会話文から始まります。苦手な方はご注意ください。
初めての行為の後の、二人の時間。恥ずかしがったり、ケンカしたり、不安になったり…
生徒会室にある大きなソファを中心に、それぞれの、ゆっくりと流れる名前の無い時間。
そんな時間の二人を
、読み切りで書き進めていきます。
それぞれ読みきりとなっているので、どこからでも読み始められるストーリーです。
ひっそり毎回登場するソファとブランケットはレギュラーメンバーです。
まだまだ拙い文章ですが、楽しんでくださると嬉しいです。
読み返し後に書き換えをする可能性があります。
アルファポリス、pixivなどにも同じ作品を載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-20 22:57:08
42026文字
会話率:42%
主人公の学校の七不思議には1つだけ変わったものがある。
「梅雨になると自殺した男子生徒の霊が現れる」と言うものだ。調べたがこの学校に自殺した生徒はいない。そんな折、梅雨に入ると「七不思議の幽霊を見た」と言う噂が流れる。興味を持った主人公は真
相を確かめるべく長雨の続く校舎を探索する。
現代を生きる主人公の男子生徒、梅雨に入ると現れる幽霊、やる気の無さそうな臨時任用の化学教師の3人が織り成す、普通じゃない普通の日常風景です。(現在休止中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 07:26:33
29231文字
会話率:41%
勝手に家に侵入する薄着クノイチ。全裸の女の子に変身する狼。やたら絡んでくるギャル達。マジで殺しにかかってくる殺人鬼。病院でお世話になるめちゃエロいナース。バイト先の美人な先輩。俺だけが見える幽霊。変態痴女コスプレイヤー。声優を目指す同級生。
影でいつも何かと戦っている女性。異世界転生してくる勇者。茶の間で始まるプレデターとの優雅な時間。初めから高感度マックスの魔女。美青年ヴァンパイヤ。
「(青ざめ)え、エッチなことされるのかと思いました...」「ねぇあなたって人?」「おねぇさんといいことしない?」「イツハ面白いー!」「やぁ、血を吸っていいかい?」ある日突然、女の子や美青年にやたら話かけられるようになった。果ては異世界痴女やヘンテコ系コスプレイヤー、とどめで幽霊や猫にまで絡まれる始末。ついには殺人鬼までっ、、、自分がただ中二病患者なだけだと思っていた。最初は俺の頭が妄想を超えておかしくなったのだと。
「違う」
だが、それが現実になった時に人は後悔するのである。エロも彼女も、妄想だからこそ良かったのである。それが本当に具現化した時、心のそこから喜べるかといったら、そうではないのである。
間違っているのはこの世界かあるいは俺か。だれか、どうか、何とかしてくれることをいのる。
「俺の平穏な日常を返せーーーー!!」
目覚ましがなる、きょうもいつもと変わらない毎日。そしてスーパーへ買い物へ行き
とくばいの肉と野菜そのたもろもろを買って俺は帰路につく
bgmはイヤホンから流れるトランジェクタ
だから俺はその日
角からまがってくる人物に気づけなかったんだ
「あ、すんません」
結果的にはただぶつかっただけ
でも俺にはこれが、なにか重要なポイントだったのではないかと疑ってやまない。
そう、俺は、これがすべての原因なのではないかと今でも思っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-05 14:50:20
80690文字
会話率:59%
梗概
オリンピック開会式まで残り三ヶ月と迫った二〇二一年四月下旬、北海道函館市から車で北へ三十分ほどのところに位置する森町バブリーパークで、指六本を切断され、体中に針が刺され、口の中に【逮捕おめでとーございまーす】と書かれた丸めた紙が押し
込まれた変死体が発見された。
捜査にあたるのは函館警察署の柴田警部とヒカル警部補。
変死体発見から二日後、札幌市を流れる豊平川に架かる橋の下で、同じような変死体が発見された。
捜査にあたるのは札幌警察署の阿部警部と三上警部補。
札幌で変死体が発見されてから数日後、北海道から遠く離れた新潟県新潟市で同じ状況の変死体が、阿武隈川の川沿い管理小屋で発見された。
捜査にあたるのは新潟署の河合警部、金子警部、宮崎警部補。合同捜査本部は、新潟署も加えて稼働することとなった。
新潟県湯沢町のリゾートマンションにでも同じような状態の遺体が発見された。同一犯の仕業と思われるご遺体が発見された。
ここまでの事件は、北海道の函館、札幌、新潟県の新潟、越後湯沢といった、田舎町で発生している。
