちのこ召喚能力】を手に入れた。おまけにこの世界が前世でドハマりしたとあるクソゲーの世界であることも知る。……こうしちゃいられねえ、今からでも各所に乱立されてるフラグをへし折らねば…!俺は強力過ぎる頼もしい我が子という仲間の手を借り、この世界のフラグを折る決意をしたのだった。
これは異世界転生をしてチート能力【うちのこ召喚能力】を手に入れた俺の他力本願なフラグ倒壊活動をつづる物語である…!
※ちなみにそのゲーム名を【♂メル&フィメル♀~運命の番はアナタだけ♡ぼくとあなたと異世界で幸せイチャラブ子作り計画!~】という。お察しの通りにエロゲである。しかもただのエロゲではない。紳士向けのエロゲであり男性向けギャルゲであり、女性向け乙女ゲーであり腐女子向けBLゲーでもあるゲームオタク大・歓・喜☆な全ての性癖と嗜好と趣味を詰め合わせたやりたい放題の伝説のゲームなのだ…!!
(なお、世間での評価はクソゲーと言った時点でお察ししろください)(棲み分けって大事だよね)
※そんなクソゲー世界で必死にフラグ回避に奔走するモブAな俺の異世界転生ライフをとくとご覧ください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 15:05:29
69563文字
会話率:38%
盗賊団の少年リョウキは勇者だった!?
第一王子「魔王の間違いじゃないかな?」
勇者「あんたらの大神官が、俺を勇者って言ったんだろ(不本意)」
真逆の環境で育ち、真逆の考えを持つ勇者と第一王子。当然衝突もしますが、それだけじゃありませ
ん。
この二人に衛兵二人を加えた四人で、魔王を倒すための旅に出て、すったもんだする話。
軽すぎず重すぎずを目指しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-23 23:12:33
35813文字
会話率:36%
高校デビューを果たした陽葵。中学校後半は寂しく過ごしたため、自分を知っている人がいない学校を求めて地元から離れました高校へ。入学してみると、そこには同じ学校だった人がいて、彼も高校デビューを果たしており、戸惑う陽葵。いつの間にか惹かれてしま
う自分がいて………。
「あんたは所詮乙女ゲームのモブなの」「は?」
陽葵の恋の行方はどうなるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-30 23:42:34
13462文字
会話率:44%
「何故あんたのことが嫌いか?
――――他人なんか、すべて嫌いだからだ」
深い森の奥にある全寮制の男子校『古イルス魔術学校』。その昔エルフが棲んでいたその森に、少年たちだけの学び舎が存在する。
平民出身で人間嫌いの陰鬱なルノは、貴族の嫡男
で鼻持ちならない優等生のアレクシスに一目惚れされてしまう。強引に彼のペアにされてしまい、二人部屋に一緒に住むすることになってしまう。
口説き落そうとするアレクシスと、アレクシスの好意を理解できずに敵意を剥き出しにするルノ。
ヤンデレ気味スパダリ優等生×ツンツン野良猫平民のハッピーエンドストーリー。
※R-18シーンが含まれる話には*を付けます。
※タイトルを変えました。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891202675
カクヨムでも連載してます。続きが気になる方はこちらもどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 19:00:00
127608文字
会話率:35%
「聡子?久しぶり。分かる?私同期だった麻美。あのね、私あんたの旦那と付き合ってんの。だから、別れてくれない?」
元同期の麻美から突然の電話の内容に混乱する私。
そんな筈ない。信じたくない。それに、麻美には旦那も子供いるのに?
負の感情を抱
えた聡子が、取った選択と取り巻くそれぞれの物語。
*元旦那、元嫁がゲスです。クズな奴らが出てくるお話が苦手な方には推奨できません。
ラストもスカッとするかは人それぞれです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 18:16:39
32764文字
会話率:41%
ハウライトの目の前には、敵がいる。
キリキリと弓を引く手が震えた。
無理もない。
目の前の敵は、かつての恋人。
彼への想いを断ち切るために戦争に来たはずだった。
彼が黒狼一族の後継者だから、ハウライトは身を引いたのに。
結婚して幸せになると
思っていた。
なのに、どうして。
なぜ、あんたがここにいる?
