世界一の腕を持つと言われている、少し変わり者の魔術師オストー。
彼は、近所から雑貨を届けてくれる美人な男性ゼーンにずっと長いこと片思いをしていた。
まさか自分が付き合えるわけがないと見ているだけの日々、そんなある日、なぜか二人は付き合
うことに……付き合いだしたら二度と離したくない、離れたくない、オストー。
禁忌にも近い魔術を思いつき、ゼーンに相談してみるが、果たして魔術は成功するのか……?
※ いつかの約束アンソロジーに寄稿していた話です。
※ ハピエンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 08:15:57
25038文字
会話率:41%
五月。
気持ちの良い風が吹く日。
両親が失踪し、ひとりになった麦野生人(むぎのいくと)は、生活の足しにと大学の花壇を利用して栽培していた野菜を食い散らかされていたのを発見する。
どうやら犯人は美人な男らしい。
名前は、天黎(テンレイ)
偶然、テンレイの姿を見つけた生人は声を掛け、それから自分の出生や特異な体質について、驚くべき真実を知ることになる。
そして……
『ムギトくん、僕と結婚してほしい!』
『……すまん。俺は生まれてはじめて耳が悪くなったかもしれん。もう一度言ってくれないか』
テンレイは長寿の人間が住む霊場をでて、結婚相手を探していた。見つかるまでは故郷には帰ることができない。
しかし故郷には、想い人がいると言う。
生人は、両親を探す手伝いをしてもらうことを条件に、テンレイの結婚相手のフリをすることになる。
◆小説家になろうで掲載しているものを改稿。
◆BL小説
◆R18表現あり(淫語、行為など)
◆現代、ローファンタジー
苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 14:41:56
35356文字
会話率:43%
「ヤクソクやぶったら、はりせんぼんだよ?」
約二十年ぶりに再会した二人だったけど、茉理は流のことも、彼とした約束のことも、まるっと綺麗に忘れていた。
※2009.04.14~2009.04.28自サイトに掲載。
最終更新:2014-10-18 11:00:00
31290文字
会話率:53%