子爵家の養女・セシリアは王家に忠誠を誓う間者。表の世界では〝笑わない侍女〟として王宮勤めをしている。
ある日、若き宰相ライナスに怪我を負わせてしまったセシリア。完治するまでしばらくのあいだ、宰相付きの侍女として彼の手助けをすることに。
ライ
ナスは言動が軽薄で、時々人をからかい、感情を引き出そうとしてくる厄介な人物だ。
それでも幼い頃の思い出から、セシリアは彼を秘かに想っていたのだが……。
彼の近くにいられる穏やかな生活は長くは続かない。
間者としての新しい任務が、謀反の疑いがある男を誘惑し、探りを入れることに決まってしまう。
最後の思い出にするため、セシリアはライナスに男性を虜にする方法を教えてほしいと願うのだった。
※こちらは2019年2月~電子書籍として配信していた作品で、廃刊に伴いWEB掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 18:47:52
96842文字
会話率:36%
最愛の夫を早くに喪った女伯爵セリアーナ。夫の死から一年が経ち喪が明けても、彼女は黒いドレスを脱げずにいた。そんな時、セリアーナの元に王宮から使者が来る。新しい婚礼の申し込みだと思い追い返そうとするも、使者は意外な依頼をセリアーナに告げる。ジ
ルスター王国第三王子の性教育係になって欲しいというのだ。王子はまだ童貞だという。始めは断りつつも、成り行きで引き受けたセリアーナ。王子とは面識があり、そして彼は亡き夫の従弟に当たった。しかし同じ頃、王国第三王子は、幼馴染である姫との婚礼を望んでおり……。王都と地方、ジルスター王国に吹き荒れる愛の嵐と思いの駆け引きを描く官能ファンタジー。【*官能シーンがありますが、特にこの章だとかの明示はいたしません。*主人公以外の官能シーンもあります。】 ☆連載に戻しました。引き続きご愛読願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 18:43:54
159248文字
会話率:33%
セリナ・ファイヤーバードはSランク冒険者にして貴族位を持つ女騎士だ。
王宮に休暇の届け出を出した彼女は、ギルドでオークの討伐依頼を受ける。
彼女のランクからすればそれは簡単な依頼。
ギルドの面々は何故そんな簡単な依頼を彼女が受けるのか
? と訝しむ。
たが彼女は言う。
「もう我慢がならんのだ……」
例え簡単な依頼でも、人々が苦しんでいるなら率先して討伐しにいくその姿に、ギルドの面々が感銘を受ける中、美しい髪を翻しギルドを後にするセリナ。
それが彼女の最後の姿だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 13:36:51
8199文字
会話率:50%
エリス・フォールドは貴族とは言っても田舎の貧乏男家出身の、至極平凡な家猫の獣人である。少々珍しい雌雄同体性ではあるが、見た目は完全に男。ごく普通に事務系官吏として王宮の総務課に務めている。
ある日、気軽な気持ちで獣人専用の結婚仲介所を訪れた
エリスは、紹介されたお見合い相手の名前を聞いて仰天した。国で一二を争う名家、ローエンヴェルド公爵家の次男で第二騎士団長でもある、リュシオン・ローエンヴェルドだったからだ。
だが家柄よりも何よりもエリスを一番驚かせたのは、紹介されたのが男だという事実だった。普通に女性としかお付き合いしてこなかった彼は、てっきり女性が紹介されるものだと思い込んていたのである。
しかし混乱するエリスとは裏腹に、やり手の所長に押し切られ、お見合いの話はどんどんと進んでしまって──。
※人と獣人が混在する独自の世界設定のお話です。
※エリスの一人称で書いていきます。
※少々強引な濡れ場あり。
楽しく読めるお話を、と思って書きはじめました。
お楽しみいただれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-03 21:02:09
56949文字
会話率:55%
下級貴族の一人娘エレノアは、感情に乏しい王宮魔術学者長のアイザックと結婚する。
結婚後しばらくは関係が変化しなかったが、ちょうど一年となる日をきっかけに二人は距離を縮めていく。
アイザックの愛情表現は、普段の無感情な態度とは真逆で……
最終更新:2023-03-26 22:02:00
101011文字
会話率:47%
義理の父に純潔を奪われ、虐げられながら暮らしている貴族の娘、リーベル。その生活はさながら童話「シンデレラ」そのままであった。童話と唯一異なるのは、彼女にとっては心の救いである義理の兄がいるということ。徐々に義理の兄と心を通わせていくリーベ
