突如現れた謎の巨大怪獣・怪人から街を守る魔法天使ピュアティーリー。
彼女は街の人からも愛されながら、必死で街を守ろうと戦ってきた。
しかし、そんな彼女のもとに怪獣とは別の一人の男の魔の手が忍び寄る──。
※エロシーンがある回はサブタイに★
マークが付きます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-15 18:00:00
79717文字
会話率:34%
「でっっっ……けえぇぇぇ~~っ!!」
クマやオオカミにも似た、獰猛で凶悪な“毛むくじゃら”の面構え。荒削りな岩じみた短めのマズルからは強靱で鋭利な太い牙が、ずらり。スイカさえ軽々と握り潰せる巨大な手には黒曜石めいた硬質で肉厚の爪が光り、
極めつけにはバイソンのように雄々しく逞しい双角が天を衝く。
──“命の恩人”の正体は、身の丈三メートルを超す、屈強で精悍な「獣人」の偉丈夫だった。
ある日、ひょんなことから「異世界」へと迷い込んでしまったが、運の尽き。冒険開始から二秒で魔獣に遭遇、バッドエンドへまっしぐら──かと思いきや、絶体絶命の危機から救い出してくれたのは、どこからともなく現れた黒ずくめの大男。
……が、この大男、言葉がまったく、微塵も通じない──!
道を歩けば“ぼた餅”を喉に詰まらせ、棚から“こん棒”が降ってくる程度は、当たり前。『世界が認めた天性のトラブル体質』こと九十九 百(つくも もも)が、面倒見のいい強面の獣人ガガナと出会ったとき──
『やば。キミの運勢、ちょーバグってんじゃん。まーじウケっし、とりま恩寵あげとくわ』
──幸か不幸か、「トラブルの女神」まで巻き込んでの“どたばた珍道中”が、幕を開ける……!
△▼△▼△▼△▼△▼
【 屈強で大柄な強面の獣人保護者(攻) ✕ 陽気で前向きなトラブル体質の高校生(受) 】
※ストーリー重視のため、展開はかなりゆっくりめです。
※※「第一章」の公開に伴い、連載に並行して「序章」のリメイク作業を進行中です。現在、「7話」までリメイク版に差し替え済み(2022年8月現在)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-11 18:34:24
141518文字
会話率:41%
神嶺山脈の麓に雪溶けの水を湛えた巨大な湖がある。
その湖は天を衝く山嶺と魔境の森に囲まれた秘境だ。
蝕と朔の重なる夜、そこに異界から美しい男が現れる。
その男はサリードと星を対にする唯一無二の半身である。
五歳の試練でサリードは守護者にそう
予言され単身秘境の湖に向かう。
*第一章はサリードが半身を迎えにいくための旅がメインです。
*受けが出てくるのは第一章の終わりになります。
*第二章の冒頭はさらりとですが凌辱シーンがあります。
*第二章から一日一回更新になります。
*この作品はアルファポリスに先行連載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 07:00:00
203585文字
会話率:37%
あらすじ;ある日朝の通勤電車に乗っていると、突然目の前にいた女子高生から痴漢の冤罪を吹っかけられてしまった。
何とか誤解を解こうとしたが、結局裁判では有罪判決を言い渡されてしまったのだ。
その女子高生のせいで、俺の生活は多額の借金のみを残し
て跡形もなく崩れ去ってしまった。
「絶対に許さない」……そう思っていると、神を自称するものが俺に復讐の舞台を用意してくれると言ったのだ。
それは『俺の指示でのみ、異空間を移動できる』というものだった。
自称神によって能力を与えられた俺は、その女子高生への復讐を始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-04 23:04:42