まさか、俺を追ってきたのか-!?
♢
♢
♢
執着攻め×強気受け。
よくある殺し合いのシチュエーション。
人殺しのシーンあり。
苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-09 12:00:00
8323文字
会話率:8%
風呂に入っていたら王子が降ってきました。
誕生日に元彼と会社の後輩の結婚を聞いて落ち込んでいた三上玲巳。その後輩から誕生日プレゼントとしてもらった入浴剤を風呂に入れるとなぜか浴槽に王子が降ってきて・・・。
「あんた誰?」
「僕は・・・・ユリ
アス・ヴェルジョン・アラパトス。アラパトス国第二王子だ」
「自称王子って君・・・中二病になるには早すぎるよ。」
天涯孤独の苦労人OLが異世界で王子と幸せになるまで。
※完結しました。後日談を連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 21:44:13
56066文字
会話率:61%
悪魔の気まぐれで他人の意志や身体を強制的に操れる能力を得た鍋島太志は、クラスメイトのクールな美少女・香織にその能力を使い、今まで溜まりに溜まった性欲をぶちまける。
キモデブの主人公に身体の自由を奪われながらお口をねちっこく犯される話です。
最終更新:2020-04-07 18:00:00
377308文字
会話率:59%
「大学を卒業すると同時に、あんたからも卒業するから」
☆藤原いつか様主催企画参加作品です。
最終更新:2020-03-16 20:00:00
8625文字
会話率:33%
「……ディアナ、あんたにずっと黙ってたことがあるんだ。
言おうと思ってたのに、とうとうこの時まで引き伸ばしてしまって、ごめんよ。
ディアナ、あんたは私の本当の孫じゃない。
16年前、森の中に置き去りにされていたあんたを拾って今まで育ててき
たんだよ。
私が死んだら、森から出て自由に…幸せに生きなさい。
ディアナ、この身が滅んでもディアナをずっと見守っているからね。
ディアナ……、私の可愛いディアナ……ずっと、
愛しているよ…どうか、幸せに………。」
『森の魔女』が死んだ。
魔女の孫として16年間森で生きてきた
クローディアは、風の精霊王キートと
土の精霊王ベクトルを連れ生まれ育った森を出て外の世界へと飛び出したのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 14:23:47
121749文字
会話率:15%
この世界の女神様は、縁結び(メリーマッチング=お見合い)が趣味なのだとか。
気がついたら異世界。
26才のジムインストラクター小沢理央は、突然、『あんたにぴったりのイイ男』を紹介してやると異世界へと飛ばされてしまう。
その『ぴったり
』というのが、性格の相性のことなのか、体の相性ってやつのことなのか、はたまた、この世界にはあるという魔力の相性ってやつのことなのか。
お見合いで呼ばれて来たはずなのに、異世界第一歩はなぜかいきなりの牢の中から。
え、もしかして、この牢屋で血の気のない顔でお休み遊ばされてる美形が、その『あんたにぴったりのイイ男』ってやつですか?
え?毒られてる?
さらに、呪われてて、ほとんど半死半生?
顔は確かにイイ男だけど、毒やら呪いやらに冒されて死にかけてるとか、私にどうしろっていうのよぉ~!
いきなりお相手の生き死にから始まる異世界お見合いはどうなるのか?
