稀代の天才、クロエ・ギベールは、1年前、婚約者を飛行機事故で亡くした。そして、その後、彼女の力が必要だと迫る人物が現れる。その人物は、婚約者の兄で、かつてクロエが愛した、ギルバート・リヴィングストンだった。
国王に就任したばかりのギルバート
から、ある事件をきっかけに世界が混乱している、と知らされ、クロエはこの事件に巻き込まれることになる。しかし、事態は思わぬ方向に進み、世界は混沌に包まれる。事態が進むにつれ、クロエは婚約者が死んだ理由と、忘れていた出生の秘密を知る。
様々な思惑と複雑な事情が絡み合い、世界は進むべき道を見失う。そんな世界に光を与えるのは、クロエ・ギベールしかいなかった。
登場人物の誰もが、大切な人々と別れを告げてきた。
まさに、さよならだけが人生だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-08 23:00:00
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会話率:25%