萩くんと関係を持ち始めて三か月が経った。
毎週のように会って、腰が立たなくなるくらいどろどろにいじめてもらっているけれど、萩君は私の痛がるようなことはしてくれなかった。
私はもっと、どうしようもないくらい酷くしてほしいのに――。
!注
意1!
『「分かるよ、俺も同じだから」』の続編です。
前作を見なくても楽しめるかもしれませんが、もしよろしければ、是非前作と合わせてご覧ください。
https://novel18.syosetu.com/n0825jz/
!注意2!
前作より少しだけ過激で、緊縛、スパンキング、首絞めなどの要素が含まれます。
雰囲気は前作のような感じのまま、SM要素のある作品はちょっと……という方でもギリ楽しく読めるようなラインを目指しましたが、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 18:00:00
13083文字
会話率:50%
会社の三年目研修最終日の飲み会。
格闘技経験者の白崎は皆の前でキックを披露しろと言われ、断れずに同期の男の子の尻を蹴り上げる。
「女王様だ」なんて盛り上がる中、席に戻った白崎に、同期の萩が声を掛けた。
「でも、なんで格闘技を? いじめられ
る方が好きでしょ、白崎さん」
性癖を暴かれ慌てる白崎に、萩は笑って囁いた。
「分かるよ、俺も同じだから。……同じっていうか、逆、かな」
!注意!
・痛いSMではなくて、気持ちよくしすぎるタイプのやつです。
【1/24追記】
続編更新しました!
タイトル『「ダメだよ。こんなの、許しちゃ」』
https://novel18.syosetu.com/n8524jz/
萩くんと関係を持ち始めて三か月が経った。
毎週のように会って、腰が立たなくなるくらいどろどろにいじめてもらっているけれど、萩君は私の痛がるようなことはしてくれなかった。
「痛いのはまた今度してあげるから」って、言ったくせに――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 18:30:00
12880文字
会話率:53%
※最終話まで、執筆済のため、毎週日曜と水曜の朝10時にタイマー投稿予約済です お楽しみに!
“男遊び”が大好きな女子高生達が結成した“裏グループ〔制服JK最高ッ!〕”
M男大好き♪
チ◯ポ大好き♪
騎乗位大好き♪
そんな痴女子高生が男達を
攻めて精液を搾り採る!
最大の特徴は
・パンティとパンスト、靴以外は一切脱がない〔完全制服姿〕での騎乗位攻め!
今回の作品は、この〔完全制服姿での騎乗位〕と言うシチュエーションに徹底的にこだわって作ります!
騎乗位だから…
見上げると〔制服姿の女子高生〕が乗っかって、激しい腰のピストンを!
プリーツスカートの内側ではマ◯コにチ◯ポが出入りしてる…
そんな非日常的な背徳感が興奮を誘います!
制服姿のJKに攻められる新たな興奮をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 10:00:00
94416文字
会話率:58%
カルラ 150cm Bカップ
いつもジルの白いシャツのみ着ている。
ブカブカでしっかり隠れる安心設計。
腰まである赤く燃える様な髪をしている。
顔半分が赤黒い竜の鱗に覆われており、右腕や左脚などに竜の特徴が残るなど、不完全な変体をしてし
まった女の子
本来であれば、人と変わらない姿になる筈が半端に変体している上に尻尾は身体に対して不釣り合いな程長大で角も片方しか生えていない。
それが理由か、竜の一族に捨てられてしまった様で彷徨っていた所をジルに助けられた。
当然言葉など喋れなかったが、ジルに教わって覚えた。
ジルが大好き。
ジル 38歳 182cm 98kg
カルラを拾ったおじさん。
元冒険者志望
残念ながら、冒険者にはなれなかったが
身体は今でも鍛えている。
狩りで森に入った所、カルラを見つけ保護。
以来彼女を育てている。
カルラという名前は彼女の赤黒い鱗から名付けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 20:00:00
8775文字
会話率:37%
【オシリス文庫様より電子書籍化が決定しました!(9/13発売)】
「170cm以下の男とか論外でしょ」という嘲笑で、ずっと好きだった幼馴染への告白はあえなく玉砕に終わった――かに思われたが、肩を落とし憔悴する峰川リョウタに、振った張本人の
西宮サキからワンナイトの提案がなされる。
リョウタは外見から予想もつかないほどの巨根でサキを腰砕けにし、その夜以降、立場が逆転したかのようにそこかしこで幾度となく貪欲に求められる日々を過ごす。サキの無様な姿に征服した満足感より複雑な思いを強く抱いていく。
そんな折、同じ学科だが接点はなかったはずの神崎エミに一目惚れしたと告白される。
これを機に、エミと付き合い、サキとの歪な関係を終わらせようとするが、サキは「絶対に駄目! 認めないから!」とリョウタとエミの行く先々に現れ……。
⚠️ざまぁ要素、非処女、♡喘ぎ、濁点喘ぎが作中にございます。閲覧の際はご留意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 20:00:00
192267文字
会話率:50%
その小さなカフェには、女性にも見紛う美しい男性の鳴海一樹が店主をしていた。
初対面での優しい微笑みに一目惚れした大学生のチカは、足繁く常連として通うが、本当はコーヒーが飲めないという絶対にバレてはいけない秘密を抱えていた。
ひょんなことから
春祭りの出店時の手伝いを申し入れられ、快諾するが、チカは鳴海にドキドキしっぱなし。
物腰の柔らかい美形(すこしいじわる)×大人しいが意外と行動派大学生(脳内おしゃべり)
二人の恋の行方は……?
