茂山家。
それは、現代日本の政界を裏から牛耳る政治家一族。その中でも茂山家は、代々総理大臣を排出する名家中の名家。
そして、俺――茂山通貞――もまた、そんな名家に生まれた将来を期待される男だった。
そう、『だった』。
何故過去形なのかは、も
はや言うまでもない。
俺が、出来損ないだったからだ。
茂山家の帝王学とでも呼ぶのだろうか。そんな英才教育を幼い頃から受けながら、通っていた私立の幼稚園、小学校、中学校における成績でトップを残せなかった。
そして、迎えた高校。俺はここでも結果が残せず、その末に勘当された。
茂山家において、俺は『無能』の烙印を押された末に存在を抹消されたというわけだ。
勘当において、俺は学校を転校させられた。転校した先は、一般生徒が通う中堅の私立高校。
実家を勘当されてグレタ俺は、入学数日で問題児となり、そして教師を含めて見放された。
唯一人、新人の担任女教師を除いて。
――待ってな、先生? この俺が直々に、お前を俺専用の雌奴隷にしてやるからなw
無能と蔑まれ勘当までされた男が、これまで潜ませていた獣欲の牙をむくッ!
※作品の性質上、女性蔑視の内容を含みます。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 21:00:00
9154文字
会話率:46%
この世界には、血縁を重んじて、皇帝直下の元に、伯爵貴族が政治を運営している、ロイズ帝国がある。
一方で、伯爵貴族の束縛政治に反旗を振りかざした、民主制度を主体とした政治運営を行っている、アリアス共和国がある。
この2つの国に平和を訴えつ
つ、中立の立場を表明しているファルムズ合衆国がある。
まさに三つ巴の構想が成り立つ………それには、長い年月が掛かっている。
最初はロイズ帝国内の皇帝率いる、伯爵貴族の独裁政治に、嫌気をさして、自治国家を表明した惑星の数は、帝国自治領の僅かな数だった。
自治国家を表明した惑星は、各惑星内の代表団を、各惑星の民主主義に乗っ取って、アリアナ共和国の中央政治を主体とする事を表明した。
それを許しがたいとした、ロイズ帝国の貴族達は、自治国家を表明した惑星に、伯爵直下の軍を派遣する事を決断する。
それは、それぞれの伯爵達の自治領だった惑星に、自らの領地を奪い返す為にだ。
伯爵達にとっては、名を汚され財を奪われているのだから、怒りは尋常ではなかった。
だが、民主主義を唱え、自治国家を表明する惑星が増えていく………。
同時に資源惑星に対しての、多発テロ、それに伴った紛争激化による、過激派組織やゲリラの拡大、それによって始まった帝国対共和国の全面戦争………。
数年にも及んだ戦争の終結は共和国の勝利ではあったが、両国の40%の兵力、戦力を喪失するという悲惨なものだった。
しかし、平和は訪れたが、状況は悪くなる一方であった。
本作はそれから数年後の話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 21:00:00
4467文字
会話率:21%
モントクレイユ男爵家は下位貴族ながら代々、医術や薬草学の普及に尽力している家系だ。
長女であるサブリナは23歳。看護術を学び領内で看護者を病人のいる家へ派遣する「ラファエル・ナーシング・ホーム」の運営に尽力している。
ある出来事が
原因ですでに嫁ぎ遅れの年齢だが、本人は気にせず毎日を看護に捧げる充実した日々。
そんなある日、モントクレイユ男爵家に国の筆頭公爵家から看護者派遣の依頼が入り、渋々ながらサブリナが行くことに・・・。
そこで待ち受けていたのは、病魔に侵されて余命幾ばくもない公爵夫人と看護者を偏見の目で見ている嫡男オーランドだった。
サブリナは夫人の看護をしながら、オーランドへ徐々に想いを寄せていくが、ある日、夫人が思いもよらないことを願ったせいで、二人の関係は一気に歪なものへと変化していく。
サブリナとオーランドの関係はどうなるのか・・・さまざまな都合や思惑、政治的な事情の中で愛を育むことができるか・・・ここにサブリナの唯一の恋物語が幕を開ける。
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恋することを諦めたちょっと気の強い女性と、嫡男のくせに自己肯定感が低いけどカッコつけたがりのお母様大好きなお坊ちゃまがヒロインを守りたい、じれじれ、もだもだしたラブストーリーです。
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※ご都合主義のふわっとゆるっとした設定です。
※なんちゃって異世界西洋&中世風
※王道展開です。
※かなりじれじれ、もたもたした展開です。
※R18は終盤まで出てきません。
※ハッピーエンドになるかは、いまのところ不明。
※R18の場合はタイトル前に※をつけます。
※作中の看護や医療行為はフィクションです。
※更新は今のところは不定期の予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 21:00:00
257433文字
会話率:32%
***『なろう』に移行しました。https://ncode.syosetu.com/n1570hp/
“王道”外れた異世界転生物語。
異世界転生者として、チートがあるわけでもない。ありきたりな、魔法も魔術も魔物もいない。これまたあり
きたりな公爵令嬢でも悪役令嬢でもない。ヒロインでもモブでもない。
ついでに言うが、これまた、あまりにありきたりな設定の喪女でもない。
それなのに、なぜ私が異世界転生者……?!
