外国人などが増えて非嫡出子などが多くなったモラルが変容した未来。
男がいない資産家家族の本家が、遠い先祖の分家の俺を同居人として指名する。男手が欲しいとのことだったが、どうやら他に裏の事情があるそうで・・・・
最終更新:2021-06-05 10:02:56
555文字
会話率:13%
山入端(やまのは)を、薄墨を含んだ筆が駆けてゆくと、そこからぼんやりと世界の輪郭が見えてくる。
それは、はじめに瀧ノ上(たきのうえ)の象徴であるお山の威容を際立たせると、お山に暮らす生きもの達、それは俺達一家、ひいては我々龍の一族を含むと
いうことだけど、あまねくそれらに等しく朝をもたらす。
そのまま朝日はゆるゆると姿を持ち上げて、俺達の屋敷や、瀧や、広場を撫でていき、畦道を辿って、学び舎も越えて、海の向こう、俺達のまだ知らない、どこかの国へ毎日巡ってゆくのだ。
++++++++++
※2019年公開時より、後半書き直してあります。結構内容が変わっています><
異世界の龍の半島に暮らす龍の五姉弟(双子含む)の織り成す日々のくらし。
数話ごとに視点が変わります。龍、悪魔、双子などお好きな方向けです。
主人公含む数名、両性や無性別なキャラが登場しますので、苦手な方はおすすめしません。
異世界ファンタジー長編「夜明け前」に登場する子供世代の話です。
当サイトより本人が転載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 12:28:50
44051文字
会話率:33%
都会から離れた地方には、現代でもその土地に残る土着の民間伝承などと絡みついた伝統的な儀礼が残っている。
古くから続く物ほど部分的に近代化され簡略化されて、その土地の現代の祭りとして変化していっている。
その一方で古くからの伝統を厳格に受け継
ぐ血統の一族には、表だって知られる事がない因習というモノが色濃く残っていたりする。
この地方都市の外れにある小さな町にも、そう言った過去の因習が根強く残っていた。嘗ては、元服・裳着と呼ばれた、成人の儀式がそれである。
今では二十歳を迎えて公的に成人式として行われる行事ではあるが、昔は十代前半に行われていた。
無論当時は、医療面での問題や平均寿命の違いなどもあったのだろうから、現代と比較するのはおかしいのだろう。
嘗ては子供が早くに亡くなる事も多く、その為、精通や初潮を迎えた子が、大人になった時点でその儀式が行われていた為だとされている。
ただ成人を祝うだけならば普通の風習で片が付くのだが、この町での風習は少し異なる。世間一般では、因習として忌避されるような意味合いを含んでいる。
元服の祝いの宴の中には、成人を迎えた後継者としての男子に対する筆卸を意味する行為が含まれる事がある。成長した男子が次世代を残すことが出来る事を確かめる意味を持ち、男子は早くに性に触れることを推奨する傾向がある一方で、裳着に関しては、逆に女子の処女性が大切にされ婚姻を迎える迄は処女であることが大事にされる。だか結婚に際してその地域の領主が初夜権を持つなどという因習も存在したという。
そんな性に纏わる因習がこの土地には残っている。
この土地に残る因習。それは男子の元服の儀に伴う筆卸の儀式。しかもそれは単に年頃の異性をその相手にするのではない。
儀式の相手役を務めるのは、その男子を産み育てた母親が行うというもの。母親がその役を出来ない場合は、より血筋の近い既婚の女性がその役を担う事になる。
それだけでも、忌避されるには十分な理由となるのだが、この土地ではもっと人としての禁忌に触れる部分が含まれている。
この町での元服の儀式は、一夜限りで終わることがない。無事子孫を残せるかを確認する為、その相手が妊娠出産するまで関係が続くのだ。
血縁による妊娠出産までが1つ目のルーチンとなっている。