ルだったが、王宮からのお触れで年頃の貴族の娘はすべて出席するよう命じられた王太子の婚約者探しで、リーベルは王太子の目にとまってしまい……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 12:01:14
9124文字
会話率:46%
――王宮は伏魔殿だ――。
貧乏男爵家の三男フィルマは希少な魔力持ちであると認められ、王宮に召し抱えられることになった。しかし期待に胸を膨らませたフィルマを待っていたのは、誇りと充実感に満ちた新生活などではなかった。王宮での暮らしはフィルマを
打ちのめし、疲弊させていく。果たしてフィルマは辛い日々を乗り越えられるのか。魔法学者×純朴田舎底辺貴族。
【注意】主人公がやや酷い目に遭ったりします(調教、お仕置き等のリョナ要素、カップリング以外の凌辱要素あり)。後半はそれなりに穏やかになります。
【凡例】SS:サイドストーリー ※※:R18要素。R15程度は頻繁に出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 11:00:00
348569文字
会話率:38%
「第四王女と手負いの騎士」番外編。
第三王女フェーベとその忠臣王国宰相トリアヌスを巡る長い長い恋のお話し。
難関の地方選抜試験と登用試験を通り、晴れて高等文官として王宮勤めの書記官となったトリアヌスだったが、地方平民階級の予科組とされ貴族
富裕層が多数派な周囲に受け入れられない不遇に悩んでいた。
一方、まだ幼い第三王女フェーベは、歳の離れた他の王子王女の中で、亡くなったばかりの二番目の王妃の美貌を受け継ぐ美しい人形のような王女として浮いた存在となっていて――。
幼い王女と若き官吏、二人の偶然の出会いはやがて揺るぎない思慕と忠義を源にした王国と王宮を動かす力となっていく。
“ あの人(方)の支えになれるのなら、なににだってなれる”
もう一組のヒロインとヒーロー、本編ストーリーの裏側で進行する、近すぎて遠く触れられない王国王宮の二人の物語。
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※本編ストーリーと共に進行しますが、各話背景説明がありますので本編を読まなくても読み進めていただけます。
※タイトルに番外編とつけてましたが段々そうもいえなくなってきたためタグだけにしました。
※アルファポリスさんでも「本編スピンオフー第三王女と王国宰相」として公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 13:36:31
114181文字
会話率:38%
高潔で清楚なセシリアは、貴族たちの間でも評判の高い女騎士だ。王宮で行われる新年の宴に出た彼女は、王侯貴族からこぞってアプローチを受ける。だがアプローチをいずれも断った彼女は、騎士見習いの少年アランとともに、王宮内に与えられた自室に消えた。実
はセシリアはアランと恋人関係にあり、ドスケベセックスにふける仲なのだ。本来ならば立場が下のアランに、まるで肉便器のように奉仕するセシリア。ディープキス、フェラチオ、ぶっかけ精飲、陥没乳首勃起オナニー、淫語おねだり、腟内射精セックス、アクメ潮噴き……二人の爛れた姫初めがはじまる。
▼pixivにも同題の小説を投稿しています。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19097065折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 20:46:31
13464文字
会話率:54%
娼婦から生まれて捨てられた少年レーヴェは、ある日王宮に呼び出されて貴族の血を引いていると王より告げられる。
その場で聖剣に選ばれて使い手となり、晴れて貴族の一員となるもひねくれた孤児の少年は反発し、あらゆるものを破壊していく。
そして孤独
なまま成長したレーヴェは、とある噂を耳にした。
「山奥に、男が男を産む、大層美しい、男だけの一族がいるらしい」
その男が欲しくなり、向かった先でレーヴェは一人の青年と邂逅する。
全てを冷笑して踏みにじってきた孤独な青年と、感情を持たないと言われた美しい青年は、出会いをきっかけに少しずつ、変わっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 20:46:50
277471文字
会話率:33%
幼い頃はその美貌で誰からも愛されていた主人公は、顔半分に大きな傷をおってしまう。それから彼の人生は逆転した。愛してくれていた親からは虐げられ、人の目が気になり外に出ることが怖くなった。そんな時、王太子様が婚約者候補を探しているため年齢の合う
者は王宮まで来るようにという御触書が全貴族の元へと送られてきた。主人公の双子の妹もその対象だったが行きたくないと駄々をこね……