時を同じくして、首都圏の埼玉県春日部市で第五の事件が発生してしまった。
担当するのは春日部署の昭栄警部と野原警部補。
北海道や新潟の田舎町で発生した事件であれば、週刊誌やゴシップ誌は鼻を効かせなかったが、東京の隣埼玉県で発生した事件となれば、黙ってはいなかった。テレビも週刊誌も、ネット記者も。
警察庁はいち早く対応した。
テレビ、ネット中継を使い国民とネット民に捜査協力の依頼をしたのだ。
現代の捜査は監視カメラ、防犯カメラ、ネット警察の力により遠隔化、迅速化されている。今回の捜査で一番貢献したのは、ネット警察の力だった。
コピーミスされたウイルスが市中にはびこる。コピーミスされた犯行動機がネット内にはびこる。オリンピックイヤーにふさわしく、所轄の垣根を超えた捜査チームが連係プレーを見せる。
オリンピック、コロナウイルス、ネット社会、ダイバーシティー、ジェンダー、SDGs、二〇二一年を象徴するキーワードが所々に散りばめられた推理小説。
2021年作・2022年加筆修正折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 19:11:26
134878文字
会話率:54%
とある世界。
その世界の中央大陸北東地域に魔王が降臨し人間の地域に侵攻を開始。
北東地域を制圧し魔族の領地化していく。
人族はそれに対抗するも、上級魔族以上には人間の武器は効果が薄くジリジリと生活圏を減らしていった。
そこに一人の賢者と6
人の魔女が現れ、賢者の使う魔法と結界により大陸を南北に流れる大河
(サリュ河)より西の地域の奪還に成功する。
その後、結界の技術は賢者の息子や弟子たちが継承し、その後人類の生活圏は維持され続けてきた。
しかし約5年前、その均衡が破られる出来事が起きる。
魔王の軍勢がサリュ河の源流のあるアミュリト山を掘削し、特大結界を抜ける方法を発見。
削岩で空いた穴より魔族は再侵攻を始め、サリュ河東岸の特大結界、サリュ河西岸の大結界を突破されることになった。
人類の生存域また狭まり始めたのだ……
これに対し時の王国は賢者の弟子達に特大結界の再構築を依頼するがそれには時間が必要だった。
賢者の使った結界術には魔法が使える魔女が6人必要だった。
そして魔女が魔法を使うにはお腹に子供を宿す必要があった……。
そして5年前に始まった魔族の再侵攻の噂がリテーリ王国の北端にあるアルベイの村に届き始めた頃
その村で村のが存亡の危機といえる出来事が起こる。
これは一人の少年が6人の女性を孕ませる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 19:30:35
10961文字
会話率:47%
冴えない童貞少年、裕也はある日ネットでアプリを探していた。その時、うっかり変な広告を押してしまい怪しいサイトに飛ばされ謎のアプリ『サキュバスアプリ』がインストールされた。
好奇心に負けてアプリを開くと、音声案内が流れる。
そして、チュ
ートリアルを開始すると言われ、突如サキュバス美少女が現れる。
「それじゃあー、エッチな使い方教えるね♡」
『発情』『魅了』『催眠』など数々の『機能』を駆使して幼馴染の女の子や人妻、アイドルに手当たり次第手を出してハーレムを築いていく。
これはごく普通の童貞くんが、乱れた女性たちと淫乱な生活を送るストーリーだ。
♢♢♢
基本的に『機能』を使って手当たり次第に美女を頂くだけのお話です。
『♥︎本番 ♡ちょっとエッチ』で話を分けます。
♢♢♢
文章内に登場する名称、略称、企業名や商品名、法律等は全てフィクションです。現実のものとは一切の関係はございません。
また、犯罪行為を助長するものでもございません。
作者の妄想を垂れ流すだけのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 21:58:53
25020文字
会話率:36%
リオナ=フォン=エーデラストは銀狼の血を引くエーデラスト王国の第一王子。性悪と噂されるリオナだが、実はそうした振る舞いの裏には騎士団長ディランド=フィスティーによる仕置きへの期待があった。
婚約者の兄であるにも拘らず、リオナはディランドへ
の想いを募らせていく。一方、婚約者メラニアはその様子を楽しく傍観していた。彼女はこの世界への転生者で、密かに騎士団長と王子の恋物語を執筆していることをリオナは知る由もない。
狼の血が流れるエーデラストの王族は生涯に一人の番しか作らないと言われており、リオナとディランドの関係を怪しんだ神官が、メラニアとの婚儀を早急に進めようとするが——
雪深い国で繰り広げられる禁断?BL