傭兵隊長の場合。
※お話の宣伝的に先に番外編を公開しています。
だいたい本編スタート時より数ヶ月~1年未満の二人で、すでに恋人同士という間柄。
いきなり、結末を知ってしまったような状態がイヤという方は読まなくてもまったく問題ないですし、宣伝なだけにかなり説明的な短編。
まあ、雰囲気なりともご覧くだされば、ということで。
お読みになりたい方は、こちらからどうぞ。
→ https://novel18.syosetu.com/n8586fz/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 00:34:55
36165文字
会話率:22%
高度経済成長期に入りかけた時代、巷で名を馳せつつある探偵がいた。名家で起こる血なまぐさい事件も三文ゴシップになりかねないありきたりな事件も見事に解決してみせる探偵である。その確かな仕事ぶりは高く評価されていた。
事務所を訪ねれば、いかにも推
理小説から抜け出たかの如き名探偵と言いたくなるようなスーツ姿の男前が話を聞いてくれるだろうが、彼は助手だ。その助手と客人に優しい笑みと共にお茶を出す、着流し姿の両性具有的美貌の青年こそが探偵である。
助手は道行く女性から秋波を送られ、時に事件に関わるご婦人達からも熱っぽく見つめられるが、微塵も心は動かない。
探偵はすれ違う男からの視線を集め、時に事件の周囲にいる紳士達からギラギラした目で見られるが、いっこうに気にしない。(助手は険しい表情になるが)
この助手と探偵の二人、実は同じ名字である。といっても血のつながりは無い。共に身寄りがないところを、篤志家の養父に引き取られた義兄弟である。ちなみに2歳年上の探偵が名義上の兄だ。
義兄は天真爛漫で、突然できた賢い義弟を非常に可愛がり、奇抜な思考のもとに振り回した。義弟は大人びていて、突如できた美しい義兄に戸惑い、突飛な行動に呆れつつも付き従った。
しかし、思春期を迎え、二人の間に壁ができるようになる。
義弟は義兄に欲情していることに悩み、義兄は頑なに距離を取ろうとする義弟の態度に心を乱された。ある日、義弟の「あんたを兄だと思ったことはない」という一言でついに二人は決裂してしまったかに思えたが…。
そんな過去を持つ義兄弟は、共に仕事をするのみならず、成人した今も同居生活をおくっている。思春期の頃の張り詰めた空気が嘘のように、危なっかしい義兄を放っておけない義弟と、彼に世話を焼かれるのが嬉しい義兄という関係性は少年時代のように変わらない。
ただし、子供の頃とは違い、入る寝台は1つであるが。
フジョッシーやカクヨムにも掲載しております!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-01 19:11:25
3773文字
会話率:54%
「……あんたは俺と結婚すんの」
仕事一筋のイベルは、親に勧められた婚約相手に会いに行くが、そこに結婚相手はいなかった。
かわりにいたのは金髪に湖のような色の瞳の美しい男、ルカだった。
結婚後、なぜか避けられているため嫌われているかと思いきや
、添い寝をしてくるルカ。
でもルカには彼女がいるようで……?
年下寡黙な実は甘えん坊なツンデレ攻め×実は天然な年上受け
※彼女いないし嫌われてません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 20:54:43
19065文字
会話率:46%
ゲイの男の娘の安曇邦一は、今日も自分の居場所を求めて、憎い親が寝ていて、嫌いな学校も無い夜の時間帯に、愛する中年の汚いおっさんNEET、奈頭奈達吉の家に入り浸る。狭くて汚い部屋にて、お互いに親から「あんた誰の子?」と言われている2人の男の愛
の日々が弾ける。
「2」とありますが、前作とは関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-13 01:00:57
4871文字
会話率:32%
谷口沙希は、高校時代の友人の瀬名真人に突然呼び出された。
友人といっても、そこまで仲がいいわけでもないのに、一体何だろうと思っていたところ、彼からの話に衝撃を受ける。
「俺とセックスをしてほしい」
……は?
意味が分からない。
瀬名は
彼女いない歴=年齢らしい。
顔は悪くない、スペック的にも問題ない。
だけど、なぜ私に?
そう問いかけると「お前が真正のビッチだから」と言われる。
いい加減にしろ!