癒し系(物理)平凡攻×不憫受け折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 16:16:43
24831文字
会話率:33%
亜種族の国ベスティアに負け、属国となったナリーワ帝国の貴族は、皇族のいない王宮にすべからく集められた。
そこで他の選ばれた人々と同様に見出だされた、伯爵令嬢のソフィアは、獣人でベスティア共和国の軍事顧問をしていたワイアットによって番とされた
。
戦争で死んだ父と兄の代わりに、遺された家族を守るため、ワイアットとの淫蕩な日々を受け入れるソフィア。
しかし、人間至上主義を掲げていたナリーワ帝国出身のソフィアは獣人はおろか他の種族の習慣など知ることがなかった。
番を知らないソフィアは、ワイアットのもたらす執着を「性奴隷」と認識し、部屋にとじ込もって黙りこむことで耐えていた。
そんなある日、ソフィアの懐妊がわかりーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-31 00:00:00
76878文字
会話率:24%
辺境の田舎貴族で、社交界に全く出ていなかったから、王子の花嫁探しも王宮の噂も知らない。
双子の王子を見分けることができれば、第二王子と結婚?なにそれ!?今日初めて会ったばかりなのに、そんなことできるか!
いいよ、そんなの。王子に興味ないから
、間違えても。
—————そう思っていたのに、当たっちゃったよー!!
野生の勘で当てても、未だに見分けることなんかできない。
でも、婚約者に決まったから、王子を好きになろうと思っていたら、もう一人の王子まで熱い目で見てくる?
ちょっと!第一王子!あんたは既婚者でしょ!!
婚約者の第二王子にしかときめきたくないのに、誰もいない時に口説いてくる第一王子にもドキドキしてしまう。
どうしよう?第一王子妃は優しい人だし、誰も裏切りたくないのに・・・。
※18Rは最後の方に予告なく入ります。
※設定は緩いです。おかしなところがあってもご容赦ください。
【2018/3/23配信。アマゾナイトノベルズにて、電子書籍化していただきました。内容の変更はありません】
【2020/8/21配信。インカローズコミックスにて、コミカライズしていただきました】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 10:00:00
79182文字
会話率:34%
ブランメルク王国の名門、ヒューイスタッド女子学院を最優秀の成績で卒業したユリアは、プリンセスの称号と、公爵令嬢の身分を得て、社交界デビューする。
王子の花嫁になるべく教育されたが、王子は彼女を恋愛対象として見ていない。
物心ついた時から女学
校の寮から出たことのないユリアは、男がどういうものか知らず、恋に憧れていた。
ある日王宮の庭で精霊に会い、彼の勧めで、女タラシと評判のディスティンと付き合うことに・・・。
無邪気で天然なユリアは積極的に迫るが、彼はなかなかキスしてくれない。
以前投稿していた「肉食ウサギとヘタレ狼」の改稿版です。
「ブランメルク王国物語」の続編ですが、前作を読まなくても大丈夫です。
※視点がころころ変わるので、読みにくい部分があるかと思いますが、ご容赦ください。
※R-18は随分あとです。第四章の最後の方までありません。
※未遂ですが、近親相姦の描写があります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-27 21:00:00
164958文字
会話率:30%
希望などなく一族の罪として一族に利用され最後は殺された青年巫覡ユエは、信じてない自称女神に会い本来産まれる筈だった世界へと転生されられるが鳥に運ばれてとある貴族の夫妻の元に落されて彼らの息子として育てれた巫覡ユエ改めウィルブア・バウムガルテ
ンは、十歳の時に父と訪れた王宮で離宮に暮らす王子ワリーと出会う
※男性妊娠・出産が可能な世界です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 10:21:43
1981文字
会話率:74%
ーあの物語の続きは、どんな話なんだろうー
絵本作家を目指す美術大学生今城夜(イマジョウヨル)は、もう誰か聞いたか憶えてないがその人の膝の上で聞かせて貰った物語の続きを探して居るが見つからずに居た。ある日、とある古本屋に入り、表紙に何も書いて
ないがその物語らしい内容の絵本を見つけるがその絵本にも最後の結末が書かれておらず落胆していると
「その物語の続きが気になるかい?」
と古本屋の店主の老人にそう言われて気になると答えると
「そうか、君がーその物語の続きが気になるのなら続きの絵本があっちの部屋にある」
指を差された部屋に行くとそこは、異世界の王宮!?