*アルファポリス様からの転載ですが、諸事情あり、現在掲載元では非公開にしております。
*頭の緩いエロ回(*表記)があるのでお気をつけください。獣人姿でのRあり、完全獣体でのRはなし。触手とのRシーン(* * *表記)あり。
*完結しました!ブクマ、評価、大変嬉しいです。ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 16:53:05
86187文字
会話率:55%
『新型の家事ロボットを家へ招きましょう!』と、街に流れる紹介文。
二十一世紀も半ば、家事万能な人工知能を搭載した人型家電――通称“オートマタ”が開発された。
開発の目的は、日々の家事による煩わしさからの開放と解消。
そんな経緯で誕
生した家事お手伝いであるオートマタと、持ち主である青年は出逢って久しい。
この先も、家族で何不自由なく暮らせる運命だった......のだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-14 12:00:00
77400文字
会話率:23%
執着強めのわんこ気質犬獣人×きれいな親代わり黒狼獣人のお話。
血のつながりはありません、親代わりではありますが、流れる時間の中で少しずつ形は変わっていっているのだろうと思います。
濃厚な描写のR18部分あり、年齢に満たない方はブラウザバッ
クを。
続編の需要はあるかな…? あまあまと今回のような執着はどちらが良いのだろう。
エネマグラな続編、ローションガーゼ・潮吹きな続々編、できました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 00:54:20
6237文字
会話率:26%
水無月市は行方不明者と変死者、それと雨の多い街。
毎日流れるニュースにはいつだって雨のマークと奇妙な事件で溢れてる。アナウンサーが自殺者も増えてきているので心強く生きましょうと心無い口調で適当に片付けた。
____世の中の現実は残酷だ。
薬によって狂かれた奴らが手を取り合ってホームに飛び込んだ。元凶の売人は手を叩いて笑い出す。罪の無い青年に暴力を振るった警察官が彼は犯罪者ですと嘯き吊し上げ、強姦にあった少女が全裸で屋上から飛び降りた。やった奴らは知らんぷり。
だから彼女彼らはみんな彼女に食べられた。
このままではボクも食べられる。そんなの嫌だ。ボクは違う。奴らみたいに薬も暴力も、強姦だってやってない。
ボクがやったのは____怪物に人間を食べさせただけだ。
「怪物さん、今日のお肉は美味しいですか?」
捥いだ腕を食みながら、怪物さんは人間らしい顔で笑った。
ボクは怪物さんの餌係。
自分が食べられないように、今日も餌を探してボクは怪物さんと生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 13:07:20
60548文字
会話率:46%
――ラスプール王国。
世界的に見ても珍しい女尊男非の文化を持つ王国で、初代より以降女王のみが国王として国政を担い、その他上位の役職も女性のみで構成されている国家である。
そんな王国においてグレナ・アルヌートは、『家督は継げないまでも国
家安寧の一助になれたらいい』という入団動機を掲げて王国騎士団へと入団した。
しかして、そこは魔境であった。
女尊男非という文化は当然ながらこの騎士団内部にも浸透しており、男であるグレナはその洗礼を受けることに。
度重なる洗礼に耐えるグレナ。
そんな折に、グレナも所属する部隊が新規発見されたダンジョンへと調査へ赴くことが決定した。
ダンジョンには当たりと外れの二種類があるのだが、しかして今回のダンジョンは外れ。魔物の巣窟と化していた内部において、グレナはここでも洗礼を受けることに。
しかしてその時の洗礼は度を越しており、命の危険を感じたグレナはとうとう逃げ出した。
が、早く逃げなければ殺されるかもしれないという焦燥感と、ここまでに振るわれた暴力による疲労感。その二つが重なっていたこともあって、グレナはその瞬間、次の一歩が空中を踏んでいることに気が付かなかった。
猛スピードで落下したグレナは、四肢の骨が砕けて頭からは血が流れる大怪我を負いながらも、何とか一命を取り留めた。とはいえ、ダンジョン下層にて一人大怪我を負った現状は、死を待つのみと言い換えても差し支えのない状況だ。
死という終わりが間近に迫ったことで、グレナの中でこれまでの悔しさ、そして怒りと憎しみの感情が湧き出た。
「俺にもっと、力があったならッ……」
そんな感情は言葉となって口を突く。本来であれば孤独なこの場。返事など返ってくるはずもなかったのだ。しかして、その声には事があった。