もうこの世界で生きていかなければならない現実に、もう、立ち止まらない、後ろを振り向かない、前を進んで行くだけ!
(本編概要)セシル・ヘルバートはノーウッド王国ヘルバート伯爵家の長女である。長く――無駄で――それでも必要だった7年をやーっと経て、嫌悪している侯爵家嫡男、ジョーランからの婚約破棄宣言で、待ちに待った婚約解消を勝ちとった。
17歳の最後の年である。
だが、セシルは、その婚約解消の事件となる一大事を――もう、全て、知っていたのだった。
予想していたのではなく、ずっと―――記憶に残る、その事実を知っていたのだ。
なぜなら、セシルは10歳の時、全く理由もなく、現代にいた現世の自分の記憶を突然思い出し――そして、自分が、おぼろげにしか覚えていない以前に読んだ異世界ファンタジーの小説に出てくる――異世界に転生してしまっていた事実を自覚してしまったのだから。
“異世界転生者”の“王道”外れて、さっぱり理由が当てはまらない謎の状況。
なのに、なぜ、現世の私が異世界転生?!
なにがどう転んで異世界転生者になってしまったのかは知らないが、それでも、セシル・ヘルバートとして生きていかなければならない現実に、もう、立ち止まらない、後ろを振り向かない、前を進んで行くだけ!
それを指針に、セシルの異世界生活が始まる。第2の人生など――なぜ……?! としかいいようのない現状で、それでも、セシルの生きざまを懸けた人生の始まりである。
伯爵家領主に、政治に、戦に、隣国王国覇権争いに、そして、予想もしていなかった第2の人生に、怒涛のようなセシルの生がここに始まっていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 14:06:11
341656文字
会話率:40%
政界に復帰して、勢いで総理の椅子に座る事となったハーレムキングこと瀬尾総一郎。
彼の二年間(予定)の治世とプライベートを淡々と語る、予定。
*前作を読んでいないと理解できない部分がありますが、もういちいちアドレスは張りません。
最終更新:2022-04-29 20:00:00
189694文字
会話率:56%
ハーレムキング瀬尾総一郎も三十の坂を超えた。
担ぎ出された衆議院出馬ではあったが、当初に掲げた政策を実現し、その活動の軸足は政策から政略へとシフトしていく。
後継者選びのつもりで企画した党首選挙も、結果として党内での自分の存在感を増すだけに
終わった。
次善の策として右派・中道・左派の三派閥の形成を誘導して当座を凌ぐこととなる。
子供たちも順調に育ち、ハーレムの環境にも大きな変化が起きていた。中学進学を契機として一号室の一角を長男の総志に譲り、空き部屋だった三号室を長女総美と四女真梨世の共用にした。総一郎本人は各部屋を順繰りに泊まり歩く新たなシステムが始まった。
神林希代乃を主催として神林邸にて母の十三回忌を、そして御堂真冬を主催として速水邸での十七回忌が執り行われる。
生前に足を踏み入れることのなかった実家、そして愛する男の家に足を踏み入れることとなったみさき。
亡き母への最期の孝行を果たし、劇的な政界引退の日へと突き進む。
*ハーレムは月当番制に移行。
一月希代乃、二月矩華、三月瞳、四月麻理奈、五月志保美、六月真冬。
