ジェマは看板娘だ。午前は兄のパン屋、午後は姉の総菜屋で働いている。そのどちらの店にも、見目麗しい男性の常連客がいた。朝のパン屋に現れる清廉な騎士と、惣菜屋の閉店間際に現れる色っぽい謎の男。ジェマはふたりをこっそりと目の保養にしている。そんな
ある日、ふとしたきっかけでジェマは総菜屋の常連――オズ――と熱く濃厚な一夜を過ごす。そのまま寝台の上で流されるように付き合う約束をするが、翌朝、目覚めると寝台の脇にはパン屋の常連客の騎士が立っていた。騎士は「チャラい男に口説かれちゃって」とジェマを責めるが、彼は一体――?
ちょっぴり気の多いヒロインが夜も朝も一途に愛される、いちゃラブ甘々ハピエン
※pixivにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 00:00:00
24393文字
会話率:47%
和服スタイリストとして仕事に生きる《絶食系女子》北川メイは恋愛から距離を置いて五年が経とうとしていた。
そんな彼女を狙うバイト先の年下店長と現場で出会ったイケメン俳優はどちらもヘタレ。エッチで幸せな夢を見た二人が奮起してヘタレ脱却を目指し、
彼女を振り向かせようと頑張るお話。
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現代もの。和服要素は少なめ。
登場人物がヘタレなので、ジレジレ、もだもだ、うじうじ、ゆっくり進行します。ヒロインはややチョロいです。
エロはちょいちょい挟みたい所存。
サブタイトルに名前のある人物の視点で話が進みます。
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初投稿です。おっかなびっくりで進めています。温かい目で見守っていただければ嬉しいです。
不定期更新です。
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第一話の導入部分を修正しました(久々に読み返したら分かりにくかったので…!)
内容は変わっていません。2022/12/10折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-02 00:00:00
222337文字
会話率:30%
久しぶりに日本に帰ってきたのでユウキの処に向かう。夜だし、必ず家にいると思ったので連絡は入れない。いきなり行って吃驚させてやろう。当てが外れてユウキが部屋にいなくても構わない。ユウキの部屋はわたしの実家の方角にある。わざわざ遠周りをするわ
けではないのだ。彼がいなければ駅まで戻り、また電車に乗れば良い。それだけのこと。
必要な荷物は会社と実家に直送してある。わたしはほとんど身一つだ。ビジネススーツも着ていない。ボトムは裾の浅い黒のジーンズにウォーキング用のスニーカー、トップは白と濃い紅のTシャツを重ね着し、パープルのリュックを背負っている。化粧だけはしっかりだ。素顔に見せるナチュラルメイク。
最寄駅の改札を抜け、町の空気を味わいながら暫く歩く。すぐにユウキのアパートに着く。引越しの連絡を受けていないから、おそらくまだそこに住んでいるだろう。セキュリティーもない昔風のアパート。それでも地の利が良い三階建だ。コンビニもカット専門店もその他諸々の店も一通り近くに揃っている。山の手のそこそこ旧町でなかったら、その界隈も新築マンションに席を譲っていたはずだ。町中の路地を辿り表通りに抜け出れば、そこは町ではなく街。人通りも多い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 11:27:35
24994文字
会話率:41%
語り手は「私」。酒に酔った帰り道、「私」は二台の車が衝突して一台の車となる光景を目撃する。ついで、いくつかのグラスが打つかってひとつのグラスになる、「私」が店に入った瞬間に客と諍いをしていた店主が急に消失する、等の事態を体験する。その現象
は全世界的に広がっていたものだった。愛しあう夫婦または恋人たちの突然の消失。遅刻必至だった重役会議の開催が宣言された途端にその場に出現した役員。搭乗キャンセルした無関係の男女が乗るはずだった飛行機が事故に合い本来無関係だったはずの男女が結ばれた、等々。その法則性は〇〇〇〇〇に従うものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 05:39:15