(力が欲しいか? 欲しいのなら、この俺がくれてやる)
その声は、ダンジョンに眠っていたアーティファクトが発した声であった。
自身がここまでの扱いを受けた元凶である王国。その王国に復讐が出来ると聞いて、グレナはこの声を受け入れることに決めた。
これは、そんなグレナによる王国への復讐劇である――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 19:00:00
5442文字
会話率:21%
女を焦らすことができる男性は遊び上手だと思っています。そんな男性とのセックス。巧みな愛撫から流れるような挿入への一瞬。奏でられていたノクターンが止んで、男性の腰が止まります。
もう少しで、その期待を裏切る意地悪は、女に苦痛と恐怖と、なお一層
の快楽の予感を与えます。
自分がけして愛されているわけではない。それがわかっていても夢中になってしまった男。その男に与えられる挿入の直前の意地悪。たぶん、抱かれたあと。もしかすると、夫の寝息を隣で聞きながら、その一瞬を思い浮かべる女がいます。その一瞬を永遠のように反芻しながら、愛しさも憎さも、苦しみも悦びもないまぜにして、ひとり言のように様々なことを思い浮かべる女。
そんな女の永遠にも似た独白を書いてみたいと思いました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 15:47:19
4240文字
会話率:21%
小早川清海は十七歳でデビューし、一躍清純派アイドルとしてスターになった。だが十九歳のとき、人気俳優と電撃結婚し、妊娠出産のニュースが流れる。
事務所は大慌てだが、清海は他人の迷惑など気にせず、あっさりと引退した。
だが二年後に離婚。慰謝料
とアイドル時代の資金で生活するが、荒稼ぎの人生だったために、清海はまともに働いて稼ぐ気などない。
そこで昔のつてを利用して、清海の娘、夏海を七歳にして映画デビューさせてしまう。
ある筋で有名な監督、『花川作吉』と結託し、お金になるならなんでも良いと、夏海を脱がすこともいとわず、どころか率先して裸にし、荒稼ぎを始めたのだ。
そして毎年、夏海はお風呂シーンを撮影していたのだが、小学六年生になったとき、急に恥ずかしくなってしまった。羞恥心が芽生えた夏海は、撮影を拒否しようとしたのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 14:00:00
47059文字
会話率:42%
死神侯爵と呼ばれるシャレット侯爵家は、一族代々、死刑執行人を請け負ってきた家系だ。僕はそんな家に生まれ、処刑人としての英才教育を施され、その役割を担って来たのだけれど。
ある日、死刑執行を言い渡されたマリエル・アベール伯爵令嬢を処刑する瞬
間、死の間際ですら無邪気に綺麗な笑顔で微笑む彼女に恋をしてしまった。
僕は彼女の首をギロチンで落としたあと、打ち捨てられるはずだったマリエルの胴体を持ち帰り―――その身体を、抱いた。
※南雲皋様企画「血まみれ大量殺戮短編企画 #流れる赤に浸って嗤え」参加作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 23:08:28
7840文字
会話率:22%
23:00 新宿。
いつもながらの渋滞の道路。アーケードに流れるジングルベルが、俺には、どこか知らない異国の音楽のように聞こえた。自分の背丈ほどもあるプレゼントの箱を抱えた子供。人通りの真ん中で、足を止めて言い争う老夫婦。コンビニの前に
たむろする暗い眼をした少年たち。煙草を吸いながらスマホに向かってヒステリックな笑い声を上げる少女。まだ幼さが残る顔に不釣り合いな真っ赤な口紅。そんな、どこか演技されたような人々の喧騒を横目で眺めながら、俺はBMWのワンボックスを西に向かって転がしていた。
交差点を左折してすぐ、巨大なSONYのイルミネーションが視界に入った。スピードを緩め車を路肩に寄せた。近寄ってきた女がカシミヤのロングコートを脱ぐと、眼の覚めるような真紅のツーピースが現れた。ざっくりと割れた胸元。くびれた腰に続くヒップライン。タイトミニから伸びた太腿。素足に履いた服と同じ色のピンヒール。男を喜ばせるための演出としては申し分なかった。
女が後ろのドアを開けた。ドアが閉まる音を聞いて、俺はシフトレバーをドライブに入れた。クリスチャンディオールの濃密な香りが車内に漂った。
「待たせたか?」
「……いえ、私も今来たばかりだから」
女の声に内心の不安が色濃く現れていた。無理もない。客を取るのは今夜が初めてなのだ。彩香は朝倉が囲っている幾人かの女の内の一人だった。一ヶ月前まではヤクザの庇護のもとに何不自由なく暮らしていた彼女が、今日からは客を取らされるのだ。その原因を作ったのは外ならぬ俺だったのだが……。