「え、どういう事?」
意味も分からずに異世界に来てしまった夜は、稀な異世界からの来客として王家に保護される事になり、物語の続きを探すべく王宮の図書館で物語を探して居ると不機嫌そうな騎士ラインハルトにと出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-16 08:02:19
1826文字
会話率:63%
【あらすじ】
大学生の玲は幼馴染の菜々緒と共に異世界に来てしまう。
幼馴染は聖女として崇められ、玲は長身・見た目も影響してか、男と思われたまま王宮に迎え入れられる。
来て早々、君たちには『聖の癒やし』をする責務があると言われるが、その内容
とは、要するに『魔力溜まり』という奇病が悪化した男性貴族とセックスをするというとんでもないものだった。
性欲全開・変態気味な玲は無事に日本へ帰るため、そして幼馴染の純血を守るべく立ち上がる。
そんな彼女に翻弄される美青年たち。彼女が引き起こす騒動はやがて……。
そんな感じのストーリー展開ゆっくりな長編小説。
[お知らせ]
読みに来てくださっている皆様、本当にありがとうございます。四章で完結ですので、あと少しお付き合い下さい(不定期更新中)
※R回もBL回もいきなり入ります。嗜好と合うかは各自タグでご判断下さい。
※愛情型女性優位の自給自足です。一人でも刺さる方がいれば嬉しいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 08:00:00
224625文字
会話率:39%
ラルイラは王宮の催されているパーティーの最中、意中の人を見つけた。
アルヴィオスは王宮に執務室を与えられている官僚だが、独身で浮き名を流す有名人だった。
婚約者がいることや女癖が悪いという噂を聞いても、ラルイラは彼との関係を望んだ。
最終更新:2022-05-08 05:00:00
9390文字
会話率:48%
***『なろう』に移行しました。https://ncode.syosetu.com/n1570hp/
“王道”外れた異世界転生物語。
異世界転生者として、チートがあるわけでもない。ありきたりな、魔法も魔術も魔物もいない。これまたあり
きたりな公爵令嬢でも悪役令嬢でもない。ヒロインでもモブでもない。
ついでに言うが、これまた、あまりにありきたりな設定の喪女でもない。
それなのに、なぜ私が異世界転生者……?!
もうこの世界で生きていかなければならない現実に、もう、立ち止まらない、後ろを振り向かない、前を進んで行くだけ!
(本編概要)セシル・ヘルバートはノーウッド王国ヘルバート伯爵家の長女である。長く――無駄で――それでも必要だった7年をやーっと経て、嫌悪している侯爵家嫡男、ジョーランからの婚約破棄宣言で、待ちに待った婚約解消を勝ちとった。
17歳の最後の年である。
だが、セシルは、その婚約解消の事件となる一大事を――もう、全て、知っていたのだった。
予想していたのではなく、ずっと―――記憶に残る、その事実を知っていたのだ。
なぜなら、セシルは10歳の時、全く理由もなく、現代にいた現世の自分の記憶を突然思い出し――そして、自分が、おぼろげにしか覚えていない以前に読んだ異世界ファンタジーの小説に出てくる――異世界に転生してしまっていた事実を自覚してしまったのだから。
“異世界転生者”の“王道”外れて、さっぱり理由が当てはまらない謎の状況。
なのに、なぜ、現世の私が異世界転生?!
なにがどう転んで異世界転生者になってしまったのかは知らないが、それでも、セシル・ヘルバートとして生きていかなければならない現実に、もう、立ち止まらない、後ろを振り向かない、前を進んで行くだけ!
