前作
「寧々子と秀樹の濃厚接触ものがたり!のはずだったんだが、母と妹が乱入してきた」
の続編です。それほど長いものではなく、数回予定です。
前作の感想を拝見して「結末がついてない」との指摘があり、一応設計図まではあったので、この際文章化
することに決めました。
前作でコロナ禍の中、本家の跡取り問題発生をきっかけに母妹(爆乳と巨乳)と関係を持つ一方、同級生寧々子(微乳)と関係ができた高校生秀樹。
ある日寧々子から「妊娠したかも」の衝撃の告白を受け、茫然とした後からこの話は再開します。
果たして秀樹の運命やいかに?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 06:00:00
24167文字
会話率:42%
自他とも認める「可愛げのない女」橘一花は、ある日の合コンで諸事情により男をラブホに連れ込んでしまう。出会ったその日にラブホのベッドで愛の告白なんてされても、そんなこと真に受けられるわけがない。それでも真摯な彼の言葉に絆されるように、名前も知
らないその男と、うっかり一夜を共にしてしまう。
もう二度と会うこともないだろう。そう思って割り切ろうとしていたのに、男は再び会いに来て――
「君さ、私のことだいぶ好きよね?」
「そうだね、好きだよ……すごく好き」
ストレートに愛をぶつけるワンコ男子を隠れオタクの拗らせ女子が素直に受け入れられるはずもなく……。
※のついたお話は背後注意
こちらは「オタク女子と生真面目男子がエロ同人誌みたいなエッチをするお話」(https://novel18.syosetu.com/n1236fl/)に登場する橘一花と橋本要のスピンオフになります。単独でもお読みいただけますが、本家とリンクするシーンもありますので、合わせてお楽しみ下さい。
他サイトにも転載しております。
2022年5月19日アマゾナイトノベルズ様より電子書籍が配信となります。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 02:59:11
110222文字
会話率:51%
死臭漂う廃墟の一室で、二人は出会った。裏社会で掃除屋を生業とする人狼の男と、飼い主に捨てられた奴隷の少女。立場も境遇も違う二人に共通していたのは、その生きづらい性格と、無意識に誰かを求める心。今、大都市トリカトリテを舞台に、二人の物語が走
り始める。 ――DOG RUNs
過去に本家小説家になろうにて掲載していた作品になります。運営様からR18に該当する描写が複数あるとのご指摘を受けました為、こちらへ移動させていただきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 08:01:04
1111745文字
会話率:52%
道藤佳苗、22歳。諸事情で家族からも蔑まれ、孤独な日々を送っていた。
本家から古民家の管理を任され、向かってみると、ヘビ妖怪・御蔭が座していた。
人里離れた山の中で、佳苗は御蔭とゆるやかな日々を過ごす中、惹かれ合うのだが……。
ほのぼのと
しつつも薄暗い、オカルト風味現代ファンタジー。
「日陰には蛇が棲む」連載版。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 20:26:32
203815文字
会話率:55%
【アルファポリスより転載
】
突然ですが、例によって連載中の小説を全てサボって新作です・・・・いつもながらスンマセン。
今回の舞台は昭和初期!それも没落家族の母子の近親○姦がテーマです!
