舞台は近代ドイツ。生きるために盗賊となった戦災孤児ヴィルは、偶然通りがかった教会で神父コンラートに一目惚れをした。
一時は盗みも殺しもやめ、物乞いに転身しようと考えたヴィルだったが、ある夜、襲撃を受け荒らされた教会と複数人に陵辱され瀕死の
状態に陥ったコンラートを目撃する。
ヴィルに救い出された後、コンラートは自らの遺伝的な特性により吸血鬼へと変貌。元の生活に戻れなくなるばかりか「怪物」として追われる身になってしまう。
憎しみや吸血衝動に苛まれ、信仰と現実の軋轢により荒んでいくコンラートを「自分の元に堕ちてきた」と感じたヴィルは、むしろ嬉々として彼を護ることを決意する。
奪わなければ生きられなかった彼らの行く先に、果たして救いは訪れるのか……?
人殺しの盗賊×吸血鬼化した神父の歪んだ恋愛譚。
※暴力描写、流血表現多め。
※倫理的にまずい表現もそれなりにありますが、作品の雰囲気を鑑みてのことです。ご了承ください。
※受けを女性のように扱う場面があります。苦手な方は気を付けてください。
※作中の挿絵は鳴上月さんに描いていただきました! ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 17:17:28
210110文字
会話率:42%
彼女の名前は里乃。彼の名前は永。
継母に虐げられていた里乃と暇をもて余していた永。
二人は劇的に出会い、劇的に結ばれた。
里乃にやっと訪れた普通の幸せな日々。
ただ一つ問題だったのは……
彼は変態だったのです。
最終更新:2023-02-11 22:21:11
101712文字
会話率:45%
世界征服を企む悪の組織ダース。
10年前、地球を守る正義の組織フォースによって、悪の組織は壊滅した。
戦闘員や怪人たちは散り散りになり、世界に平和が訪れたかに見えた。
しかし、組織が崩壊しようとも悪は滅びはしなかった。
かつて正義の組織
に相手にもされなかった下級戦闘員の逆襲が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 01:34:44
35626文字
会話率:26%
「獣のように愛してあげよう」
見習い修道女のベルと、優しく誠実な騎士ドワイトの、背徳の初夜。
孤児のベルは、ある事件の捜査に訪れた騎士ドワイトを、いつの間にか愛してしまう。
胸に想いを秘めながらも、無自覚に溢れる気持ち。
だが、ドワイトか
らは拒絶されてしまい、失意のうちに森に駆け込んだベルは何者かに襲われてしまう。
ドワイトには、ベルを受け入れられない秘密があった。
ベルを失いかけて初めて、抑えきれない自分の気持ちに気付くドワイト。
ドワイトの真実の姿を見たベルは、彼を受け入れることができるのか。
溺愛のラストまでじっくりお待ちください。
アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 01:16:55
4761文字
会話率:20%
筆頭聖女ルーナ・ステラータはある日、自分の婚約者になるはずだった男・聖皇帝ジェロームが次席聖女ミゼリアといちゃついている場面を目撃してしまう。別に彼を愛しているわけではなかったのでそれだけならば許せたのだが、彼らはルーナを筆頭聖女の座から
引きずり下ろし、さらには大神殿から追放しようとまで画策していた。
……人生のほとんどすべてを大神殿で生き、聖女としての活動に捧げてきた私に対して、それはさすがにあんまりな所業ではないかしら!?
さらに悪いことは続くものであるらしく、ルーナは「生命力があまりにも枯渇していて、余命があと半日ほどしかない」という衝撃的な宣告をされる。しかも原因不明で、現時点で治療の方法は不明なのだそうだ。あまりの事態に卒倒しそうになったが必死に堪え、ルーナは思考を巡らせた。
……こうなったからには、少しでも後悔なく逝けるように人生でやり残したことをやらなくっちゃ!
だが、残り時間はたった半日。家族に会いに行けるだけの時間はない。好物を好きなだけ食べるとか散財しまくるといったこともやってみたいことではあるが、人生最後にやりたいことかと言われれば違う。
そうして考えに考え、ルーナが最終的に辿り着いた結論は――「処女喪失!」
片思いしてきたベルーアン王国第二王子・アステール殿下が儀式参列のためにちょうど来国していることを思い出し、ぜひとも処女をもらってほしいと彼のもとを訪れてみたルーナの運命は……?
(※『余命半日の病弱令嬢〜』の改訂版です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 22:06:08
17877文字
会話率:35%
日々婚活に励む弱小子爵家の令嬢ルーナ・ステラータは、ある日突然医者から「生命力があまりにも枯渇していて、余命があと半日ほどしかない」という衝撃的な宣告をされる。しかも原因不明の病で、治療の手立てはないらしい。あまりの事態に卒倒しそうになっ
たが必死に堪え、ルーナは思考を巡らせた。
……こうなったら婚活どころの騒ぎではないわ。少しでも後悔なく逝けるように、人生でやり残したことをやらなくっちゃ!