一人の男の孤独な潜入捜査が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 17:45:58
9121文字
会話率:38%
23:00 新宿。
いつもながらの渋滞の道路。アーケードに流れるジングルベルが、俺には、どこか知らない異国の音楽のように聞こえた。自分の背丈ほどもあるプレゼントの箱を抱えた子供。人通りの真ん中で、足を止めて言い争う老夫婦。コンビニの前に
たむろする暗い眼をした少年たち。煙草を吸いながらスマホに向かってヒステリックな笑い声を上げる少女。まだ幼さが残る顔に不釣り合いな真っ赤な口紅。そんな、どこか演技されたような人々の喧騒を横目で眺めながら、俺はBMWのワンボックスを西に向かって転がしていた。
交差点を左折してすぐ、巨大なSONYのイルミネーションが視界に入った。スピードを緩め車を路肩に寄せた。近寄ってきた女がカシミヤのロングコートを脱ぐと、眼の覚めるような真紅のツーピースが現れた。ざっくりと割れた胸元。くびれた腰に続くヒップライン。タイトミニから伸びた太腿。素足に履いた服と同じ色のピンヒール。男を喜ばせるための演出としては申し分なかった。
女が後ろのドアを開けた。ドアが閉まる音を聞いて、俺はシフトレバーをドライブに入れた。クリスチャンディオールの濃密な香りが車内に漂った。
「待たせたか?」
「……いえ、私も今来たばかりだから」
女の声に内心の不安が色濃く現れていた。無理もない。客を取るのは今夜が初めてなのだ。彩香は朝倉が囲っている幾人かの女の内の一人だった。一ヶ月前まではヤクザの庇護のもとに何不自由なく暮らしていた彼女が、今日からは客を取らされるのだ。その原因を作ったのは外ならぬ俺だったのだが……。
一人の男の孤独な潜入捜査が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 17:45:28
9121文字
会話率:38%
■猫と私で体調不良のキャッチボール中です……投稿を再開した折にはよろしくお願いします!
高級娼館、サロンドオランピア。
男娼として働くサーの目前で、客が殺害された。
「目隠しはとるなよ──」
暗殺者は、名うて傭兵集団でも悪名高き
、第九部隊の長、レイ・シュタロトだった。
顔を見なかったという理由で巻き添えは免れたけれど、この出会いが後に、人生を大きく変える邂逅となる──。
重く抱えるトラウマと弱み。
希み。
欲望。
それらをどこまで相手へ晒せるか……許されるのか。
互いの欲望と欠落が歪にも符号しあったとき、傷口から流れる血は甘く芳しく、けれど舌先で毒と変わりこの身を深く侵すだろう──。
さっくり言うと、軽く精神SMが目標です。
【ストーリー展望】
■第1篇オランピア
→娼館を舞台に展開。1章~事の起こり。2章以降~主人公サーの鬱積と性に埋没する日々。
■第2篇ハッセ・シェル
→軍事企業組織を舞台に移して。受攻+αでもだもだするのはこちら2篇からです。
■第3篇ディアカタル
→ハッセ脱出後。1~2篇の大オチ。
【ご案内】
■序盤に出てくる配下役が攻です。以降は暫く不在。
■ファンタジーな展開はありませんが、将来的に有翼人が登場する等、ストーリー上において多少の飛び道具的な設定は入ります。各種地雷はキーワード欄でご確認ください。
■ゆっくり展開、超!低速・不定期更新です。ほんとに遅筆なので、お付き合い頂ける方には心より感謝申しあげます。
■改稿は主に誤字脱字、文脈修正です。後々から言葉足らずに気づいて加筆修正する場合もありますが、ストーリーに関わる変更はしませんのでご容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 16:09:19
25637文字
会話率:20%
【CAUTION!! 少年の排泄行為並びに排泄物の描写が多くあります】
3Dデザイナー中ノ瀬吉秋の腹違いの弟であり、且つ、美少年である雪灯、とまた違う母親から生まれた同い歳の弟であり、且つ、やっぱり美少年である上に同じ名前であるユキトウは
三人での同居を開始していた。現状は吉秋と雪灯、雪灯とユキトウの間には兄弟の枠には到底収まらぬ愛深い関係が出来上がっているものの、吉秋とユキトウの間にはいまだぎこちない兄弟未満の空気が流れるばかり。この状況にものたりなさを感じていた雪灯は、日課となっている成長記録のさなか、
「今夜、兄ちゃんとユキトウいっしょに寝なよ」
こんな提案を……。
===
美少年のオシッコ!
