「俺をベッドでも満足させる自信があるのか?」
城戸春人(きどはると)はそう言って不敵に笑った。
美形小説家の城戸春人は、片思い中の元同級生と同居中。しかし告白するつもりの無い彼は、自分がゲイである事をひた隠しにして、夜の街で火遊びをしてい
た。そんな春人に忍び寄る怪しい影……まさかただの夜遊びがここまでの事件に発展するとは……。作者も思っていませんでした。
俺様強気受け。とは限らない。主人公リバに注意。エロシーンは生々しいです。夢見る乙女は☆印を避けてください。ダークではなくコミカルな感じです。章ごとに完結方式。第四章まで完結済み。
現在停滞中です、申し訳ない……;
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 13:01:34
484305文字
会話率:42%
一緒に暮らしているのにキスだけってアリなのだろうか? 真面目メガネの折原潤は常々そう思っていた。しかしイエスマンの彼は、彼なりに少しづつ前に進んでいるようだった。超がつくほど優柔不断な安田圭介だが、急に男になる時がある。潤はそんな彼にメロメ
ロドキューン!(笑)だった。
それは幸せな新婚生活で……。少し物足りないが、潤の毎日は充実していた。しかし昔の男が現れて……!? 圭介に過去を知られたくない潤は、それを隠すため必死で奮闘する。
ご注意!時系列は「イエスマン」の21.セカンドキスの続き。22.結婚式の前となっております。視点は全て潤視点。
潤のキャラが壊れます。キャラ壊しがダメな方は回避で。
ほかの人にやられちゃったり、激甘だったり。
エロを求めている方は☆のみどうぞ。ややSMチックです。
内容に興味を持った方は「イエスマン」からお読みください。
女体注意。ヤクザ登場注意。言葉責め、おもちゃもカテゴリーに入れておこう。前半はつまらないけど……中盤からジェットコースター!
全43話。完結まで毎日夜中の1時更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-07 01:00:00
188081文字
会話率:51%
読者さまの声にお応えして登場!(本当にありがとうございます)「春に降る雪」登場人物のプロフィールです。完全にネタバレしておりますのでご注意下さい。春雪シリーズはこのように閲覧順位の推奨させていただきます。
「春に降る雪」~霜月まで
「春に降
る雪~杉田友宏の章~」(小説家になろう)
「春に降る雪~春人高校時代~」
「春に降る雪~坂口大樹の章~」
あとの残りは、いつでもわかるようになっております。
混乱させて申し訳ございません。
ただの人物設定です。ストーリーもへったくれもありませんので、ご注意下さい。なお、予告なく変更加筆します。これからも登場人物を増やしていく予定ですので、よろしくお願い致します。くだらないミニネタなどを入れてみました。箸休め程度に笑ってやってください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-25 22:00:17
7486文字
会話率:50%
この世界はヒューマン(人間)の他に『ジャムズ(果実)』と『バグズ(虫)』と呼ばれる生き物が存在する。
サンクトペテルブルクの夜の帳、と呼ばれる美しき連続快楽殺人鬼、ロシア人の『ルカ・アレクサンドロヴィチ・コニュス』はジャムズと診断され、
流罪が決定してロシアを離れた。そして、新天地で出会った『バース・ベイン・バターフィンガーズ』というバグズに使用人として『人生』を買われる事となる。
「神様が態と醜くお作りになられた」
メイド達からも影で笑われるバース・ベインは病んだ娼婦と貴族の婚外子で、この世全ての醜さしか愛する事が出来ない性質を持つ腹違いの兄の『バーソロミュー・ベル・バターフィンガーズ』により溺愛され、人の目が触れぬように豪奢な屋敷に閉じ込められている状況であった。
バース・ベインの容姿は化け物そのものと言われていて、声はしゃがれており、背が低くて肥えていて、不潔で、顔など目も背けたくなるような醜さであったが、バイセクシャルで自他共に認める変わり者であるルカはバース・ベインに好意的であり、特別美しい物を好むバース・ベインも危険な匂いのする美青年のルカに次第に惹かれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 05:21:32
7611文字
会話率:13%
平凡な高校教師であった井上信(いのうえまこと)が学校のトイレで自慰行為をしていると、女子生徒、高橋春奈(たかはしはるな)にその現場を目撃されてしまう。
「黙っててほしかったら……」
怪しげな笑みを浮かべた高橋に、井上は逆らうことができず
――。
サディストな女子高生と、性的いじめを受ける先生の物語。
※この物語はフィクションです。また、性的な描写が含まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-31 22:00:00