10490文字
会話率:45%
米川深雪は、男運がない28歳の動物病院で獣医として働いていた。ある時、夜勤の休憩時間から上がると、夜の急患に来ていた茶色のトイプードルの飼い主、南部嵩大に心を奪われたが……
こちらの作品は「アルファポリス」にも掲載しております。
最終更新:2023-03-03 10:00:00
17280文字
会話率:51%
ある日、謎の巨大隕石が落ちてきた。その衝撃で異界への扉が開き、大量の魔物が現れた。
人類はなす術なく滅亡するのかと思われたその時、異世界から魔物を倒す者たちが現れ、魔物たちを退治していった。そして、魔物たちとの戦い方を教え、広めていった。人
々は、魔に対する者として対魔士と呼ばれ、学校を作り、ギルドと呼ばれる集団を作り、束の間の安全を得れるようになった。しかし、魔人という者たちが現れ、人類は再び危機にさらされていた。
倉橋アリナは、最愛の人、川崎ヒロトを魔神との戦いで亡くした。かに思えたが、彼はアリナのナカに宿ってしまった。魔神の呪いで魔術を上手く使えなくなったアリナは、彼女のナカにいる彼にエッチで魔力を与えて、A級対魔士として生活していく。
エロには※をつけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-01 23:01:46
4513文字
会話率:49%
「ごめんなさい、生理的に無理なんです……」
魔王を倒し世界を救った転生勇者(陰キャ)の俺を、王国はまるで厄介者扱い。しかも処女を捧げると約束してくれた聖女から、そんな言葉を吐き捨てられる。
しかし俺には魔物と戦うための力しかない。
さらに
は追い打ちで襲った魔王の呪いにより、醜いオーガの姿になってしまう……。
だが、その呪いは皮肉にも俺に新たな力を与え、勇者としての呪縛から解き放った!
こうなったらオーガのまま聖女との約束を果たす!
この三倍にも巨大化したブツで彼女を犯し、聖なる胎内にたっぷりオーガ汁を注ぎ込んでやろうじゃないか!
★アルファポリスにものせてます(先行公開)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-23 12:02:26
9918文字
会話率:22%
ブラック企業を飛び出すように退職した日菜(ヒナ)は、家で一人祝杯を上げていた。
一緒に祝ってくれる家族はもういない。
不意に落ちたペンダントトップへと手を伸ばし——気がつけば、見知らぬ場所にいた。
周囲を取り巻く巨大なぬいぐるみたち。巨大
化したペンダントトップ。
あれ? もしかして私……
ちっちゃくなっちゃった——!?
なーんてね。夢でしょ、夢!
と思っていたけれど、一向に目が覚める気配はなく。
空腹感も尿意もある異様にリアルな夢の中、鬼のような形相の家主から隠れてドールハウスで暮らしてみたり、仮眠中の家主にこっそりと触れてみたり。
姿を見られたが最後、可愛いもの好きの家主(次期王様)からの溺愛が止まりません——!?
■水曜と日曜の週二回更新をがんばりたい。
■濡れ場は後半。※マーク付き
■2022.5.1. 日間連載中ランキング 4位
■2022.7.17. 四半期連載中ランキング 8位
■2023.2.21. 日間完結済ランキング 1位
■2023.2.23. 週間完結済ランキング 3位
■アルファポリスにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 20:42:49
150750文字
会話率:37%
主人公、若い女の子ケイトは巨大な蜘蛛に捕まって胎内に卵を産みつけられる。体に毒を注入されて動けなくされ、子宮を作り変えられる。もし冒険者に助けられたとしてももはや動くことも人間の子を産むこともできない。彼女は絶望のまま蜘蛛の繁殖のために使わ
れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-15 02:52:55
1214文字
会話率:10%
昼休みにお弁当を食べたあと、ムラムラした気持ちなったかと思ったら、オナニーが我慢できなくなってしまう。信じられないほど巨大化したち○こは1回、射精したくらいじゃおさまらない。
最終更新:2023-02-06 22:00:00
3772文字
会話率:20%
異世界〈ミッドガル〉―――フアラ村に住む人族の少女ハル。冒険者になる事を夢見てコッソリと魔物が蔓延るアーデム山脈へ出かけるが、運悪く雌オークのベラドンナに一撃を喰らい拉致される。そのままベラドンナはハルをアーデム山脈奥地にある洞穴の奥へ続く
地下迷宮……巣穴へ持ち帰る。
魔王の呪いを封じ込めた魔法薬――カースポーションを飲まされ、ハルの肉体(股間)は雄オーク並みの巨大な肉棒と陰嚢が出現し、非力にも無理やり押し倒されてはベラドンナと強引に交尾し、子供の力ではオークの巨体に抗う事もできずベラドンナの膣内で幾度も射精する。
これは夢を断たれ、雌オークと命を育み、種族を超えた情愛に目覚めたふたなり少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-06 00:13:35
11455文字
会話率:36%
多種多様な種族が暮らすオデアン王国に住まう20歳のリネーアは王都の下町で父と母と共にパン屋を営む人間の女性。
そんなリネーアには年下の恋人(番)がいる。
彼はこの国でも巨大な権力を持つユングヴィスト公爵家の八男ミカル。18歳のおおかみの獣人
。
年下の恋人ということもあってか、ミカルはリネーアに甘えてくる。
リネーアもミカルのことを可愛らしいと思い、甘やかしてきた。
でも、リネーアはある日ミカルに押し倒されてしまって――!?
「ごめんなさい。……俺、ちょっと悔しいから」
甘えん坊なおおかみさん、でも、ちょっと男らしいところもあるみたいです。
『繁殖期』を迎えたおおかみの獣人さん×年上の人間の番。二人のハジメテの×××から始まるお話。
——
◇掲載先→アルファポリス、エブリスタ、ムーンライトノベルズ
◇さっくり3万文字程度(12話前後)で完結するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 22:03:53
20275文字
会話率:36%
セレニアは由緒あるライアンズ侯爵家の次女。
姉アビゲイルは才色兼備と称され、周囲からの期待を一身に受けてきたものの、セレニアは実の両親からも放置気味。将来に期待されることなどなかった。
だが、そんな日々が変わったのは父親が投資詐欺に引っ掛
かり多額の借金を作ってきたことがきっかけだった。
――このままでは、アビゲイルの将来が危うい。
そう思った父はセレニアに「成金男爵家に嫁いで来い」と命じた。曰く、相手の男爵家は爵位が上の貴族とのつながりを求めていると。コネをつなぐ代わりに借金を肩代わりしてもらうと。
その結果、セレニアは新進気鋭の男爵家メイウェザー家の若き当主ジュードと結婚することになる。
ジュードは一代で巨大な富を築き爵位を買った男性。セレニアは彼を仕事人間だとイメージしたものの、実際のジュードはほんわかとした真逆のタイプ。しかし、彼が求めているのは所詮コネ。
そう決めつけ、セレニアはジュードとかかわる際は一線を引こうとしていたのだが、彼はセレニアを強く求め毎日のように抱いてくる。
しかも、彼との行為はいつも一度では済まず、セレニアは毎晩のように意識が飛ぶほど愛されてしまって――……!?
おっとりとした絶倫実業家と見放されてきた令嬢の新婚ラブ!
◆日刊ランキング15位ありがとうございます……!