※短編での連載です
※ちょこちょこ修正はしておりますが、誤字脱字がある場合がございますのでその際はご指摘いただけますと助かります
※R18の話は後半になります。タイトルに「※」がつきます
※1/13一旦完結しました。もしかしたら番外編も書くかもしれないです(いつか)
数ある作品の中から読んでいただき誠にありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 16:53:18
36060文字
会話率:48%
《あらすじ》
ユベールは幼い頃はアスファーナ国の王子だった。だが隣国の兵士によって家族全員殺されてしまい、孤児院で育てられる。ある日、孤児院を守る見返りにユベールは伯爵の養子となり伯爵の娘の身代わりとして、冷酷で悪魔の子と言われる帝国の第
一王子アレキサンドロスの側室になるべく、帝都に向かうことになった。
ユベールはアレキサンドロスと関わる中、実は噂のような冷酷な人ではないのかもと思い始め、距離を縮めながら、アレキサンドロスにかけられた噂を払拭させるべく動き出す。
極悪非道と噂の王子の側室になるべく一人で後宮に入り、その中でも自分をなくさず、手探りしながら、すれ違いながらもアレキサンドロスとの愛を深めていくお話。
《登場人物紹介》
【ユベール・ベラルド 】
(旧姓・ユベール・アスファーナ)18歳 受け)
《容姿》
顔が小さく美人。特にほんのりとピンク色をした頬と唇とエメラルドのような緑の瞳に白い肌。腰まで伸びている金色の髪型はより美しく、女性とよく間違われる。
《性格》
子供好きで面倒見がいい。人のいいとこを見つけることができ、真実をきちんと見ようとする。行動力がある。
芯が強い。
頑張り屋で、やり遂げようとする力がある。言葉遣い、仕草が綺麗で落ち着いている。
《趣味》読書と料理
【アレキサンドロス・ベラルド】
(24歳 帝国の第一王子 攻め)
《容姿》
整った目鼻立ちに黒髪にルビーのような赤い瞳。
《性格》
幼い頃のトラウマにより、特定の人しか信じられない。心を許した人には優しいが、そうでない人には厳しいので誤解されやすい。傷ついていることがあっても、強がって他人には気づかれないようにしている。甘え下手だが、好きな人には甘えたい。戦いの策士。
《特技》
剣術、乗馬。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 00:00:00
12051文字
会話率:38%
露出好きJKの由香里
ちょっとした露出で注目を集めることが好き
おまけは、ちょっとの露出では済まないけど…由香里の意志じゃない不可抗力だからセーフ…?
最終更新:2025-01-12 21:29:59
118372文字
会話率:24%
エリカはギルドの受付嬢として働いていた。彼氏はA級ハンターのロイ。伝説のS級ハンターと同姓同名だけど、伝説がそこら辺にいるわきゃない。
デートのときお酒に酔っちゃって初恋話をするとロイが豹変。エリカはロイの愛の重さを知ることになる。
最終更新:2025-01-11 20:55:02
15801文字
会話率:28%
少数の人類に突然発現する超能力“ビーストブラッド”。力を悪用する者がいれば、それを正す正義のヒーローもまた存在する。巷で噂のスーパーヒロイン“ミラクルキャット”の正体は、真面目でクールな委員長として尊敬を集めるクラスの美少女、九瀬凛だった。
しかし、その事実を知っているのは、彼女の飼い主である俺だけ。“ビーストブラッド”の力を保つため、彼女は今日も俺に向かって爆乳とデカ尻を振り、下品なチン媚びダンスを披露する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 17:00:00
93856文字
会話率:49%
仕事帰りの大和の尻目に飛び込んできたのは、ホスト風の男が女の血を啜っているような光景だった。
思わず立ち止まって見てしまい、男と目が合ってしまう。
一人暮らしをしているマンションまでつけられ、意識が飛んで目が覚めると、大和は自室のベッドの上
で裸のまま男の腰の上に乗せられていた。
だが、ディノスの寝言を聞き、思わぬ所でディノスとの繋がりがあるのが分かってしまい、大和は一人思い悩むが?