七月希代乃、八月矩華、九月志保美、十月麻理奈、十一月瞳、十二月真冬。
月当番は誕生日の幹事も兼任。
*先行して発表した第一期から四期までと未来篇とを繋ぐお話です。
前作を読んでいないと理解できない部分がありますので、先に
http://novel18.syosetu.com/n3331cq/
http://novel18.syosetu.com/n7291cs/
http://novel18.syosetu.com/n4510cu/
http://novel18.syosetu.com/n7791db/
未来篇
http://novel18.syosetu.com/n0487cx/
をお読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-26 20:00:00
206377文字
会話率:60%
ハーレムの女性のたちの中から矩華を(法律上の)伴侶とした瀬尾総一郎。
子供たちの誕生と共にハーレムも次第に様変わりしていく。
そして政界へと進出する総一郎。
政界の風雲児となった彼の公私に渡る大活躍が始まる。
規約 第三版
第一条 本会は
主催者である瀬尾総一郎(以下主催者と略す)と、女性達(以下会員と略す)の対等な愛人契約である。
第一条の二 主催者は会員の全会一致により一人を法律上の妻とすることが出来る。
第二条 入会に際しては会員一人以上の推薦を受けて、主宰者とその配偶者が審査。他の会員の同意の元に承認される。
第三条 会員は個人的な理由によりいつでも脱会できる。脱会後も会に関する情報はもらしてはならない。
第四条 入会資格は成人女性であること。但し高校生は不可。更に半年以上男性と付き合って居ないこと。
第五条 契約に際して金銭の授受は不可。入居に必要な経費は女性が自身の責任で調達すること。
第六条 主催者は会員の産んだ子供の父親と認定される。法律的な手続きは女性達の要求に従って処理される。
第七条 会員は自身の子供に関して他の会員を後見人として指名できる。
第七条の二 後見人は特に男子に関して、その初めての体験を指導する義務を負う。
*先行して発表した第一期から三期と未来篇とを繋ぐお話(の途中)です。
前作を読んでいないと理解できない部分がありますので、先に
http://novel18.syosetu.com/n3331cq/
http://novel18.syosetu.com/n7291cs/
http://novel18.syosetu.com/n4510cu/
未来篇
http://novel18.syosetu.com/n0487cx/
をお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-29 20:00:00
156850文字
会話率:64%
人、エルフ、獣人などが広く暮らす、ドラゴン信仰のあるアーテラリアという世界(星)を舞台に、ある帝国がドラゴンと共に繁栄していくお話。
強大な力を持つドラゴンを統べるために、皇帝フランチェシカは古の秘術「血の盟約」をドラゴンと結ぶ。彼に刻まれ
るのは「龍印」。その刻印に触れられると、最強であるはずの彼はトロトロに感じさせられて・・?