そんな因習に基づく儀式の日がまもなく訪れようとしていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 00:00:00
55432文字
会話率:45%
ある日の偶然な出会いから自分が、鬼神一族の王「鬼神王(きしんおう)」として覚醒し、魑魅魍魎などの勢力から大切なものだけを守るために情け無用で避難所に引籠るところから始まります。
初投稿作品なので、短い物語になり拙い部分も沢山あると思いま
す。
作者としては、読んでいただく皆様に少しでも作品を好きになっていただければと思っておりますので、御意見・御感想ばかりではなく、誤字報告などもお気軽に送っていただければと考えております。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-24 15:00:00
14525文字
会話率:0%
ある日の偶然な出会いから自分が、鬼神一族の王「鬼神王(きしんおう)」として覚醒し、魑魅魍魎などの勢力から大切なものだけを守るために情け無用で避難所に引籠るところから始まります。
ど素人作者の初投稿作品なので、拙い部分も沢山あると思います
。
作者としては、読んでいただく皆様に少しでも作品を好きになっていただければと思っておりますので、御意見・御感想ばかりではなく、誤字報告などもお気軽に送っていただければと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 21:00:00
12693文字
会話率:0%
霊元の一族の中でも特に重要な十二主家である矧原(しなはら)家に生まれた穗(すい)は、幼少時の出来事から霊元として半人前どころか足手まといだった。しかし、そんな穗にも負うべき定めがある。
最終更新:2021-05-19 13:18:42
13059文字
会話率:52%
故郷の村を襲われ、孤独の身となった少年ベリーは、ヴァンパイア(吸血鬼)一族の生き残りだ。
ベリーは、正体を隠して人間世界を旅し、今日も冒険へと身を投じる。
一族の特殊能力を生かして魔獣を狩り、血を吸い、スキルを磨き、金を稼ぎ、様々な人
間と交流しながら、自らを成長させていく。
ベリーは誓う。強くなって、村を襲った仇を必ず討ち果たす。そして、資格ある人間を見つけ、血を吸って同族となし、一族を再興する、と。
「どこかに、僕の同族に相応しい、美味しそうな格好いい男……綺麗な女の子でもいいや。いないかな?」
シリアスな背景を持ちながら、ヴァンパイアの本能の赴くまま、ベリーは今日も仲間探しに余念が無かった。
【注意事項】
※R18設定ですが、直接的な表現はあんまり出てきません。(ぼかした表現はあります)
※作品の性格上、主人公を中心としたハーレム的要素がありますのでご注意ください。
※基本的に主人公攻めですが、物語の展開上、受け描写もあります。
2020/8/2 01~04話を整理・改稿しました。
2020/10/05 109話を整理・少しカットしました。
2020/12/21 一旦完結しました。以後、後日談を投稿します。(不定期)
2021/5/9 完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-09 00:19:31
778168文字
会話率:43%
とある地方の山奥にある寒村……。
そこには先祖代々、調教師として女を堕とし娼婦に仕込む一族がいた。
彼らは【閨の一族】と呼ばれていた……。
権力者、金持ち……そう言った者に最高級の娼婦をあてがい繁栄をしてきた【閨の一族】
その次期当
主候補として育てられた少女 憂……。
自身もまた娼婦であり、時には調教師として淫靡な日々を送っていた。
この物語は一族に人生を翻弄されながら成長していく少女の淫らで、血生臭い記録である……。
■
官能的な世界に初挑戦した作品です。
不定期ですが短期集中連載の形を取っていきたいと思いますので是非よろしくお願いします!