――
◇掲載先→アルファポリス(先行公開)、ムーンライトノベルズ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 23:00:00
125478文字
会話率:39%
羽村朋子はくノ一の血を引いている。
妻子の仇を討つため上京した師匠立樹(たつき)、高校の先輩樹(いつき)、見合い相手の恭一郎、能力者内匠(たくみ)ら朋子をめぐる男達、朋子の兄学、教員尾田山、友人晶乃、あゆみらの恋模様もからんで、学園も街も大
混乱。
果たして、朋子は誰と生きる道を選ぶのか。
ミッドナイトノベルズで掲載していた作品をムーンライトノベルズ向けに改訂したものです。
なお、忌避される要素が多いので一つでも駄目と思われたらすぐに引き返してください。
各章の前書きにも注意事項をできるだけ入れておきます。
キーワード以外の要素 レイプ・殺人(乳児・女性・老人)・死体損壊・不倫・不妊・意に染まぬ結婚・毒親・新興宗教・麻薬・病院(今後も増える可能性があります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-12 21:00:00
815306文字
会話率:44%
巨大企業グループの御曹司宗一郎(しゅういちろう)は屈折していた。
表面上は財界の太陽王の異名を持つ父譲りの明るさを装っていたが、実は人の醜聞を探り心の闇を探るのが何よりも好きな嫌な奴だった。
幼馴染から、このままではおまえはぶっ壊れると言わ
れ、宗一郎は自分を理解してくれる女を探そうとイベントを開催する。
ハロウィンの夜、イベントで意気投合した魔女の仮装の女と一夜をともにしたが、目覚めると女は消えていた。
彼は彼女を見つけるために罠を仕掛けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 16:00:00
51882文字
会話率:41%
【大幅修正中です。少し飛んだりしているところがあるかも知れません】魔狼に育てられた少年ディンゴは、【マナ】に満ち溢れた世界において、異質な力と不思議な立方体を持っていた。
永い時を生きてきた魔狼から言葉と知識を与えられて育ったディンゴは、狼
の群れと共に森に住みながらも、人の世に興味を持ち始めていた。
魔狼にもそれが分かっており、ディンゴに群れを出て人の世で生きることを勧める。
そしてディンゴは後ろ髪を引かれながらも狼の群れを出て、とある貴族の家に拾われることとなる。
それが、運命という巨大な歯車を回し始める序曲であったことを知る者はいなかった。
寝取りはあるかもしれませんが、寝取られはありません。
基本、ハーレム無双主人公です。
途中から地球の知識が入りますが、基本ファンタジーです。
初エッチパートは第7部分、触手要素は第一章後半、ダンジョンは第二章以降です。
エロパートは題名に◆、ちょいエロ(本番なし)は◇が付いています。
エロパートよりストーリーパートの方が多い、ストーリー寄りの構成になっています。
処女作であり、執筆に対して素人です。生暖かい目でじゃんじゃんご指摘いただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 23:00:00
2323748文字
会話率:32%
今回もサイズフェチ物です。
千年前、鬼の女王を封じ込めたという神社の娘とその恋人の大学生。
しかし(つい、うっかりと)封印を解いてしまって巨大な鬼の女王が復活!
しかし出てきたのは邪悪!というより……とんでもないエロ鬼姫様だった?
世界の危
機というには、あまりにおバカな展開に翻弄される若き恋人たち!
鬼姫様を退けて二人は愛を成就できるのか?
アルファポリス様とサイズフェチ専門サイト『General Sizefetish uploader』との重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 23:18:55
47766文字
会話率:35%
銀河系規模の大災害から1万5千年後、人類が滅亡した地球上でコールドスリープから目覚めた最後の地球人・優夜とブラックホールから脱出してきた宇宙難民の女性科学者・リオラは共同生活を送っていた。そして彼らは新たな世界のアダムとイブに……となるには
大きな障害があった。リオラは大怪獣サイズの巨大知的生命体だったのだ。サイズ差から通常性行為不可能、という人類存続の大ピンチに対してリオラの宇宙船に搭載されたAI(人工知能)ノーマの(ちょっと的外れな)人類繁殖計画が動き出す!