940文字
会話率:50%
男子高校生は月島レンは訳あって、30人の女子生徒が所属している女子クラスで学校生活を過ごしている。そこにあったのはイジメや性差別・・・。2年生となりレンはすっかり心を病んでしまい、女性恐怖症に陥ってしまっていた。そんな彼の元に一人の少女が、
救いの手を差し伸べてきた。その手には、1冊のノートが握られていた。「ねえ、復讐したくない?クラスの女子たちを全員、レンくんの性奴隷にしてハーレムつくっちゃおっか」。突然の提案とノート、クラスメイトの柊柚葉の来訪。その瞬間、レンの人生は大きく変わった。これまで自分をイジメてきた女子たち、止めることもせずヘラヘラ笑っていた女子たち、そしてボクのことを見て見ぬフリをしてきた女子たち。30人・・・一人残らず、犯してやる。描いた妄想が現実となる魔法のノートを手にして、レンの復讐劇が幕を開ける。「30人、全員犯すまで終われない・・・!」
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-30 14:18:05
3472文字
会話率:64%
「来る者は拒まず」
それが、僕の恋路における基本キャラだ。僕は、女子を悲しませるようなことをしたくない。女子の思いには、できる限り応えたい。女子を笑顔にしたい。
ということで、僕は、女子から好意を向けられると、僕は好意を持ってもいないのに答
えることを繰り返してしまった。
こういう態度は一見優しいわけだが、よく見ると女子をだましているわけで、仏を通り越して悪魔的な所業ともいえるわけで…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-27 11:53:24
22157文字
会話率:38%
幼い日の出会いを胸に片思いを続ける女性と、
恋心を知りつつ
彼女へ暗い感情を抱いた自分を許せない中年学者との
不器用な、恋。
本編の主人公の叔父・尾上慎一郎と従姉・水流添秋良の物語。
基本はハッピーエンド、そして目指したのは最後には
くすっと笑える、勝手にやってろらぶらぶ的作品です。
R15的要素は、あまり多くないかもしれませんが…書くところは書いてますので(わりと後半)苦手な方はご遠慮下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 09:12:32
143599文字
会話率:33%
4歳の時には既に性に目覚め、小学校低学年で緊縛に惹かれてしまった私が遂に縄処女卒業して来た時の話です
登場するお店や人の名前は架空のものです
実在するお店や人には全く関係ありません
記憶力良くないので会話を一言一句覚えてなくて、
こんなニュアンスで言ってたーってぐらいのを書き直してます
もしかしたら別の人が言ってたかも知れないし、多少捏造してるとこもありますが、もう小説として楽しんでいただけたらと思います笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-25 20:10:11
16274文字
会話率:32%
最強のブラコン一家である公爵家の末息子、フェリチアータ。
花の妖精の如き幼女的美貌と無邪気な笑顔は通常装備。虐め・凌辱・殺戮だらけの超ド級カースト制度の魔術学校へ入学し、鉄仮面双子のイグニハイトとおもしろおかしく(?)学園生活を送る。
とに
かくブラコンな美形兄たちと、変わった生徒たちのハートフルコメディ。
ブラコン/兄弟/近親/コメディ/ショタ/総愛→固定/エロあり/残酷描写あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-25 00:17:22
16819文字
会話率:46%
投稿の最低文字数「200字」で寝取られを表現してみようという企画物です(笑)
何作品か掌編で書いていた物を「掌編集」という形で再投稿しました。
未発表の新作も追加していきますので、たまにのぞいてみて下さいね。
人気作は連載作品として内容を
グレードアップして投稿しています。
義妹編→「強くて可愛くて巨乳の義妹を寝取られた俺。何故か勃起が治らない」
アイドル編→「俺の彼女は国民的アイドル〜恋人NGの彼女と、密かに純愛を貫こうとする俺に襲いかかる、枕営業とかいう芸能界の闇〜」
獣姦編→「大好きな彼女を愛犬に寝取られた俺の独白を、誰か聞いてくれ。(獣姦 NTR)」
二次創作も歓迎です。ご希望の方は、感想欄にてどの話を書きたいか、お知らせください(о´∀`о)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-23 03:26:06
2000文字
会話率:38%
ツンデレNちゃんからついに「好き」という言葉を引き出したAさん。実は前から狙っていた計画だった。「あいつを俺だけのモノにしたい」そんな笑顔と天然の裏に隠された、黒相葉さんをお楽しみください!