だが、残り時間はあと半日。家族に会いに行けるだけの時間はない。好物を好きなだけ食べるとか散財しまくるといったこともやってみたいことではあるが、人生最後にやりたいことかと言われれば違う。
そうして考えに考え、ルーナが最終的に辿り着いた結論は――「処女喪失!」
片思いしてきたアステール・ベルーアン第二王子が夜毎様々な女性を閨に侍らせているらしいという噂を思い出し、ぜひとも彼に処女をもらってほしいと第二王子宮を訪れてみたルーナの運命は……?
(※序盤シリアス詐欺をしていますが、所詮詐欺なのでハッピーエンドに向けて突っ走ります……!)
(本作の改訂版→『余命半日の空っぽ聖女〜』)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 22:24:14
24060文字
会話率:29%
山間の長閑な参道で繰り広げられる性の駆け引きは、村の癒しであり、参拝客の楽しみです。
そんな村に小型の自転車オートバイ・リトルホンダで訪れた馬場洋介を登場させました。
土産物屋で実際に誘われたことがあったことを織り交ぜた省ーとストーリ
ーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 08:00:00
5720文字
会話率:26%
「養護教諭の豊口先生は、頼めば誰でもヤらせてくれる。」
高校一年生の早乙女 優里が通う学校では、そんな噂が男子の中で広まっていた。
美人で優しい豊口先生に好意を寄せていた彼は、まるで事実であるように話題が飛び交うその噂を信じ、脱童貞を求めて
保健室へと訪れる。
豊口先生本人によって噂自体は否定されるも、気せずして告白をしてしまったことが転じ、性欲処理の手伝いを持ち出されて……。
憧れの先生を気持ちよくするため、手解きを受けながらの甘い初めてのセックス。しかしそれだけでは終わらず、彼は『先生たち』に弄ばれるようになっていく。
若い男子高校生の性欲が、大人のお姉さんたちの性欲に食われていく、女教師たちとの乱れた放課後の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 21:17:27
46296文字
会話率:28%
雪乃はシングルマザーの母、綾子と二人暮らし。その綾子は体が弱く、家事はほとんど雪乃が行っていた。
綾子のいとこと名乗る実康が定期的に訪れ、金銭的な面倒を見てくれているので生活に困ることはないが、二人の様子から、雪乃はこの実康こそが自分の父親
なのだと考えていた。
雪乃の心の拠り所は、実康の部下らしき青年、貴哉である。
貴哉は誕生日やクリスマスなどのイベント時に訪れ、雪乃を喜ばせてくれていた。
そんな雪乃の生活に終止符が打たれる。綾子が亡くなったのだ。
これからどうしたら……綾子を見送りつつぼんやり考えていた雪乃のもとにやってきたのは、やはり貴哉だった。
「お前が好きだ」
貴哉の告白に、雪乃はうれしさのあまりすべてを捧げるが――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 00:00:00
100657文字
会話率:55%
ヴィリスタ帝国の属州国グラスティス王国は謀反の嫌疑をかけられ、その結果、十六歳の末姫リゼッタを皇帝の側室として差し出すことになった。つまりは人質だ。
リゼッタを主を仰ぐ女騎士のエルダーは、護衛士として付き従うことに。実はエルダー、今や女騎
士として有名だが、実は出生について周囲に隠していることがあった。
リゼッタとともに訪れた帝都。そこでバルカスト王国の大使の次男ジルベールと出会う。この男、貴婦人たちに大人気で、たらしと評判。エルダーは相手にしないが、どうにも絡んできて迷惑極まりない。
「でも……皇太子とも懇意だし、剣術も馬術も一流だし。チャラ男と思っていたのに、この男、いったい――!?」
今夜も期せず二人っきりになってしまって困っていたら、いつもと態度が違う。そして、怪しい男たちの会話が。それはあろうことか皇太子の命を狙う密談の場だった。
エルダーは皇太子暗殺計画を阻むため、冗談ばかりで隙あらば言い寄ってくるこのジルベールと行動をともにすることになったのだけれど――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-29 00:00:00
84908文字
会話率:57%
リオは、秘密を抱えたまま日常生活を送っている。しかし、そんな生活にも暗雲が立ち込め始めた。