22581文字
会話率:28%
巨大モールの出店で経営難に見舞われ始めた地元商店街にあるクラブ・ジュテーム。客層は殆どが近隣住民というジュテームだが、まだ商売を始めていない早い時間、見慣らぬ一人の客が現れる。マダムの百合子は快く客に対応するが、実はそれが運命の出会いとな
り……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-26 08:01:20
21892文字
会話率:54%
ある時から人間に進化もしくは退化の兆しが見られ始め、
動物の耳としっぽ
背中に小さな羽
体の一部分に鱗がある
水、湯に入るとふくらはぎに小さなえらが出る
などが出始めた世界。
舞台は『洋風居酒屋ファミーユ』
お客さんに家族の様に親しんで
くれたらと佐々木重人と丘本唯斗で決めた店の名前。そんな店で交錯していく人たちの思い。
白猫の重人と柴犬の唯斗の恋愛関係を中心に話は進んでいきます。
恋愛経験初心者の重人と恋人が高校生の唯斗なのでエッチなものは最初の頃はあまりありませんが、ラブラブになったら頑張ってもらいます。
良かったら読んでいただけると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 10:00:00
314915文字
会話率:60%
ちょっとだけ裕福な商人の3男と幼馴染でちょこっとだけ魔法のつかえる孤児の旅物語
ダンジョンとかは怖くて入れないけど、ギルドの登録はしている。薬草を集めたり、ペットを探したり、お店の手伝いを頼まれたり、小銭を稼ぎながら旅をする。
リオは何
事にも一生懸命に頑張るシルバが好き。家族に反対されたって負けるもんか。
シルバは孤児の自分を好きだって言ってくれるリオが好き。魔力は弱いけど守り抜いて見せるぞ。
誤字脱字報告、ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-16 10:00:00
193833文字
会話率:57%
ようこそ、アダルトグッズ専門店「AIce」へ!
当店では触って試せるをモットーに、通販が当たり前になった現代だからこそ実店舗の「実体験」を大事にしています。
もちろんプライバシー保護も完璧。店舗に駐在する店員は全て機械知性体。人間が一切介さ
ないから何も恥ずかしがる心配はありません。
当店の専門スタッフがお客様を必ず満足させるアイテムをご紹介いたします。
ではお客様、本日は何をお求めでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 23:09:47
8872文字
会話率:61%
小説の類には、入りません。
キリスト教成立以前からの魔女に関する記述、そして初期のローマ教会の異端者や魔女への対応、異端者の発生とアルビジョア十字軍による異端の虐殺、異端審問所の開設、異端審問の実態、そして16世紀からピークを迎える魔女狩り
について、原則的に時代に沿って書いていきます。
主な参考資料は、「異端審問」「魔女と聖女」講談社、「魔女狩り」岩波書店、ローマ教皇列伝、他になります。
※ノベルデイズにも投稿しています。
※異端虐殺や魔女の処刑等で凄惨な記述がありますので、ご承知おきください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 21:00:00
30677文字
会話率:19%
久我太郎(28歳)は中肉中背。美肌で美形。
20歳(お茶の水M大学在学中)で、恋愛小説を書きK出版社新人文学賞を受賞。
美しい容姿も人気となり、ベストセラーに。
恋愛小説のバイブルともてはやされ、今も人気書籍で、ふんだんに印税が入る。
東京
西荻 久我古書店の店主でもある。
古書店は、祖父から相続した。
父は外交官でロンドン日本大使館勤務、母は小学生の時にガンで他界)
母の死後は、父方の祖父母に育てられた)
(父方祖父は、実は地域の大地主、マンション、アパート、店舗など多くの不動産を持つ)
(現在は、太郎が久我不動産の実質経営者)
食事は。偏食気味、ブラブラと関係先のレストラン等を徘徊する。
編集者から逃げ回っている。(忙しいのでエッセイだけになっているが、読者は多い)
金にも仕事(著作)にも女性にも興味(全く自信)がない。