近親相姦要素、暴力シーン、スカトロを含むシーンもありますので苦手な方はご注意お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 12:35:39
30718文字
会話率:33%
セックス一回でパン一つ。シエルはそんな値段で体を売っている。国から迫害されているシエル達アビスの一族は、隠れ里に身を隠しながら日々を必死に生きていた。しかし、そんな小さな幸せすら長く続かない。隠れ里が盗賊に襲われ、仲間が殺されていく中、シエ
ルにただ手を伸ばす一人の男がいた。彼はただ言ったのだ、「さぁ、世界を滅ぼしに行こう」と。
※王国の騎士×闇の魔術師の末裔です。注意事項が多いので、一度以下に目を通してください。知らずに見てしまったという苦情を言われても時を戻す魔法を私は使えません。ごめんなさい。
注意事項:残酷描写(人を殺す生々しい描写、暴力描写があります。子どもも大人も首が飛びます。身内も敵も関係ありません)
性的描写(主人公のレイプや小スカ程度の描写は多いです。それ以外にも多少ぼかしてはありますが、女性や子どもが犯されている描写があります)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 21:00:00
14533文字
会話率:31%
アマーリエ・ヴェッケンベルグは「脳筋一族」と言われる辺境伯家の長女だ。王族と王都を守る騎士団に入団して日々研鑽に励んでいる。アマーリエは所属の団長であるフリードリッヒ・バルツァーを尊敬しつつも愛している。しかし美貌の団長に自分のような女らし
くない子では釣り合わないと影ながら慕っていた。
ある日の訓練で、アマーリエはキスをかけた勝負をさせられることになったが、フリードリッヒが駆けつけてくれ助けてくれた。しかし、フリードリッヒの一言にアマーリエはかっとなって、ヴェッケンベルグの家訓と誇りを胸に戦うが、負けてしまいキスをすることになった。
女性騎士として夜会での王族の護衛任務がある。任務について雑談交じりのレクチャーを受けたときに「薔薇の雫」という媚薬が出回っているから注意するようにと言われた。護衛デビューの日、任務終了後に、勇気を出してフリードリッヒを誘ってみたら……。
幸せな時間を過ごした夜、にわかに騒がしく団長と副長が帰ってきた。何かあったのかとフリードリッヒの部屋に行くと、フリードリッヒの様子がおかしい。フリードリッヒはいきなりアマーリエを抱きしめてキスをしてきた……。
*本編完結しました。
*18禁部分まで時間かかります
*18禁回は「★」つけます
*過去編は「◆」つけます
*フリードリッヒ視点は「●」つけます
*騎士娘ですが男装はしておりません。髪も普通に長いです。ご注意ください
*キャラ設定を最初にいれていますが、盛大にネタバレしてます。ご注意ください
*誤字脱字は教えていただけると幸いです
*アルファポリスでも公開してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 20:00:00
221930文字
会話率:40%
蒼鳥一族の通称を持つルオーン家のティトは、笑わないことで有名な第三王子・ユージーンの唯一だった元遊び相手で現侍従。幼い頃から主のことが大好き(※強火)だが、叔母からは「早く結婚しろ」とお見合いをせっつかれては主であるユージーンにお祈りされて
しまう毎日。
ティトとのお見合いを断ると、もれなく幸せになれるというとんでもな噂が立ち始めた頃、今度は大好きな『ユージーン殿下』の婚約話が出てしまい――。
※異世界ファンタジー(ファンタジーというよりただのラブコメ…)/オメガバース設定
※王族(α)×侍従(Ω)
※エブリスタにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 21:31:14
24427文字
会話率:53%
小さくって可愛いショタっ子(/娘)出池友(でいけ ゆう)は、ある日突然資産家一族阿刀田(あとうだ)家の当主に就任することに。そんなユウを待っていたのは、美人でドSなフタナリお姉さんに掘られまくったり、フタナリお姉さんとそのセフレ(♀)と3P
したり、男の娘を掘ったり掘られたり、女装させられて掘られたりと、年上のお姉さんに手取り足取りおしえこまれたり、常軌を逸した被虐倒錯桃色の日々だった! 退廃的な日々の中でユウの特殊な性癖は深まってゆくーーショタ総受け小説。