最強のドラゴンと美しい皇帝陛下が織りなすキュンキュンエロファンタジーです。
主人公はドラゴン、ヒロインは皇帝陛下という構図ですが、受けと攻めが目まぐるしく入れ替わります。
基本イチャイチャラブラブのお話です。
エロの描写を可能な限り増やして行きたいと思いますが、政治の話が時折描写されます。エロありは◆マークをタイトルにつけますのでお好みに合わせてご覧ください。
主人公はかなりの頻度で皇帝陛下によって、射精を伴わない絶頂を味合わされます。そういった表現が苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
寝取られ、寝取りはありませんが、似たような描写が登場する可能性があります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 19:49:00
310817文字
会話率:58%
ある日、中年は女の子をかばい命を落とす。
地球の世界も作った創造神様から、同じく創造神様の作った世界へ
魔力を運ぶ媒体になってほしいと依頼され、その依頼を受けることに。
転移が完了すれば任務達成。
その後は、創造神様作成のスーパーボディと貰
った特典でチートとして生きる。
チートで生きる主人公の物語で
さっくり、精霊界の生活も終わり、地上に降りた主人公。
高等学園に入学し(世界最高峰の2校の1校。ここさっくり。
次は、治癒の免許のための実習。ここで運命の1人と出会う。
治癒に免許も無事獲得し、いよいよランカーとして活動開始。
(ランカ-とは所謂、冒険者です。下から・紙・草・石・鉄・銅・銀・金・黒のランク分けになっています。)
この中でも、(黒)他のクラスとは違い、ギルドに対しても、国に対しても大きな影響力を有しています。
主人公は自分の計画と異なり、極めて速く黒に昇格します。
このために、科せられていた計画を進めることになります。
高等学園時代に親友たちと書き、提出した論文がいつの間にか国策となり、国家機密の作戦として、主人公たちに託されます。正直、穴だらけのあり得ない条件をクリアする無理ゲーに挑む。これをやり遂げなければ、落ち着いてランカー生活を送ることはできない。
「第3国超大国化計画」自分たちが選んだ候補国を回り、国として実行させるのがジークの役目。親友のコンスタンは最速で昇進し、軍の動きを自分の考え通りに動かせるようになること。アズテックは商会(会社)を立ち上げ、全世界にその経済力を使い影響力を強め、全世界の経済をコントロールすること。この中で、読み違いはあったものの計画どおりに進んでいるのはアズテックのみ。
諸々の事情で猶予が無くなったジークは、この難題をクリアしてランカー生活に戻ることはできるのか。精霊さんが頑張ってくれます。
Hシーンはワンパターン、マンネリ化しています。
自分のそういう方面の経験のなさを痛感しています。
プロットは崩壊し、再構築したけど、また崩壊し、どこに向かっているんでしょうか?
苦行と思い、ざっとでも目を通して頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 20:00:00
1693839文字
会話率:54%
父に連れられ不可侵条約の見直しにアストライア連合王国へ来た幼いヨハン。父親に置き去りにされてしまい、薔薇園を彷徨っていた所、偶然薔薇から生まれてきた赤子と運命的な出会いを果たし、この頃から左手首に荊棘のような痣が発現するようになった。
それ
から、二十年後。二十五歳となったヨハンは立派に父親の跡を継ぎ、軍人としても政治家としても活躍していた。仕事は完璧にこなすヨハンだが、何故か良縁には恵まれず女性と話したりするだけで痣が痛んだり、幼い頃に出会った赤子との夢を見るようになったり不可解な現象が起こるように。
二十年ぶりに不可侵条約の見直しにアストライア連合王国へ向かっている最中、聞いた事のない女性の声が頭に響いたのをきっかけにこの痣が何なのか解き明かす決意をするが、待っていたのはアストライア連合王国の第一王女・シャルロットだった。
※R18♡ R15⭐︎ 戦闘描写◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 23:59:17
123515文字
会話率:51%
魔法も魔王も存在する世界で、魔王との戦いの必要から大連合が形成されることになったが、要の大国の友好が不可欠でそのための手段でのご神託が、なんと両帝国皇帝夫妻の夫婦交換とでて…。
自分が気に入る楽しい、激しい夫婦交換物があまりないので、自分
が書いてみることにしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-21 16:32:37
170272文字
会話率:54%
