イチゴ栽培と屈強な傭兵で知られる小国・エルベトーレ。その第一王女・リリアナ・アーダルベルタ・フォン・エルベトーレ(通称リリ)は、落ち着かない毎日を過ごしていた。
長年きょうだいを持たなかったリリは、父王の後を継ぐ王太子として遇されていたが、
二年前に父がガリアの平民出身の職業婦人・アナベルと再婚、昨年異母弟・ヨーゼフが生まれた。
エルベトーレの法では、王位継承において男子が優先される。自動的に王太子の位を失ったリリは、これまで学んできた政治や経済の知識が無になることに、虚しさを感じていた。
はとこのトーマから求婚されるが、どう見ても「あわよくば王位を手に入れよう」という野心が見え見えで、気分はげんなりするばかり。
そんな中、秋の収穫祭が行われる。父王とともに余興の剣闘試合を観覧していたリリは、漆黒の髪にアメジストの瞳を持つ青年、レフ・ゼブロウスキと出逢う。
あまたの豪傑を打ち負かして勝利の美酒にあずかったレフを、父王は知っていた。かつて強敵・アナトリアに滅ぼされた同盟国・カシューブ公国の公子で、虐殺の中を落ち延びて生き残っていたという。
感激した父王は、レフを新任のリリの親衛隊長に任じようとするが、リリは己より弱いものに守られたくはないと、レフに勝負を挑む。
防御の姿勢に落ち着きがあり、手数の多さに惑わされないレフは、リリをかわし、寸止めで勝負を決める。
この件で更に自信を失ったリリは、その後のアナトリア攻略で己の沽券を取り戻そうとするのだが――。
凛とした美人だが己に素直になれない姫君と、地獄を見て執着を忘れていた青年の、可愛らしくも激しい恋物語。謀略もほんの少しあり。
Pixivのコンペで落ちた作品( http://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/590232/ )を、頭から書いてみました。
Twitterを始めてみました。たぶん更新情報などしか流さないですが、気が向いたらフォローいただけたら幸いです。 https://twitter.com/fry_magumi折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-26 01:30:15
16968文字
会話率:28%
初めての行為にまるで知っていたかのような実感を伴う。
効用関数をご存知だろうか。
炎天下、汗を流してようやく飲む水を想像してみるといい。乾いた喉を、干からびた体を潤す最初の一口を。
最高だ。想像もつかない多幸感。言葉だけでは表現しがた
いものだろう。
・・・だけど、それだけだ。続く二口目では、最初の感動は抱けない。むしろ、続ける度に高揚感が増すどころか、徐々に薄れてさえいく。
では、どうだろうか。
未体験を先刻行ったことのように思い出す場合。
既知ではなく未知。間違いなく初体験。にも関わらず覚えている。忘れていた? 勘違い? いや違うはず。そんなものはただの既知感だと。
未来予知とは意味が違う。明日が見える訳でもなく、一秒先だってわかりはしない。だけど、その時点における思考や感情すらも、後から経験していたと気づく。
その繰り返しの印象に感動、高揚、絶頂は薄れていく。
まるで一秒先の世界をリプレイしているような妄想の類だ。
だけど、考えてみてほしい。人生がそれで満たされているとしたら?
何一つ初めてがない。
空虚で、欺瞞で、何が本当で、何が嘘なのか。
他人なんて当然信じられない。友人や家族、そして自分すらも。
ここが現実でなく、今いる自分は別の誰かで、過去の記憶は誰かの空想で、未来の理想は本当に自分が望んだものだったのか?
こんな風に考える。たったそれだけで世界が色褪せて見える。
では君に訊ねたい。
そんな世界で果たして本当に,生きている,と云えるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2014-09-06 02:20:53
619文字
会話率:0%
ネタとかに詰まった時に書く、特にストーリー性はない1話完結のえっちな短編物を置いていくだけの短編集です。
是非お手に取って下されば光栄の極みにごさる。
※この短編集は全て他の作品やキャラの二次創作です。
※キャラ崩壊や原作にない設定があ
るかもしれません。
※そういったものが苦手だと言う方は退室願います。
※それでも構わないと言う猛者の方だけゆっくりしていってね!