第2回美少女文庫新人王落選作です。『巨大娘』という特殊性癖に分類される分野でサイズフェチ専門投稿サイト「General Sizefetish uploader」の他、アルファポリス様と重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-09 22:28:30
104233文字
会話率:58%
ダイナスティナスの世界は以前は剣と魔法の世界で、魔物を討伐して資源を得たりと割と平穏な世界であったが、五百年前程に突然天空に次元の割れ目が生じて、そこから、巨大な幻獣が二体現れて、二つの国を滅ぼして地下深く潜り姿を消した。
それから数
年が経ち、地上の生態系は大きく変わり、魔物は滅び幻獣が蔓延る様になり、人類と幻獣の戦いが始まり、魔法攻撃が通じない相手に人類は苦戦を強いられ、このままでは滅亡の危機に瀕していた。
この世界を管理していた慈愛の女神ダイナスティは、全く予期せぬ、次元からの幻獣の出現に、対応すべく、人類に幻獣に対抗するためにエレメントスキルを与える為に大鉈を振るい、人類の1/3が病死するほど犠牲を払い、何とかそのスキルを与える事に成功したが、幻獣もそれに対抗するように進化を遂げていた。
慈愛の女神ダイナスティはこのままでは拙いと思い、他世界の管理する神々に頼み進化を促進するために美しい魂を分けて貰えるように頼み、そして、貰い受けた魂が板垣 啓介の魂で、慈愛の女神ダイナスティはその魂に様々なスキルを刻み、ダイナスティナスに誕生させることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 21:03:57
92914文字
会話率:54%
どこか別の世界の、歴史の何かを間違えてしまった日本。その21世紀初頭。
敗北を知らぬ経済発展と、限度を知らぬ資本主義礼賛は、この国を世界一、そして唯一無二の技術・経済超大国へと変えていた。
人々の、尽きることのない資本と欲望が生み出した、“
理想社会(ユートピア)”
そこでは、金という絶対的な力が、覆ることのない絶望的な格差で人々を分断していた。
巨大な壁によって、物理的にも経済的にも"外側"とは分断された東京。
尽きぬ欲望の街における、最高級クラスの派遣型風俗サービスが「イノセントガールズ」であった。
そして今日も、「純粋で理想の恋人」との一日を提供するため、2人の少女が客の元へ向かう。
行きすぎた超資本主義によって歪んだ、人々の果てない欲望を叶え、受け入れるために。
※2022/12 一章を全面改稿。またpixivへの同時投稿を始めました。
現在二章を執筆中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 19:22:11
207093文字
会話率:26%
23:00 新宿。
いつもながらの渋滞の道路。アーケードに流れるジングルベルが、俺には、どこか知らない異国の音楽のように聞こえた。自分の背丈ほどもあるプレゼントの箱を抱えた子供。人通りの真ん中で、足を止めて言い争う老夫婦。コンビニの前に
たむろする暗い眼をした少年たち。煙草を吸いながらスマホに向かってヒステリックな笑い声を上げる少女。まだ幼さが残る顔に不釣り合いな真っ赤な口紅。そんな、どこか演技されたような人々の喧騒を横目で眺めながら、俺はBMWのワンボックスを西に向かって転がしていた。
交差点を左折してすぐ、巨大なSONYのイルミネーションが視界に入った。スピードを緩め車を路肩に寄せた。近寄ってきた女がカシミヤのロングコートを脱ぐと、眼の覚めるような真紅のツーピースが現れた。ざっくりと割れた胸元。くびれた腰に続くヒップライン。タイトミニから伸びた太腿。素足に履いた服と同じ色のピンヒール。男を喜ばせるための演出としては申し分なかった。
女が後ろのドアを開けた。ドアが閉まる音を聞いて、俺はシフトレバーをドライブに入れた。クリスチャンディオールの濃密な香りが車内に漂った。
「待たせたか?」
「……いえ、私も今来たばかりだから」
女の声に内心の不安が色濃く現れていた。無理もない。客を取るのは今夜が初めてなのだ。彩香は朝倉が囲っている幾人かの女の内の一人だった。一ヶ月前まではヤクザの庇護のもとに何不自由なく暮らしていた彼女が、今日からは客を取らされるのだ。その原因を作ったのは外ならぬ俺だったのだが……。