最近ファンタジー風の作品が続いていますので
、少し違ったカラーの作品を・・・というワケでは無くて、元々明治~終戦までの近代史が大好きなもので・・・。
大正浪漫の香りを色濃く残した昭和二年・・・しかし花開く大衆文化とは裏腹に、第一次世界大戦が終結し「戦時バブル」が弾けたこの時代、全世界を金融恐慌が襲います。
当時、まだ途上国だった日本もその例に漏れず、国内は未曾有の金融危機と大不況(昭和金融恐慌)に陥ります。
当時存在した「華族」という特権階級の人々も、その混沌とした社会情勢の例外とはなり得ませんでした。
そんな華族から身を堕とした美しい母子の淫靡で残酷な物語です。
※この物語はフィクションです、実在の人物、団体、名称、組織とは一切関係ありません。
【あらすじ】
男爵・後条院家の長女として生まれた後条院貴子。
彼女も本家の窮乏から、生糸の先物取引で一代で巨万の富を手にした新進気鋭の実業家・・・当時の流行語で「成金」と言われた、真崎雅史に嫁ぎます。
華族でも下位の爵位の家は、その華やかな外見とは裏腹に内証が苦しい家も数多くありました。
そんな華族の子女が、家格に「箔」を付けたい「成金」の家に嫁ぐ・・・それは珍しいことではありませんでした。
しかし、昭和二年の金融恐慌で、先物相場が暴落、真崎雅史は一夜にして巨額の負債を負う羽目になります。
そして、金策に奔走する日々を送るなか、突然、深夜の書斎で心臓発作で急死してしまうのでした。
残された元華族、世間知らずの35歳の貴子と、一人息子の○○歳の正雄の運命やいかに・・・・。
淫靡な「ゲーム」・・・お楽しみ下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 22:06:06
93544文字
会話率:32%
中学生で家族を失った萱島紅音(かやしまあかね)は生きる意味も見出せず極寒の山中に入る。行き倒れたところを陶芸家の老人に助けられ、数年かけて陶芸を仕込まれた。そこではザクロなど宝石のような果実をハチミツ漬けにして標本と称し、飾っていた。老人の
他界後、山中に戸高紅葉(とだかもみじ)という小学生が迷い込む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 19:35:47
7195文字
会話率:31%
人気絶頂イケメン俳優 工藤彰×恋愛経験0の新人脚本家 島崎千
NFTVの7月期ドラマの脚本を代打で書くことになった千。しかし全く恋愛経験がないため、それを主演の工藤にツッコまれて・・・?
追記
読んでくださりありがとうございます。
あら
すじは話が進むにつれて少しずつ変更していきます。
突然R指定が入ることがあるのでご注意下さい。
誤字変換してくださった方ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-02 21:24:01
13647文字
会話率:43%
20世紀の終わり頃……夏休みに山あいの田舎町を訪れた高校生、貴文。
貴文はこの町で本家のお姉さんと、ひと夏の忘れられない経験をすることになる。
少し懐かしく、ほろ苦い思い出。伝奇風味。
最終更新:2021-07-24 20:00:00
66008文字
会話率:42%
チートなど有りはしない〝どこかの世界〟の江戸を舞台に、大身旗本家のちょいと腕の立つ貧乏次男坊が、時に美女に惚れられ、時に悪をぶった斬り、しかし人生儘ならぬと、悩み苦しみ…。
それでもせめて、男らしく生きたいと願い、
今日も明るくスケベに生
きて行く。
美貌の後家も、可愛い町娘も、武家の美淑女も、遊郭の美しい太夫も……そしてあの娘も。
みんな幸せにしてぇんだけどなぁ。。
負けるな男、心之助!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「僕は毎日、裸の君とランチする」
の合間の気分転換に書いていこうかと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-24 11:30:00
61844文字
会話率:70%
タイトル変更致しました。
Askノベルゲームサイトで自作したゲームのノベル(Androidスマホがあれば無料で遊べるゲームサイトなので良かったらドゾ)です。