※ タイトルの頭に★がついているのが性描写のある話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 11:39:58
45546文字
会話率:38%
かつて『聖獣に愛されし一族』と云われた帝国。その『フィンダリア帝国』の第三皇子であったセネリオは、伯父王の治める北の大国シレジアの王太子となった。このお話は彼が『入り婿王太子』となって新たなる国で生きる理由となった訳と、『成り行き』で結婚さ
せられた(!?)年上の従姉妹王女フレデリカとの愛を育むまで、そして、彼の最大の試練となった戦いの一部始終の物語。
☆☆「小説家になろう」の「シレジアの王太子」R指定引っ越し作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-25 15:24:05
216755文字
会話率:26%
東條グループの嫡子、東條恭一郎(28)は、先代である祖父の死によって東條家の当主 兼 大手電気メーカー『TOJO』の社長となった。ある日、秘書の成田から「先代からの遺産がある」と告げられ、連れられて行った先のマンションで一人の美少女と出会う
。それが、東條家当主にのみに口伝で受け継がれてきたセックス専用アンドロイド、セクサロイド【沙羅】であった。東條一族の繁栄のために当主とセックスをすると言う沙羅と、そんなものに頼らなくても会社を経営していけると言う恭一郎が、惹かれあい、すれ違い、お互いを分かり合っていく話。初めてシリーズ物を書きました。ヒロインの女の子はヒーロー以外ともSEXします。節操なしではないけど快楽に弱くて、拒めないためにビッチになってしまう、なんなら自分なんて壊れて仕舞えばいいのに、というヒロインが書きたくて始めました。R回には★マーク折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 20:00:00
52916文字
会話率:30%
陰陽師と協力関係にある退魔師。
それは、国内外に掬う妖や魔物を退治する力を備えた一族。
現代の日本にも彼らは存在し、今もなお人々の生活を守るために暗躍している。
退魔師の中でも、武闘派という位置付けにいる久方家。
その本家に名を連
ねる彰文は、唯一、武芸よりも術式に特化した変わり種であった。
淫魔の長を従えるほどの異常性欲者であり、一族の中では特異体質者としてひどく扱われていた。
それでも自分に想いを寄せ、寄り添ってくれる身内や仲間を大切にする。そんな彼を中心に描いた淫らな第二幕の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-14 00:00:00
60566文字
会話率:22%
遥かな昔。
退魔師なる者たちが存在した。彼らは時に陰陽師と協力関係にあり、国内に掬う妖や国外からやってくる魔を退治している。
時は、現代の日本。
妖と魔が混在する国内で、今も退魔師として続く久方家の一族。その本家に名を連ねる彰文は、
一族内でも特異体質者として、時に異常性欲者として扱われていた。
けれど、それでも実力がある故か、ひどい仕打ちを受けることはないものの、妬みを買うことは多々あった。それでも自分に想いを寄せ、寄り添ってくれる身内や仲間を大切にする。そんな彼を中心に描いた淫らな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-21 00:00:00
74548文字
会話率:20%
恐怖と殺戮で大陸を支配したゴルモワ大帝国皇帝、その嫡男として産まれたエルセティ・ブラド・ゴルモワは、父をも超える力を持ち、冷酷な性格でもあった。
そんな大帝国を揺るがそうとあらゆる勢力が度々襲いかかる。
強大な力を持つ裏社会の支配者
たち、善良な市民たちの革命、皇帝一族に恨みをもつ勢力、悪魔、魔物の類いなど。
しかしエルセティは圧倒的力で敵をねじ伏せ、返り討ちにし、大陸中の女たちをありとあらゆる手段で従わせ自分のモノにしてゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 20:31:17
83374文字
会話率:32%