最終更新:2020-01-22 07:01:35
4041文字
会話率:49%
遠理 響はモテる。勉強はできないけれど、運動できるし、容姿が良い。けれど、ふたつの欠点があった。
つねに空腹、さらに大食いであることだ。
食べ物が目の前にあると、響は意識が途絶えてしまう。気がついたときには、テーブルには惨状が広がって
いる。
今までにいた彼女は6人。候補はまだまだいる。けれど、その悪癖が原因でみんな三日以内にフラれていた。ついに家族にまでぶち切れられ、『バイトをしろ』と宣告を受ける。
でも、動けば動くほど腹が減る響に会う仕事はなかなか無かった。
そのとき、出会ったのは、神聖さを感じる美少年だった。
美少年は妖しく微笑み、こう言うのだった。
『ぼくに雇われてみない?』
基本的に三人称一元視点。一人称混じり。
『××の心の中』は受けの一人称です。
ここに連載していますが、エッチなシーンはありません。ごめんなさい。
なろうで、15禁にしても怪しい表現をしているかもしれないと私自身が恐れたためです。
縦読推奨です。無駄な空白行はありません。
小説家になろうにも連載してます。そっちの方が更新がはやいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-21 12:40:01
11414文字
会話率:14%
蒸発した店長の代わりにアダルトショップの店長になった鷹山真司は何時ものように日々の仕事をこなしていた。そして、元店長が使っていた私室を掃除している時、奇妙な揺れを感じた。初めは地震だと思っていたが、程なくして空間が振動し気づいたらアダルト
ショップ事見た事もない真っ暗な洞窟に飛ばされていた。周りを確認したが洞窟としか分からない。道中べちゃっと気持ち悪い物を踏みつけ嫌な気分とイライラが募っていると頭が悪そうな笑い声と共に角が生えた幼女が現れこう言った。
「クハハ!ワシ天才なのじゃ。やっぱ魔王なだけあるのじゃ、2度目で何とか成功なのじゃあ!」
現れたのは何やら語尾を強調している満足した自称魔王。何とか状況を8割程把握した俺が確認の為聞いてみる。
「あーこうなったのお前のせい?」
「なのじゃあ~」
俺は幼女の首根っこを掴まえ、お店のジョークグッズを駆使してこのメスガキを分からせてやった。そして半泣きの魔王が色々自白するのを俺は無言で聞き、元店長も呼ばれている事を知り元店長がどこに居るのか聞いた。
「その…ひっぐ…なんじゃあ…お主が踏んづけて死んだのじゃあ…」
哀れ名も無き元店長はスライムに転成し第二の人生を謳歌する事無く南無阿弥陀仏……そして半年が経過し、この纏まらない物語が多分始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-20 23:47:28
8601文字
会話率:65%
ある男がもしもの世界を作り、好き勝手やってく物語。
昔、のドラ〇もんの"もしもボッ〇ス"が話の元になってます。
あんなものあったら、好き勝手しますよね(笑)
最終更新:2020-01-17 07:52:02
1318文字
会話率:21%
ある日、寝ている内に神界へと呼ばれたルナは、異端だった。
生まれつき、車に衝突されても無傷。刃物で刺されても、火の中に飛び込んだって平気な兎に角『頑丈』な身体を持っていたからだ。更には外見も非凡で、雪のような真っ白な髪とグレーの瞳を持
ち、平凡だった両親とは似ても似つかない絶世の美貌は様々な敵を生み出し続ける。
そんなルナが神界へと呼ばれた理由。それは、女神も知らない方法で行われた『勇者召喚』への対抗策。
「私の世界に来ませんか?貴女が、異端とならない世界に」
優しく微笑む女神。