dejaの名前で「魂囚の館」「同窓生」「陰陽術鬼!」「嗤う繊月(テスター)」「葬
送の白い山(テスター)」等を作成してます。
悪しき妖術師の野望を打ち砕く霊能アクションバトル。
おどろ幻想怪奇ダークファンタジー。
平凡な男子高校生はある日突然町を襲う怪奇事件の渦に巻き込まれる。
登場人物
柏木定児(17) 社樹学園に通う男子高生。霊感サッパリだが実は身体に強力な秘密が隠されていて。幼い頃から柏木家の養子。健康優良な男子高校生。普通っぽいがなかなかかっこいいので女子には秘かに人気あるほう。
金龍、薔山の二人に師事して札使いになる。
柏木渉流(17) 柏木家本家のたった一人の跡取り息子。クールビューティーな従兄弟であり幼馴染み。力の強い霊能者。
少々キツいところもあるが、定児を尊重し守ろうとしている。合気道の名人。金棺飛遊術等を操る。外見は不良っぽい金髪ミディアムロング。
機洞連(20代後半位) 長身の彫刻のような顔立ちをした謎めいた青年。
自称ジャーナリスト。霊能者。
禁術である葬送術等を操る。仏法、神道、陰陽術、密教、問わず造詣が深い。
前山美樹、森野芳太郎
定児のクラスメイトであり、仲の良い友人。
猪狩祐司(37)
定児のクラスの担任。
猪狩ひもろぎ
祐司の妹でまだ学生。眠り続けている。
飯塚稲荷
マンションで活動している怪しい宗教団体の教主。拝み屋。高額を受けて願望成就の祈祷をする中年男性。法衣らしき物を常に着用。
金龍和尚、青森薔山神主
定児、渉流の師
仏教の人間は法力、神道の人間は神力と呼ぶ霊力。霊力は気力と同じ、普通の人間にも誰にでもあり精神を動かすのにはこれが必要。使い果たしたら廃人になる。
霊力を技として使えるのは一部の特殊な霊能力者のみ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 17:36:38
14536文字
会話率:29%
外国人などが増えて非嫡出子などが多くなったモラルが変容した未来。
男がいない資産家家族の本家が、遠い先祖の分家の俺を同居人として指名する。男手が欲しいとのことだったが、どうやら他に裏の事情があるそうで・・・・
最終更新:2021-06-05 10:02:56
555文字
会話率:13%
この世界には、男女の第一性の他に、第二性「プレゼンツ」と呼ばれる4つの性がある。最も数が多く第一性と同じ生殖能力をもつメイカー。優秀で社会のヒエラルキーの上位をしめるが、第一性にかかわらずギフトに子を生ませることでしかで子を成せないテイカー
。第一性に限らず、出産が可能なギフト。ギフトとの性行為によって、ギフトの繁殖能力を奪ってしまうロバー。生殖活動に大きく影響するそれらは、男女の性よりも重視されてきた。
テイカーの生まれなかった本家の養子になることになった大野嗣治。縁組によって将来的には自分が本家の当主になることが約束されたが、本家には従兄でもある一人息子の誠司がいたはずだった。小さい頃は仲の良かった二人だが、誠司がギフトだと知らされたことで関係は変化していく。嗣治は本能の誤作動を起こし、誠司に対して衝動とは別の独占欲を抱くようになっていた。
世界設定が特殊なため、必ず同シリーズの【世界設定】をお読みください。また、こちらからでも読めますが、~銀の糸を紡ぐとき~に、パートナーの契りについて言及している部分が多々あるため、そちらから読まれることをお勧めします。
オメガバースではありませんが、参考としている部分が多々あります。
※記載のあるものは、R18表現を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 15:12:53
100424文字
会話率:34%
陰陽師と協力関係にある退魔師。
それは、国内外に掬う妖や魔物を退治する力を備えた一族。
現代の日本にも彼らは存在し、今もなお人々の生活を守るために暗躍している。
退魔師の中でも、武闘派という位置付けにいる久方家。
その本家に名を連
ねる彰文は、唯一、武芸よりも術式に特化した変わり種であった。
淫魔の長を従えるほどの異常性欲者であり、一族の中では特異体質者としてひどく扱われていた。
それでも自分に想いを寄せ、寄り添ってくれる身内や仲間を大切にする。そんな彼を中心に描いた淫らな第二幕の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 00:00:00