中世・戦国時代に生きた北条政子(源頼朝正室)・日野富子(足利義政正室)・淀君(豊臣秀吉愛妾)の三人は「日本三大悪女」といわれます。夫の死後、彼女たちは権力の中枢を握り尼将軍などと呼ばれるようになり、当時の政治改革にも一定の成果を上げますが、
一方で当時の男性社会のなかにあって、己の権力掌握の為に、時には女の魔力も使いながら様々な陰謀策略を巡らします。しかしその顛末は腹を痛めた我が子さえ失うことになるのですが。夫や一族さえ成しえなかった結果を残した彼女たちの何が「悪」であったのか、この物語では女性だけが持つ「悪」の本質を追求します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 17:50:48
4085文字
会話率:3%
銀髪赤目の小柄な少女リノは、"勇者"のパーティに所属する"天才魔法使い"である。彼女は、10年前に両親と一族を皆殺しにした相手を討たんとしたものの"致命傷"を負い、その短い16年の
生を終えた、……かに見えた。だが、走馬灯と共に、彼女の脳裏に"ある記憶"が呼び起こされる。それは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-11 16:18:05
97703文字
会話率:42%
柏木浩一(17)とその両親、叔母、叔父、従妹などが織りなす相姦図
柏木浩一の両親には秘密があった。
二人は倫理にとらわれずに性を楽しんでいた。
性欲を解放した両親に影響されて行く親族、やがてその影響は浩一にもおよぶのだった・・・
最終更新:2021-04-10 15:00:16
185040文字
会話率:51%
【強引執着攻め×幼馴染平凡受け】
オメガバース世界での全寮制高校が舞台。誰もが羨み手に入れたいと願う至高のアルファである幼馴染に、無理矢理彼の一族が経営する学園に入学させられ、やがて運命に囚われるお話。
※途中に行為描写や残酷描写も入る予定
ですが、ネタバレ防止のため事前予告は致しません。
※pixivにも掲載中。
❀沢山の評価・ブックマークありがとうございます。こんなに楽しみにして頂けるとは思っておらず…初の連載ですが最後まで重い愛を感じて頂ける様に頑張ります。
次話予告や設定はtwitter( yuriamane_novel )よりお知らせしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-08 21:36:23
19628文字
会話率:23%
英国屈指の名探偵、ウィリアム・ダンセイニは貴族階級の中でも呪われているといわれる一族の出身だった。代々男子のみしか生まれない、絶対的男系であるダンセイニ家の主たる男たちには、必ず可憐な処女である娘が「仕え」、乙女たちは男たちに肉体を覚えさせ
られるほどに抱かれ、調教され、その果てに快楽に溺れさせられるのだという。
そのダンセイニ家出身のウィリアムは、高い推理力でスコットランドヤードもお手上げの未解決事件を解決してきた凄腕の名探偵だが、謎多き紳士でもあった。
そんなウィリアムを大衆小説の編集社、ストランド・マガジン社社長の依頼で取材するのは、医師であり推理作家のコナン・ドイルことアーサー・コナン・ドイルだった。ストランド・マガジン社はウィリアムと彼の謎、そして数年前に起きた未解決事件"令嬢連続凌辱事件"との関係を記事にしようとして、ドイルをダンセイニ家へと派遣したのだった。
そしてダンセイニ家にて、ドイルはウィリアムに謎めいた可憐な乙女、アイリーンを紹介する。ドイルが屋敷を訪れた時までウィリアムとセックスの最中だったというアイリーンを見て、ドイルはこの娘こそ、"ダンセイニ家に仕える乙女"であると察する。アイリーンを目にした時、鉄道事故で亡くした妻と出会ったときと同じような想いに駆られたドイル。だがウィリアムは、ドイルに思わぬことを告げた。アイリーンはダンセイニ家の伝統に従い、その体で客人の男であるドイルをもてなすと。
ダンセイニ家に仕える乙女とは、男たちに抱かれるためだけの存在だった。アイリーンの悲劇的な身の上を知ったドイルは、アイリーンを抱くことで彼女に「ベットの上でのレッスン」を施しながら、ウィリアムの過去、そして「令嬢連続凌辱事件」の謎を追いかけて行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-08 19:45:10
2072文字
会話率:40%