ルナは最終的に、異端でなくなる魅力に負けて異世界への移住を決意する。
向かった世界で取得したスキルは、元の世界での異能が権能化したエネルギーを体内増幅する【増幅血路】と、害のある自身の変化を無効化する【絶対防御】。加えて、【被虐願望】や【性奴隷】なんてスキルも持っていて…。
これは過去に調教されて身に付いた?ドMな性癖に悩まされる美少女が、【絶対防御】の弱点を突かれて色々されちゃう物語。
※エッチな内容を含むお話には☆(大体5話毎)
※ちょいエッチな内容を含む話しには◇(不定期)
※この作品はその場の思い付きと勢いによって書かれています。
※ちょいちょい誤字脱字を修正しています。
※評価とかブクマとかコメとかして貰えると、私のヤル気が爆上がりします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 01:58:45
43690文字
会話率:40%
今年もあともう少し。
クリスマスを迎えて年末恒例の歌番組かお笑い番組を見て一年を終えるはずだった杉山遼太郎。
彼女はおらずクリぼっち、家族もおらず年末年始ぼっちを迎える予定しかなかった杉山遼太郎に悲劇が起こった。
クリスマスも年末年始も虚し
く過ごすはずの城がまさかの火事。ボヤという程度ではなく火柱が上がるほどの業火に焼かれて全焼。本当にぼっちになった。
上司に頼んで入れる寮はないか聞いてみたが一蹴され途方に暮れていたところに一人の女性が声をかけてきた。
会社のマドンナ的存在である三日月夜々だった。美貌、スタイル共に完璧で秘書というエロい部署が合っているとオカズにしている男性社員は山のようにおり、密かにファンクラブまで出来ている。
「三姉妹で暮らしているから不安で、一緒に暮らしてもらえないか?」という提案を受け入れるがそれだけではない何かを会話の中に感じていると帰りの車の中でさっそくペニスを握られ———
性にオープンすぎる淫らな姉妹と暮らすことになった遼太郎の性活が激変する。
※喘ぎは絶叫系や汚喘ぎも含まれてくるので苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-15 20:00:00
44018文字
会話率:71%
一回だけで良いから書いてみたかったんです笑
最終更新:2020-01-15 19:27:40
8385文字
会話率:43%
黒髪黒目だが、ハーフで元モデルの母のおかげで日本人ばなれした顔立ちでモテていた主人公、鈴木陽
ある日事故にあい死んだはずが気がついたら目の前に女神と邪神が座ってお茶を飲んでいた
話を聞くと日本の漫画や小説を読み、興味を持ったようで日本人
を自分達の世界に送ったらどうなるのか
試したいと思っていたら、ちょうど送るのに良さそうな人が死んだからこの世界に連れてきたとの事
面白そうだからと陽はその話に乗り
女神と邪神から加護をもらい異世界で生きていくことに
異世界転移、チート、同性愛、わりとごちゃごちゃしてます
私が読みたい本がなかったので作ったので
思いっきり私のための本です笑折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-14 10:01:08
24267文字
会話率:38%
「わたし、初めてをあげた人のものになるって決めてたの。」 そういう幼馴染と恋人になった僕。 だけど彼女を抱こうとすると、僕は萎えてしまう。 「それはあれだな、好きすぎてダメってやつだな。」 相談した悪友がそういって笑う。 「だけど気をつけろ
よ、そういう奴に限って寝取らせにハマるらしいぜ。」
※pixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-01-13 13:54:49