60566文字
会話率:22%
遥かな昔。
退魔師なる者たちが存在した。彼らは時に陰陽師と協力関係にあり、国内に掬う妖や国外からやってくる魔を退治している。
時は、現代の日本。
妖と魔が混在する国内で、今も退魔師として続く久方家の一族。その本家に名を連ねる彰文は、
一族内でも特異体質者として、時に異常性欲者として扱われていた。
けれど、それでも実力がある故か、ひどい仕打ちを受けることはないものの、妬みを買うことは多々あった。それでも自分に想いを寄せ、寄り添ってくれる身内や仲間を大切にする。そんな彼を中心に描いた淫らな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 00:00:00
74548文字
会話率:20%
小説家になろうで掲載されているハイファンタジー戦記小説【旋風のルスト】の特別超外伝です
本編時系列――
第4章第7話【過去からの出立と、令嬢エライアへのお色直し】のエピソード【診察ベッドと真っ赤になったルストの顔】の途中の一節
本編では
諸事情からざっくりカットしました
■主人公エライアは超上流階級の御令嬢。
2年もの間、親元を離れ一人で暮らしていましたが、とうとうついに実家へと戻ることに。
その帰路の途中、実家本家の指示で温泉保養施設で体を綺麗にするために理美容や体のお手入れを受けることに。そして健康診断や診察も受けることになりました。
ところが――
実家本家のおっかない人たちの意向により〝本当に身綺麗なのか?〟詳しく調べることが決まっていました。エライアは果たしてどんな目に遭わされたのでしょうか? 明かされなかった閉ざされた時間をこっそりとご紹介!
主人公エライア⇒੬ჴ#ƠωƠჴჱ《作者てめえ、覚えてろよ!
――――――――――――――――――
【本編情報】
旋風のルスト
〜逆境少女の傭兵ライフと、
無頼英傑たちの西方国境〜
https://ncode.syosetu.com/n7984fx/
੬ჴ ƠωƠჴჱ{ 本編はもっと真面目なお話です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 23:59:28
3676文字
会話率:49%
創作BL:舞台以外では感情を出せない天才俳優(24)×過去トラウマ持ち脚本家(34)
攻:末次渚(すえつぐ なぎさ)
感情がもてない俳優。演技はとても上手い。が、自分のことに対する感情表現に乏しい子役あがりの若手俳優。
受:大和田光(お
おわだ ひかる)
おとなしい脚本家。隠れゲイ。売れない頃は男の家を転々としており、枕営業で仕事をとっていたことがある。色々あって現在はセックス恐怖症。
役以外の感情を出せない俳優と自分に自信が持てない脚本家。そんな二人が不器用に互いの感情を擦り合わせていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-22 20:00:00
76587文字
会話率:59%
貧しい地域を援助する資本家という名目で,日本を出て来た。しかし,本当の目的は,少女買春だ。シンは,小さな後ろめたさを覚えながらも,これから起こることを妄想する精神的心地よさと1週間の禁欲生活から解放される肉体的悦びの双方を感じていた。
「……飲まされてきた,という言い方はあまり適当でないです。ティナは,今,飲みたくてたまらなくなっている時期の子なんです……でも,自分から飲みたいって思う時期は,インサートを体験して,オーガズムを感じる年齢になってからです。今まで,習慣で当たり前のように精液を飲んでいた子が,本当に好んでおいしいと感じ始める時期が,ティナぐらいの年齢からなんです。そうして,生理が始まって,胸が出てきて成熟してくると,精液の匂いだけで,興奮してくるようになります。精液が嫌いな女性は,ここにはいません。マスターが喜んでくださる飲精は,私たちの習慣でもあるし,嗜好でもあるんです……」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-03-21 22:56:35
828184文字
会話率:67%
