御子と呼ばれる存在だという親友の透に巻き込まれて異世界へと召喚されてしまった唯貴。
それから一年、一方的に重責を背負わされてしまった親友を支えるため、唯貴は御子の世話役としての地位を確立しつつ、平穏に過ごしていた。
そんな時、親友を狙う皇太
子殿下により、唯貴は半ば強引に縁談を進められてしまうのだが、その相手はよりによって、唯一扱いが面倒だった唯貴の保護を願い出てくれた帝国騎士団長だった。
◆2024/3/29 一迅社様発行の『平凡な俺♂だけど異世界で溺愛されてます アンソロジーコミック(3)』に参加させていただくことになりました。ほのみ果奈先生に漫画を担当していただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-08 00:00:00
26448文字
会話率:33%
舞台はとある世界にある、和の国。
長い戦乱の世を治めた北条尊治という大名と家臣である里中雪之丞の年越しのお話。
平和が訪れてから三年の月日が流れ、恋人たちは蜜月の時を過ごして……とはならなかった。
互いに忙しいうえ、家臣の雪之丞は遠く離れた
土地にて辣腕を奮うべく派遣され、会えるのは一年のうちほんの数日のみ。
それでもどんなに忙しくても年越しだけは共に過ごせていたが、今年はそうはいかなかった。普段頑丈で病など知らぬ尊治が病に倒れたのである。
尊治と月を見ながら酒宴をするために、城に櫓を建設した雪之丞だったが、知らせを聞き残念に思いながらも尊治の身体を心配し、一人酒を飲み気を紛らわす。
しかし、今年は一人で過ごすしかないと寂しく思ったのもつかの間、何故か此処に居る筈のない尊治が現れた。
どんなに急いでも雪之丞の元まで数日はかかる道のりの筈だが、そこに居るのは紛れもない尊治だった。
「遅くなってすまぬ」
優しく微笑む尊治。
だが雪之丞は知らない。ほんの数刻前まで「絶対に行く!」と家臣に駄々をこねていた尊治の姿を。
●戦国時代風の最強ラブラブカップルの話です。ネタは種袋ルネッサさんのtweetで、草津玲緒さんとのリプ会話から話が生まれました。一部ネタは草津玲緒さんから頂き、イラストは、さやいんげんさんから頂きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-12 22:01:12
5391文字
会話率:16%
溺愛している弟の結婚以来、日々の活力を失っているガーネット・ヴァーンフェールこと、俺。
魔導具製作という仕事をサボって、夜の街を彷徨う生活を続けていた。これでも俺は、弟に「妖艶魔王」というあだ名をつけられるほど色気だけはあるので、夜の相手に
は事欠かない。
そんなある夜、俺は夜の街で装飾品の細工師をしている男と出会う。
俺とは違って、自分の作品に真摯に向き合うその男に、俺は興味を惹かれるのだが……。
◎
「僕が結婚した理由」という話に出てきた主人公の二番目の兄の話です。前作を読んでなくても大丈夫だとは思いますが、ついでに読んでくださると大層喜びます。前作に引き続き、この話も特にひねりはありません。すみませんm(_ _)m
R18のシーンは予告をいたしません。攻め以外とのシーンの描写も含みます。
本編は完結しており、予約投稿済みです。本編終了後、小話を少し上げられたらいいなと思っております。
2020/7/23 リブレ様より電子書籍として配信していただきました!ありがとうございます!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 01:03:14
108800文字
会話率:24%
職業がシーフ(盗賊または泥棒)で、前科持ちなので勇者パーティから村八分を受けている話。唯一の味方は勇者様だけ。男前勇者×美人盗賊。多少、ざまぁ有ります。5話以内で完結します。エロはまだありませんが、後々でてきます。
最終更新:2019-01-28 21:57:24
6603文字
会話率:38%
「呪いの森」と呼ばれ、人々から畏れられている森の奥深く。人間に誰にも知られることなく穏やかな日々を過ごしていた若葉。とある雨の日、彼はうっかり一人の人間の男を踏み倒してしまう。それが、きっかけとなり若葉の日常は徐々に変わり始める。
花から産
まれる【花人】である若葉と、彼に一目惚れしたとある人間が互いを愛するようになるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-07 15:23:37
19321文字
会話率:30%