ジャーナリスト(30代)×政治家(40代)
首相選の取材のため、北の大国カルドゥワへ入国したジャーナリスト、ユクター・ミザックは、乏しい伝手をたどって一人の男と出会う。
30分の制限時間の中で糸口を掴もうとするユクターは、だが、次第に取材
よりも目の前の男へと惹きつけられていく。
架空近現代が舞台のお話です。
苦手な話題がある方は、タグの確認をお願いします。
※また、政治と戦争の話が出てきますので、近日のニュースがしんどい方等にはおすすめしません。
ご了承いただければ幸いです。
この小説はアルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 20:17:15
40980文字
会話率:30%
育成所に行ったナナの話。
女神システムから出て来た感じで。
最終更新:2022-03-01 13:17:54
79175文字
会話率:25%
風属性の話 3と4 加工しやすいように分け。
最終更新:2017-12-01 18:37:40
208736文字
会話率:28%
ホテル風俗衛生風属性株式会社。
あったらいいなシステム満載小説。
最終更新:2017-08-28 11:37:58
227370文字
会話率:29%
いまより、ほんの少し昔の話。テンパると大失敗する保は、緊張マックスの試験会場でリラックスしている冬馬に一目惚れ。無事同じ大学に入学してからはストーカーへと発展したが、ある日冬馬の友人たちにからかわれ、テンパった末に「結婚してくださいっ」とプ
ロポーズをしてしまう。一方冬馬は政治家一家に育ち「普通」であることを演じてきたが、プロポーズをしてきた保が気になって……。馬鹿と阿呆、ふたりの大学生同士の甘酸っぱい両片思い♡
※エブリスタ他で公開しています
※全話予約公開設定済
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-26 09:00:00
31864文字
会話率:44%
いつの世、どの世界、貴賎関係なく発生する口には出せない、でも皆が知っている暗黙の了解的事情。特に偉い人の趣味嗜好は、統治に影響少なければ黙認されるのが常。この世界の各国のそんな宮廷事情を記してみます。
最終更新:2022-02-19 00:00:00
63081文字
会話率:43%
大物二世政治家の近江に、背後から話しかける記者の姿があった。無礼な様子で話しかけてくる記者を壁に押し付け、近江はその唇を獣のように吸い上げるのだった…。
最終更新:2022-02-12 22:27:21
4399文字
会話率:40%
白井涼子は悩み、苦しんでいた。
携帯電話に画像付きの嫌がらせメールが連日のように送られてくる。
『お前は淫乱なマゾだ。』
単純なフレーズと共に淫靡な写真が添付されている。無視して消去しようとも考えたが後々の証拠として保存していた。
地元
経済界のドンである祖父の厳しい躾の元、「涼子様」とあだ名される程の気品と美貌を兼ね備えた涼子にとって、この陳腐な嫌がらせは到底、理解出来なかった。
犯人は分かっている。
県会議員の山岡啓造である。
涼子が所属する市民ボランティア団体が主催した福祉施設建設計画の協力を依頼されたにも関わらず、その利権を独占しようとした憎むべき悪徳政治家だった。脂ぎった中年のおぞましさに涼子は身震いするのだった。
涼子は「おじい様」の力を借りて山岡から利権を取り戻したのだが、恨みに思われているのは明白だった。。
同じ団体にいる立花理恵という美少女に惹かれていく自分に戸惑ってもいた。
会う度に身体の芯が熱く火照る。
倒錯した想いは日に日につのり、遂には自慰行為をするまでになってしまう。理恵と会った日は必ずと言っていい程、淫靡な興奮に襲われる涼子は、携帯電話に保存されている理恵の伝言メールの映像を見ている内に例の嫌がらせメールの画像も開いてしまう。
興味など全くなかった筈なのに自分の顔が合成してある写真を見つけると興奮が頂点に達し、何時しか誰もいないリビングで自分を犯し始めていく。卑劣な罠と知りつつも禁断の快楽に溺れていく自分が怖かった。
再び山岡との争いに勝った後、祝杯を上げた二人はその夜、理恵のマンションに泊まった。
妖しい雰囲気の中、甘い口付けをした場面で涼子の記憶は途切れていた。家に帰ってから持ち返った写真を見ている内に興奮した涼子は又も自分を犯していく。しかも山岡に犯される理恵の顔がネガフィルムの如く反転し何故か自分に変わってしまうのだった。
いつの間にか、妄想の中で涼子は官能を貪っていくようになってしまっていた。
涼子の「凌辱のストーリー」が完成しようとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 18:32:15
25193文字
会話率:23%