ただ、太郎に関心を持つ、あわよくば射止めたい女は尽きない。(そんな奇妙な魅力が太郎にある)
しかし、太郎は、古書店に座り、読書をしながら、客と雑談に埋没する生活。
果たして、結婚にたどり着けるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 16:00:00
38003文字
会話率:57%
福田陽平は、K大卒、この春東都物産に入社した。配属は、本店総務課。
その陽平に、同じく同期入社した桑田芳樹(W大卒)は、強い悪意(嫉妬)を抱いてた。
陽平が本店勤務であるのに対して、自分は新橋支店の営業部という「格差」をつけられてしまったか
らである。
芳樹は、様々な人脈を駆使して、陽平の結婚つぶし、失脚を狙い、様々な苛めと、工作を行うことになるのであるが・・・
※この小説はフィクションです。
実在の人物、団体、事件などには一切関係ありません。
※カクヨム、ノベルディズにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-05 19:00:00
88314文字
会話率:57%
はじめまして。大塚出張サロンです。
当店は、出張マッサージのサービスを行っております。
料金は、ライトコースで30分。レギュラーコースで、1時間。最大で、2時間のサービスを行っております。なお、延長は予約の具合につき、異なります。
日々の疲
れと、鬱憤を解消するため、あなたの体を揉み解させてもらいます。
どうぞ、ごひいきに!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 14:32:00
40783文字
会話率:34%
甘い一夜を過ごした男は、私の店も家も奪おうとしてきた不動産デベロッパーの御曹司だった。
――このまま俺から逃げられると思うな。
御曹司の執着愛。
最終更新:2024-12-15 23:50:00
177445文字
会話率:35%
異世界に来たと思ったらそこはイケメンばかりの街作りゲームの世界だった。人並み外れて性欲が強いリナは要領よく娼館を巡り、たくさんの男と寝ることで次々と街の発展度をあげていくが...。
見張り役を勤める「黒服」はリナに想いを寄せており、歪んだ欲
を膨らませる。嬌声を上げて昼夜問わず客と寝るリナ、腰を振る客、黒服と寝ながらも誰にでも脚を開くリナに、徐々に客への嫉妬との羨望、リナが想いに気づかないことで憎しみが増す。
一日中リナの嬌声を聞いて気が狂いそうになった黒服は、ついに客としてリナを抱くが...。
リナが黒服に抱いていた想いは黒服が思っていたよりも強く、客として店に訪れリナを抱いたことで、リナは娼婦と客の関係になってしまったことに強いショックを受ける。黒服は戸惑いつつもリナを客として貪る事をやめられず、顔を見に行く為だけに通う日もある。
好きな男が客として娼婦である自分を抱く衝撃に壊れていくリナと、それでもリナを手に入れたい気持ちが捨てられない黒服。
リナは精神を病みながらも、抱かれ続ける。
ぼんやり過ごしているうちに、突然激しい肉欲に襲われるリナ。リナを汚す黒服。届かない想いが混ざり合い...。
不幸せな結末と、幸せな結末。それを眺める別の存在。誰の欲が一番強いのか、何を得て何を失うのか。
恋に狂い、欲に狂い、破滅していく人間の物語。
Copyright(C)2024_雑音指数折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 18:48:36
50066文字
会話率:22%
「私に教えてください。⋯こういうこと」
婚前交渉が当たり前の世界で、知ったかぶりを貫く玲佳。行きつけの書店喫茶でその手の本をこっそり読んでいたら、店主に見つかってしまった。誤魔化すべきか──否、腹を括ろう。
大人な授業を受けながら、次第に店
主に惹かれていく玲佳。
そんな時、父から婚約者が決まったと告げられ──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 01:58:39
3562文字
会話率:16%
引っ込み思案で友人もいない大森涼子はクラスの人気者である一条清華に誘われ連れて行かれた場所は……。
最終更新:2024-12-14 01:36:07
8840文字
会話率:45%