あんたとは絶対にヤラない。
そう思っていたのに……
真正ビッチ呼ばわりされるヒロイン×拗らせ童貞の
ヤるかヤラれるかの熾烈な戦いが今始まるーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-12 00:00:00
85439文字
会話率:41%
商社に勤め新入社員業務に励む毎日の莉子には秘密があった。
昔の恋のトラウマでリアルでの恋よりも、妄想が尊いと感じる腐女子だったのだ。
そんなモテないお局OLの自分をこれでもかと犬並みに慕う後輩の大男 泉健太郎と先輩後輩として今日も戯れあう莉
子だったが、突然7年前に別れた元恋人である桜川翔が、業務提携を進めている超大手取引先のキーパーソンとして現れる。
突然の再開にとまどう莉子に翔は《結婚を前提とした交際》を会社の仲間達の前で公然と迫るが…。
なにやら周りの反応がおかしい?
部長達は何故かソワソワ…
泉は何故か不機嫌…
翔の会社から正式なお見合い話はくるし…
お試し期間なんて始まっちゃうし
突然豹変した翔に『俺の身体、莉子の好きにしていいよ、俺何になればいい?』なんて言われちゃうし…
って、いっ、泉、あんたなんか怒ってない??
《アルファポリスさまにも投稿させていただいておりますがR18シーン等、若干の差があります》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 10:28:46
85728文字
会話率:35%
変わったことを訊くねえ、あんた。
そんなの、人間に訊けばいいだろ、人間どうし。
人間どうしだから、訊きにくい? ふふ、そういうもんかね。
でも、興味は津々なお年頃、と。
……あいにく、私にそんな話は無いね。悪いけど。
ただ
……そうだね。
ちょっとばかり、夢の話をしようか────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 00:21:54
3822文字
会話率:0%
色んな事情からそろそろ結婚しようかな、と思っていたら、それを聞いた親友と呼んでも過言でない男から猛アタックを受けることになった。ちょ、あんたそんなタイプじゃなかったでしょ?外堀も地味に埋められていくし。そりゃ私もあんたの事は好みだけど。でも
、――「職場恋愛はしないってば」「俺が辞めればいいのか」「陛下に殺されるわ」……私にも職場恋愛したくない理由があるから、諦めてくれないかなぁ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-02 00:12:29
38567文字
会話率:55%
前厄だった去年は散々だった。
だから、本厄になった今年は厄祓いに行った。
それなのに、突然現れた男に「あんたの厄は強すぎて、祓いきれない。落とすしかない」と言われ…。
神事のことはよくわからないまま、書きました。
そのあたりは流してもらえ
ると幸いです…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-01 22:00:00
7384文字
会話率:28%
「n3862bc つばきいろ かおる。」の にじそうさく です。
先に歩きだしたレオナに続いて、わたしは黙ったまま歩き出した。下手な事を口走ってはいけない。ただ、レオナに従っていればいい。 レオンが言っていたように、レオナの機嫌を損ねない
ように。 もしも、損ねたとしたら、どうなってしまうのだろう……。→れおな「なら もとりなさい」さて、かのじょ は みゆ に つついて はいっていった。みゆ「あ。」れおな「・・・」かのじょ は しつない を みまわした。れおな「さっぷうけいね。あんた、なぜ、わたし か くるかもしれないのに かかわらず いったわけ?」みゆ「まど か はめこみしき」なのて そと に ふみだせない。つまり にしのそら の つき は みれない。れおな「ふうん。そう。さいきょういく か ひつようね。」みゆ「え?」れおな「わたし の くる かのうせい の あるじかん を ねらって わざわざ でていく。よっぽど にしのつき か みたかった ようすね。あなた に そういう じゆう は ないのよ」みゆ「えっと。きをつけます」れおな「おぼえておきなさい。あんた を かんきん すること も できるのよ。わたし の せいどれい さん」みゆ「あ。」このひとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-30 12:25:05
9494文字
会話率:28%