軽薄に見えて優しい吸血鬼との純愛短編ストーリー。
※20歳前後で体の成長が止まっている見た目も喋りもチャラい年下吸血鬼×年上強気ノンケ受け。
※怖くもグロくもありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 22:10:01
20083文字
会話率:39%
メスの奴隷獣人に転生した元人間の女性。ある日、資産家の男性に〝愛玩動物〟のケミィとして飼われることに。だがその後に待ち受けていたのは、猫吸いならぬケモ吸いや腰(獣人にとっての性感帯)への愛撫など、人間であればセクハラになること間違いなしの歪
んだ愛情表現をされる日々だった。その中で発情期を迎え、遂に辛抱ならなくなったケミィは、ついにご主人を押し倒してしまい……
※ラストシーンのみ更なる逆転要素(女性優位→男性優位へ)があります。
※主人公の容姿のケモ度は読者のご想像にお任せします。お好きなレベルでどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 01:00:55
9822文字
会話率:19%
300年前、聖女様が亡くなった。
東の国の田舎町に世にも美しい空色の瞳を持つ主人公ソフィアは聖女様の末裔として生まれる。
そんなソフィアは見習いメイドとして東のお城で働くことに。そこで物腰が柔らかくて優しい騎士様のルイと知り合い、惹かれてい
く。
そんな中、聖女様に纏わる怖い話を耳にする。
聖女の体の一部を食べると不老不死になりやがて魔女へと変貌してしまう、と。
聖女様と同じ空色の瞳を持つソフィアは魔女に狙われることになる。
ーー髪も、爪も、肌も、その瞳も私に頂戴。どうか聖女様。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 22:01:08
2337文字
会話率:38%
ある日、ヤリチンである翔吾が所属しているクラスに一人の女子生徒が転入してきた。
転入生は長い前髪で顔が隠れていたが、制服に包まれた爆乳やキュッとした腰、むっちりとした巨尻と太ももは翔吾の好みそのものであった。
持ち前のコミュニケーション能力
で距離を縮め、転入生をラブホテルに連れ込むことに成功する。
だが、翔吾は気づいていなかった。
彼女は処女などではなく、生粋のヤリマンであるということを――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 12:41:11
10438文字
会話率:37%
国立図書館につとめる若き司書、ネロは悩んでいた。
近頃「君の話を聞かせて欲しい」と、柔らかい物腰でネロに話しかけてくる男、ベルテ。裕福層や貴族女性の間でも噂らしい衣料品店のオーナー兼デザイナーである彼を、どこかで見たことがある気がするのだ。
己を見つめるベルテの瞳に何処か仄暗さを感じつつも、ネロはベルテを邪険に扱うことが出来ない。
それが数年前に病で亡くなった、羽振りの良さと比例して黒い噂が絶えなかった商人アルノアと、同じ物だと気づかないまま――
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ちょっと薄暗いけど、基本的にハピエンです。
受けを手に入れるために身分を作り直したド執着おじさん(30歳)×移民の司書少年(18歳)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 00:05:15
94721文字
会話率:30%
アオイを拘束する無数の白い手が、着ていた衣服を剥ぎ取ると、
動かないように壁へと押さえ込んだ。
「やめっ…離せ…っ!!変態…っ!!どこ…っ触ってんのよ!!」
白い手を振りほどこうにも、尋常じゃない力で抑え込まれ、
ピクリとも動かない。
(こうなったら…油断させて隙をつくしか……)
全神経を集中させ、魔力を全力で熾すと、
全身がふわっと雲のように軽くなる。
目指す先は腰に帯刀している伝家の宝刀ー縁ー。
身体を捻りつつ左手は鞘に添え、右手にはもう既に刀が握られているではないか。
あとは引き抜いて、やつらを一網打尽に殲滅する。
────その時だった。
彼女は下から忍び寄る真っ白で憤怒の如く隆起した男性器に似るそれを、
気付くことが出来なかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 15:09:32
1136文字
会話率:24%
泥酔していた二人の男は、路地裏で倒れている女を見つけ、意識がないのを良い事に好き勝手にレイプする。
今までに味わった事のない快感。
射精するのがこんなに気持ち良いのかと、まるで童貞のような感想を抱きながら、ひたすら腰を振る。
出したばかり
だというのに、また射精感が込み上げ、思いっきり最奥を穿つ。
とにかく気持ち良かった。
わけがわからなくなるくらい。
白濁まみれになった、その女が目を覚ますと……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 00:00:00
4299文字
会話率:25%
新シナリオ【王家の姫君NTR孕ませ調教編】始動!