大学生(20)×ゲームアプリ会社勤務(29)(2024年7月執筆)
マッチングアプリで出会った二人が恋人になるまで
※注意※
直接的な描写はありませんが、受けが攻め以外の人と関係を持ちます。
地雷の方はご注意ください。
ワンナイトの経験し
かない会社員のハヤミは、恋人を作ろうとマッチングアプリを始め、大学生のヒロと古書店街で初デートをする。
ヒロの気持ちを疑いながらも、二人で過ごすのが楽しく、また会いたいと思うが、ヤリ目不可と伝えていたのに、ヒロに誘われる。
ヒロはハヤミを好きだと告げるが、初デートは気まずい別れになってしまう。
好きだと信じてほしいと言ったヒロと、もう一度デートをすることになり、信じてみたいと思いながらも、ヒロが他の人と会う約束をしているのを聞いて、もう会わないと連絡するが――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 19:10:00
33825文字
会話率:28%
おちゃらけオーナー×真面目メートル・ドテル 同い年(30)二人のお仕事BL(2020年4月執筆)
フレンチレストラン le ciel (ル・シエル)
オーナーが知り合いに声をかけて始めたこの店で、メートル・ドテル(給仕長)として働く隼人(
はやと)。
オーナーである閑(のどか)との間には、隼人にとって忘れることのできない過去があった。
レストラン le ciel で働くスタッフたちと、閑と隼人の奮闘と、二人の噛事を行き来する、お仕事比率高めのお仕事BL
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 19:10:00
98974文字
会話率:31%
異世界転移した主人公テンヤは食い扶持を稼ぐために【修理屋コンバア】という修理屋を開いた。
だが、中々客足が集まらない。それでもアレコレと試している時に猫獣人のミーシャとネィネという男の子に出会った。その出会いがテンヤの運命を変える。
異世界に来て長らく不明なスキルの使いみちを発見することに成功した。
すると寒々としていたお店に春が訪れ、人には決して言えない癖の持ち主たちが集うようになる。
端からこうしておけば良かったと思う彼の周りには密かに影が刺そうとしているが彼は気にせず欲望に生きる。
これはイロイロな依頼を請け負うお店の店主になった、テンヤの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-12 19:00:32
11176文字
会話率:39%
レスからの破局。別れ際に言われた言葉に胸を痛めつつ、むしゃくしゃした気持ちで訪れたハプバーで待っていたのは思いがけない夜だった。
鉢合わせてしまった相手に驚く美南(みなみ)だが、それ以上に驚く事態が待っていて……。
「美南ちゃん、俺と気持
ちいーことしよっか」
甘い声が、誘いが、揺れてどこにもやれなかった美南の気持ちを昂らせる。
▷ハプバーはあくまで創作のお店です
▷NTR、ざまぁ要素あり
▷R-18描写は予告なく入ります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 20:00:00
46896文字
会話率:59%
冒険家で料理人の天然美人店主が王都の客に料理されちゃう短編集。
一話完結。エロのみでストーリー性はありません。擬音多めでお下品かもしれません。
攻めの喘ぎが少しあるので苦手な方はご注意ください。
1話:尋問(軽度) 2話:料理指導 3話:食
事 4話:異物挿入・泥酔 5話:公開凌辱(軽度) 6話:壁穴もどき折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 01:19:47
29299文字
会話率:46%
雑貨店店主をしているメルクには、悩みがある。恋人のロッドがすごい遅漏なのだ、ロッドの性欲についていけないのが悩みなのである。そんなにいっぱい出来ないからーと思いながら何時も躰を重ねている。そんな時常連客のキャシーさんから良い物があると言われ
て…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 00:00:00
17050文字
会話率:29%
『俺の客が可愛すぎるのだがどうすればいいっ!?』――愛でればよいっ!!