一般の剣士として村で穏やかな暮らしを送りたかったマジクは、ギフト祝福の儀式において魔法のない世界でSランクギフト「魔法」を獲得してしまう。
さらに同じくSランクギフトを獲得した王女様を魔法スキルでうっかりボコボコにしてしまったことをきっか
けに、彼女に執着されるようになり世界最高峰である王立学園へ入学することに。
マジクはこれ以上目立つまいと平凡な剣士として実力を隠しながら、ときに最強の魔法使いとして生活していく。
※本番なし
※本家で警告をいただいたので、こちらで投稿します折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 10:12:12
51377文字
会話率:44%
大正時代・京都。
辻本家の華族の長女・百合子(ゆりこ)の通夜の席で、庭師の蜂須吾両(はちすごりょう)は一人席を外す。身分の差を超えて百合子に密かな片想いの感情を抱いていた彼は、百合子の部屋に足を運び、彼女が生前着ていた着物に顔を伏せて慟
哭(どうこく)する。その姿を目にした女中の毒島薔子(ぶすじまそうこ)は、吾両に後ろから抱き着き、自分を百合子の代わりだと思って抱けと言い……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-19 03:27:41
35410文字
会話率:28%
『上海の|王碧鳳《ワンヴィファン》が失脚した。
王碧鳳。
身内までをも震え上がらせた残忍さと辣腕を上海王家の大老に見いだされ、その娘婿となった殺し屋である。
その王碧鳳が場末の男娼に血道を上げて、王家の血を引くみずからの妻を殺したとい
う事件が長い抗争の引き金となった。
当時、実権を握っていた大老は娘を殺されて――或いは顔に泥を塗られて――怒り狂い、王碧鳳を上海の冷たい海に沈めたと言うが、死体が上がっていないので本当のところは分からない。
北の|王月龍《ワンユエルン》か?
南の|王星沙《ワンシンシア》か?
それとも、まったく別の新興勢力が上海を手中におさめるのか?
そのことが中国黒社会で生きる物の間で囁かれるようになってからすでに一年が過ぎようとしていた。
王家――中国の水と闇の世界を仕切る、伝統的な黒弊(マフィア)組織である。
その歴史は限りなく古い。
清朝初期、皇帝一家専属の暗殺者として「王何某」という男の名前が出てくるのが最初である。
その血は途絶えることなく連綿と受け継がれ、やがて、清朝後期の資料では、王家は皇帝の重鎮として名を連ねている。
清朝が滅びた後、王家は一時、身を隠すように中国黒社会から消えた。
王家の名が再び黒社会に登場するのは第二次大戦集結の直後からだ。
王家は当時膠着状態だった無数の小さな黒弊をことごとく吸収し、あっというまにひとつの大きな組織と化した。
王家には流れが二つある。
王家の創始と言われている王月龍、星沙兄妹(この二人は夫婦でもあった)の流れである「王本家」と、そこから枝分かれした「王分家」すなわち上海王家だ。
通例、上海大歓楽街――桃源上海――を任されるのは王分家の長だ。
そして北京を仕切るのは王本家の男性、香港を仕切るのは王本家の女性である。
彼らは名前を持たない。
王家の正当な地位を継ぐと決められた時になって初めて、「月龍」・「星沙」の名を継承するのだ。
世襲制であるが、家長制ではない。
毎回、当主選びにはきわめて非人道的かつ過酷な方法が取られるが、この話は後ほど。
――さて。
当代の双頭は、「王家の好色兄妹」と卑称されている。
(以上、|李晶《リージン》のレポートより)』
<<<この小説は15年ほど前の商業BL雑誌に掲載されました>>>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-12 23:52:41
40281文字
会話率:47%
異能を持ち国から多額の援助を受ける七宿家の分家の、さらに分家の末端の家に生まれた絢子。できる事といえば、相手を束の間拘束する事が可能な『捕縛』だけ。本家には『影身様』という不死の男が居て、ある日突然『影身様』を殺せと命令される。穏やかに生き
てきた絢子だったが、徐々に本家の派閥争いに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-09 13:21:59
116283文字
会話率:37%