【男尊女卑な異世界に召喚された鬼畜なクズ男が、美少女とヤリまくり、貪るように激しく犯し、時に調教し、稀にイチャラブする話】
男はたわわな胸を鷲掴み、子宮の中まで犯すつもりで激しくピスト
ンする。ビュルビュルと勢いよく射精すると、そのまま何度も腰を打ち付け、最後の一滴まで奥深くに注ぎ込んだ。
「……はっ、さいっこう!」
ある日男は異世界に召喚された。
求められたのは『女を孕ませる事』。
ヤル事はSEX。ただそれだけ。
男にとって天国のような生活が始まった。
極上の女を子宮の奥まで犯したり
調教中の美人を弄んだり
都合の良いオナホとして使ったり
孕ませて♡とやって来る女に大量中出しキメたり
媚薬で酔わせイキっ放しにして天国みせたり
拘束して孕むまで子宮に精子入れたままにさせたり
快楽に堕ちた雌奴隷を調教したり
自分専用の美少女を言葉で責めながらイチャラブSEXしたり
とにかく男が女を侍らせヤリまくり
異世界性活をエンジョイする!
……そんな物語の予定
(調教過程で若干暴力的な表現があります。
主人公がとにかくクズです。
物語はフィクションです。
犯罪を助長したり誹謗中傷する意図はありません)
【更新停止中】
更新を優先していますが、時間がある時加筆修正を入れています
番外は主人公不在の短編エロです
《日間総合ランキング最高7位ありがとうございました!》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 00:00:00
100641文字
会話率:39%
【不幸体質の巨乳少女が男達に弄ばれ、嫌だと思いながらも快感に堕ちて狂っていく話】
深みにハマり堕ちていく女子高生、がテーマで女性目線の話です。おかしくなっていく彼女をニヤニヤしながら見守り楽しむお話となっています。
学校帰り。強い雨が
降りしきる中、私は帰路につくため電車に乗った。
そもそも、それが間違いだったーー。
電車に揺られていると、背後から体に触れられた。
恐怖に怯え動けないでいると、熱く滾ったモノを握らされる。
「いいね、上手ですよ」
耳元で囁かれる低い声。
周りに助けを求めようにも、周囲の男達も同類だった。
そこからは男達の玩具だ。
白濁液で汚され、口を奪われ、そしてとうとう純潔の証を散らされる。
正常な判断が出来なくなり、心では嫌だと思いながらもその行為を受け入れてしまう。
逃げ場のない鉄檻の中で、終わらない地獄のような時間はいつまでつづくのか……。
それだけで終われば、まだ良かった。けれど。
初めて異物を受け入れたばかりのそこに、代わる代わる男の楔を咥えさせられ、最奥に欲望を吐き出される。
当然、避妊具なんてここにはない。
妊娠という新たな恐怖に怯えながらも、行為が終わる事は無い。
無垢なる体は男達の欲望に染められていき、淫らな身体へと狂わされていく。
与えられ続ける快感により開発されていく身体は、やがて男の一突きによって絶頂を迎えた。
「上手にイけたね、すごい締め付けだ。これならまだまだ出せそうだよ。ーー赤ちゃんができるまで、ね」
遠慮のない中出し。感じすぎて潮を吹く身体。何度イかされても終わらず腰を痙攣させ……また膣内射精をされた。
繰り返される行為に、精神崩壊寸前まで追い込まれていく。
快楽を刻みつけられた少女の人生は、この日を境に狂っていく……。
ーーーー
あくまでもフィクションであり、犯罪を助長させる意図はありません
残酷な描写有りは保険です
第1章終了で、一旦完結となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 19:00:00
34416文字
会話率:29%
──時は戦国、腕に覚えのある屈強な侍が群雄割拠する時代。
『人斬り夜叉桜』と呼ばれた神出鬼没の辻斬りがいた。
その剣客は闇夜に隠れ、神速の如き殺人剣で人々を惨殺する。その姿を見た者は決まって『桜吹雪のように舞い散る血しぶきが、妖艶で
恐ろしい光景だった』と言う。
そんな血生臭い争いが絶えない時代に、のんきに放浪の旅をする女の剣客がいた。
名は『夜桜伊織』。立派な刀を腰に差してはいるが無益な争いを好まず、いつもとぼけているような人物だ。