※言い忘れていた……更新は超絶☆不定期です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-05 07:51:30
23262文字
会話率:42%
24歳OLの瑠璃子は下腹部手術切開のため、あそこの毛を剃らねばならなかったが手術当日に忘れていた事を思い出す。病院でいかにもいやらしい雰囲気の医師に剃られるはめになり。それがくすぐったく、瑠璃子は笑い悶える。瑠璃子の羞恥のくすぐりの地獄の物
語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-30 23:05:58
2339文字
会話率:57%
世界にその名を馳せる雪乃瀬グループの総帥、雪乃瀬優は体調不良の中、妹の塔子からイヴのプレゼントは何がいいかとしつこく詰め寄られ、面倒に思う気持ちから金髪碧眼の色白の少年が欲しいと、実現不可能な言葉を口にする。そんな遣り取りさえ忘れていた雪乃
瀬の前に、イヴの夜、妹の塔子がクリスマス・プレゼントだと言って、聖鐘音という十五歳の異国の風情を漂わせる少年を連れてくる。その場凌ぎに発した言葉を後悔しながら、家に帰るよう告げた雪乃瀬の言葉を、鐘音は激しく拒絶する。帰れ、帰らないの押し問答の最中、体調を崩していた雪乃瀬は高熱のため倒れてしまう。意識を取り戻した雪乃瀬が見たものは、慣れ親しんだ東京湾のくすんだ海ではなく、青い煌きを見せる南国の海だった。状況が把握出来ず呆然とする雪乃瀬に、鐘音は、ヘリコプターで通信手段のない孤島に連れて来られたことを告げる。塔子の策略により、交通手段のない孤島での二人きりの生活がスタートする。望まぬ形で始まった二人の暮らし。けれども鐘音の優しく柔らかな気質に、頑なだった雪乃瀬は心を開き、いつしか二人の暮らしに永遠を望むようになる。そんな中、再びの塔子の策略に、鐘音は……大きな事件もなく、島での暮らしはまったり、まったり続いてゆきます。平坦で飽きる……と思わず、最後まで読んくださると嬉しいですm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-30 19:00:00
56412文字
会話率:31%
稀代の天才、クロエ・ギベールは、1年前、婚約者を飛行機事故で亡くした。そして、その後、彼女の力が必要だと迫る人物が現れる。その人物は、婚約者の兄で、かつてクロエが愛した、ギルバート・リヴィングストンだった。
国王に就任したばかりのギルバート
から、ある事件をきっかけに世界が混乱している、と知らされ、クロエはこの事件に巻き込まれることになる。しかし、事態は思わぬ方向に進み、世界は混沌に包まれる。事態が進むにつれ、クロエは婚約者が死んだ理由と、忘れていた出生の秘密を知る。
様々な思惑と複雑な事情が絡み合い、世界は進むべき道を見失う。そんな世界に光を与えるのは、クロエ・ギベールしかいなかった。
登場人物の誰もが、大切な人々と別れを告げてきた。
まさに、さよならだけが人生だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-08 23:00:00
132296文字
会話率:25%
家の近所のファミレスでパートをする、ごく普通の主婦、里美。彼女には、子供の頃に封印した“性癖”があった。
自分でもその事すら忘れていたが、ある日店にやってきたひとりの男の存在が、彼女の本当の願望を解き放って行く。
彼女の“性癖”とは、そして
それを解き放った先にある世界とは…。
【注意】この作品には、過激な性愛表現が含まれます。
※「FC2小説」サイトで先に公開しておりましたが、2014年3月11日をもって「FC2小説」での公開を終了ました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-13 16:29:16
56056文字
会話率:16%
ハルさまの
「寒の夜、あったか酒企画」
参加作品です。
寒い夜に忘れていたものを思い出すのもいいんじゃない?
最終更新:2014-01-31 00:00:00
6205文字
会話率:40%
隣国との小競り合いで功績を得、警備兵から騎士へと昇格したフィーリエルは、10年ぶりに育った屋敷へと帰省することになった。しかしその屋敷に近づくにつれ忘れていたはずの数々の記憶が蘇り、違和感を覚えながら屋敷に足を踏み入れると、そこに待ち受けて
いたのは、フィーリエルに執着する黒い影だった。雨に閉じ込められた森の中の屋敷で、フィーリエルの過去と黒い影はどう関係しているのか…。少しミステリー調ですが、本格的なものではありません。序盤は性描写はほとんどありません。
8/4 あらすじ変更いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-07 21:46:58
29632文字
会話率:32%
すれちがったまま忘れていたはずの思い出が追いかけてきた。
ブログで書いていた妄想話です。
※このお話は別段、不倫を推奨しているものではありません。
割り切れない方は華麗にスルーを推奨いたします。
最終更新:2013-09-07 06:35:37
47099文字
会話率:23%
黒髪、黒目の高校生瀬梨華(せりか)は、忠犬を飼っている。ただし、170センチある童顔の二足歩行の生き物である。
とある約束を一年前にしたのだが、さっぱり忘れていた。
尽くす系腹黒童顔×ツンシュンぼのぼのざっくり
最終更新:2012-07-23 20:16:01
7201文字
会話率:31%
拓巳と付き合ってからのある日、そんな日常。
そういえば、そんなものもあった。すっかり忘れていたとも。
だからそんなもん使ってそうなるのは……自業自得、だろ?
◆人物紹介
志田ハルキ
主人公。至ってノーマルなごく普通の高校生だったが幼馴
染みの拓巳と付き合うことになる。ツッコミ体質気味。
羽田拓巳
十年以上の片思いを経てハルキと付き合う。相当想いを溜め込んでいた。表情が他人からは読み取り辛い。ボケ体質気味。
この作品は「幼馴染との恋の進め方」(N3534BH)の続編短編です。そちらを読まなくても、こちらの作品を読むことはできます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-22 21:12:14
6094文字
会話率:53%
無味乾燥な人生を送っていた期間工員のリョウの前に現れた、本能のままに生きる美女まりあ。
生きる意味さえ忘れていたリョウは、彼女の貪欲なまでの性の執着に魅せられ、引き込まれていく。
まりあという名前しか明かさない彼女の正体とは・・・?
大人
の現代ファンタジー。
「なろう」から引っ越してきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-16 00:00:16
16196文字
会話率:27%
高2の美香の話。
毎日の暮らしが当たり前で、感謝の気持ちを忘れていたの、、、
当たり前なんかじゃない、全部、とっても大切なことだったって、
もっと早く気づきたかったー…
最終更新:2011-01-06 01:15:16
614文字
会話率:29%
偶然、酔った母親の自慰行為を見てしまった息子。しかし、それは母親の息子を誘う為の作戦であった。忘れていた女の悦びを息子によって蘇えさせられる母親。母と息子の近親相姦のお話です。
最終更新:2008-07-31 22:27:48
3401文字
会話率:38%