そんな中、少しずつリオの感情にも変化が訪れる。
最終更新:2023-01-22 23:03:55
19755文字
会話率:36%
夏休み。海嫌いのタイヘイの家を訪れた三人の水着美女。部屋を更衣室に占拠されたタイヘイの夏は例年と違う熱を帯びるのであった
最終更新:2023-01-22 22:44:38
226259文字
会話率:45%
幼い頃から、不思議な夢を見る。「比翼連理の番。異なる世界にあなたの番はいます。それは一つが欠けることが出来ない。あなたと番は否応にも惹かれ合い結ばれるでしょう。あなたの盾となり矛となるその人と、時が来たら巡り会います。生涯添い遂げるのです。
あなたを精霊の加護が導くでしょう」25歳の凛空は同じ夢を見た。いつもと違うのは、少年の声に呼ばれた。目を覚ましたら、そこは見慣れない世界で……目の前には、ハニーブロンドの髪にペリドット色の瞳をした美しい顔立ちをした少年だった。彼は国王で、凛空の番だと告げられる。凛空は、100年に一度に訪れる風の精霊の加護を持つ守護者だと言われる。
番である以上王妃になってもらうと告げられるが凛空は拒む。しかし、魔力の暴走により凛空は倒れてしまう。魔力融和の儀式が必要で、その方法とは番であるレオンによる口づけだった。
偏屈で口が悪い少年王との口づけによる儀式を拒むも、凛空が持つ膨大な魔力により身体に異変を感じ……レオンによる口づけを毎夜受けることになったのだが、次第にそれは儀式とは違ったものになっていく。
※ゆるゆる設定です。初投稿の為、拙い文ではありますがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 01:46:56
98555文字
会話率:47%
王子と顔を合わせた途端、シルヴィア・スカーレットは自分が悪役令嬢として乙女ゲームの世界に転生していることを思い出す。
ゲームはスマホ版とPC版の二種類大人の事情によりそれぞれ内容が異なる。
全年齢向けのスマホ版であれば国外追放で済むが、十
八禁のPC版であれば触手や変態貴族達の愛玩奴隷、最底辺娼婦への成り下りなど誰得? モブレ凌辱エンドがシルヴィアを待ち構えている。
自分に訪れるであろう恐ろしい未来を変えようと王子との婚約破棄をしようとしたり、攻略キャラである兄弟達と仲良くしようとすれば、何故か攻略キャラ達がシルヴィアに興味を持ち始めた。
運命から逃げようとすればする程、さらなる地獄を呼び起こすこととなったが……?
※アルファポリスにて一話先行掲載中。
※ 第15回恋愛小説大賞で奨励賞受賞。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 23:47:57
133240文字
会話率:19%
新年を祝う大夜会で求婚され承諾すれば、幸せな結婚が約束される。そんなジンクスに憧れを持つミアは、デビュタントで訪れた王宮で近衛騎士のラルフに恋をした。ただ職務で優しくしてくれただけの彼にこの恋は叶うことはないと、ラルフを諦める前の思い出作り
に王宮へ行儀見習いとして上がった。そこで望みはないことを再認識したミアが、新年の大夜会でラルフを諦めるための行動に移ったとき、いつもと様子の違うラルフが近づいてきて――。姫初め2023参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 20:00:00
65306文字
会話率:33%
悠里には、通っている癒しのバーがあった。
そこの店員さんにほのかな恋心を抱いてるものの、会えなくなるのも嫌なので、気持ちは打ち明けずにいた。
ある日いつものようにバーに来たところ、仲良くなるチャンスが訪れて…?
仲良く?もっと知れる
チャンス?を得た女の子の話。
バーテンダーって好きになっちゃダメなんだっけ?の続きをつけた改稿作品です。
読んだことがある方は次を押して2ページ目からお読みください。
今のところ続編にR18はありませんが、書こうか悩んでるいつものパターンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-19 21:39:12
14935文字
会話率:56%
悠里には、通っている癒しのバーがあった。
そこの店員さんにほのかな恋心を抱いてるものの、会えなくなるのも嫌なので、気持ちは打ち明けずにいた。
ある日いつものようにバーに来たところ、仲良くなるチャンスが訪れて…?