一人の男の孤独な潜入捜査が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 17:45:58
9121文字
会話率:38%
23:00 新宿。
いつもながらの渋滞の道路。アーケードに流れるジングルベルが、俺には、どこか知らない異国の音楽のように聞こえた。自分の背丈ほどもあるプレゼントの箱を抱えた子供。人通りの真ん中で、足を止めて言い争う老夫婦。コンビニの前に
たむろする暗い眼をした少年たち。煙草を吸いながらスマホに向かってヒステリックな笑い声を上げる少女。まだ幼さが残る顔に不釣り合いな真っ赤な口紅。そんな、どこか演技されたような人々の喧騒を横目で眺めながら、俺はBMWのワンボックスを西に向かって転がしていた。
交差点を左折してすぐ、巨大なSONYのイルミネーションが視界に入った。スピードを緩め車を路肩に寄せた。近寄ってきた女がカシミヤのロングコートを脱ぐと、眼の覚めるような真紅のツーピースが現れた。ざっくりと割れた胸元。くびれた腰に続くヒップライン。タイトミニから伸びた太腿。素足に履いた服と同じ色のピンヒール。男を喜ばせるための演出としては申し分なかった。
女が後ろのドアを開けた。ドアが閉まる音を聞いて、俺はシフトレバーをドライブに入れた。クリスチャンディオールの濃密な香りが車内に漂った。
「待たせたか?」
「……いえ、私も今来たばかりだから」
女の声に内心の不安が色濃く現れていた。無理もない。客を取るのは今夜が初めてなのだ。彩香は朝倉が囲っている幾人かの女の内の一人だった。一ヶ月前まではヤクザの庇護のもとに何不自由なく暮らしていた彼女が、今日からは客を取らされるのだ。その原因を作ったのは外ならぬ俺だったのだが……。
一人の男の孤独な潜入捜査が今始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-26 17:45:28
9121文字
会話率:38%
佐田悠(ユウ)は、菓子作りが趣味の高校3年生。
部活(家政部)でケーキを作る予定だったが、高校に着いた途端大きな地震に遭う。揺れと共に異世界転移した先には、見たこともない巨大な魔獣がいた。
一飲みにされるところを助けてくれたのは、金髪に碧の
瞳のイケメン、ジード・センブルク。ジードは辺境での魔獣討伐を専門に行う第三騎士団の騎士だった。
ユウが王宮に客人として保護された後、ジードは昼食のたびにユウのところにやってくる。ユウとジードの仲は少しずつ近づいていく。
王宮で過ごすうちに、この国にはスイーツがないことに気づくユウ。菓子を作って自立したいとの思いから、周りの人々の協力の元に菓子作りを始める。
ジードに食べてほしいと作った果物のピールからは、思いもよらない効能が発見されて…!
砂糖のない異世界で、得意なスイーツを作ってなんとか自立しようと奮闘するユウの物語。
魔獣討伐専門の騎士×菓子作り好きな高校生のじれじれ進む溺愛です。
☆R18回には※つき。
☆『紙の花』『明日も食べたい』関連作ですが、単独でもお読みいただけます。
☆【高校生たちの日々】から【女神トリアーテの世界】シリーズに移行しました。
☆Twitter企画 #ルクイユのおいしいごはんBL(2022)に参加しています。
☆誤字脱字報告、いつもありがとうございます。助かります。
★スピンオフ作『師匠は俺の宝物』【女神トリアーテの世界】シリーズ3作目があります。
単独でもお読みいただけますが、騎士とスイーツ読了後がお勧めです。
2022.12.27 日間総合7位&完結済4位ありがとうございました!
◆エブリスタ(2022.9.2~) アルファポリス(2022.10.5~)にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 21:01:35
153813文字
会話率:47%
ある日、世界各地の空に巨大な黒い穴が出現する。
穴の内部の調査のために軍隊が派遣されるが、帰還することはなかった。
半年後、突如として穴から魔物があふれ出し、人類は混乱状態に陥る。
設定は無駄に壮大ですが、鬼一名が乗り込んできた家の家族の話
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-12 05:50:11
9607文字
会話率:32%