ある日突然異世界、しかも男しかいない美醜感覚の逆転した世界に来てしまったナナミは、自分を介抱してくれた男が営む夜の店『desire』のキャストとして働くことになった
。そこで働くうちに人気NO.1キャストとなったナナミが、ツンデレなリリアム兄弟やライバル店のちびっ子Sなど、様々な、そして癖のある“醜い”客を虜にしていくというお話。
*視点バラバラ(キャラかつ一人称・三人称)*時系列、話もバラバラ*更新も不定期です。何でも許せる方のみ、お読みください。
*アルファポリスでも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 23:36:00
140716文字
会話率:43%
あぁ、終わりだわ……江口君に全部撮られてる……恥ずかしい部分も、いやらしい顔も全部……そ、それなのに、どうしてこんなに身体が熱いの……
ファーストフード店で働く奥様が何されちゃう話でおます。
最終更新:2024-12-09 21:10:00
12803文字
会話率:40%
ラドフィ王国王都イリシアルフの歓楽街は初代勇者の影響により多種多様な風俗店が存在していた。
その中の一つ豚小屋では女王様カタリナが、今日も豚たちに汚い鳴き声をあげさせていた。
そんなある日、一人の美しい青年がやって来て……。
カタリナが青
年に調教を施したことをきっかけに様々な出来事に巻き込まれていくハイファンタジーです。
以下の構成で進行しています。
第一章:グルリルツツカとの出会い
第二章:勇者と聖剣を巡って
第三章:世界共同戦線
第四章:地下王国折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 18:06:40
241424文字
会話率:38%
大学3年生の年末年始。僕は帰省もせずに毎日コンビニバイトのシフトを入れていた。
夕方から日付が変わるまでの勤務時間。
クリスマスも、大晦日も、そしてお正月もなく働く僕。
そんな僕には密かな楽しみがあった。
23時になるとやって来
る、おそらく近くの予備校に通う女子高生。
怖ろしいほどに学業成績が良いのに一切それを鼻にかけず、店員の僕に軽やかな挨拶をしてくれるかわいい女の子。
仕事上がりまでの数時間を乗り切る元気を彼女にもらっていた。
けれど、大晦日と元日に彼女はコンビニに来なかった。
まあ、予備校が休みなら仕方ない。
そう思って、予備校が再開する1月3日を心待ちにしながら、彼女にまた会えるのを楽しみに待っているとその日。
1月2日
彼女はやってきた。
いつもの予備校帰りの制服姿とは違う格好で、レジで待つ僕の前に彼女がもってきたのは。
コンドームの箱だった。
動揺する僕に彼女は追い打ちを掛ける。
「いまから使うから袋は要りません」
頭が真っ白になる僕の前で、
彼女はそれを外で待つオトコの元に持ち帰るのではなく、その場で包みを開け始め。
「このコンドーム、いまから使って良いですか?」
僕をじっとりと見つめながら、
「6個で足りますか?」
そう尋ねてくるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 23:55:03
200658文字
会話率:15%
引きこもり生活をしていた由宇は、卵サンドのお店、ハンプティダンプティの和彦に出会う。双子の兄のことを引き合いに出されながら、いろいろ話すうちに、お店でバイトを始めることになるが・・・。
最終更新:2024-12-01 00:00:00
120337文字
会話率:54%
環健斗(たまきけんと)は猫専門のペットショップ、ラブキャットの店員を、不本意ながら二年続けている。
そこに、照明デザイナーを名乗る男がやってきた。男が言うには、店のショーウィンドウの照明がよろしくないとかで・・・。
そんな彼に、猫を飼うこ
とを勧めると、猫の飼い方がわからないという。
そして彼はとんでもないことを言い出した。
猫の世話係兼、ハウスキーパーとして、健斗を一緒に「お買い上げ」できないかと・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-25 17:00:00
149185文字
会話率:53%
古書店翡翠堂の店主、花田未知(はなだ みち)は、大学を卒業したばかり。
祖父の遺産である、店を継いだはいいものの、いつもお客のこないカウンターに座っていた。
そこに、いつのころからか、樺山将典(かばやま まさのり)が通い始めるようになる。
話し始めた二人の距離はあっという間に縮まって、一緒に食事に出かけるように。
そんな折、将典は未知のことを、多分に性的な目で見ていると言い出して。
移り行く季節。言えない秘密を抱えたまま、未知は翡翠堂とともに変わってゆき、それはやがて恋に変わり・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-10 17:00:00
126916文字
会話率:51%