美少年のオネショ!!
美少年のオモラシ!!!
美少年の中腰&M字開脚うんこ!!!!
二人目の美少年が加わって更にエスカレートする幸せな「明日」の幕開け。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 06:00:00
41780文字
会話率:40%
飛蚊症、花粉症、サバアレルギー、いくつかの健康不安を抱えながらも高校三年生・楠見柳都は、血の繋がらぬ両親と幼馴染の芝束光瑠に囲まれ、特筆すべきところのない日々を送る。楽しみはと言えば、万年昼夜逆転体質である光瑠と二人きり、肌を重ねる時間、…
…とは言え未だ、互いの気持ちを確かめ合うには至っていない。
日常を根底から揺るがしたのは、柳都の中を流れる「血」に興味を抱いた一人の医師。柳都は自らの身体の秘密を知り、愛しい家族たちとの間に横たわる因縁と直面することになる。
全10話、毎日22時更新。
【修正しました】第3話の冒頭が十数行に渡りすっぽり抜け落ちたまま後悔しておりました。現在は修正済みです。大変失礼いたしました。
【訂正です】上記修正報告の中に誤字がありました。
×抜け落ちたまま後悔→○抜け落ちたまま公開
大慌てで修正して確認もせずに寝てしまったことを併せてご報告するとともに、お詫び申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-27 22:00:00
87854文字
会話率:40%
お屋敷の地下室に監禁された少女。
少女の血はあらゆる怪我や病を治す特殊な力があった。
日の光も届かない地下室で毎日血を抜かれていた。
ある日、少女の結婚が決まったと告げられる。
お相手は、悪い噂の絶えない「隣国の元王太子』
『隣国の元王
太子』アルフレッドは実はとても優しい人だった。
体に流れる特殊な血の為に、利用され傷付けられた続けた少女が元王太子に溺愛される。
『僕の愛は重いし、しつこいよ?』
「ふふ、愛されていると感じられて嬉しいです」
※最初の方はヒロインが凄惨な状況にあります。
苦手な方はご注意ください。
※ *マークは直接的な性的表現を含みます。
毎日21時更新を基本としてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-05 01:24:33
84004文字
会話率:35%
扉を開ければ、その『図書館』は不意に目の前に現れる。そこに踏み入れば、ホコリとインクの匂いが鼻腔を満たす。聳え立つ本棚が、奥へと招き入れて…。
【この作品はその内……その内ね。改訂版と差し替える予定。予定は未定だけど、頑張ってみる】
他
のサイトにも公開してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 10:09:18
1272文字
会話率:31%
【続編書きました。『沼に咲く華 それから…』です。】
ふらりと家出してしまった。
何故、彼との部屋から出て、自分は電車に揺られ、見知らぬ風景を眺めているのか。
車窓を流れる風景を眺めている。
またまた、暗めの話です(^_^;)
続き
は、、、また考えますが、とりあえず短編でup。
なんでもありの人向けでお願いします。
R18的な事も含まれてます。
暴力シーンもあります。
m(_ _)m
ハッピーエンドにはなってます。
アルファポリスさんにも公開してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-05 12:02:12
12639文字
会話率:17%
今日も性癖のせいか、周囲の女性に嫌われまくって仕事が続かない春野キラは43歳。
お金無し、友達無し、恋人無しでこのままでは将来飢えて死んでしまう…。
そんな時にキラはよくある風俗業界の広告で流れる音楽を思い出した!
これは愛情を持たないキラ
が人間になるためのストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 07:00:00
8644文字
会話率:14%