――骨の髄まで憎んだ人と、心から愛した人は、同一人物だった。
“悪魔”と呼ばれる王子が摂政として国政を操る王国・ゾレイア。彼の圧政と横暴により国民生活は困窮を極め、怨嗟の声が国中に満ち溢れていた。
王宮で王子付の侍従を務めるレオンは主人を
裏切り、王権の打倒と市民政治の成立を目指す革命組織に秘密裏に協力していた。
レオンは、自分の顔をひどく嫌っていた。なぜなら“悪魔”の二つ名を持つ王子と、誰が見ても瓜二つの顔立ちをしていたから。
革命組織で活動を続けるうちレオンは組織のリーダーであるアレクと互いに惹かれ合い、体を重ねるようになる。
革命が成功すれば、二人には明るい未来が訪れる。レオンもアレクも、そう信じていたのだけど……。
※本編十話+番外編二話の全十二話完結予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-05 20:00:00
4739文字
会話率:16%
ダンジョンで出会った初心者を酒場で酔い潰して宿屋に連れ込みます。一期一会のつもりだったのに、なんとその後家庭教師の生徒として再会してしまいます。貴族の一人娘に手を出してしまったことに気付いた主人公ロディは、保身の為に仲良くして誤魔化しちゃお
うと試みますが、素直で簡単にえっちさせてくれるエリーゼに次第に絆され情が湧いてしまいます。そんな折、エリーゼの実家であるハイリンヒ家に危機が訪れます。近隣にいる危険なモンスターを無害化しようという計画があったのですが、政治的な後手により、その作戦でもっとも危険な役割をエリーゼがさせられることになってしまったのです。ロディは作戦の本質を見抜き、一たび作戦に出ればエリーゼが生きて帰ることが出来なくなると考えました。そこで自分との入れ替わりを提案し、エリーゼの代わりにフルフェイスフルプレートの装備で死地へと赴きます。普通に死にかけ26時間にも及ぶ遭難をしてしまいますが、なんとか帰って来れたロディはエリーゼにご褒美孕ませセックスを求めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-05 17:51:34
31375文字
会話率:21%
魔王軍の第二秘書課(通称ハーレム課)の課長のオーガストは、当代の魔王が堅物すぎてハーレムを拒否したため、仕事が出来ず困っていた。手を尽くして魔王にハーレムを作らせようとする途中で魔王の隠された性癖を知ってしまい、秘密を守るために自分が彼の相
手をすることになる。
真面目サディスト軍人部下×マゾヒスト魔王。戦争と政治とSMの話です。政治用語、官僚用語が出てきますが雰囲気なので特に説明はありません。後半に鞭打ち、浣腸、穿刺等のSM描写があるためご注意ください。
騎士団シリーズという同一世界線を舞台にした作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 22:00:00
38219文字
会話率:52%
一介の競馬記者が、全ての悪を掠めた先に観たものとは、、、。
私の名前は清野 共。チャラ男、47歳。JR国鉄の社長をしている。 このお話は1998年まで遡る。話が膨大で尚且つ難解なので、年齢
層もあえて絞らない。今日は10月14日。つまるところ鉄道の日。しかしこの日にこんな呪いの災難が降り懸かろうとは、、、、。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 18:06:02
237008文字
会話率:57%
『緊急速報です! 都庁舎がダンジョンに変わりました』
衝撃の報道。
その日から街に溢れ出るモンスターたち。
詐欺目的の救世主や本物の救世主。
危機に付け込むテロリストやのさばる犯罪者。
魔法を使えるようになり、救世主を名乗ってモンスターに立
ち向かう人々。
都庁舎の危機に駆けつけテレビ局を占拠した外国の傭兵達。
その糸を引いた政治家達は税金という甘い汁を吸い、更に吸おうと国の奪取を企む。
そして、遂に都庁舎をワームホールに変えこの世界へ乗り込んでくるエトランゼ。
様々な人達が様々な事件を織りなしていく。
そんな中、主人公は小さい頃ゴブリンから貰った力で悪に立ち向かい金持ちになっていく。
フェラーリを買う、ランボルギーニを買う、クルーザーを買う、島を買う、そこに王国を作る、夢は膨らむ。
現代だって王国は作れる、会社という名の王国だ。
島に王国を作る、そにハーレムをつくる、童貞だけど。それでも夢と股間は膨らむ。
モンスターの跋扈する中を孤軍奮闘する主人公。
しかし人々はそんな危険など気にもせず平常通りの日々を送るのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 02:15:01
190013文字
会話率:29%