仲良く?もっと知れる
チャンス?を得た女の子の話。
最後ふんわり終わりますが、続きも書くかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-09 21:41:05
7254文字
会話率:57%
ヴァルトリア帝国の若き皇帝レイヴィスは、ヴァルトリアの至宝と呼ばれるほどの美しい男だった。そんなレイヴィスは、周囲の女性に求められることに飽き飽きしていた。ある時、宮殿内で病が広がる。未知の病に、どんな病も癒す絶世の美姫の噂を聞きつけ、ルチ
アの元を訪れる。そこで、レイヴィスはルチアの美しさに恋に落ちる。しかし、ルチアはどんな男からの求婚も受け入れない、難攻不落の美姫であった。
「俺はあなたの全てがほしい。だから逃がさない。」
初恋に奔走する皇帝レイヴィスと、秘密をかかえ恋に踏み込めないルチアのラブファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 18:33:13
35714文字
会話率:52%
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
激しく燃え上がる炎が二人を包んでいる
血と煤が互いの惨状と激しさがわかる
視線が交差し最後の瞬間が訪れた
胸に刺さった剣と口から溢れてた夥しい血が
勝敗の結果を表している
あぁ、ここ
まで来たのに死んでしまうのか
自分なりに努力をしてきた
間違いを犯し気づいた時には遅かった
だから過去は変えられなくても目的のため
それだけの為に生きてきた
視界が霞む中暖かいものが頬に触れた
自分を倒した黒騎士は安堵するわけでもなく
喜ぶでもなくその顔はひどく悲しげで刺された自分より
痛々しかった
思わずその顔に手を添え彼の涙を拭った
そこで俺は暗闇にのまれていった
俺の記憶はそこまでだ
なぜか気づいたら目の前に
幼い黒騎士に押し倒されていた!?
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
◆そんな感じで始まります。
ゆるく書いてくのでお手柔らかに
宿敵の英雄黒騎士と二度目の人生は平和に堅実に生きたい第二王子の攻防恋愛です
※ファンタジーとBLとシリアスとギャグが等分されております
誤字脱字多いです
サイレント修正するのでごめんなさい
マシュマロとコメ待ってます
Twitterあり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-16 22:07:05
227271文字
会話率:78%
中学2年生になった桜田智はある日、雨がだるいことを理由に学校をズル休みする。すると、クラスメイトの池田彩乃がプリントを届けに智の家へと訪れる。それを機に、智は不登校となる。彼女と部屋で二人きりになるために。
最終更新:2023-01-15 23:27:45
17747文字
会話率:35%
辺境伯家の長女アリシアは、政略結婚した伯爵のノアに逆恨みされ、日常的に暴力を振るわれていた。辛い毎日を過ごしていたある日、夫のノアに麻薬密売の容疑がかけられて、公爵のキアランが屋敷を捜査しに訪れる。
アリシアは、夫の子を孕まないように避
妊薬を飲んでいた秘密をキアランに暴かれてしまう。口止め料として二人は肉体関係を持つが、逢瀬を重ねて少しずつ惹かれあっていく。
しかしその裏では、姉の幸せを絶対に許さない狂気の妹ミリティアが迫っていた。
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※この作品にはヒロインに対する暴力・暴言といった残酷な描写や、ヒーローの敗北など、読者の方にストレスを与える展開がございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-15 12:00:00
102561文字
会話率:29%
魔王軍と王国軍の全面戦争が始まって幾年。長期化する戦乱に終止符を打つため、国王軍は最高戦力である聖騎士団に魔王ハダルの復活阻止を命令し、見事に達成したのであった。国王軍の優勢となり世界に平和が訪れると、誰しもがそう信じた一方で。聖騎士団の
団長であり「最強」と謳われた女騎士・シルヴィアには一抹の不安を抱いていた。実は、シルヴィアには「戦場で剣を握ると、強制的に発情しオナニーをしてしまう」という恐ろしい呪いがかけられていたのであった。そして、福騎士団長であるリアンレールの裏切り。シルヴィアが秘めた底無しの肉欲を利用し、魔王による世界征服の火蓋が切って落とされるのであった。これは正義の化身である女騎士たちが、肉欲と快楽の虜となり世界を滅ぼす物語……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-14 19:02:21
7024文字
会話率:51%
少女の職業は娼婦。十四歳。名はフランジェリカと言う。
葉(イップ)は、マダム東(トン)の娼館で働くフランジェリカを妹のように可愛がっている。だが、フランジェリカには危険な客が付いていた。フランジェリカの身体に付けられたメスの深い傷跡から、
葉は少女の身の危険を感じる。
この街には、若く美しい娼婦を連続して狙う殺人鬼が現れる時があると言う。アパートの住人の噂から、葉はフランジェリカに娼婦を辞めさせようと説得するが少女は聞き入れない。街では、また一人、若い娼婦が殺された。葉は犯人を直感する。伯爵と呼ばれた、あの客だ。
葉は、フランジェリカの思い人であるネオナチの少年・ルークのリーダーに接触を試みる。葉に恋心を抱くルークのナインは、殺人を好む。葉の頼みを聞き、伯爵と、もう一人の危険な客・仮面の男の殺害を承諾する。
ある夜、葉を訪れたナインは、伯爵と相討ちになったことを告げ、果てる。
だが、娼館の広間には、生きた伯爵が無傷で立っていた。衝撃を受ける葉…。
どうすれば、フランジェリカを伯爵の魔の手から逃がせるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-14 18:00:00
24224文字
会話率:0%