5952文字
会話率:39%
チャットルームで「寝取り魔」と名乗る男と出会った須永は、自分の妻を寝取ってみないかと持ちかけてからかう。
だがなんの手がかりも与えていなかったはずの寝取り魔の手は、彼の妻にしっかりと伸ばされていた。
「完結した」と言ったな。あれは嘘だ
(笑)
・・・いえ、頂いた感想を見ていますと、筆者の描写不足で菜緒が想像以上に「悪い」と評価されてしまっておりまして。
またどうやって寝取り魔が成し遂げたかもあまり詳しくは描いてないのも気になるというお声をいただきました。
そんなこんなで裏事情を「Beyond the Display」として各話の後ろに追加投稿していきます。
本文には改稿はありませんので、すでに一度読み終えていらっしゃる方は、Beyondだけ拾って頂いても結構です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-02 12:11:17
109913文字
会話率:33%
※オメガバースの設定や世界観をお借りしています。それも、Wikipediaなどでの付け焼き刃、聞きかじりのユルユル設定ですので、ご不快になられたら申し訳ありません。また、男性同士の恋愛や性描写を含みますので、ご注意ください。
☆あらすじ
☆
ユノ・ホールディングスというグループの会長、湯ノ上。その孫でアルファ性といえば、現代の帝王を意味する。
ところが、彼…湯ノ上或斗(ゆのかみあると)は、とてもアルファには見えない男だった。ふんわり、ほんわかした性格。華奢で可愛らしい外見。よくオメガに間違われるんだ、なんて言って、柔らかに笑う。
そんな彼に、転機が訪れる。
一目惚れの恋をしたのだ。
凛々しい外見、堂々とした不敵な笑み。自分より背の高い、アルファにしか見えない男。研究員の、財津空良(ざいつそら)。
そんな彼の境遇には、秘密があった。
ほのぼの幸せなラブストーリー。
12/25誤字報告ありがとうございます!たいへん助かります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-13 11:57:09
46274文字
会話率:36%
舞台はとある世界にある、和の国。
長い戦乱の世を治めた北条尊治という大名と家臣である里中雪之丞の年越しのお話。
平和が訪れてから三年の月日が流れ、恋人たちは蜜月の時を過ごして……とはならなかった。
互いに忙しいうえ、家臣の雪之丞は遠く離れた
土地にて辣腕を奮うべく派遣され、会えるのは一年のうちほんの数日のみ。
それでもどんなに忙しくても年越しだけは共に過ごせていたが、今年はそうはいかなかった。普段頑丈で病など知らぬ尊治が病に倒れたのである。
尊治と月を見ながら酒宴をするために、城に櫓を建設した雪之丞だったが、知らせを聞き残念に思いながらも尊治の身体を心配し、一人酒を飲み気を紛らわす。
しかし、今年は一人で過ごすしかないと寂しく思ったのもつかの間、何故か此処に居る筈のない尊治が現れた。
どんなに急いでも雪之丞の元まで数日はかかる道のりの筈だが、そこに居るのは紛れもない尊治だった。
「遅くなってすまぬ」
優しく微笑む尊治。
だが雪之丞は知らない。ほんの数刻前まで「絶対に行く!」と家臣に駄々をこねていた尊治の姿を。
●戦国時代風の最強ラブラブカップルの話です。ネタは種袋ルネッサさんのtweetで、草津玲緒さんとのリプ会話から話が生まれました。一部ネタは草津玲緒さんから頂き、イラストは、さやいんげんさんから頂きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-12 22:01:12
5391文字
会話率:16%