彼女と共に旅をするのは『猪又小太郎』という田舎小僧。伊織の剣の腕に惚れこんで、勝手についてきてしまったのだ。
風の向くまま気の向くまま……今日も町から町へ、二人は流浪の旅を続けていく。
「お! 小太郎殿~、甘味処がありますよ~。あんみつでも食べていきましょう~」
「待て伊織、もう路銀がねぇんだよ! あんみつ食ってる場合じゃねぇって!」
……やれやれ。こんな調子で二人の旅は、一体どうなってしまうことやら──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 14:36:15
14186文字
会話率:54%
岬を望む海岸で白く霞んだ空と薄青い海との境界線を吉行詩織が見遣る。首をまわし、後ろをみれば馨がいる。僅かにじめつき始めた砂浜に直に腰を下ろし、詩織とは違う空の色を眺めている。つくづくと考えれば、ずいぶん遠いところまで来てしまったのかもしれ
ない。それは距離でもあるが、また心の隔たりでもある。種々の想いが詩織の胸に去来する。夫の保臣は今頃どうしているのだろうか。父は余計な心配をしていないだろうか。もう死んで土に還った母親は天空か、あるいは地の底から自分を叱っていないだろうか。保臣が名づけ、却ってやんちゃに育った息子の素直は、母の突然の不在期間にも休まず小学校に通っているだろうか。保臣にちゃんとご飯を食べさせてもらっているのだろうか、それとも自分でコンビニ弁当でも選んでいるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 11:18:48
30015文字
会話率:58%
異世界に来たと思ったらそこはイケメンばかりの街作りゲームの世界だった。人並み外れて性欲が強いリナは要領よく娼館を巡り、たくさんの男と寝ることで次々と街の発展度をあげていくが...。
見張り役を勤める「黒服」はリナに想いを寄せており、歪んだ欲
を膨らませる。嬌声を上げて昼夜問わず客と寝るリナ、腰を振る客、黒服と寝ながらも誰にでも脚を開くリナに、徐々に客への嫉妬との羨望、リナが想いに気づかないことで憎しみが増す。
一日中リナの嬌声を聞いて気が狂いそうになった黒服は、ついに客としてリナを抱くが...。
リナが黒服に抱いていた想いは黒服が思っていたよりも強く、客として店に訪れリナを抱いたことで、リナは娼婦と客の関係になってしまったことに強いショックを受ける。黒服は戸惑いつつもリナを客として貪る事をやめられず、顔を見に行く為だけに通う日もある。
好きな男が客として娼婦である自分を抱く衝撃に壊れていくリナと、それでもリナを手に入れたい気持ちが捨てられない黒服。
リナは精神を病みながらも、抱かれ続ける。
ぼんやり過ごしているうちに、突然激しい肉欲に襲われるリナ。リナを汚す黒服。届かない想いが混ざり合い...。
不幸せな結末と、幸せな結末。それを眺める別の存在。誰の欲が一番強いのか、何を得て何を失うのか。
恋に狂い、欲に狂い、破滅していく人間の物語。
Copyright(C)2024_雑音指数折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 18:48:36
50066文字
会話率:22%
鬼は、数多の妖を引き連れて現れた。
小躍りする餓鬼、白く舞う木綿、首の長い女、青く燃ゆる火の玉、巨大な骸。
腰の抜けた私の前を、おどろおどろしく流れていくその群れの後から、悠々たる姿で歩いてきた。
私の前まで来ると、その鋭い爪
を私の首へと這わせて傷をつけ、流れた血を舐める。
「仙果の者、熟すにはまだ早く、数百年はかかるか。御前の後裔が熟した時、鬼の子がその身体ごと頂こう」
そう鬼は笑い「味見は許せ」と、言い捨て、また闇に消えた。
────『逢鬼伝《ほうきでん》』より抄出
イケメン鬼×美人陰陽師のストーリーです。
※予告なくR18に入ったりする予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 06:58:54
9393文字
会話率:19%