それを指針に、セシルの異世界生活が始まる。第2の人生など――なぜ……?! としかいいようのない現状で、それでも、セシルの生きざまを懸けた人生の始まりである。
伯爵家領主に、政治に、戦に、隣国王国覇権争いに、そして、予想もしていなかった第2の人生に、怒涛のようなセシルの生がここに始まっていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-07 14:06:11
341656文字
会話率:40%
両親が亡くなり、村の人々に支えながら一人暮らしていたハル・ローズレイヴは、優秀な頭脳を持っているにもかかわらず、その立場故に学問を諦めていた。
ある日、王の生誕祭で舞うはずだった幼馴染のお嬢様フィアが怪我をしたことで、式典で代役として舞
うことに。単なる穴埋めだった、はずだった。しかしハルの舞は『獅子王』レオンの目に止まり、男の身でありながら『花嫁』として、ハルは半年間王宮で暮らすことになる。半年王宮で王と過ごし、お互いの相性を見るーーハルは全く知らなかったが、舞姫に選ばれるのは基本的に結婚適齢期の女性で、王や貴族による品定めの意味もあったのだ。
男の自分が花嫁だなんて、そんなのおかしいじゃないか。ハルはそう思ったものの、どうやら王は花嫁を選ぶつもりはないらしく、彼にとって春の存在は、結婚を急かす人間たちを遠ざけるための存在として意味をなすらしい。
しかし、この期間はハルにとって有意義なものにすることも出来た。半年間の軟禁生活の間は、お金のことを心配する必要なく、また王宮の図書室も使用を許されたのだ。
ハルはその図書室で、レイと名乗る青年に出会い、そして期間限定である『王の花嫁』の夫である王とも、絆を深めることになるがーー……?
【王様×孤児の少年】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 10:44:52
105183文字
会話率:42%
いま、リシリル小国の貴族たちの流行りといえば、チェスと哲学、それから獣人だ。獣人は安い労働力として売買され、貴族たちは競うように彼らを買っている。
カリスは獣人と人間の混血児として生まれた。彼が混血児であることの証拠はその尻から生えたし
っぽだけで、彼はそれを隠して生活していた。
ある日、カリスのもとに大神官がやってきて、カリスがラギア小公に選ばれたことを告げる。ラギア小公とは神が定める国の守護者である。卑しい獣人との混血児であることを白状したカリスは、王宮に幽閉されるのだが、そこにもう一人の守護者であるラギア大公がやってきて……?
(毎日18時更新・アルファポリスにも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 18:00:00
41103文字
会話率:39%
始まりはオネット子爵家に届いた一通の令状。王都から遠く離れた貴族と言うのもおこがましい小さな領土。領地経営はいつもギリギリ。
この誰が見ても分かる貧乏貴族の屋敷に住む令嬢オリヴィアはとにかく表情が乏しかった。
そんなオリヴィアの元に何の
間違いか、第一王子レナート殿下とのお見合いが状が!何かの間違いではと思いつつ王宮へ向かうと、目の前に現れた王子は素っ裸で…。
飄々としてつかみどころのない王子と、心の中では大騒ぎのオリヴィアとのほのぼの恋愛。
基本コミカルな感じですが、時折放つレナート王子の発言にワクワクしてもらえたらと思っています。
更新ペースは少し遅めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 00:00:00
19151文字
会話率:45%
誘惑のヴィクトリア~皇太子妃になりたくないので全力で皇子以外を誘惑します~(R15)にて41話を掲載。一旦完結しておりますが、こちらはその続編です。(下記URLにて掲載)
https://ncode.syosetu.com/n6901gz
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【第41話までのあらすじ】R15にて掲載
平穏な結婚を夢見た主人公のヴィクトリア(18)は皇太子妃候補に選ばれるも、王宮で他の貴族に求愛する。一方、皇太子カティーサーク(20)はプレイボーイと名をはせていたが、それは嫉妬した令嬢たちの嘘であり10歳の時に会ったヴィクトリアを一途に愛していた。
彼はヴィクトリアが他の男に求愛するのを見て以来、狂気じみた愛情を見せヴィクトリアを執拗に追った。そして、嫌がっていたヴィクトリアも彼の狂気に少しずつ魅了され二人は満月の夜に結ばれる。
しかし、他の妃候補令嬢の嫉妬により命を狙われたヴィクトリアは毒を盛られ意識不明に…。混濁した夢の中でヴィクトリアはやっとカティーサークとの出会いを思い出し、彼を自然と「カティ」と呼ぶようになった。しかし…
(R18指定部分には★をつけています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 23:15:48
138036文字
会話率:33%